4月1日のお花見…4
(『4月1日のお花見…3』のつづき)

●平久川との変則十字流に出ると、三方をボリュームたっぷりの桜に囲まれて、ゴージャスな気分になれることこの上なし。
正面に建つデイナイスホテル東京、満開の時季に最上階から眺めたら素敵だろうなあ‥‥と毎回同じことを思ってもう幾星霜。枝の下くぐりファイナルを決めてから、右折して平久川を下ります。

●平久橋東詰の一群、わずか数本の規模ながら、満開ぶりはなかなか見事なもの。場所によって少しづつ開花のタイミングがずれているので、ついさっき見た場所で葉桜率が高くても、ほんのお隣では最盛期というパターンはよくあり、またトクした気分になれるものですね。

●お花見のシメは、汐浜運河東端近くのスカパー前と、曙北運河はレールセンター東の桜並木で。どちらもまさに満開ドンピシャ、はらはらと桜小雪舞うさまも風流で、大いに満足できました。
何より今回嬉しかったのは、さくらまつりが復活し、お花見水路の王道たる大横川に賑わいが戻ってきたこと。船影の濃さこそ、街場の川ならではの華にほかならないからです。
【撮影地点のMapion地図】
(令和5年4月1日撮影)
(『4月1日のお花見…5』につづく)

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正面に建つデイナイスホテル東京、満開の時季に最上階から眺めたら素敵だろうなあ‥‥と毎回同じことを思ってもう幾星霜。枝の下くぐりファイナルを決めてから、右折して平久川を下ります。

●平久橋東詰の一群、わずか数本の規模ながら、満開ぶりはなかなか見事なもの。場所によって少しづつ開花のタイミングがずれているので、ついさっき見た場所で葉桜率が高くても、ほんのお隣では最盛期というパターンはよくあり、またトクした気分になれるものですね。


何より今回嬉しかったのは、さくらまつりが復活し、お花見水路の王道たる大横川に賑わいが戻ってきたこと。船影の濃さこそ、街場の川ならではの華にほかならないからです。
【撮影地点のMapion地図】
(令和5年4月1日撮影)
(『4月1日のお花見…5』につづく)

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5月4日の水路風景…5
(『5月4日の水路風景…4』のつづき)

●すでに今月のトップ画像で紹介しましたが、清澄橋の桁側面に書かれた橋名に惹かれて。側面に張られた化粧パネルの一枚一枚を、原稿用紙のマス目に見立てたがごとく文字がキッチリと納まり、下端に配したローマ字のルビ的な配分も気持ちよく、ほう、と声を漏らしてしまったものでした。
パネルを最近塗り替えた際、橋名も一緒に書き込んだものと思われますが、簡単なようでいて、こうした心配りはなかなかできないもの。施工業者に、慧眼をお持ちの方がおられたのでしょう。

●西端、清澄排水機場前の清川橋も、塗り替えられたブルーの塗装がきれい。左の三菱倉庫の社紋も好みで、来るたびにカメラを向けてしまいます。
そうそう、往路に撮った亀久橋も掲げておきましょう。仙台堀川の顔、名物の四角いトラスとなれば、やはり記録はしておきたいもの。

●丁字流まで戻って、平久川を下ります。鶴歩橋のすぐ南で出会ったのは、ずん胴風味の船体が魅力的な曳船「第25栄進丸」。この日は休工なのでもやったまま、航路指示の矢印を出してご案内役です。
栄進丸船隊、曳船、通船はいうに及ばず、独行艀の油槽船まで、多岐に渡っていますよね。東京の川や運河では、おなじみの名前です。
●鶴歩橋~汐見橋間の東岸は、ご覧のとおり鋼矢板が打ち込まれて、護岸の耐震補強工事中。
大きな台船も2隻出ながら、「日の丸クレーン船」のいる平久川下流部のように流路を圧迫している感じがしないのは、川幅あってこそ。特にすり抜けの緊張感もなく、楽々通航できました。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年5月4日撮影)
(『5月4日の水路風景…6』につづく)

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●すでに今月のトップ画像で紹介しましたが、清澄橋の桁側面に書かれた橋名に惹かれて。側面に張られた化粧パネルの一枚一枚を、原稿用紙のマス目に見立てたがごとく文字がキッチリと納まり、下端に配したローマ字のルビ的な配分も気持ちよく、ほう、と声を漏らしてしまったものでした。
パネルを最近塗り替えた際、橋名も一緒に書き込んだものと思われますが、簡単なようでいて、こうした心配りはなかなかできないもの。施工業者に、慧眼をお持ちの方がおられたのでしょう。


そうそう、往路に撮った亀久橋も掲げておきましょう。仙台堀川の顔、名物の四角いトラスとなれば、やはり記録はしておきたいもの。

●丁字流まで戻って、平久川を下ります。鶴歩橋のすぐ南で出会ったのは、ずん胴風味の船体が魅力的な曳船「第25栄進丸」。この日は休工なのでもやったまま、航路指示の矢印を出してご案内役です。
栄進丸船隊、曳船、通船はいうに及ばず、独行艀の油槽船まで、多岐に渡っていますよね。東京の川や運河では、おなじみの名前です。

大きな台船も2隻出ながら、「日の丸クレーン船」のいる平久川下流部のように流路を圧迫している感じがしないのは、川幅あってこそ。特にすり抜けの緊張感もなく、楽々通航できました。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年5月4日撮影)
(『5月4日の水路風景…6』につづく)

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5月4日のフネブネ
(『5月4日の水門たち…2』のつづき)
●5月4日の徘徊で出会ったフネブネを少し。
タワーマンションに囲まれて、今や残ったのが奇跡のような町場のドックヤード、伊澤造船。
この日の上架船は、船台を幅いっぱいに占拠した台船2隻でした。錆を落としてから、船底から甲板まで再塗装しているのでしょう。左の1隻はベコベコの波板で小屋掛けした、屋根付きなのが珍しい感じですね。

●隅田川に出て、穏やかな川面をゆるゆると下ってゆくと、言問橋の上流でコンベア清掃船「建河清第3号」と行逢。
乗り組みさんが二人とも右舷に出ており、船を護岸ギリギリまで寄せて実に丹念なお掃除ぶり。本当に頭が下がります‥‥。

●さらに下航してゆくと、水辺ライン両国発着場の上流にある繋船スペースでは、水上バス船隊が出航前の清掃中でした。
職員の皆さんが上半身シャツ一枚になり、水を流しながらブラシをかけるさま、実に素敵な1シーン。心なしか「こすもす」も嬉しそうな表情に見えます。

●いつも同じようなことをいって恐縮ですが、通航船艇の引き波に翻弄される姿が痛ましい日本橋消防署桟橋をスナップ。
おなじみ「はまかぜ」、「きよす」がもやっていましたが、「はまかぜ」は船尾に噴流が見られ、消防士の皆さんが乗り込んできたので、どうやら演習に出発する模様。我々にとっては休日でしたが、環境局、消防署とも、公的機関は平日扱いなのですね。
●4月10日に続いて、この日も平久川の日の丸クレーンにご挨拶してきました。
今回は初めて右舷(?)を眺められたのですが、あらら、こちらは側面全てが国防色(?!)ではないのですね。左舷より少しインパクトは弱い気がしますが、白フチ付き日の丸はきちんと掲げられていて、オーナーさんのこだわりが感じられたものでした。
(令和4年5月4日撮影)
(『5月4日の水路風景…1』につづく)

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タワーマンションに囲まれて、今や残ったのが奇跡のような町場のドックヤード、伊澤造船。
この日の上架船は、船台を幅いっぱいに占拠した台船2隻でした。錆を落としてから、船底から甲板まで再塗装しているのでしょう。左の1隻はベコベコの波板で小屋掛けした、屋根付きなのが珍しい感じですね。

●隅田川に出て、穏やかな川面をゆるゆると下ってゆくと、言問橋の上流でコンベア清掃船「建河清第3号」と行逢。
乗り組みさんが二人とも右舷に出ており、船を護岸ギリギリまで寄せて実に丹念なお掃除ぶり。本当に頭が下がります‥‥。

●さらに下航してゆくと、水辺ライン両国発着場の上流にある繋船スペースでは、水上バス船隊が出航前の清掃中でした。
職員の皆さんが上半身シャツ一枚になり、水を流しながらブラシをかけるさま、実に素敵な1シーン。心なしか「こすもす」も嬉しそうな表情に見えます。

●いつも同じようなことをいって恐縮ですが、通航船艇の引き波に翻弄される姿が痛ましい日本橋消防署桟橋をスナップ。
おなじみ「はまかぜ」、「きよす」がもやっていましたが、「はまかぜ」は船尾に噴流が見られ、消防士の皆さんが乗り込んできたので、どうやら演習に出発する模様。我々にとっては休日でしたが、環境局、消防署とも、公的機関は平日扱いなのですね。

今回は初めて右舷(?)を眺められたのですが、あらら、こちらは側面全てが国防色(?!)ではないのですね。左舷より少しインパクトは弱い気がしますが、白フチ付き日の丸はきちんと掲げられていて、オーナーさんのこだわりが感じられたものでした。
(令和4年5月4日撮影)
(『5月4日の水路風景…1』につづく)

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日の丸クレーンみたび
(『4月10日の水路風景…3』のつづき)
●4月10日も、帰り道に日の丸クレーン船を見てきました。
前回、3月26日から2週間ほどしか経っていなかったので、大きな変化があったわけではありませんが、S社長は旧軍方面にも理解のある方ですから、きっと喜んでくれるだろうと踏んだのです。

●ううん、青天の陽射しのもと、眺める日の丸クレーンはまた格別ですねえ‥‥。前回同様、北側に資材や発電機を載せた台船が接し、左舷(?)は護岸に密着、打ち込まれた鋼矢板とクレーン船の間をすり抜けながら鑑賞。

●まあ、本当に変化がなく、特記事項も当然ないんですが、晴れた日に目にできたのは幸いでありました。
船名も前回と同じくわからなかったものの、甲板室の妻面に貼られた緊急連絡先に、都内の河川・港湾工事を施工されている企業、金子港湾さんの名前が見えたので、そちら所属の船かもしれません。

●散策の最後は、毎度おなじみイグアナ先生にご挨拶。
靄で白くかすんだ空は、夏に向かって気温が上昇してゆく季節が始まったあかし。冬の抜けるような空とシャープさは望むべくもありませんが、寒さにこごえず軽装で水路を愛でることができるのは、やはり嬉しいことには違いありません。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年4月10日撮影)
(この項おわり)

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前回、3月26日から2週間ほどしか経っていなかったので、大きな変化があったわけではありませんが、S社長は旧軍方面にも理解のある方ですから、きっと喜んでくれるだろうと踏んだのです。

●ううん、青天の陽射しのもと、眺める日の丸クレーンはまた格別ですねえ‥‥。前回同様、北側に資材や発電機を載せた台船が接し、左舷(?)は護岸に密着、打ち込まれた鋼矢板とクレーン船の間をすり抜けながら鑑賞。


船名も前回と同じくわからなかったものの、甲板室の妻面に貼られた緊急連絡先に、都内の河川・港湾工事を施工されている企業、金子港湾さんの名前が見えたので、そちら所属の船かもしれません。

●散策の最後は、毎度おなじみイグアナ先生にご挨拶。
靄で白くかすんだ空は、夏に向かって気温が上昇してゆく季節が始まったあかし。冬の抜けるような空とシャープさは望むべくもありませんが、寒さにこごえず軽装で水路を愛でることができるのは、やはり嬉しいことには違いありません。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年4月10日撮影)
(この項おわり)

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