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壬生篤氏著「昭和の東京地図歩き」に…

雑誌「荷風!」の元編集長である、壬生篤氏の著書「昭和の東京地図歩き」に、船頭の撮った写真を使っていただきました。

丸の内・東京駅、新宿に吉祥寺など、地区別に昭和30年代末と現在の都内各所を、時代ごとの対照地図や写真で比較しつつ、街の変遷を描き出す構成です。

30年代末といえば東京オリンピック前後、少年時代を過ごされた壬生氏の、思い入れあふれる文章で、街の変わりざまが語られています。

本文176ページすべて4色刷り、写真も昔と今を同じ場所で写した「定点写真」か、それに準じたものが多いことも手伝って読みやすく、ハンディな東京変遷案内として、楽しく拝読しました。

写真を使っていただいたのは、最終の第10章「向島・押上」。「北十間川を旅する」というサブタイトルでもわかるように、街中の水路にスポットを当て、水運から源森川・北十間川の分離、そして再統合まで語られた、水路ファンとしては嬉しい章でもあります。

川面から見上げたスカイツリーを主に、すでにブログでもご覧に入れた6点を掲載していただきました。うち3点が、京成橋から西側を望んだここ数年のもので、結果的に定点写真となったことから、水辺の変わりぶりを記録したものとして、お役に立てたようです。ありがとうございました!

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タグ : 昭和の東京地図歩き廣済堂出版