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8月1日の内部河川…3

(『8月1日の内部河川…2』のつづき)

237091.jpg大横川の南北に伸びる区間が終わり、東西へ向きを変える地点にあるイイ感じの屈曲区間。

古川は一の橋のそれと並ぶ急曲線ですが、北上するコースを取ることが多いので、南下の視点で見るとちょっとだけ新鮮。ここを曲がり切れば‥‥。



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大横川南支川との丁字流。可航河川ではもはや数少なくなった中路式の鈑桁橋、弁天橋の健在を確認。

茂森橋同様、長きに渡り再塗装されていないようで、今後が少々心配な橋でもあります。同型式の橋はあらかた改架されてしまったので、この橋だけでもこっそりひっそり生き延びてほしいです。

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桁側面に河道断面の図(こちら参照)を掲げているのが特徴の、三ツ目通りの平木橋は足場がかかり、補修工事に入っていましたA.P.+2.58m、ふふふ、余裕、余裕ですのう。

はっ、余裕をかましている場合ではなかった。味のある河道断面の図、再塗装などされたら、撤去される可能性も出てきたなあ‥‥。くぐる際に足場を透かしてよく見てみたんですが、わかりませんでした。どうか外されませんように。

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平久川との変則十字流を左に折れて、南下しようと思ったら‥‥あらびっくり。平久橋の向こうは東岸に鋼矢板が打たれ、台船が河道一杯に詰まって工事中。

橋には「工事中、航行注意」の横断幕があり、通航止めとは書かれていませんでしたが、どうみても完全閉塞です。隅田川に出て迂回するしかありませんね。

237095.jpg変則十字流の北側を見たら、汐見橋も補修工事中。仙台堀川の大規模な護岸工事も併せて考えると、今や西側河川は工事花盛りといった感じです。

放置されて久しい古豪橋梁たちのことを思うと、ちょっと複雑な気持ちになりますが、刻々と姿を変えゆく水路風景を眺めて歩くのは、完成後を想うとまた興味深いもの。橋も護岸も、堅牢に美しくあってほしいものです。
撮影地点のMapion地図

(元年8月1日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 大横川 平久川 大横川南支川 江東内部河川

8月1日の内部河川…2

(『新装扇橋閘門通り初め…6』のつづき)

237086.jpg大横川を南下すれば、まあ、当然の結果ながらご覧のとおりで、A.P.+3m台前後の橋たちも、いつもは手で触れるような桁下が頭上はるか(大げさ)に。

江東名物・好ましい径間のトラスたちを、マストを立てたまま仰ぐ微速航行、佳き哉よきかな。これで酷暑さえやわらげば、なおよいのですが‥‥。


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いま一つのトラス、大栄橋の下に望む仙台堀川との丁字流、そのまた向こうにおわす我らが茂森橋はと、期待を込めて艇を進めると‥‥。

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おお! 橋台のアーチもすっかり露出し、両岸に堆積した土砂まで晒した、大干潮時の姿。

何度も経験していますし、当たり前ではあるのですけれど、ギリギリですり抜けるのとは別の希少さ、嬉しさが湧き上がってきて、これまた楽しいものです。

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237090.jpg見て見て! と、このときばかりは人に無理強いしたくなるような(しないけど)、マスト頂部との余裕しゃくしゃくなクリアランス。

桁下も側面も、錆や剥落が痛ましいかぎりではあるものの、茂森橋ファンとして、くぐって眺めて健在ぶりを肌で感じるのは楽しみの一つ。もはや、儀式のようなものでありますねえ。

(元年8月1日撮影)

(『8月1日の内部河川…3』につづく)

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タグ : 大横川 江東内部河川 茂森橋

新装扇橋閘門通り初め…6

(『8月1日の内部河川…1』のつづき)

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コースからすでに決まったようなものでしたが、この日は水位低下化区間からの離脱に閘門様を使わず、帰路も扇橋閘門を利用することにしました。上航時もどこか変化はないか、よく観察しておきたいですからね。

今度は一緒に通航待ちする艇もなく、自艇一隻です。暑熱にうだりながら、しんと静まり返った水面で漂泊していると、放送も何もなく突然、排水が始まりました。以前のドバッ、といった勢いのある排水を期待していたのですが、写真のとおり穏やかなもの。バイパス設備も更新されて、排水がソフトになったのかな?

237082.jpg排水が終わって、扉体が上がり閘室が見えてきたところで、アッと気づかされました。側壁の湛水線で一目瞭然、閘程が最低クラスまで低まっていたのです。

今が大潮の最大干潮時であることを忘れていました。暑さで頭が働かなくなっていたのか、お恥ずかしいかぎり。吐き出す水量が少なければ、噴流もそりゃソフトになろうというものです。

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扉体が上がり切って信号も青になったところで、スロットルを倒して微速前進。正面からいいお顔を一枚。

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前扉室の扉体が開いたところ。何分大潮の干潮時、11:11のA.P.+0.03mにほぼドンピシャとあって、閘程は1mと少し。ちょっと物足りない気もしましたが、帰路の通り初めも無事済んで、暑さに参りながらも楽しく過ごすことができました。

237085.jpg閘室を出て、大横川との十字流を行き過ぎたところで、ちょっと待て、と少し戻って大横川を南下することに。

大潮の干潮時となれば、茂森橋をはじめとする低い橋たちも、鼻歌まじりの余裕で通れる日。引き続きの微速航行で暑さはツライですが、ここは内部河川好きとして、通っておかねばウソというものでしょう!

(元年8月1日撮影)

(『8月1日の内部河川…2』につづく)

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タグ : 小名木川 大横川 扇橋閘門 閘門 江東内部河川 水位低下化河川

平成最後のお花見水路…4

(『平成最後のお花見水路…3』のつづき)

232016.jpg4月7日、道々に愛でた河畔の桜たちを、落ち穂拾い的にご紹介。

砂町運河北岸、潮見運動公園の桜並木。陽気がよいとあって、運河のメインラインはプレジャーの通航が多く、終日引き波が絶えなかったところ。桜の下で棹を伸ばした釣り人さんたちも、落ち着かなかったことでしょう。


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豊洲運河北岸は塩浜一丁目、おなじみ東京都専用線廃線跡の橋脚と、廃船敷に沿って咲き誇る、結構な規模の桜並木をツーショットで。遺構と満開の桜、佳き哉、よきかな。

232018.jpg隅田川派川から永代橋を望んだあたり、珍しく小型消防艇が下航してくるのを発見。消防艇が川を走っている、というだけで貴重ですよね。

近づいたところで船名を読むと、日本橋署の「はまかぜ」でした。タイミングよく橋詰近くの桜の前に来たので、これもツーショット。

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久しぶりにくぐった、愛しの茂森橋と桜。下流側西岸、木場公園の敷地内から桜が枝をさしかけていました。

名だたる大横川の狭窄部ですから、両岸に桜を植えて枝を伸ばせば、文字どおり桜のトンネルになるところ。そうなったら茂森橋も嬉しいでしょう。担当部署の皆様、ぜひご一考いただきたく。

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最後はやはり大横川、小名木川との十字流近く、扇橋南側にあった“さわれる桜”に近づいて。

汲めども尽きぬ面白さのある水路天国・江東、この数十年営々と河畔の魅力化に注力してきた、その成果がまさに花開いたのを、目の当たりにする嬉しさとありがたさ。平成最後の水路花見は、江東水路の恩恵これに尽きるなあと、そんな気持ちになったのでした。
撮影地点のMapion地図

(31年4月7日撮影)

(『お花見水路のフネブネ…1』につづく)

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タグ : 砂町運河 豊洲運河 隅田川 大横川 茂森橋 消防艇 江東内部河川

平成最後のお花見水路…3

(『平成最後のお花見水路…2』のつづき)

232011.jpg次の週、4月7日もお声掛かりがあって大横川へ。週の中あたりに寒い日があって、桜も思ったより長持ちし、葉桜もまだわずかでまさに見ごろ。

というわけで、期待した花筏までには至らず、川面に浮く花びらは密度の薄いものでしたが、それでも船首波が模様をつくる、風流な川景色が楽しめました。


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石島橋下より東を見て。ちょうど左手を和船が艪を漕いで行逢したところで、船影の絶えた瞬間をねらって一枚。桜に隠れて見えませんが、テラス上は結構な人出で賑わっており、黒船橋船着場も、和船を待つ長蛇の列があったのは先週同様でした。

いや~‥‥毎年同じようなことを垂れ流して恐縮ですが、この密度、この咲きっぷり、水面を這わんばかりの低さ、実に見事です。満開の時期に出られて、本当によかったですわ。

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ちょうど日中潮位の低い日でもあったので、せっかくだからと茂森橋をくぐって左へ折れ、仙台堀川へ。何年ぶりでしょうか、満開の仙台堀川を訪ねられたのは‥‥。写真は亀久橋から西、木更木橋を望んだところ。

大横川から隔てること、北へわずか800m弱。川筋が1本違うだけで、同じお花見水路でもこの静けさ。もちろんあちらはさくらまつりの会場で、比較しても詮無いことですが、短い距離を隔てて並行する二つのお花見水路が、動と静をくっきり分けた様子、なにか改めて穴場を発見したような、えらくトクをした気分になったものでした。

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仙台堀川、大横川より若干護岸高が高く、桜が差し掛ける枝も全体に短めなので、少々ボリュームに欠けると感じられるかもしれません。

しかし、写真の海辺橋東側のように、枝に触れんばかりのところも何ヶ所かあり、お花見水路として好環境なのは大横川にそう劣りません。人手が極めて少ないことも手伝って、桜並木を貸し切りしている気分が楽しめるのが、何よりの利点といってよいでしょう。

232015.jpg静かに咲き誇る桜並木を満喫したところで反転、ふたたび亀久橋をくぐって東へ。側面が長方形の珍しい震災復興トラス、高欄から顔を突き出さんばかりにして手を振る子供たちに応えながら、ゆるゆると微速で歩かせます。

横断幕にもあるとおり、仙台堀川は現在、亀久橋から東の区間が、大規模な護岸の改修工事中。見たかぎりでは護岸を前進させて、テラスを拡幅するようですね。
撮影地点のMapion地図

(31年4月7日撮影)

(『平成最後のお花見水路…4』につづく)

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タグ : 大横川 仙台堀川 江東内部河川