橋の裏側…3

9月の大阪・京都訪問の際に撮った、橋の裏側をご覧に入れます。

170022.jpg大川、源八橋。

モスグリーンの塗装が美しい鋼桁橋。背後の緑地ともよくマッチしています。




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淀川、城東貨物線・淀川橋梁(赤川鉄橋)。

左が鉄道、右が人道橋です。ぷにょさんの「まちかど逍遥」の記事、「淡路から赤川鉄橋へ」に、橋を渡る貨物列車の写真が掲載されています。貨物列車を間近に見ながら渡るなんて、楽しいでしょうね。

17024.jpg淀川、豊里大橋。

A字形をした支塔の脚が、橋桁を貫いて橋脚に乗っているあたり、歩道はぐっと幅を広げて、テラスを兼ねているようです。



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淀川、大阪モノレール・淀川橋梁。

線路が細いので、頭上の青空がよく見えます。タイドアーチの構造が上空はるかまで望まれる、奥行きのある裏側風景。

17026.jpg土佐堀川、天神橋。

構造の高い密度が、この橋の抜きん出た重要さを物語っているようです。

(21年9月11~12日撮影)


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タグ : 大川 淀川 土佐堀川 橋の裏側

浪花濃厚水路…15

(『浪花濃厚水路…14』のつづき)

15236.jpgナニワの水の回廊を一周して、大川・天満橋は八軒家浜前に戻ってきました。フローティングダック君の、キュートなおケツ(笑)を眺めながら、残りわずかとなった大阪の水路との逢瀬に、名残を惜しみます。

無線で連絡でも入ったのか、船長さんより「桟橋が空くまで、少し時間待ちをします」とのアナウンスが。堂島川に入るまでは、「遅くなると、橋がくぐれなくなるので、ちょっと飛ばしますよ!」と、結構なスピードで行程を消化していたので、ゆっくり走るのはかえって新鮮なくらいでした。

15237.jpg厚い曇り空の下、漂泊と微速航行を繰り返して待っていると、さすがに肌寒くなってきました。大阪城港に到着すると、なるほど、まだ水上バスが離岸作業中。「水都大阪2009」のお祭り中とあって、桟橋も大忙しのようですね。

2時間に渡った大阪中心部の水路めぐりも、これでおしまい。いや、閘門あり、最低橋ありの目眩がするような濃厚さ、あっという間の2時間でした。

15238.jpg船長さんにお礼を言って船を降り、大阪城新橋を渡っていると、我々が乗っていた「アクアmini」が、早くもお客さんを満載して、ふたたび出港! ご繁盛ぶりは何よりですが、船長さん、大変だなあ…。

驚いたのは、この直後、遅い昼食をとろうと食堂に入ったとたん、外は土砂降りになったこと!
我々が降りるまで、天気を持たせてくれた、大阪の水路の神様に心から感謝。…しかし、「アクアmini」の船長さんや満員のお客さん、本当にお気の毒でした…。風邪などひかれていないといいのですが。

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今回「水の回廊コース」に乗って、嬉しかった特典(?)が、この通航証明書がいただけたこと。
ご覧のとおり、東横堀川・道頓堀川の両閘門の、タイル画風の絵をあしらったパウチカードで、閘室での注水待ちの際、船長さん自ら配ってくれました。

通航した日付のところに、パンチ穴が開けてあるあたり、昔の都電の切符を思い出させて、懐かしい感じが…。裏面は、「水都大阪2009」のポスターで話題になった、平松大阪市長と橋下府知事が、水面から顔を出している例の写真が載っているという、楽しい雰囲気のカードになっていました。

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長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。船頭の大阪~京都、土木・水運観光旅行のお話は、これでおしまいです。

最初にも書いたように、まるでお菓子の家に迷い込んだ子供のようで、見るもの聞くこと、楽しいこと、興奮することばかりでした。また、本やサイトの上ではわからない、まさに「百聞は一見にしかず」を実感した新発見もあり、どれが一番、というわけではないのですが…。あえて、中でももっとも印象深かったことを挙げるとすれば、やはり、淀川遡上の際、下ってくる砂船の船団に出会えたことでしょうか。

舟運路として、長い歴史を誇る淀川に、今なお息づく現役の河川水運! この貴重な川景色が、いつまでも失われないことを願って止みません。


(21年9月12日撮影)

【9月11~12日の項の参考文献】
市立 枚方宿鍵屋資料館 展示案内 枚方市教育委員会
子供の科学 昭和7年6月号 誠文堂新光社
京都インクライン物語(田村喜子 著)山海堂
国土づくりの礎 川が語る日本の歴史(松浦茂樹 著)鹿島出版会
日本の戦艦 上(泉 江三 著)グランプリ出版
写真で見る 大阪市百年 財団法人大阪都市協会
鋼製ゲート百選(水門の風土工学研究委員会)技報堂出版
日本百名橋(松村 博 著)鹿島出版会
東京の橋(伊東 孝 著)鹿島出版会
大阪城・道頓堀コース 水都号アクアmini(案内リーフレット)大阪水上バス

(この項おわり)

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タグ : 大川 寝屋川 淀川 砂船 フローティングダック 大阪水上バス

浪花濃厚水路…3

(『浪花濃厚水路…2』のつづき)

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船長さんの気遣いでしょうか、商都の中心地たる中之島の先端と、ナニワの名橋の一つ、天神橋の堂々たる三径間鋼アーチの雄姿を、二つ同時にド真ん中で観賞できるとは!

分流点や合流点の、特に鋭角に交わる先端部、「鼻」が見える川景色に弱い私としては、まさに一粒で二度美味しい風景です。

15152.jpg中之島の「鼻」の先っぽには、「噴水注意」の看板が掲げられ、何やらスリットのある箱が。

聞くところによると、あのスリットから高々と噴水が噴き出し、夜はライトアップされて、それはキレイなのだとか。


15153.jpg船はやや左に舵を取り、土佐堀川へ入ります。天神橋の支承部が間近に迫り、内部の構造も垣間見えて、これまた大迫力。

径間の異なるアーチが並んでいるのって、あまり見たことがない気が…。頭上の重みを伝え合う二種類のカーブが、水際で角突き合わせる光景、いかにも複雑な力が一点に集中していそうで、興味深い眺めですね。

15154.jpg天神橋をくぐったところで、船はさらに左へと針路を転じ…。
ここだね?ここへ入るんだね?(嬉)

低い橋の上に、さらに高速道路が覆いかぶさる水路、というシチュエーションに、ナニか懐かしさを感じて、やに下がってしまうのはナゼだ。
脳内の期待圧力計が急速に上がり、ぐふふと不気味な笑い声をもらす船頭。船上の治安は、不気味なオトコ一人のお陰で、逆に急降下したかもしれませんが。

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大阪を代表する(…かどうかは知りませんが)高架下水路、東横堀川の第一橋は、葭屋橋。

高欄にズラリと取り付けられた標識に、目を奪われます。禁止標識が多いせいか、「あれもダメこれもダメ」と、まるで息をする以外は、全て禁止されたような(笑)気分に。
…アレ? 左上の一枚は、道路標識だった! 川を歩いて横断する人は、さすがにおりますまい。
撮影地点のMapion地図


(21年9月12日撮影)

(『東横堀川閘門…1』につづく)

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タグ : 大川 土佐堀川 東横堀川 大阪水上バス 高架下水路

浪花濃厚水路…2

(『浪花濃厚水路…1』のつづき)

15146.jpg「アクアmini」の乗り組みは、船長さんお一人。舵を取りながら、インカムで沿岸の説明もこなされます。大阪城港を出てすぐに、早速見どころの案内が。

左手に現れた石造のアーチは、旧大阪陸軍造兵廠、通称砲兵工廠の荷揚門跡。半ば埋もれていますが、かつてはこの中に船溜でもあったのでしょうか。川べりの軍工廠というと、現在の後楽園にあった、東京砲兵工廠が思い出されます。水運と近代工業は、密接な関係があったことを実感させます。

15147.jpg新嶋野橋にさしかかると、船はぐっと速度を落としました。船長さんいわく「チラッとですが、大阪城を撮影できる、数少ないポイントです」とのこと。

なるほど、木立の間から、天守閣がチラリと…う~ん、うまく撮れなかった。


15148.jpgさらに進むと、第二寝屋川は、寝屋川と合流します。右手には、昨日毛馬閘門でも見た、東京と同じ河川標識を併設した看板が。

浅い角度で交わる、街中の合流点…東京では見られない川景色に、大阪の川を走る嬉しさが、じわじわとこみ上げてきます。

15149.jpg次に現れたのは、京橋、大阪橋、寝屋川橋、そして京阪線鉄橋が集中する、大川合流点手前に広がった橋の過密地帯。

図入りで大書きされた、「橋梁基礎に注意!」の看板に惹かれ、じっと眺めていると、水面高さはO.P.(大阪湾最低潮位)表記! ここでも浪花の川走りを実感して、ココロ踊るものが。
撮影地点のMapion地図

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そして昨日の出立地、京阪天満橋駅前、八軒家浜船着場の前を通過。

フローティングダック君、真正面から見ると、また違った可愛らしさが…。隅田川にも来てくれないかしら、と、本気で思ってしまいました!


(21年9月12日撮影)

(『浪花濃厚水路…3』につづく)

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タグ : 第二寝屋川 寝屋川 大川 フローティングダック 大阪水上バス

毛馬閘門…3

(『毛馬閘門…2』のつづき)

15026.jpg閘室に入ってから、10分と経たないうちに、ほぼ満水となったようです。

毛馬閘門、注水方式はバイパス管ですが、さすが大きな船だけあって、注水される水の流圧で船があおられたり、もやいがギシギシきしんだりといった、木っ端ブネではおなじみのディテールは味わえず、気づいたら水面が上がっていた感じで、静かなものでした。

15027.jpgゲートが上がる瞬間を撮りたくて、操縦席のドアが開け放ってあるのを幸い、フロントグラス越しに狙ってみました。

まだ扉体の左右から、勢いよく水が流れているシーンがかいま見られたのはいいのですが、やっぱり外から見てみたい…。私が情けない顔でもしていたのでしょうか、いま一人の船員さんが、「出てみますか?どうぞ!」と、側面のハッチを開けてくれたのです!
あ、ありがとうございます…(泣)。

15028.jpg側面のタラップから、半身を乗り出して目に入った光景は、上流側ゲートをくぐった直後のこれ。え~と、以前から、ここを写した写真を見るたび、気になってしまうのですが…。

何ゆえ「こうもん」が平仮名なのか。

これを見ると、20ン年前に初めて大阪を訪ね、梅田の駅頭に降り立った瞬間目に入った、「そねざきけいさつ」と大書きされた看板を見たときの衝撃を、思い出さずにはいられない私です。
…まあ、詳細は省きますが、何と申しましょうか、「違う文化圏に来たんだなあ」と、カルチャーショックをおぼえたのですね。ええ。

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大阪で初めての閘門、毛馬閘門とのひとときは、想像以上に素敵なものでした。ありがとう!

閘門と毛馬水門に別れを告げて、船は一路、淀川本流を遡上開始。大阪の母なる川であり、長きに渡り、京への舟運路として賑わった、国内でも一二を争う歴史のある水の道、淀川はどんな川景色を見せてくれるのでしょうか。

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そういえば…と、以前集めた昔の絵葉書に、毛馬閘門があったことを思い出して、探してみました。結果は…う~む、タイトルには毛馬閘門とあるものの、人着写真の絵柄は、洗堰の方でしたね。

この旧毛馬洗堰も、旧毛馬第一閘門同様、陸上に一部が保存されているそうです。


(21年9月11日撮影)

(『水上バスで淀川遡上…4』につづく)

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タグ : 毛馬閘門 閘門 旧毛馬洗堰 淀川 大川 大阪水上バス 水上バス 絵葉書・古写真