10月4日の旧江戸川…2

(『10月4日の旧江戸川…1』のつづき)

180006.jpg京葉線江戸川橋梁・湾岸線舞浜大橋をくぐり、秋晴れの下の河口風景に胸のすく思い。下航船もいないし、少しプレーニングで飛ばしてもよいでしょう。

と、間もなく白くウェーキを引いて、続々と下ってくる一群が。屋形船を先頭に、複数のプレジャーも航跡をたどるかたちで、ぐんぐんと速度を上げつつあります。浦安まで、断続的にこの状態が続きました。午前中早い時間とあって、ちょうど出港する時間帯に当たったのでしょう。

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徐航区間に入り、東西線・第一江戸川橋梁の裏を仰ぎながら、妙見島の東にさしかかりさらに減速。ここから流頭部に至るまで、ほぼ全区間が船溜を擁する徐航必須の水路であるのが、旧江戸川の特徴でもあります。

180008.jpg東岸に見えた、まだ新しい感じのする桟橋や繋船杭を眺めていると、杭の頭に、竹ぼうきをくくりつけたものがあるのに気づきました。全部ではありませんが、結構な数です。

お決まりのトタンで造った帽子や、その代用であるポリバケツ(いずれも小口の腐食防止のためでしょう)でなく、竹ぼうきだけというのがどこかシュールな光景。何かのお呪いのように見えますね。

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まあ、おわかりとはおもいますが、お呪いなどではなく、水鳥よけのいわば「新しい嫌がらせ」(笑)なのでした。水鳥の糞はおしなべて濃そうなので、杭の痛みを加速しそうではありますから、対策は必須でしょう。

竹ぼうきのない杭の頭に、ちゃっかり羽を休める鵜の姿が‥‥。そういえば、もうすぐ冬の水鳥たちが渡ってくる季節、可愛らしい姿を見られるのが、楽しみです。

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妙見島といえば、気になるものとして油槽船(?)の揚搭設備があるのですが、いつもその船名を見逃していました。船首の表記はタイヤフェンダーに隠れてよく見えないことが多かったので、今回ようやく船尾にカメラを向けて、確認に成功。

第三新興丸」。これも今や貴重な実用河川舟運の一つ、これからも通るたびに記録してゆきたいものです。
撮影地点のMapion地図

(27年10月4日撮影)

(『10月4日の旧江戸川…3』につづく)

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タグ : 旧江戸川 妙見島 橋の裏側 水辺の鳥たち 独航艀

8月20日の旧江戸川…1

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157002.jpg8月20日は、艇のドック入りのため旧江戸川へ。はるかに入道雲を望む気持ちのよい好天に恵まれ、短時間ながら楽しめました。道々拾った川景色を少し。

浦安、東西線の鉄橋を下流側から。妙見島の突端、光線の塩梅がよいこともあってか、まだ新しい護岸の壁が白く反射して、この位置からでもやけに目立ちますね。

おなじみ境川西水門にも、近づいてご挨拶。二組のうち、内側のそれは開放されているようです。何度も触れましたが、なぜ二重になっているのかはいまだ不明。ご存知の方、ぜひご教示いただきたいものです。

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ううむ、この位置から眺めた妙見島の下流側、潔いというか、思い切ったというか、とにかくよそではまずお目にかかれなそうな、珍景であることは確か。白く輝く堤防のおかげで、悪目立ち(失礼)していることもさることながら、堤防越しに見える建物が、奥ににょっきり立つホテルだけというのが、絶妙な気がします。

矢倉のようにひょろ高いブリッジの、プッシャー(押船)に推進されて航海する平たいバージか。はたまた、戦前のフィリピンで米軍が造った、岩礁を丸ごとコンクリ-トで覆い、戦艦の砲塔と艦橋をそのまま載せたような要塞か。‥‥さまざまなものを連想させるカタチではありますよね。

157004.jpgで、そのホテルの外壁に掲げられた案内図が、またちょっと惹かれるものがあるんですよ! 

立地、名前ともツボに来るので、一度泊まってみたくなるなあ(一人で!)。まあ、ホテルの性格から考えて、窓を全開にしてゆっくり川面を眺めるのは、はばかられそうですね。
撮影地点のMapion地図

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浦安橋をくぐると、リーダーを高々と立てた杭打ち船が、静かにもやっていました。テラスの延伸工事でしょうか、船影濃いこの区間も、テラスが完成したらだいぶ雰囲気が変わることでしょう。

(26年8月20日撮影)

(『8月20日の旧江戸川…2』につづく)

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タグ : 旧江戸川 境川西水門 台船 妙見島

3月16日の川景色…5

(『3月16日の川景色…4』のつづき)

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148037.jpg風が川面を走り、さざ波の立つ旧江戸川を遡上して、東西線鉄橋にさしかかったあたり。旧江戸川も、近年護岸の修景やテラス化が急速に進み、鋼矢板むき出しの武骨な表情だった妙見島南端の鼻も、ご覧のとおりお化粧してさっぱりとした感じに。

旧江戸川名物(?)の、堤防を乗り越える排水管も同様、吐口をテラスに隠されて、だいぶおとなしい見てくれになりましたね。4年前、「10月11日の旧江戸川…1」の写真と、くらべてみてください。

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おなじみ新川東水門にもご挨拶。鼻先を突っ込んで、仰いだところで、迫力ある表情をものしてやろうと思ったものの、結果はいま一つ。しかし、だいぶ色あせてきたなあ‥‥。

18年、過去ログ「旧江戸川下流部…2」で訪ねたときは、扉体の色も深みのあるブルーで、遠くから見てもよく目立っていたのですが。今や靄がかった空に、溶け込みそうなくらいです。
撮影地点のMapion地図

148039.jpg帰路、河口近くまで下ってくると、数隻の遡上船に混じって、ひときわ高々と引き波を立てて上ってくる二隻の艇が目につきました。あっ、消防艇だ! こんなところで出会うのは、本当に珍しいですね。

臨港署の「はるみ」(右写真)と「しぶき」、爆音も勇ましく、赤い船体に白い船首波を目立たせて、実に力強い遡上シーン。サイレンは鳴らしていませんでしたから、航行訓練でしょうか。以前旧江戸川で、屋形船の船火事があったことが思い出されました。

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(26年3月16日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 旧江戸川 新川東水門 消防艇 妙見島

8月14日の旧江戸川…2

(『8月14日の旧江戸川…1』のつづき)

73006.jpg閘門を出てすぐ、やはり毎回目を奪われてしまう、造船所の船溜。このクレーン船、かっこいいな。

橋や護岸の工事でよく見る、四角く平べったい台船にクレーンを載せたかたちでなく、船首尾に船楼を盛り上げた、本格的な艀にクレーンを備えているのが佳し。



73007.jpg少し下って、最近は徐々に緩傾斜型の石造り護岸や、テラスが整備されつつある区間を、微速でゆるゆる流していると、北側のアパート群に異変が。どうやら、取り壊されているようです。

内装や窓枠、ベランダの柵などが取り外されつつあり、一部は外壁にまで工事が及んでいます。地図を見ると、都営江戸川二丁目アパートとのこと。このタイプの団地も、いよいよお役御免の時代になったのですね。水面から見る景色も、次に訪ねたときは大きく変わっているかもしれません。
撮影地点のMapion地図

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73009.jpg今井橋のあたりで、PWC艇隊の勇壮な追い越しシーンを楽しみながら、こちらはマイペースでゆるゆると。

今井橋下流の屈曲を抜けて、新中川との合流点からドックのあたりまではほぼ南北の区間。南風が抜けるこの季節は、三枚洲水路よりかえって波が高かったりするんですよね。


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妙見島にいつも接岸している、小型の油槽(?)船。そういえば、もうずいぶん前から姿を見ているものの、いまだに船名を知らないんですよね。

というわけで、今回はぐっと近寄ってみたら…。ううう、タイヤのフェンダーが邪魔して、「第三×興」と、どうしても一文字が読めない…。今度は上航時に、船尾に書いてあるのをみてみよう。

撮影地点のMapion地図

(23年8月14日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 旧江戸川 独航艀 妙見島

10月11日の旧江戸川…1

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このタイトルと同じ日、エンジンの修理に向かうため、毎度おなじみ旧江戸川を遡上。幸いからりとした上天気で、状況が許せばちょっと遠出したいほどでしたが、ここは用心して万が一に備えなければなりませんから、行き足を押さえてゆっくりと。

浦安が見えたあたりで、牛の歩みの我が艇をビュンビュン追い越すPWC艇隊。ちぎれ雲が浮かぶ爽やかな空が堪能できるのは、家並が低く、視界の開けた江戸川筋ならでは。

41002.jpg浦安橋下流のこのあたり、千葉県側では護岸のテラス化工事が続いており、クレーンや重機を積んだ台船が出張って、休日も作業を行っているようです。

台船に接舷しつつある曳船は、防舷物で船名はよく見えませんでしたが、第22拓洋丸でしょうか。


41003.jpg妙見島のニューポートに近づいたあたりで、下航してくる大型艇を発見。

おお、あの塗装は清掃船ですね。休日に珍しい。とはいっても今日は月曜日、お仕事ブネにとっては、国民の休日も平日扱いですから、出会うのもむべなるかな。


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船名は建河清第2号、コンベア船ですね。神田川に来るそれより、だいぶ大型のようです。大河川向けタイプといったところでしょうか。

もうすでに作業は終わり基地に帰るのか、船首両舷に作業員の方はおらず、オーニングの下で休憩しておられました。
撮影地点のMapion地図

41005.jpg今回の注目物件。
千葉県側の堤防に、このようなぐにゃりとうねった排水管が何ヶ所か設けられているのは、過去にも紹介しましたが、勢いよく放水しているところを見るのは、実は初めてかも。

考えてみると、これも堤防を貫通していないだけで、樋管の一種と言えるのかもしれませんね。向こう側はどうなっているのでしょうか。


(22年10月11日撮影)

(『10月11日の旧江戸川…2』につづく)

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タグ : 旧江戸川 曳船 清掃船 妙見島