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お花見水路の道々で…3

(『お花見水路の道々で…2』のつづき)

263011.jpgレールセンター前の岸壁に沿って西進していると、さっきと違った形の気動車がいたので一枚。幸い手前の線に入っていたので、よく見えました。カマボコ形をした背の低い運転台が、架台の上に乗った格好なのが違います。

こちらは前回引用したWikipediaの記事によると、キヤE195系0番台といって、150mのロングレールを運ぶためのもので、運転台の下をレールが貫いて載せられるため、このような形になったのだそう。

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で、取舵に当てて東雲北運河へ変針、高架の向こうに墨田川造船が見えてきたものの、現在は艤装船艇なしで寂しいかぎり。シャッターの閉まった建屋の中では、昨年末にかいま見た、民間艇らしきフネが建造中なのだと思いますが。

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263014.jpg東雲北運河から六叉流に出て、平久運河の南端から北上し、大横川へ向かうことに。

遠回りになりますが、このコースをとれば、次第に濃くなってゆく花筏が楽しめ、時間をかけて盛り上がれるであろうと思ったから。予想どおり、最初は点々とまばらだった桜の花びらが、だんだんと密度を増してゆくさまを眺めることができました。

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平久橋南側に到達、さて、ようやくお花見であります。東詰の一群は、ご覧のとおりまだ結構な咲きっぷりで、思わず相好が崩れますわい。

橋の向こう、変則十字流ではレンタル艇でしょうか、同タイプの2隻がゆっくり旋回中。濃い桜並木に囲まれた水面ですから、離れがたいのかしら。ともあれ、平日とはいえ盛り上がっているようで、こちらも早く参入したくなりました。
撮影地点のMapion地図

(令和3年3月31日撮影)

(『お花見水路の道々で…4』につづく)

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タグ : 汐見運河 平久運河 平久川 墨田川造船

8月15日の水路風景…10

(『8月15日の水路風景…9』のつづき)

254061.jpg総武線隅田川橋梁の橋脚を、テラスとの間から見て。一段高く造った基礎に手すりがめぐらされ、独特の雰囲気がありますよね。

ここ、5月にテラスを散歩したときに見て、基礎上にごろりとコンクリ塊が転がされているのに気づき、妙に気になっていたもの。この日も変わらず鎮座していましたが、構造の一部が落下したわけでもないようで、なぜここにあるのかは謎のままです。

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大島川水門の前に架けられたテラスを結ぶ橋、少し変化がありました。「水門開閉状況確認 通航注意」と大書きされた横断幕が両端に掲げられ、さらに中央の凹部には、信号の灯器が設けられていたのです。

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桁下から仰いだ様子はいかがと、くぐりざま見上げて。床板などはまだ施工されておらず、桁のすき間から空が見える状態。未成時ならではの視点でスナップしておくのも楽しいものです。

254065.jpg帰路、おなじみ白妙橋を前にしたところ、潮時もよろしく(?)、その低さは艇を進ませるのをためらうような、実に剣呑な雰囲気。うひょひょ。

直前でいったん停止して深呼吸し、さて‥‥コツンとスロットルを押して最微速前進。すき間が10㎝もないようなギリギリっぷり、しかも後付けの金具やボルトなど、危険な突起物もあるため、茂森橋が優しく思えるほどでした!

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6月7日に見たときは、工事で通航止めだった白鷺橋、この日はフェンスが撤去されて、通航できるようになっていました。それにともない、高欄の横断幕も「航路」「工事中」に替えられていますね。

台船や足場があることは変わりなかったので、これからも動きがあるたび、適宜閉塞されるものと思われます。通航時は最徐航でお気をつけて。

(令和2年8月15日撮影)

(『8月15日のフネブネ…1』につづく)

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タグ : 隅田川 大横川 平久運河 大島川水門

6月7日の西側河川…3

(『6月7日の西側河川…2』のつづき)

252121.jpg平久水門の裏側に接して架けられた、石浜橋をくぐって江東内部河川・西側河川の領域を脱出。

横断幕のとおり、内部河川は全域が水上バイク禁止なのですが、こちら側に幕を張ってもあんまり意味がないような‥‥。せめて通航艇の乗り組みさんだけでも啓発して、雰囲気を醸成しておこうということでしょうか。


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汐浜運河との十字流に出れば、正面におなじみ白妙橋の艶姿が。こちらからだとテラスの張り出しもなく、橋詰の植生も少ないので、優美な全容が心ゆくまで楽しめるというもの。

震災復興橋より少し後の世代になりますが、曲線のたおやかさとともに、戦前の古豪橋らしい重厚さも感じられて、いつ見てもよいものです。

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そのまま平久運河を直進すると、汐見運河との十字流に面した白鷺橋、フェンスで通航止めになっていました。一見したところ、改架工事でしょうか。フェンスは上下流ともに張られ、橋上にはクレーン車2台が見られました。

252124.jpg左折して東へ向かう前に、この十字流のヌシたる第一石油販売に目を向けてみると、小さな変化が。営業日・営業時間を記した看板、土曜の項に横線が引いてあって、消してありますね。

利用艇の減少によるものか、コロナ禍対応の短縮営業かはわかりませんが、一抹の寂しさが。都内でも貴重な「運河のスタンド」の生き残り、ご盛業をお祈りしております‥‥。

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そしてシメはやはり、イグアナ先生へのご挨拶で。コロナなどどこ吹く風のあたりを払う威容、まことに頼もしい四肢を踏みしめたそのお姿‥‥。

私が時間と懐に余裕があったら、それこそアマ何とかさんより、イグアナ先生の御姿を刷ったお札を疫病退散のご本尊として広宣流布したいくらいなのですが(もはや宗教)。

(令和2年6月7日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 平久川 平久運河 汐見運河 江東内部河川 第一石油販売 イグアナクレーン

A.P.マイナスの日には…1

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5月8日、快晴ながら風の強い日でしたが、朔の翌日とあって勇躍出港。何がいいって、この日は最低推算潮位でA.P.-0.08m(11:59)という、極めて潮位の低い日。

こんな日はやはり、低い橋のひしめく内部河川詣でをするに限りますわい。狭い堀割から出なければ、風の影響もほとんどありませんからね。強風などまさにどこ吹く風であります。

192002.jpg汐見運河を西航するところから始めると、斜張橋・しおかぜ橋(上写真)の橋脚近く、岸との間にもりもりと浅瀬が盛り上がって、さっそく大干潮時しか見られない剣呑な表情に目を奪われました。

その一つ西の汐枝橋も、普段の平べったい感じとはうらはらに、長く伸びた橋脚がつま先立ったよう。現在時刻11:33、潮位はも少し下がるはず、期待してまいりましょう。

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都市計画運河橋梁と並んで、運河地帯での低さを競う白妙橋も、ご覧のとおり桁下から、平久水門が拝めるほど(この写真と見くらべてみるといいかも)。

こげ茶の塗装が、戦前竣工らしい剛毅朴訥(?)なスタイルによく似合うのですけれど、桁側面のステッカーで貼った橋名、以前も触れたように劣化が著しいので、せっかくの装いが台無しです。更新時には、ぜひペンキ書きしてあげてほしいものですね。

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平久橋下流西岸、シュワシュワと泡立つ水をはける、おなじみの排水鉄管。川跡を利用した公園、古石場川親水公園からの排水です。

これも大干潮時ならではの見もの、フランジで継がれた先は曲がっていて、ちゃんと下流側を向いているのがわかりますね。いつもなら水面下でお目にかかれないものが、こうして観察できる面白さ。低水位はよきかな、佳き哉。

192005.jpg大干潮時とくれば、狭水路の中では軽いジャブといってよい、上記の区間すら結構な面白さ、都内狭水路の雄・大横川においておや(←わかって使っているのか)。

ともあれ、この引きっぷりを奇貨とせずして、何の水路バカかと。黒い湛水線を目の高さに見ながら、デッドスローでそろりと前進。
撮影地点のMapion地図

(28年5月8日撮影)

(『A.P.マイナスの日には…2』につづく)

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タグ : 汐浜運河 平久運河 平久川 大横川 江東内部河川

5月3日の西側河川…1

172001.jpg5月3日は好天を得て、ふらりと近場を徘徊してきました。望月の大潮を翌日に控え、日中の潮位も低いことだし、江東の西側河川を、くまなく見て回れたらと思ったのです。

ところがうまくゆかないもので、昼食に入った食堂が混んで出るのがすっかり遅くなり、内部河川に入ったときは、すでに満ちてゆく時間帯に。まあ、できるだけうろつければよしと、汐見運河と平久運河の十字流を右折、第一石油販売に挨拶しながら北上。

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夏日が続いたこともあり、水温も上がったせいか水はだいぶ茶色いのですが、浮流物も少なく、魚影もちらほら見られてまずまずのコンディション。

こげ茶に塗り上げられた浜崎橋の桁もつやつやして、両岸の新緑と素敵なコントラストをなし、なじみの水路とあって心身ともにリラックスしつつ、ゆるゆる前進。

172003.jpg
汐浜運河以南でも名うての低い橋とはいえ、白妙橋をくぐったときのスレスレぶりは、前途の多難さを暗示するものが‥‥。先を急いだ方がよさそうですね。

ところで、最近塗り替えられた、あるいは架け替えられた江東の橋、白妙橋と同じようなこげ茶か、それに近い茶系の塗色が多くありませんか? 上の浜崎橋しかり、復興橋の大栄橋、後で出てきますが、改架ほやほやの三石橋もそう。

リベット組みの古い橋に良く似合うし、今風のフラットな桁橋も引き締まった感じになって、むしろ好ましく思っているくらいなのですが、何か方針でもあるのでしょうか。

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そして平野橋。残っていた足場もすっかり取り払われたことだし、晴れた空の下で改めていいお顔をと一枚。

桁が奥まっているので目立ちませんが、これも濃いグレーでしょうか、暗めの塗色ですよね。両端のコンクリートや化粧板の白さが引き立って、どこか品の良い感じすらします。

172005.jpg大横川の狭い区間に入って、ちょっと嬉しくなるのが、自艇が立てる水音がはっきり聞こえてくること。もちろん行き足はぐっと落し、ほぼ最微速でのそろそろ歩きをしているのですが、それでもなおハルの分ける水音が、左右の護岸に反射して耳に届くのです。

つまりそれだけ護岸が近い、すなわち川幅が狭いということに他なりません。河上が静かだということもありますが、この音を耳にすると、いかにも大横川の深部(?)を堪能している感じがして、嬉しくなるのでした。
撮影地点のMapion地図

(27年5月3日撮影)

(『5月3日の西側河川…2』につづく)

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タグ : 汐見運河 平久運河 平久川 大横川 江東内部河川