7月18日のフネブネ
(『7月18日の浮流物』のつづき)

●ヤードの上下架用クレーンは1基なので、しばらく順番待ちに。船台に乗った艇の上から運河をゆきかうフネブネを眺められるので、退屈はしません。
コンベア清掃船「建河清第2号」が通ったので一枚。船首に乗り組みさんの姿はなく、行き足も速かったので、これから旧江戸川や中川など、東側の河川へ清掃におもむく途中なのでしょうね。
●天王洲南運河を東航していたら、水上バスタイプの行逢船が。ジールの「Zea Fleet(ジーフリート)」ですね。
もと荒川水上バス、海洋商船の船隊に属していた一隻で、超ベテランといってよい船齢のはずですが、美しく手入れされていて、見たかぎりでは老嬢といった感じは全くしません。

●皆さんスカイデッキに出て、思い思いに周りを眺めたり、写真を撮ったりと楽しそう。かつての水上バスたちも、痛ましい末路をたどった船がある中で、今なお元気で現役にある姿を見られるのは、嬉しいものです。

●台場ではおなじみ、海保バースの測量船たちにご機嫌伺い。「昭洋」「拓洋」とも結構な錆が目立ち、任務の厳しさを思わせるものが。
右はこれも顔なじみ、海洋大の練習船「神鷹丸」、この日は晴海埠頭にもやっていました。練習船には珍しい、船首楼と船橋にブルーのラインをあしらった粋な装いが効いていて、バックがマンション群の晴海だと、なおさら映える感じがしました。
(令和4年7月18日撮影)
(この項おわり)

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●ヤードの上下架用クレーンは1基なので、しばらく順番待ちに。船台に乗った艇の上から運河をゆきかうフネブネを眺められるので、退屈はしません。
コンベア清掃船「建河清第2号」が通ったので一枚。船首に乗り組みさんの姿はなく、行き足も速かったので、これから旧江戸川や中川など、東側の河川へ清掃におもむく途中なのでしょうね。

もと荒川水上バス、海洋商船の船隊に属していた一隻で、超ベテランといってよい船齢のはずですが、美しく手入れされていて、見たかぎりでは老嬢といった感じは全くしません。

●皆さんスカイデッキに出て、思い思いに周りを眺めたり、写真を撮ったりと楽しそう。かつての水上バスたちも、痛ましい末路をたどった船がある中で、今なお元気で現役にある姿を見られるのは、嬉しいものです。


右はこれも顔なじみ、海洋大の練習船「神鷹丸」、この日は晴海埠頭にもやっていました。練習船には珍しい、船首楼と船橋にブルーのラインをあしらった粋な装いが効いていて、バックがマンション群の晴海だと、なおさら映える感じがしました。
(令和4年7月18日撮影)
(この項おわり)

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あのクレーンが‥‥
(『古賀オールが新塗装に!』のつづき)
●芝浦の運河群を少しお散歩してみたくなり、新芝運河から高浜西運河をたどる定番コースへ。
最近、羽田から飛行機に乗る用事が何回かあり、そのたびにモノレールを利用して、高所からの水路風景を楽しみました。車窓から眺めたばかりの水路をこうして走るのは、記憶が新鮮なうちに両方の視点が楽しめて、えもいわれぬ面白さがありますね。

●「喰われるトラス」芝浦橋もお元気そうで何よりです。このあたりでは数少ない下路式の鋼橋、そして喰いつき、のしかかる高架が醸す圧迫感の魅力。犬を散歩させている男性が、じっととこちらを見ていました。

●新幹線と旧貨物線の高架下区間を抜けて東進すると、左手におなじみの建材屋さんが見えてくるのですが、
あっ‥‥。

●水面に張り出した鋼材組みの架台には、グラブつきのクレーンが主のように鎮座していて、ある種ランドマーク的な存在だったのですが。どうやらクレーン君は引退したようで、架台上にはダンプが一台停まっていました。
過去の写真は平成27年のこれが割とよく撮れているでしょうか。このあたりは準工業用地なのでしょう、かつての運河畔を思い起こさせる、生き残り的な存在なのですが、荷役設備が姿を消したということは、一つの変化といってよさそうですね。
【撮影地点のMapion地図】
●天王洲南運河の西端、目黒川河口の北角の基礎護岸上で、玉のようにまん丸くなってくつろぐ鴨さん。酷暑の最中ですから彼らも同様暑いのでしょうが、ハァハァするには至っていないようです。
そういえば、今年はまだ鴨のヒヨコ艦隊に出会っていないなあ‥‥。子育ての時期はそろそろ終盤なので、この夏は雛たちの可愛らしい姿を見ずに終わるかもしれません。
(令和4年7月18日撮影)
(『7月18日の晴海橋梁』につづく)

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最近、羽田から飛行機に乗る用事が何回かあり、そのたびにモノレールを利用して、高所からの水路風景を楽しみました。車窓から眺めたばかりの水路をこうして走るのは、記憶が新鮮なうちに両方の視点が楽しめて、えもいわれぬ面白さがありますね。

●「喰われるトラス」芝浦橋もお元気そうで何よりです。このあたりでは数少ない下路式の鋼橋、そして喰いつき、のしかかる高架が醸す圧迫感の魅力。犬を散歩させている男性が、じっととこちらを見ていました。

●新幹線と旧貨物線の高架下区間を抜けて東進すると、左手におなじみの建材屋さんが見えてくるのですが、
あっ‥‥。

●水面に張り出した鋼材組みの架台には、グラブつきのクレーンが主のように鎮座していて、ある種ランドマーク的な存在だったのですが。どうやらクレーン君は引退したようで、架台上にはダンプが一台停まっていました。
過去の写真は平成27年のこれが割とよく撮れているでしょうか。このあたりは準工業用地なのでしょう、かつての運河畔を思い起こさせる、生き残り的な存在なのですが、荷役設備が姿を消したということは、一つの変化といってよさそうですね。
【撮影地点のMapion地図】

そういえば、今年はまだ鴨のヒヨコ艦隊に出会っていないなあ‥‥。子育ての時期はそろそろ終盤なので、この夏は雛たちの可愛らしい姿を見ずに終わるかもしれません。
(令和4年7月18日撮影)
(『7月18日の晴海橋梁』につづく)

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12月12日のフネブネ…6
(『12月12日のフネブネ…5』のつづき)

●海老取運河の船溜つづき。「8月15日のフネブネ…2」で初見した、コンベア清掃船のなれの果て(ごめんね)ですが、今回通りがかったら、船名がついていました。「幸丸2」と、甲板室側面に書いてありますね。トランサムにはまだ記入されていないうえ、なぜか「東京都」の表記だけ残されているのが何とものどか。
ゴミを溜めるホールドのあった前部は甲板が張られているらしく、乗り組みさんが発電機を整備中でした。どんな用途に使われているのでしょうね。
●羽田可動橋を過ぎて取舵、平和島運河の干潟水路に出てみると、2隻の通船らしい艇が澪を岸沿いにたどって、こちらに向かってくるところでした。
動きからして、どうやら2隻は僚船のようです。魚探の感を確かめながら舵を右に当て、避航の姿勢を取って前進していると‥‥。

●先頭の一隻は何と、「双鷲九」! 前回触れた「双鷲船隊コンプリート」への階段がまた一段、こんなに早く登れるとは! ‥‥ということは、お次も双鷲船隊の眷属かしら、まだ見たことのない艇だといいなあ。

●もう一隻、澪の角を曲がってこちらに向き直ったところで、モノレール出現。実にカッコイイ登場シーンと相成りました。さて、近づいてみると、以前に2回会ったことのある「双鷲八」でした。残念‥‥といったら失礼ですが、どうやら海老取運河の船溜は、双鷲船隊にとってホームポートなんだろうなと見当がつきました。
●京浜運河を途中で右に折れ、天王洲南運河から港内へ出ることに。おなじみ古川組に惹かれて、ちょっと眺めてみたくなったこともあるでしょう。
相変わらずの船いきれの濃密さ、男の子のオモチャ箱のよう、といったら失礼かしら。今回は抜きのファンネルマークが素敵な曳船、「はまな丸」に目を奪われました。日通カラー(?)がよく似合っています。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年12月12日撮影)
(『12月12日のフネブネ…7』につづく)

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●海老取運河の船溜つづき。「8月15日のフネブネ…2」で初見した、コンベア清掃船のなれの果て(ごめんね)ですが、今回通りがかったら、船名がついていました。「幸丸2」と、甲板室側面に書いてありますね。トランサムにはまだ記入されていないうえ、なぜか「東京都」の表記だけ残されているのが何とものどか。
ゴミを溜めるホールドのあった前部は甲板が張られているらしく、乗り組みさんが発電機を整備中でした。どんな用途に使われているのでしょうね。

動きからして、どうやら2隻は僚船のようです。魚探の感を確かめながら舵を右に当て、避航の姿勢を取って前進していると‥‥。

●先頭の一隻は何と、「双鷲九」! 前回触れた「双鷲船隊コンプリート」への階段がまた一段、こんなに早く登れるとは! ‥‥ということは、お次も双鷲船隊の眷属かしら、まだ見たことのない艇だといいなあ。

●もう一隻、澪の角を曲がってこちらに向き直ったところで、モノレール出現。実にカッコイイ登場シーンと相成りました。さて、近づいてみると、以前に2回会ったことのある「双鷲八」でした。残念‥‥といったら失礼ですが、どうやら海老取運河の船溜は、双鷲船隊にとってホームポートなんだろうなと見当がつきました。

相変わらずの船いきれの濃密さ、男の子のオモチャ箱のよう、といったら失礼かしら。今回は抜きのファンネルマークが素敵な曳船、「はまな丸」に目を奪われました。日通カラー(?)がよく似合っています。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年12月12日撮影)
(『12月12日のフネブネ…7』につづく)

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7月23日の水路風景…3
(『7月23日の水路風景…2』のつづき)

●第一航路といえば、大井埠頭に居並ぶクレーン群。長い岸壁が途中で屈折していることも手伝い、遠方までしっかり堪能できるこの佳さ。
対岸、有明の国際クルーズターミナルには、商船三井客船「にっぽん丸」が接岸中。コロナ禍とあって、国内の比較的短いツアーのみに就航しているようですね。

●天王洲南運河、おなじみ古川組の船溜を東から。夏の雲をバックに、生い茂った草のようにクレーンのジブが伸びているさま、いつ見ても強烈なオーラを発していて、湾奥西側の運河でも随一の魅力的な光景といえます。

●おもちゃ箱をひっくり返したような、雑然と(失礼)した鉄の匂い濃厚な台船群にもやって、これまた独特の魅力を放つ船、「第2赤間丸」に目を引かれました。揚錨船ですね。
特に船首周りの、丸々と肥えたラインに惹かれるものが。細い煙突からはみ出して、切り抜きのファンネルマークが掲げられているのもいいですね。日立の「亀の甲マーク」によく似ていますが、微妙に違うようです。
●台船上に上架された曳船の、船底形状を観察できるのも楽しみの一つ。
塗色とマークから、これは自社保有船と思われますが、船体の貝落としと再塗装にかかるところでしょうか。台船の甲板にはうっすら草が生え、地面のように見えるのも味ですね。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年7月23日撮影)
(『7月23日の水路風景…4』につづく)

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対岸、有明の国際クルーズターミナルには、商船三井客船「にっぽん丸」が接岸中。コロナ禍とあって、国内の比較的短いツアーのみに就航しているようですね。

●天王洲南運河、おなじみ古川組の船溜を東から。夏の雲をバックに、生い茂った草のようにクレーンのジブが伸びているさま、いつ見ても強烈なオーラを発していて、湾奥西側の運河でも随一の魅力的な光景といえます。

●おもちゃ箱をひっくり返したような、雑然と(失礼)した鉄の匂い濃厚な台船群にもやって、これまた独特の魅力を放つ船、「第2赤間丸」に目を引かれました。揚錨船ですね。
特に船首周りの、丸々と肥えたラインに惹かれるものが。細い煙突からはみ出して、切り抜きのファンネルマークが掲げられているのもいいですね。日立の「亀の甲マーク」によく似ていますが、微妙に違うようです。

塗色とマークから、これは自社保有船と思われますが、船体の貝落としと再塗装にかかるところでしょうか。台船の甲板にはうっすら草が生え、地面のように見えるのも味ですね。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年7月23日撮影)
(『7月23日の水路風景…4』につづく)

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五輪警備下の東京水路!…9
(『五輪警備下の東京水路!…8』のつづき)
●第一航路を台場の近くまで下ってきたら、対岸、天王洲南運河の東口に、巡視船が接岸しているのが見えたので、航路を横断して接近。
南風と引き波でまあ、結構ガブりました。スロットルをしぼって跳ねる艇をなだめながら、近づいてみると横須賀のPM14「たかとり」(526総t)、函館から来たヘリコプター搭載巡視船「つがる」(3,652総t)の2隻でした。

●大井火発のバースにもやう大型巡視船2隻、しかもヘリ巡視船は今回の警備陣で初めて目にするとあって、興奮度も大。「たかとり」は就役33年、「つがる」は42年といずれも大ベテランです。
運河両岸に大井・品川の両火発があるこの地、加えて天下(?)の第一航路、そして台場、大井、中防と五輪競技会場が控えているとあれば、大型巡視船が複数配置されているのも、うなずけようというもの。

●両巡視船をくらべると、「たかとり」が昔の排水量型巡視船の面影を色濃く残す、船体中央の乾舷を抑えた曲線的なラインなのに対し、「つがる」はヘリ巡視船とあって容積ベースらしい直線が目立つスタイルという、実に対照的なのが面白いですね。
船尾から見ると、この違いがさらに際立って見え、特に「たかとり」の魅力が際立って感じられたものでした。ブルワークを縁取るガンネルと、ふくよかと表現したくなる船体の断面形状、滋味にあふれているじゃありませんか!
●隅田川河口、豊海埠頭を背にして躍り出るように走ってきたのは、横須賀からの艇、SS56「かしおぺあ」。
この2日間、至るところで監視取締艇や警備艇が、慌ただしく走り回っていたのを目にしてきましたが、このタイプが長年見慣れているせいか、どこか力強く、かつ頼もしく感じられる気が。ともあれ、皆さん本当にお疲れさまであります。

●晴海を固める巡視船群をバックに、八戸から来航したCL77「むつかぜ」をスナップして、警備陣めぐりのシメとしました。
まず、一生に一度といっても過言でない海保船艇づくしのページェント(と浮かれると、怒られそうですが)を自艇で目の当たりにできて、本当に貴重な体験だったと充実感がかつてないレベルに。遠来の各船艇と、乗り組みの方々の頭が下がる勤務ぶりに、改めて敬意を表したいと思います。
船艇をめぐったお話はこれで終わりますが、五輪ならではの水路風景を自分なりにまとめておきたく、次回よりもう少しだけ、同じタイトルでお付き合いいただければ幸いです。
(令和3年7月23日撮影)
(『五輪警備下の東京水路!…10』につづく)

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南風と引き波でまあ、結構ガブりました。スロットルをしぼって跳ねる艇をなだめながら、近づいてみると横須賀のPM14「たかとり」(526総t)、函館から来たヘリコプター搭載巡視船「つがる」(3,652総t)の2隻でした。

●大井火発のバースにもやう大型巡視船2隻、しかもヘリ巡視船は今回の警備陣で初めて目にするとあって、興奮度も大。「たかとり」は就役33年、「つがる」は42年といずれも大ベテランです。
運河両岸に大井・品川の両火発があるこの地、加えて天下(?)の第一航路、そして台場、大井、中防と五輪競技会場が控えているとあれば、大型巡視船が複数配置されているのも、うなずけようというもの。

●両巡視船をくらべると、「たかとり」が昔の排水量型巡視船の面影を色濃く残す、船体中央の乾舷を抑えた曲線的なラインなのに対し、「つがる」はヘリ巡視船とあって容積ベースらしい直線が目立つスタイルという、実に対照的なのが面白いですね。
船尾から見ると、この違いがさらに際立って見え、特に「たかとり」の魅力が際立って感じられたものでした。ブルワークを縁取るガンネルと、ふくよかと表現したくなる船体の断面形状、滋味にあふれているじゃありませんか!

この2日間、至るところで監視取締艇や警備艇が、慌ただしく走り回っていたのを目にしてきましたが、このタイプが長年見慣れているせいか、どこか力強く、かつ頼もしく感じられる気が。ともあれ、皆さん本当にお疲れさまであります。

●晴海を固める巡視船群をバックに、八戸から来航したCL77「むつかぜ」をスナップして、警備陣めぐりのシメとしました。
まず、一生に一度といっても過言でない海保船艇づくしのページェント(と浮かれると、怒られそうですが)を自艇で目の当たりにできて、本当に貴重な体験だったと充実感がかつてないレベルに。遠来の各船艇と、乗り組みの方々の頭が下がる勤務ぶりに、改めて敬意を表したいと思います。
船艇をめぐったお話はこれで終わりますが、五輪ならではの水路風景を自分なりにまとめておきたく、次回よりもう少しだけ、同じタイトルでお付き合いいただければ幸いです。
(令和3年7月23日撮影)
(『五輪警備下の東京水路!…10』につづく)

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