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大岡川と残桜…4

(『大岡川と残桜…3』のつづき)

233036.jpg5年ぶりの横浜水路ですから、既知の物件のその後もチェックしておきたいもの。自分的に大岡川で気になるものといえば、やはり橋名が書かれた橋脚に他なりません。

というわけで、もっとも鮮やかに橋名が残る、道慶橋の現状を記録がてら。こうしてくぐる前に見ても、二つの橋脚の内側に橋名がはっきりと見てとれますね。

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ふむふむ、5年前、「11月1日の大岡川…3」のときと、さしてお変わりなく。川面を行き来する船からしか見えない、純粋に船(の乗り組み、ですね)のみに向けられたメッセージ。大切にしていただきたいものです。

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大岡川のお花見も終わりに近づいてきました。こちらは一本橋下流の一群。

落花が点々とたゆたい、陽光に薄紅の残桜をひらめかせるハマのお花見水路、まことに結構なお手前でありました!

233039.jpg首都高狩場線の高架が姿を現わし、中村川との分流点が迫ってきました。大岡川とお別れする前にくぐる最後の橋が、道慶橋同様、橋脚に橋名を残した山王橋。

こちらは恐らく戦前、右書きのまま更新されておらず、かすれて判読がしづらい状態でしたが、5年経った今日はどうでしょう。前回と反対側、上流側に向かって左の東詰を見てみることに。

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‥‥えっ? 右から4文字目が、水垂れで失われてしまっているけれど、「しは□んさ」と読めませんか?

むう、これはうかつでした。前回、「しはうなんさ」でしょうか、と書きましたが、訂正しなければならないかもしれません。やはり一度見た物件でも、心に残ったものは丁寧にチェックしておいてしくはなしと、改めて肝に銘じたことでありました。
撮影地点のMapion地図

(31年4月13日撮影)

(『根岸湾への道々で…1』につづく)

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タグ : 大岡川

大岡川と残桜…3

(『大岡川と残桜…2』のつづき)

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233032.jpgおお、旭橋下流、少々葉は出ているものの「咲き誇っている」といっても違和感がないくらいの量感。よござんすねえ。

旭橋の下からのぞく上流も、どうしてイケそうな雰囲気。大岡川桜桟橋の前、プレジャーが2隻いて、護岸上には人が列をなし何やらイベントがある様子。体験乗船でもしているのかしら。

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233034.jpg大岡川桜桟橋のすぐ上流側も、結構残っていてくれました。すでにこれだけで「横浜のお花見水路」をすっかり堪能した気分になったのですから、何とも安上がりなものです。

右写真は小金橋をくぐった直後、屈曲に沿う桜並木は、7割がた葉桜のものもありましたが、まだまだ楽しめる咲き具合。ここでもパドルボードの皆さんが、河川清掃にいそしんでおられました。お礼をいいながらさらに微速前進。

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栄橋下流の一群。大横川ほどではありませんが、枝を水面上に低く垂らし、その気になれば触れそうな木々もちらほら。

いや、場所によって違いがあるとはいえ、よくぞ残っていてくれたものです。盛りを過ぎながら、名残りを惜しんで残る花々のなんと健気なことよ‥‥と、あらぬ方向へ妄想が及ぶくらい、残桜たちに感謝したくなりました。
撮影地点のMapion地図

(31年4月13日撮影)

(『大岡川と残桜…4』につづく)

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タグ : 大岡川

大岡川と残桜…2

(『大岡川と残桜…1』のつづき)

233026.jpg都橋商店街に橋詰を接した宮川橋ですが、今回くぐりながら橋脚側面をよ~く見てみたら、上端近くのフラットに、微かですが文字の下地にしたと思しき、長方形に白くペンキ塗りした痕跡を発見。

つまり、「11月1日の大岡川…3」で触れた道慶橋、山王橋と同様、かつては橋名が書き込まれていたと見てよろしいでしょう。

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船からしか見られない、橋脚の橋名表記は、艀ひしめいたミナト横浜の川ならではのもの。横浜市の土木担当部署にある史料を掘ってみたら、これについての記述が出てきたりするのかなあ。

ところで、橋脚の左から3本目の水面近く、23年10月「大岡川に拾う…1」で見たときは、表面が剥離して鉄筋が露出していたのですが、今回見たら少々お座なりな感じながら、エポキシか何かで埋めて補修されていました。よかった‥‥。

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桜に戻りましょう。おお、ここにも1本、まだ咲き誇っているものが。水面も、花筏にはほど遠いものの、つねに散った花びらが点々と浮いていてよい風情。来てよかった‥‥。

233029.jpgRCアーチの名橋、長者橋が見えてきました。と、橋をくぐって数枚のパドルボードが出現。この手の皆さんの活動拠点である、大岡川桜桟橋も近いですしね。

いや、のんびり川めぐりを楽しんでいるのではなく、皆さん川面に浮いたゴミを拾っておられたのでした。ありがたいことです。「ご苦労さまです!」と声をかけると、笑顔で答えてくれました。

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長者橋をくぐると右手、橋詰に新しいポンツン桟橋が。5年ぶりの訪問とあって、こういった変化が目にできるのも楽しいものです。

護岸を掘り込んで、流路幅を狭めないように気遣われているのもいいですね。化粧板を貼った正面には、石造の立派な銘板で「横浜日ノ出桟橋」とありました。全長は短いものの、すぐ上流にある大岡川桜桟橋は固定岸壁で、高さも低く動力船の達着にはあまり適さない構造でしたから、お花見船などではこちらの方が使い勝手がよいでしょう。
撮影地点のMapion地図

(31年4月13日撮影)

(『大岡川と残桜…3』につづく)

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タグ : 大岡川

大岡川と残桜…1

(『5年ぶりに横浜へ…4』のつづき)

233021.jpg右手に黄色いブイがあったので、ふと視線を動かすと、護岸上から水路に降りるスロープが伸びていました。ははあ、水陸両用バスの泛水設備ですね。

その左手奥、先代「日本丸」の3本のマストが、妙に低くなっているのに気づきました。そういえば、ドックの水を抜いて、船体の水線下やドックの側壁ともども、改修中でしたっけ。

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人々で賑わう汽車道は港一号橋梁をくぐって、大岡川へ。いつもながら天地/長さ比が実にいい感じで好ましいトラスですね。「航 ↕ 路」の表示、矢印が青で文字は黒だったんですけれど、すっかり色褪せてしまったようです。

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桜木町駅の南東、大江橋下流は通船や曳船の船溜がある、楽しいところ。さっそく旧海保船艇の匂いがする、この通船に吸い寄せられました。

前歴は灯台見回り船か何かかしら。よく見ると「警戒船」の書体が、斜体がかかっているなど妙に凝っていて、何かのロゴのようです。現場に器用な人がいるのでしょうね。

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桜川橋をくぐって右手、西岸に最初の残桜を発見! よくぞこの1本だけ、満開に近い状態でいてくれたものです。ビルの影など日照の関係で保たれたのか、それとも桜の種類が違うのでしょうか。

233025.jpgこの分なら大いに期待できそうと盛り上がりつつ、都橋をくぐって大岡川の顔、都橋商店街の横を通過。

このあたりは散ってまだ間がないのか、葉桜まではいかず、花萼の赤味が目につく木がちらほらといった感じ。うららかな陽射しの下、続けて微速前進で残桜を探してまいりましょう。
撮影地点のMapion地図

(31年4月13日撮影)

(『大岡川と残桜…2』につづく)

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タグ : 新港町埋立堀川 大岡川

11月1日の大岡川…4

(『11月1日の大岡川…3』のつづき)

137031.jpg人道橋・蒔田公園橋(タイトル参照)をくぐって、初めて見る分流点上流の大岡川。今までとはだいぶ、雰囲気が違いますね。考えてみれば、ここからが湾入の外縁を埋め残したものでない、自然河川としての河道になるわけです。

向って左側の護岸は、首都高の出入口が設けられたせいでしょう、近年改修された風のフラットな護岸ですが、右側は艀輸送華やかなりしころの、石垣護岸が残っている! 今までとの大きな違いはここですね。

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137033.jpgしかも堀割川同様、繋留のためのアイが凹部を切って設けられ、かつてを思い起こさせるムード満点。昔はここにもびっちりと、艀がもやっていたんだろうなあ。

このあたり、計画高水位が高いのか、石垣の上にコンクリート護岸が積み増され、往時のままとはいかなくなっているものの、残してくれたのはやはり、ありがたいものです。

蒔田公園の横を過ぎ、さらに進んでゆくと、右のように魚探の感が傾斜を示しはじめ、ぐんぐんと浅くなってきました。もう少し進みたい気もするのですが、念のためここで反転としましょう。


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下流に向き直ってみると、遡上時とはまた違った雰囲気。左手から入ってくる本線と、右岸に沿って高度を稼ぐ、丸みのあるデザインの入口の高架が、前方はるかに集まりつつあるのが見て取れ、いかにもこれから高架が主役、といったような、どこかわくわくするような眺めでした。

137035.jpgM艇長、川面から周りを見回しつつ「静かなところですねえ…。」と一言。本当に、首都高が間近を通っていると思えないほどですよね。ときおり、公園で遊ぶ子供たちの声が聞こえ、「街鳴り」ももちろんあるのでしょうが、それすら気にならないほどの静けさ。

水面の低さゆえか、河水が音を吸ってくれるのか…。いずれにせよ、ふと気付けば、川面は街中でも「静かだなあ」と感じさせられることが多いのです。
撮影地点のMapion地図

(25年11月1日撮影)

(『新しい霞橋』につづく)

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タグ : 大岡川