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平久川ですり抜け…1

247001.jpg開花宣言が出され、お花見の季節も間近に迫りました。3月15日は艇のメンテナンスを兼ねて、桜の様子を見に軽く近場回りをすることに。

柵の上でツブれたり、羽づくろいをしたりとくつろいでいたユリカモメ諸君、不審船が接近するやいっせいに立ち上がって、まあ嫌そうな顔でご注目。この直後、全員に飛び立たれました‥‥(泣)。

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例年のごとく、大横川へ向かおうと十字流を右折、平久川へ。あら、平久水門の狭い方の径間、ずいぶん扉体が汚れてしまって、痛ましいものがありますね。しばらく閉鎖が続いていたからでしょう、高圧洗浄してあげたい‥‥。

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習慣、というと語弊がありますが、通い慣れ過ぎた道筋ゆえ、何も考えず平久水門をくぐってしまってから、行く手の光景を目にして気づかされ「しまった!」と後悔しました。

8月1日の内部河川…3」でも触れたとおり、平久川のこの区間は護岸工事中で、通航が難しい状態だったからです。しかし、時雨橋に掲げられた横断幕には「平久川工事中 この先 一般船舶航行注意」とあって、通航止めとは書かれていないのは前回と同様。微妙な判断を迫られることに。

247004.jpg遠く、平久橋の手前に見える、クレーン台船と護岸の間にはスキマがあるような、ないような‥‥う~ん。

左に連なる鋼矢板を横目で見ながら、しばらく悩みましたが、通れなければ戻ればよし、ええい、ままよ! と、消極的ながらすり抜け応戦(?)を決断したのであります。干潮に向かう時間帯で流速は結構あり、行き足も減殺されがち。慎重にまいりましょう。

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あれ? そこそこ可航幅がある? こりゃ通れるかな!

各種の超絶低い橋のみならず、工事区間にいた台船たちにも心技(?)ともに鍛えられ、天地方向のすり抜けはもちろん、左右方向のすり抜けをもこなしてきた歴戦(??)の不審船、このくらいならイケそう‥‥と、楽観ムードが漂ったのでしたが、果たして。
撮影地点のMapion地図

(令和2年3月15日撮影)

(『平久川ですり抜け…2』につづく)

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タグ : 砂町運河 平久川 平久水門 台船 水辺の鳥たち 江東内部河川

2月10日の水路風景…2

(『2月10日の水路風景…1』のつづき)

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231007.jpg汐浜運河に入ったあたりで、漁船が追いついてきました。右に寄せて追い越してもらうと、あらら、結構な曳き波が‥‥。垂直護岸なので、反射波がなかなか消えないんですよねえ。

右はテラスの補修でしょうか、機材を諸々載せた台船。手前にもやわれたポンツン、柵や階段を備えた桟橋役とおぼしきものですが、可愛らしいサイズで妙に目を引かれました。

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汐浜運河を西航すれば、やはりおなじみの水門観察であります。いつもは正面から撮りがちなので、少しでも変化をつけようとちょっとはすから。

洲崎南水門、引き続き放置されているようで、褪色が進んだスキンプレートと、継手に沿ってじわじわと上がってゆく錆が何とももの悲しい感じ。

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231010.jpg平久水門、右径間が閉じていました。錆こそ見られないものの、こちらも褪色が進んできましたねえ‥‥。

大横川を西進し、大島川水門を出たところで、右側の基礎上にアオサギ君がうっそり立っているのを発見。喜んでカメラを構えたら、静寂を破った不審船がお気に召さなかったのでしょう、不機嫌そうに飛び立ってしまいました。残念。
撮影地点のMapion地図

(31年2月10日撮影)

(『2月10日の水路風景…3』につづく)

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タグ : 汐浜運河 大横川 洲崎南水門 平久水門 水辺の鳥たち

散りぎわのお花見水路…1

190001.jpg4月9日土曜日はお休みをもらい、お世話になっている皆さんを招待して、近場の水路へお花見に出かけてきました。

3月21日は曇りの上小雨にたたられ(しかも早すぎてほとんど咲いていなかった)、その後も週末ごとに空模様がいま一つで出かけられず、ようやく得た好天にバンザイしたくなる思い。反航する港湾局監視船「はやみ」を眺めつつ、上機嫌で舵を桜のある方へ。

190002.jpgおなじみ曙北運河、越中島線の都市計画運河橋梁を前に。実はこの直前、レール運搬列車が渡っているのを目にしたのですが、気づくのが遅すぎ、残念ながら写真に納められませんでした。

満開の時期はすでに過ぎたものの、近所の桜はそんなに散っていなかったし、散ってもむしろ、花筏をかき分けての舟行きが期待できそう‥‥。そんなことを話しながら、いつものコースへ向かいます。

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都市計画運河橋梁に隣接した、JRバス車庫に至る道路橋をくぐると、左手にわずか6本とはいえ、咲き誇る桜並木が。導入部としては十分なボリュームで、これはイケる! と手ごたえを感じたものでした。

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続く汐浜運河北岸、東陽2丁目のテラス沿いも、だいぶ散っているとはいえイイ感じ。手前に並ぶモクレンの新緑もみずみずしく、桜を見上げながらのお散歩や、カメラを構える人も多く見られ、春らしい賑わいが感じられました。

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十字流を右折し、平久水門をくぐろうとすると‥‥あっ! 扉体に桜の花びらが貼りついている!

点検運転か、高潮位(7日は朔の大潮で、翼8日の夜の満潮は、推算潮位2.02m)で一時閉鎖したのでしょうか? いずれにせよ、扉体が水に浸かってから、そんなに時間は経っていないでしょう。なじみの水門の、こんな風流な表情を見るのは、もちろん初めてです。貴重なシーンを頭上に気分も盛り上がり、おっさんニヤつきながら不気味に遡上続行であります。
撮影地点のMapion地図

(28年4月9日撮影)

(『散りぎわのお花見水路…2』につづく)

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タグ : 砂町運河 曙北運河 汐浜運河 平久川 平久水門 都市計画運河橋梁

アニメ「名探偵コナン」に「水路編」があったとは!

つい先日のことです。検索中に、アニメ「名探偵コナン」のストーリー紹介がいくつかヒットし、ハテ、と思って読んでみると、どうも「隅田川夜桜ルート(前編)」「隅田川夜桜ルート(後編)」(読売テレビ名探偵コナン)の二本が、都内の水路を舞台にしているらしいことに気づかされました。

リンク先によれば、昨年3月の放映とのことですから、毎度のごとく気づくのが遅すぎるのですが‥‥。日本橋から出る花見船が舞台の一つであることや、低い橋の裏に、電磁石でアタッシュケースを貼り付けるトリックがあることを知るに至り、花見とくれば大横川、低い橋とくれば江東内部河川と、もう単純なおつむは、都合のよい方へしか考えが及びません

さらに検索すれば、すでにDVD化されているとのこと!いやもうゼヒ見たい!スグ見たい!と、横っ跳びに購入決定。

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お目当ての2話が収録されている、PART22・VOl.4を、発覚の翌々日とものすごい勢いで入手。さて、拝見してみると、まあその濃さ(?)は予想以上でした!

毛利探偵が犯人の指示で乗るお花見船が出航するのは、今をときめく日本橋船着場。水上から見る高架下水路の情景を、「映画に出てきそう!」と賞賛しきりのカップル! もう出だしからしてベクトルがあさっての方向(いや、いい意味で)で、脳内の機関回転数が急上昇する思いであります!

タイトルにある隅田川は、わずかに永代橋付近の夜景くらいで、船は大島川水門をくぐり、桜満開の大横川に突入。ここで「やっぱり!」とヒザを打ちながら見入っていると、船頭さんから「満潮時にはくぐれない橋もある」との説明があり、橋が低い区間であることを強調。ぐぐぐ、タマランですな! 

153022.jpgちなみに、後編に出てくるパンフレットに載せられたコースは、日本橋川→隅田川→大横川→平久運河(作中では『平久川』)→汐浜運河→豊洲運河→隅田川派川→隅田川→亀島川→日本橋川‥‥という、低い橋や復興橋、狭水路に水門も楽しめるという、なかなかどうして通好みのコース。

せっかくだからと、静止画像でよ~く見てみると、図中のくぐる橋に番号が付されて、それぞれ名前も載せられている細かさ! 制作された方のこだわりが思われて、感激が深いものになりした。

ディテールをあまり羅列するのも気が引けるので、お話を追うのはここまでとしますが、気が収まらないのであともう少し。
平久水門や大島川水門が、それとわかるくらいきちんと描かれていた(佐藤師匠へご注進に駆け込みたくなるくらい)のにも興奮させられましたが、何より、コナン君や佐藤刑事の口から、

「‥‥豊洲運河だ!」
「この東富橋だよ!」
「それは時雨橋です。‥‥石浜橋はすぐ後ろに水門があります!」


‥‥など、など、ハートをわしづかみにするようなセリフの連続! 
コナン君たち、凄い水路通です。
その強烈なたたみかけられ方に、おっさんはただただ、涙するばかりでございましたよ。

153023.jpg細をうがっているのは水路だけではなく、橋の取り付け道路が急勾配になっているところ、テラスや護岸、それに橋の高欄(!)のディテールなど、陸から見た江東らしさも、随所に表現されていました。

現地を綿密に取材された上で、実に丁寧につくられていることが感じられ、これも感動。水路バカでさえそう思えるのですから、地元の方から見ても、ほとんど違和感のないレベルではないでしょうか。

個人的にも大好きな江東、それも狭水路や低い橋がお話の舞台となるだけでも嬉しいのですが、あまりの素晴らしさに、この水路群に注目されたきっかけや、これほどまでにこだわられたあたり、機会があったら理由を知りたくなりました。

ひとつ気に入ったのは、作中で船頭さんが毛利探偵にかけた、「普段下げない頭、いい経験だと思って目いっぱい下げていったらいい」というセリフ。今度さっそく、低い橋をくぐるときに使ってみよう! ええ、自分に。独り言で。それアブナイ人や。

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タグ : 平久水門 大島川水門 平久川 大横川 江東内部河川 名探偵コナン 小学館 読売テレビ

3月23日の水路風景…1

(『汐浜運河の浚渫船団』のつづき)

149011.jpg汐浜運河から、平久川を経て大横川へ、桜の様子見と舵を切りました。春の陽を浴びて、穏やかな水面に姿を映す水門、のんびりとした表情ながら、十字流のヌシたる風格も感じさせます。

桜の時季には早いとあって、誰もいない静かな平久川を遡上し、大横川との変則十字流にさしかかると‥‥。



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あっ、平野橋のあたり、何か工事をしている!

左の護岸上からはクレーンがジブをもたげ、作業艇らしい船影も見られ、右の護岸では、鋼管の基礎か何かを打ち込んでいるようです。閉塞していなければいいけれど‥‥。
撮影地点のMapion地図

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ズームでたぐり寄せてみると、う~んこれは、平野橋の架け替えのフンイキ濃厚。帰宅後検索してみると、「平野橋架替工事」(江東区)がヒット。むむむ、やはり!

記事によると、現在の工事は「平野橋架替工事(その1)」と称し、現橋の撤去と橋台工事を、25年7月12日から27年1月20日の工期で行うとのこと。また一つ、味のある橋が消えてしまうのだなあ‥‥。「平野橋はアーチだった?」で触れた、アーチだか方杖ラーメンの支承跡も、取り去られてしまうのでしょうね。

149014.jpgこれで当分、下流側からの狭水路通航と、茂森橋ほかのすり抜けもおあずけになってしまいそう‥‥と、少々気落ちしつつ舵を左へ。

東富橋のトラスがおりなす造形に少し癒された気持ちになり、桜の塩梅は如何、と眺めた風景は、すでにこちらでご覧に入れたとおりです。



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黒船橋船着場には、例年どおり「和船友の会」の和船船隊が、オーニングをかむった状態でスタンバイ。桜まつりの季節も近いことを感じさせて、お花見はできなくとも、どこかウキウキとした空気を味わうことができました。


(26年3月23日撮影)

(『3月23日の水路風景…2』につづく)

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