3月12日のトリさん
(『3月12日の目黒川』のつづき)

●3月12日の道々で出会った、トリさんたちの姿をまとめて。曙北運河、都市計画運河橋梁の橋脚で日向ぼっこしていた、鴨さんコンビを一枚。
橋脚の基礎は広いフラットになっているため、各種の水鳥たちが憩うていたのですが、不審船の接近を嫌がって早々に飛び去ってしまい、残ったのがこのお二方というわけ。すでに腰が浮き、逃げの姿勢になっているのが悲しいですが‥‥。
●汐浜運河北岸、赤錆びた桟橋の残骸に、うっそりと立つ鷺さん。ええと、コサギでいいんでしょうか?
たびたび同じようなことを書いて恐縮ながら、鷺類のおっさん臭さというか、どこか老成したようなおかしみに満ちた姿って、実に魅力的で、えもいわれぬものがありますよね!

●大横川、東富橋をくぐったところで、北岸に沿った護岸工事のフェンスに、ちょこんと留まっていた鴨さん夫婦。岸に寄せてかなり近かったにもかかわらず、逃げるそぶりも見せずに、つぶらな瞳でじっと見つめられたので、すっかり嬉しくなってしまいました。
都内水路では、水鳥といえば逃げるものと相場が決まっているので、これは初めての体験。可愛らしい姿をばっちり写せて、お気に入りの一枚となりました。
●うまく撮れていなくて申しわけない。干潮時の護岸にしがみついて、何かをついばむスズメ「護岸はっつきチュンさん」は見たことがありますが、今回、ハクセキレイも同様に採餌(?)しているところに出くわし、慌ててカメラを向けたもの。
群れずに一羽で道路や駐車場など、平坦なところで歩いているのをよく見かけるハクセキレイ、こちらでも一羽で、せわしなく何かをついばんでいました。やっぱり虫かなあ‥‥。

●芝浦西運河で行逢した、ホシハジロの小さな群れ。赤目でどこか獰猛な感じのする雄にくらべ、雌はいかにもおとなしそうな、優しげな雰囲気で対照的ですよね。
場所によっては大群をなしていて、一大勢力であったホシハジロも、気温が上がるにつれだんだんとその数を減らし、今回目にできた群れもわずかに。寂しいですが、春の訪れを感じさせますね。
(令和5年3月12日撮影)
(この項おわり)

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●3月12日の道々で出会った、トリさんたちの姿をまとめて。曙北運河、都市計画運河橋梁の橋脚で日向ぼっこしていた、鴨さんコンビを一枚。
橋脚の基礎は広いフラットになっているため、各種の水鳥たちが憩うていたのですが、不審船の接近を嫌がって早々に飛び去ってしまい、残ったのがこのお二方というわけ。すでに腰が浮き、逃げの姿勢になっているのが悲しいですが‥‥。

たびたび同じようなことを書いて恐縮ながら、鷺類のおっさん臭さというか、どこか老成したようなおかしみに満ちた姿って、実に魅力的で、えもいわれぬものがありますよね!

●大横川、東富橋をくぐったところで、北岸に沿った護岸工事のフェンスに、ちょこんと留まっていた鴨さん夫婦。岸に寄せてかなり近かったにもかかわらず、逃げるそぶりも見せずに、つぶらな瞳でじっと見つめられたので、すっかり嬉しくなってしまいました。
都内水路では、水鳥といえば逃げるものと相場が決まっているので、これは初めての体験。可愛らしい姿をばっちり写せて、お気に入りの一枚となりました。

群れずに一羽で道路や駐車場など、平坦なところで歩いているのをよく見かけるハクセキレイ、こちらでも一羽で、せわしなく何かをついばんでいました。やっぱり虫かなあ‥‥。

●芝浦西運河で行逢した、ホシハジロの小さな群れ。赤目でどこか獰猛な感じのする雄にくらべ、雌はいかにもおとなしそうな、優しげな雰囲気で対照的ですよね。
場所によっては大群をなしていて、一大勢力であったホシハジロも、気温が上がるにつれだんだんとその数を減らし、今回目にできた群れもわずかに。寂しいですが、春の訪れを感じさせますね。
(令和5年3月12日撮影)
(この項おわり)

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5月4日の水路風景…4
(『5月4日の水路風景…3』のつづき)
●小名木川から十字流を右に折れ、大横川を南下することに。両岸の緑濃い桜並木と、頭上をかすめる橋の低さを楽しみながら、好ましい静寂を破らないようにそろそろと。
この日の干潮は12:50、A.P.0.17mでしたが、亥之堀橋を通ったときはまだ10:00前とあって、すり抜け感覚を堪能できる潮位の高さでした。

●まだ茂森橋をくぐれる潮位でないこともあり、丁字流を右折し仙台堀川へ。青空をバックに仰ぐ木場公園大橋、いいですなあ。中小の橋梁が過半を占める江東内部河川では、高さ、延長とも随一の規模ということもあって、存在感が群を抜いています。

●‥‥で、大横川ではほとんど見られなかったのに、不思議なことに仙台堀川へ入ったとたん、クラゲがやたらと目につくようになりました。
水温が上がったこともあって、水深の浅いこのあたりはすでに透明度が低く、うまく撮れなかったのは残念。しかし、水ぬるむ季節を象徴するようなクラゲさんの大発生、夏が近づいた風物詩ともいえ、これはこれで味わいがあるものです。
●せっかくここまできたのだからと、平久川との丁字流を直進、仙台堀川の西端までお散歩してみることに。
丁字流北面にはご覧の横断幕が掲げてあります。昨年3月に訪ねたときは、海辺橋西側で護岸の補強をしていましたね。進捗はどうでしょう?

●しばらく進んでみたものの、特に工事をしている様子は見られず、少々拍子抜けした気分に。補強工事は終わったのかな?
西端近く、清澄橋の東に至ってようやく、まだ塗装がきれいな土運船が、一隻だけもやっていたのを見つけました。船名は「65号千羽丸」。緑の船体に山吹色の囲壁が映えて、周りの木々ともよくなじみいい雰囲気でした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年5月4日撮影)
(『5月4日の水路風景…5』につづく)

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この日の干潮は12:50、A.P.0.17mでしたが、亥之堀橋を通ったときはまだ10:00前とあって、すり抜け感覚を堪能できる潮位の高さでした。

●まだ茂森橋をくぐれる潮位でないこともあり、丁字流を右折し仙台堀川へ。青空をバックに仰ぐ木場公園大橋、いいですなあ。中小の橋梁が過半を占める江東内部河川では、高さ、延長とも随一の規模ということもあって、存在感が群を抜いています。

●‥‥で、大横川ではほとんど見られなかったのに、不思議なことに仙台堀川へ入ったとたん、クラゲがやたらと目につくようになりました。
水温が上がったこともあって、水深の浅いこのあたりはすでに透明度が低く、うまく撮れなかったのは残念。しかし、水ぬるむ季節を象徴するようなクラゲさんの大発生、夏が近づいた風物詩ともいえ、これはこれで味わいがあるものです。

丁字流北面にはご覧の横断幕が掲げてあります。昨年3月に訪ねたときは、海辺橋西側で護岸の補強をしていましたね。進捗はどうでしょう?

●しばらく進んでみたものの、特に工事をしている様子は見られず、少々拍子抜けした気分に。補強工事は終わったのかな?
西端近く、清澄橋の東に至ってようやく、まだ塗装がきれいな土運船が、一隻だけもやっていたのを見つけました。船名は「65号千羽丸」。緑の船体に山吹色の囲壁が映えて、周りの木々ともよくなじみいい雰囲気でした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年5月4日撮影)
(『5月4日の水路風景…5』につづく)

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4月10日の水路風景…3
(『4月10日の水路風景…2』のつづき)
●京浜運河を北上していると、先行する一隻の艇に追いつきました。港湾局の監視船「はやかぜ」ですね。
航跡の中に入って、行き足を合わせしばらく続航していたら、こちらに気づいたのか右へ寄せぐっと減速。お仕事中なのに恐縮です、お礼をいいながら追い越させてもらいました。

●このあたり、モノレールの線路が水面近くまで降りてくるところ。間近で滑る姿はスピード感があり、ついカメラを向けたくなるものです。
建設が続く新しい首都高、桁がこちらに伸びてくるようですが、モノレールの上に高速の桁がかぶさる形になるのかしら(ぐぐれ)。

●天王洲南運河から第一航路に出て、振り返ったところ。風がそこそこあって、さざ波が立っている割には靄が濃く滞留し、クレーンたちが白いヴェールに半ば身を沈め、入港する本船も霧の中からぬっと姿を現すような、幻想的な光景に。
湾奥でガスが出て視程が悪くなると、暖かくなってきたことを実感しますよね。半面何を撮ってもシャープさに欠けるので、冬の水路がちょっと懐かしくなる時季でもあります。
●港内から隅田川に入り、築地大橋をくぐると‥‥おや、浜前水門も閉じていますね。先ほどの北前堀水門に続いて、レアな光景が目にできたのはやはり嬉しくなります。
閉じていた二つの水門が、たまたま巻上機室がなく堰柱のみのタイプだったのですが、この型は扉体が下がるとどこかバンザイをしているような、ユーモラスな感じがして面白く思ったものです。

●3月6日に続く、大島川西支川の巽橋改架の様子をスナップ。台船が入り、手前に仮橋の仮設中でしたが、興味深かったのは巽橋本体の歩道部分が撤去され、鈑桁が露出していたこと。
「大島川西支川を歩く…4」でも紹介しましたが、巽橋は桁の外側に大きく歩道部分が張り出し、高欄や親柱も追加されていて、一見古い橋とは思えない外観でしたから。これは貴重だ! ともっと寄せて撮りたかったのですが、クレーンが作業中ということもあり、接近は控えざるを得ませんでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年4月10日撮影)
(『日の丸クレーン船みたび』につづく)

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航跡の中に入って、行き足を合わせしばらく続航していたら、こちらに気づいたのか右へ寄せぐっと減速。お仕事中なのに恐縮です、お礼をいいながら追い越させてもらいました。

●このあたり、モノレールの線路が水面近くまで降りてくるところ。間近で滑る姿はスピード感があり、ついカメラを向けたくなるものです。
建設が続く新しい首都高、桁がこちらに伸びてくるようですが、モノレールの上に高速の桁がかぶさる形になるのかしら(ぐぐれ)。

●天王洲南運河から第一航路に出て、振り返ったところ。風がそこそこあって、さざ波が立っている割には靄が濃く滞留し、クレーンたちが白いヴェールに半ば身を沈め、入港する本船も霧の中からぬっと姿を現すような、幻想的な光景に。
湾奥でガスが出て視程が悪くなると、暖かくなってきたことを実感しますよね。半面何を撮ってもシャープさに欠けるので、冬の水路がちょっと懐かしくなる時季でもあります。

閉じていた二つの水門が、たまたま巻上機室がなく堰柱のみのタイプだったのですが、この型は扉体が下がるとどこかバンザイをしているような、ユーモラスな感じがして面白く思ったものです。

●3月6日に続く、大島川西支川の巽橋改架の様子をスナップ。台船が入り、手前に仮橋の仮設中でしたが、興味深かったのは巽橋本体の歩道部分が撤去され、鈑桁が露出していたこと。
「大島川西支川を歩く…4」でも紹介しましたが、巽橋は桁の外側に大きく歩道部分が張り出し、高欄や親柱も追加されていて、一見古い橋とは思えない外観でしたから。これは貴重だ! ともっと寄せて撮りたかったのですが、クレーンが作業中ということもあり、接近は控えざるを得ませんでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年4月10日撮影)
(『日の丸クレーン船みたび』につづく)

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4月10日の河畔桜…3
(『4月10日の河畔桜…2』のつづき)
●東富橋をくぐって、平久川との変則丁字流に出ると‥‥うほ、まだ結構な残花があるじゃないですか。
正面のデイナイスホテル東京、満開の時季に部屋を取ったら、圧巻の川景色が眼下に展開するんだろうなあ。一度泊まってみたいと思いながら、早や十数年であります。

●北西角のアップ。手前と川面に近い枝はしべと葉が目立っていますが、残花のかさは鑑賞に堪えるボリュームがありますね。来てよかった‥‥。

●汐浜運河に出て、鏡のように静謐な水面を原速で東航。東陽橋をくぐってすぐ、北岸の団地群があるテラスを眺めて。
ちょっと引っ込んだ場所ながら、立派な桜が何本かあるんですよね。このあたりのテラス、どちらかというと手前に並ぶハクモクレンで知られており、カメラを構えた人たちで賑わいますが、もちろんこの時点では葉桜ならぬ葉モクレンです。

●最後は曙北運河、都市計画運河橋梁のすぐ北にある一群、この日見た中ではもっとも満開状態に近く、心洗われたものです。
ご覧のとおり、JRバスのモータープールともいうべきスペースに隣接しているので、キレイではありますが車体に散った花びらが貼りついたら、掃除が大変そうと妙なところが気になったり。一度貼りつくと、はがすのに苦労するんですよね。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年4月10日撮影)
(『4月10日の水路風景…1』につづく)

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正面のデイナイスホテル東京、満開の時季に部屋を取ったら、圧巻の川景色が眼下に展開するんだろうなあ。一度泊まってみたいと思いながら、早や十数年であります。

●北西角のアップ。手前と川面に近い枝はしべと葉が目立っていますが、残花のかさは鑑賞に堪えるボリュームがありますね。来てよかった‥‥。

●汐浜運河に出て、鏡のように静謐な水面を原速で東航。東陽橋をくぐってすぐ、北岸の団地群があるテラスを眺めて。
ちょっと引っ込んだ場所ながら、立派な桜が何本かあるんですよね。このあたりのテラス、どちらかというと手前に並ぶハクモクレンで知られており、カメラを構えた人たちで賑わいますが、もちろんこの時点では葉桜ならぬ葉モクレンです。


ご覧のとおり、JRバスのモータープールともいうべきスペースに隣接しているので、キレイではありますが車体に散った花びらが貼りついたら、掃除が大変そうと妙なところが気になったり。一度貼りつくと、はがすのに苦労するんですよね。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年4月10日撮影)
(『4月10日の水路風景…1』につづく)

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