宮島航路…2

(『宮島航路…1』のつづき)

9021.jpgデッキに上がって間もなく離岸。霧のかかったあいにくの天気ですが、初めて見る瀬戸内は、厳島の重畳たる山並みが迫り、やはり独特の美しさがありました。

ふと左舷側を見ると、松大汽船の船が、往復便とも航行中なのが見えました。10~15分間隔という頻発ぶりが実感できます。

9022.jpgうたい文句どおり、我々の乗った船は大きく迂回航路を取り、厳島神社の大鳥居を右舷に見るかたちで接近。同乗の人たちも、いっせいにカメラのシャッターを切っています。

いや~、背後の緑と、神社や鳥居の丹塗りのコントラストが、実に見事。日本三景の一つに数えられるのも、むべなるかな。

9023.jpg宮島の桟橋が近づいてきました。何分短い航路で、その上大鳥居を眺めたりと忙しいですから、本当にあっという間ですね。

こちらの桟橋も、銅葺き風の上屋が設けられた立派なもの。向こうには、先発していた松大汽船の船が見えます。

9024.jpg桟橋から、海岸沿いの表参道を歩いて、厳島神社へ。干潮に向かう時間帯でしたので、鳥居の周りにはしだいに干潟が現れはじめています。

以前、香取・鹿島の両神宮、そして息栖神社と、水郷三社の浜鳥居を訪ねましたが、いずれも水辺の陸上にあって、水上に鳥居のおわす古式を留めているところはありませんでしたから、ここ厳島で、ようやく浜鳥居本来の姿を目にできたことになり、嬉しく思えたものです。

9025.jpgこれは見事な反橋ですね、説明によると、勅使橋とも呼ばれているとのこと。なかなかお目にかかれない古式の橋だけに、興味深く眺めてしまいました。

潮の引いた干潟には、一面にカニの巣穴が開いており、無数のシオマネキがピョコピョコと、例の潮を招くダンスをしていました。干潟はもちろん立ち入り禁止でしょうから、カニさんたちも安心して暮らしているのでしょう。
撮影地点のMapion地図

(21年7月5日撮影)

(『広島の水上バス…1』につづく)

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タグ : 広島 宮島航路

宮島航路…1

(『広島の川景色拝見…3』のつづき)

…さて、慌てて戻ってから、先輩たちに宮島~平和公園直行便のあることを話し、帰路に如何と提案してみると…。「乗ってみようか?」「乗換えがないのがいいね」と、幸いにして賛同してくれました(ホッ)。

心の中で「よっしゃ!」とガッツポーズ。さあ、これで明日は、ご当地広島の川走りを堪能できるぞ!

9016.jpg集まりも成功裏に終わり、翌5日は予定通り、宮島観光。往路はJRを利用して、宮島口に到着。

ご存知のとおり、宮島口と宮島を結ぶ航路は、広電系の宮島松大汽船と、JR西日本系のJR西日本宮島フェリー㈱の二つがあり、どちらも15分おきに出港しています。
広電がホーム直結の便利さと、「宮島行き直行便」の大きな看板でアピールすれば、JRも負けじと「大鳥居に接近! 海から参拝できます!」と応じており、面白く思ったものです。

9017.jpg桟橋に入ると、すでに結構な列ができており、人の頭越しに周りを眺めるような状態。ご覧のとおり桟橋の上屋は、丹塗り風の凝った造りで、参拝の雰囲気を盛り上げています。

あ、左の作業艇、昔乗っていた先代の艇と同じタイプ…。何分若いころは手元不如意だったこともあり、この艇のようなハードトップはついにつけずじまいでしたが、肉厚なハルが頼もしい、いい艇でした。

9018.jpg15分おきの頻発運航ですから、ほどなく船が到着。「みやじま丸」ですね。最新鋭船に当たったようです。

小さいながらも、カーフェリーの機能を持ったダブルエンダー(双頭船)で、平成18年の就航です。



9019.jpg接岸してランプが開くと、宮島からのお客さんが、どっと降りてきました。

ここに来てふと思い出したのですが、子供のころ読んだ本には、国鉄が運航する鉄道連絡船として、青函、宇高、仁堀の各航路と並んで、「最も短距離の連絡船」と特にことわり付きで、この宮島航路が紹介されていました。今や、旧国鉄系で唯一の鉄道連絡船になってしまったのですね。

9020.jpgみやじま丸のデッキに上がって、お隣の松大汽船の船を一枚。「第二みやじま」、こちらも双頭船ですね。

こちらも乗ってみたかったのですが…。この後は川走り付き(?)水上バスという、大きな楽しみが待っているので、がまん、ガマン。
撮影地点のMapion地図

(21年7月5日撮影)

(『宮島航路…2』につづく)

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