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3月15日と20日の大横川

(『平久川ですり抜け…2』のつづき)

緊迫のすり抜けを半ば楽しみつつ終えて、さて十字流を左折し桜の具合はと舵を戻してみると‥‥‥‥‥‥。

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‥‥全く咲いていない。

247012.jpgいや、一応開花宣言が出た後だし、せめて1輪か2輪、ポツリポツリといった感じで咲いていることを期待したんですが、全く咲いていない!

東富橋~練兵橋間、本当に開花ゼロでした。この目でつぶさに見てきたのですから、間違いありません。ううん、寒い日が続いたとはいえ、日照の比較的よい大横川畔がこの状態とは。

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ブログ更新が滞って、少々時間が経ってしまったこともあり、春分の日の20日に訪ねたときの写真を2枚だけ挿入します。

さすがにこの日には、最低でも1本につき数輪は咲いており、橋詰に近い陽当たり良好なところでは、写真のようにまとまった開花が見られ、何とかお花見をした気分になれたものでした。

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これは越中島橋の西側、1本だけ水面近くに枝を垂らしている桜ですが、2分咲きといったところでしょうか。ちなみにこの写真を撮った20日は、朝のうち7~8mの強風で、出港停止が出たほどでしたが、11時近くなって風が穏やかになったのを見て出かけ、めでたくお花見が成就(?)できたというわけです。

しかし、今になって考えると、ちょっと無理をしてもこのとき出かけておいて、本当によかったと思いました。ここ数日の外出自粛令に加えて、これを書いている週末は大荒れ、あす29日は珍しく雪が降る、なんて天気予報を聞いているのですから、なおさらです。

また、写真でもお分かりのように、今年の「お江戸深川さくらまつり」はコロナウィルス対策のため中止となり、桜並木を貫く提灯も、艪漕ぎ和船の体験乗船もなく、震災以来の寂しい川面に。何ともやりきれないかぎりですが、未曽有の非常時とあれば、致し方ありません。

247015.jpgまだ冬の冷たさが残る風に吹かれながら、大島川水門をくぐって大横川を脱出。この時点では、コロナウィルス禍も暖かくなれば終息するだろう、とタカをくくっていたものの、さらに厳しさを増した現状を見るにつけ、言葉がありません。

今年はこのまま、満開の大横川を目にすることなく、夏に至りそうですね‥‥。


(令和2年3月15日・20日撮影)

(『亀島川水門のクレーンが!』につづく)

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タグ : 大横川 江東内部河川 大島川水門

8月1日の内部河川…3

(『8月1日の内部河川…2』のつづき)

237091.jpg大横川の南北に伸びる区間が終わり、東西へ向きを変える地点にあるイイ感じの屈曲区間。

古川は一の橋のそれと並ぶ急曲線ですが、北上するコースを取ることが多いので、南下の視点で見るとちょっとだけ新鮮。ここを曲がり切れば‥‥。



237092.jpg
大横川南支川との丁字流。可航河川ではもはや数少なくなった中路式の鈑桁橋、弁天橋の健在を確認。

茂森橋同様、長きに渡り再塗装されていないようで、今後が少々心配な橋でもあります。同型式の橋はあらかた改架されてしまったので、この橋だけでもこっそりひっそり生き延びてほしいです。

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桁側面に河道断面の図(こちら参照)を掲げているのが特徴の、三ツ目通りの平木橋は足場がかかり、補修工事に入っていましたA.P.+2.58m、ふふふ、余裕、余裕ですのう。

はっ、余裕をかましている場合ではなかった。味のある河道断面の図、再塗装などされたら、撤去される可能性も出てきたなあ‥‥。くぐる際に足場を透かしてよく見てみたんですが、わかりませんでした。どうか外されませんように。

237094.jpg
平久川との変則十字流を左に折れて、南下しようと思ったら‥‥あらびっくり。平久橋の向こうは東岸に鋼矢板が打たれ、台船が河道一杯に詰まって工事中。

橋には「工事中、航行注意」の横断幕があり、通航止めとは書かれていませんでしたが、どうみても完全閉塞です。隅田川に出て迂回するしかありませんね。

237095.jpg変則十字流の北側を見たら、汐見橋も補修工事中。仙台堀川の大規模な護岸工事も併せて考えると、今や西側河川は工事花盛りといった感じです。

放置されて久しい古豪橋梁たちのことを思うと、ちょっと複雑な気持ちになりますが、刻々と姿を変えゆく水路風景を眺めて歩くのは、完成後を想うとまた興味深いもの。橋も護岸も、堅牢に美しくあってほしいものです。
撮影地点のMapion地図

(元年8月1日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 大横川 平久川 大横川南支川 江東内部河川

8月1日の内部河川…2

(『新装扇橋閘門通り初め…6』のつづき)

237086.jpg大横川を南下すれば、まあ、当然の結果ながらご覧のとおりで、A.P.+3m台前後の橋たちも、いつもは手で触れるような桁下が頭上はるか(大げさ)に。

江東名物・好ましい径間のトラスたちを、マストを立てたまま仰ぐ微速航行、佳き哉よきかな。これで酷暑さえやわらげば、なおよいのですが‥‥。


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いま一つのトラス、大栄橋の下に望む仙台堀川との丁字流、そのまた向こうにおわす我らが茂森橋はと、期待を込めて艇を進めると‥‥。

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おお! 橋台のアーチもすっかり露出し、両岸に堆積した土砂まで晒した、大干潮時の姿。

何度も経験していますし、当たり前ではあるのですけれど、ギリギリですり抜けるのとは別の希少さ、嬉しさが湧き上がってきて、これまた楽しいものです。

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237090.jpg見て見て! と、このときばかりは人に無理強いしたくなるような(しないけど)、マスト頂部との余裕しゃくしゃくなクリアランス。

桁下も側面も、錆や剥落が痛ましいかぎりではあるものの、茂森橋ファンとして、くぐって眺めて健在ぶりを肌で感じるのは楽しみの一つ。もはや、儀式のようなものでありますねえ。

(元年8月1日撮影)

(『8月1日の内部河川…3』につづく)

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タグ : 大横川 江東内部河川 茂森橋

新装扇橋閘門通り初め…6

(『8月1日の内部河川…1』のつづき)

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コースからすでに決まったようなものでしたが、この日は水位低下化区間からの離脱に閘門様を使わず、帰路も扇橋閘門を利用することにしました。上航時もどこか変化はないか、よく観察しておきたいですからね。

今度は一緒に通航待ちする艇もなく、自艇一隻です。暑熱にうだりながら、しんと静まり返った水面で漂泊していると、放送も何もなく突然、排水が始まりました。以前のドバッ、といった勢いのある排水を期待していたのですが、写真のとおり穏やかなもの。バイパス設備も更新されて、排水がソフトになったのかな?

237082.jpg排水が終わって、扉体が上がり閘室が見えてきたところで、アッと気づかされました。側壁の湛水線で一目瞭然、閘程が最低クラスまで低まっていたのです。

今が大潮の最大干潮時であることを忘れていました。暑さで頭が働かなくなっていたのか、お恥ずかしいかぎり。吐き出す水量が少なければ、噴流もそりゃソフトになろうというものです。

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扉体が上がり切って信号も青になったところで、スロットルを倒して微速前進。正面からいいお顔を一枚。

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前扉室の扉体が開いたところ。何分大潮の干潮時、11:11のA.P.+0.03mにほぼドンピシャとあって、閘程は1mと少し。ちょっと物足りない気もしましたが、帰路の通り初めも無事済んで、暑さに参りながらも楽しく過ごすことができました。

237085.jpg閘室を出て、大横川との十字流を行き過ぎたところで、ちょっと待て、と少し戻って大横川を南下することに。

大潮の干潮時となれば、茂森橋をはじめとする低い橋たちも、鼻歌まじりの余裕で通れる日。引き続きの微速航行で暑さはツライですが、ここは内部河川好きとして、通っておかねばウソというものでしょう!

(元年8月1日撮影)

(『8月1日の内部河川…2』につづく)

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タグ : 小名木川 大横川 扇橋閘門 閘門 江東内部河川 水位低下化河川

平成最後のお花見水路…4

(『平成最後のお花見水路…3』のつづき)

232016.jpg4月7日、道々に愛でた河畔の桜たちを、落ち穂拾い的にご紹介。

砂町運河北岸、潮見運動公園の桜並木。陽気がよいとあって、運河のメインラインはプレジャーの通航が多く、終日引き波が絶えなかったところ。桜の下で棹を伸ばした釣り人さんたちも、落ち着かなかったことでしょう。


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豊洲運河北岸は塩浜一丁目、おなじみ東京都専用線廃線跡の橋脚と、廃船敷に沿って咲き誇る、結構な規模の桜並木をツーショットで。遺構と満開の桜、佳き哉、よきかな。

232018.jpg隅田川派川から永代橋を望んだあたり、珍しく小型消防艇が下航してくるのを発見。消防艇が川を走っている、というだけで貴重ですよね。

近づいたところで船名を読むと、日本橋署の「はまかぜ」でした。タイミングよく橋詰近くの桜の前に来たので、これもツーショット。

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久しぶりにくぐった、愛しの茂森橋と桜。下流側西岸、木場公園の敷地内から桜が枝をさしかけていました。

名だたる大横川の狭窄部ですから、両岸に桜を植えて枝を伸ばせば、文字どおり桜のトンネルになるところ。そうなったら茂森橋も嬉しいでしょう。担当部署の皆様、ぜひご一考いただきたく。

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最後はやはり大横川、小名木川との十字流近く、扇橋南側にあった“さわれる桜”に近づいて。

汲めども尽きぬ面白さのある水路天国・江東、この数十年営々と河畔の魅力化に注力してきた、その成果がまさに花開いたのを、目の当たりにする嬉しさとありがたさ。平成最後の水路花見は、江東水路の恩恵これに尽きるなあと、そんな気持ちになったのでした。
撮影地点のMapion地図

(31年4月7日撮影)

(『お花見水路のフネブネ…1』につづく)

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タグ : 砂町運河 豊洲運河 隅田川 大横川 茂森橋 消防艇 江東内部河川