12月28日のフネブネ…4
(『12月28日のフネブネ…3』のつづき)

●恒例の墨田川造船本社での艤装船艇拝見。甲板上では皆さん作業中だったので、お邪魔にならないよう、距離をとって最微速でそろそろと。
前回「11月13日のフネブネ」では左側だった「きくかぜ」が艤装が進み右手へ。新たに進水したのは少し大型のCL204「ささかぜ」。前回は建屋の中で組立中だった艇ですね。20mタイプ、すずかぜ型巡視艇の一隻だそうです。

●そして砂町運河では、またもコンベア清掃船と行逢でき、上機嫌。「建河清 第6号」、作業が終了して引き上げる途中なのか、乗り組みさんは配置についておらず、コンベアも回していませんでした。操舵室の角にはすでに松飾りが見られ、お正月を迎える装いですね。

●最後の最後で、大物の航行風景に出くわすことができました! 砂町北運河通いのガット船‥‥プッシャー+バージです! バージ「第三十八共栄丸」と押船「第三十七共栄丸」のコンビ。
長声を延々と響かせて、狭水路通航に警戒しながらも、運河の規模からすれば"巨体"といってよいその姿、悠揚迫らぬどっしりとした雰囲気に感じられます。実は、発見早々増速しピッチングするのも構わず、片手でカメラを構えて下手な動画を撮っていたため、よいスナップが得られなかったというお粗末。

●すでに1月のタイトル画像でお目にかけたものですが、お気に入りの一枚になったので、ここに大判サイズを再掲させてください。ジブを高々と上げて砂町北運河に入りゆく、その重量感あふれる後ろ姿!
夢中でシャッターを切って、帰港後に確認し真後ろ、軸線ドンピシャ(もう死語かな?)で撮れていたことがわかったときの嬉しさったら! 桟橋上からは、割と頻繁に目にする航行風景ながら、水上ならではの角度から記録できた喜びは、また格別のものがありました。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年12月28日撮影)
(この項おわり)

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前回「11月13日のフネブネ」では左側だった「きくかぜ」が艤装が進み右手へ。新たに進水したのは少し大型のCL204「ささかぜ」。前回は建屋の中で組立中だった艇ですね。20mタイプ、すずかぜ型巡視艇の一隻だそうです。

●そして砂町運河では、またもコンベア清掃船と行逢でき、上機嫌。「建河清 第6号」、作業が終了して引き上げる途中なのか、乗り組みさんは配置についておらず、コンベアも回していませんでした。操舵室の角にはすでに松飾りが見られ、お正月を迎える装いですね。

●最後の最後で、大物の航行風景に出くわすことができました! 砂町北運河通いのガット船‥‥プッシャー+バージです! バージ「第三十八共栄丸」と押船「第三十七共栄丸」のコンビ。
長声を延々と響かせて、狭水路通航に警戒しながらも、運河の規模からすれば"巨体"といってよいその姿、悠揚迫らぬどっしりとした雰囲気に感じられます。実は、発見早々増速しピッチングするのも構わず、片手でカメラを構えて下手な動画を撮っていたため、よいスナップが得られなかったというお粗末。

●すでに1月のタイトル画像でお目にかけたものですが、お気に入りの一枚になったので、ここに大判サイズを再掲させてください。ジブを高々と上げて砂町北運河に入りゆく、その重量感あふれる後ろ姿!
夢中でシャッターを切って、帰港後に確認し真後ろ、軸線ドンピシャ(もう死語かな?)で撮れていたことがわかったときの嬉しさったら! 桟橋上からは、割と頻繁に目にする航行風景ながら、水上ならではの角度から記録できた喜びは、また格別のものがありました。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年12月28日撮影)
(この項おわり)

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11月13日のフネブネ
(『11月13日の有明南運河』のつづき)

●11月13日に出会った、フネブネの姿をまとめます。上は10号地西岸壁、VAバースにもやう近海郵船のRoRo船、「しゅり」を正面間近から仰いだところ。
逆光に浮かび上がる量感たっぷりの高い乾舷、非対称の船橋周りが印象的。15,816総tの迫力が堪能できる角度でした。

●墨田川造船辰巳、艤装中の「たかつき」の進捗記録。8月11日、9月11日と見てきましたが、機銃座、電光掲示板も取り付けられ竣工も間近のよう。あとは細部の仕上げレベルといったところでしょうか。

●墨田川造船本社では、建屋内に伏せた状態で組立中の、新たな船体が登場。右側、10月23日にはまだ船体のみだった巡視艇に、甲板室が立ち上がっていました。
すでにトランサムへ抜き文字の船名が取り付けられていましたが、「✕✕かぜ」なのは何とかわかったものの、判読には至らず‥‥。ともあれ連続建造の賑わい、嬉しいものです。

●前回進水直前と思われた「きくかぜ」が進水、「しゃちかぜ」と並んでの艤装に入っていました。同型艇が続々生み出されてゆくのって、ホントにいいですなあ‥‥。

●毎度のごとく、木村造船所はどうかしらとのぞいてみると‥‥オッ、と思わず声が出ました。消防艇が2隻仲良く塗装中で、その鮮やかな塗色に目を奪われたからです。
左の「はるみ」はすでに船名に白く色が差され、ジンクも新しいものが取り付けられていますね。「きよす」は塗装が終わっていないのか、まだマスキングされたまま。どちらもウォータージェットのノズルを取り外しているので、普段はゴツいトランサム周りがすっきりした感じに。上架時ならではの表情が見られて、興味深いですね。
(令和4年11月13日撮影)
(『11月13日の水路風景』につづく)

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●11月13日に出会った、フネブネの姿をまとめます。上は10号地西岸壁、VAバースにもやう近海郵船のRoRo船、「しゅり」を正面間近から仰いだところ。
逆光に浮かび上がる量感たっぷりの高い乾舷、非対称の船橋周りが印象的。15,816総tの迫力が堪能できる角度でした。

●墨田川造船辰巳、艤装中の「たかつき」の進捗記録。8月11日、9月11日と見てきましたが、機銃座、電光掲示板も取り付けられ竣工も間近のよう。あとは細部の仕上げレベルといったところでしょうか。

●墨田川造船本社では、建屋内に伏せた状態で組立中の、新たな船体が登場。右側、10月23日にはまだ船体のみだった巡視艇に、甲板室が立ち上がっていました。
すでにトランサムへ抜き文字の船名が取り付けられていましたが、「✕✕かぜ」なのは何とかわかったものの、判読には至らず‥‥。ともあれ連続建造の賑わい、嬉しいものです。

●前回進水直前と思われた「きくかぜ」が進水、「しゃちかぜ」と並んでの艤装に入っていました。同型艇が続々生み出されてゆくのって、ホントにいいですなあ‥‥。

●毎度のごとく、木村造船所はどうかしらとのぞいてみると‥‥オッ、と思わず声が出ました。消防艇が2隻仲良く塗装中で、その鮮やかな塗色に目を奪われたからです。
左の「はるみ」はすでに船名に白く色が差され、ジンクも新しいものが取り付けられていますね。「きよす」は塗装が終わっていないのか、まだマスキングされたまま。どちらもウォータージェットのノズルを取り外しているので、普段はゴツいトランサム周りがすっきりした感じに。上架時ならではの表情が見られて、興味深いですね。
(令和4年11月13日撮影)
(『11月13日の水路風景』につづく)

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10月23日の官船たち
(『築地大橋の怪物』のつづき)

●おなじみの"官船"たちのスナップほか、いくつかまとめます。天気がよいと、何を撮っても楽しいですね。
臨港消防署を少し引き気味に眺めて。降り注ぐ秋の陽射しに船橋構造物を輝かせて、「みやこどり」と「おおえど」が桟橋に憩うていました。背後のマンション群、足場がかかっていますがまだ選手村からの改装が竣工していないのでしょうか。

●同じ「みやこどり」でも、こちらは湾岸署の警備艇。豊洲運河水上派出所の前にもやう、これもおなじみの光景です。
並みいる派出署の中でも、ここは陸上の交番に最も近い雰囲気を持つ建物。スマートな警備艇と、今や古風といってよい"交番"のミスマッチ感、何度目にしても味わいがあります。
●艇を進めると、魚が水面からピョンピョンと跳ねる東雲北運河をゆるゆる歩かせて、墨田川造船へ。先月進水した巡視艇、「しゃちかぜ」の艤装はどうでしょうか。
暁橋越しに眺めた艤装桟橋‥‥黒く塗り上げられたポンツン「すみだ7」にもやった「しゃちかぜ」、船尾から見るとまだ喫水が浅くて、水線下の船底塗色が目立ちますね。

●「しゃちかぜ」、先月25日とくらべると、甲板室の下塗りがほぼ完了したようで、一面グレーになっていました。
建屋のシャッターが開いており、建造中の艇をチラ見‥‥。船体の塗装が済んだ進水間近の艇、トランサムの船名は「きくかぜ」と読めました。右手にももう一隻、建造中の未塗装船体が見えますね。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年10月23日撮影)
(『綾瀬新橋に行こうとしたら…1』につづく)

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●おなじみの"官船"たちのスナップほか、いくつかまとめます。天気がよいと、何を撮っても楽しいですね。
臨港消防署を少し引き気味に眺めて。降り注ぐ秋の陽射しに船橋構造物を輝かせて、「みやこどり」と「おおえど」が桟橋に憩うていました。背後のマンション群、足場がかかっていますがまだ選手村からの改装が竣工していないのでしょうか。

●同じ「みやこどり」でも、こちらは湾岸署の警備艇。豊洲運河水上派出所の前にもやう、これもおなじみの光景です。
並みいる派出署の中でも、ここは陸上の交番に最も近い雰囲気を持つ建物。スマートな警備艇と、今や古風といってよい"交番"のミスマッチ感、何度目にしても味わいがあります。

暁橋越しに眺めた艤装桟橋‥‥黒く塗り上げられたポンツン「すみだ7」にもやった「しゃちかぜ」、船尾から見るとまだ喫水が浅くて、水線下の船底塗色が目立ちますね。


建屋のシャッターが開いており、建造中の艇をチラ見‥‥。船体の塗装が済んだ進水間近の艇、トランサムの船名は「きくかぜ」と読めました。右手にももう一隻、建造中の未塗装船体が見えますね。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年10月23日撮影)
(『綾瀬新橋に行こうとしたら…1』につづく)

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8月11日の墨田川造船辰巳
(『台風の前の荒川沖』のつづき)
●追い波で船首を突っ込む動きは続いているものの、貯木場の防波堤ラインを過ぎると、それもだいぶやわらいできました。少しホッとして、錨泊するグラブ式浚渫船をスナップ。
辰巳埠頭まで北上すると水面もすっかり穏やかになり、いつものペースがようやく戻ってきました。ふと辰巳埠頭東端を見てみると、黄色い艤装桟橋に白い船影が! これは見にゆかなくてはウソというものでしょう。

●PC129「たかつき」。いや~、ここで艤装中の船艇を目にするのは久しぶりで、嬉しくなってしまいます。過去の記事を見返してみると、今年3月6日以来、約4か月ぶりですね。
久しぶりとはいっても、そんなに長い間というわけではなかったのですが、墨田川造船といえば海保を主に、続々と船艇を生み出している印象が強く、4ヶ月とはいえ、えらく長い間に思えたのでした。

●全体像も。浮きドック「すみだ100」に入渠船はなく、一隻ではありましたが、ここに艤装艇が在ることのこの、みなぎる充実感。波浪に悩まされた緊張感も吹き飛び、一気にリラックス。

●しつこいですが、正横からも一枚。これまでもここでたびたび目にしてきた量産艇、かがゆき型巡視艇の最新艇だそう。精悍なサイドビューが素敵ですね。どちらの保安部に配備されるのでしょう?
●「たかつき」を堪能して反転、辰巳埠頭に沿って西へ戻り、新末広橋から辰巳運河へ入ることにしました。
貯木場のラインを外れると、ご覧のとおり結構な追い波が入ってきます。帆走界隈から見ればさざ波レベルでも大騒ぎする小心水路者とて、運河への入口は、本来の自分のフィールドに回帰するようなもの。巡視艇に逢えたよい気分を胸に、運河の懐に飛び込むのでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年8月11日撮影)
(『後楽橋の改修工事』につづく)

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辰巳埠頭まで北上すると水面もすっかり穏やかになり、いつものペースがようやく戻ってきました。ふと辰巳埠頭東端を見てみると、黄色い艤装桟橋に白い船影が! これは見にゆかなくてはウソというものでしょう。

●PC129「たかつき」。いや~、ここで艤装中の船艇を目にするのは久しぶりで、嬉しくなってしまいます。過去の記事を見返してみると、今年3月6日以来、約4か月ぶりですね。
久しぶりとはいっても、そんなに長い間というわけではなかったのですが、墨田川造船といえば海保を主に、続々と船艇を生み出している印象が強く、4ヶ月とはいえ、えらく長い間に思えたのでした。

●全体像も。浮きドック「すみだ100」に入渠船はなく、一隻ではありましたが、ここに艤装艇が在ることのこの、みなぎる充実感。波浪に悩まされた緊張感も吹き飛び、一気にリラックス。

●しつこいですが、正横からも一枚。これまでもここでたびたび目にしてきた量産艇、かがゆき型巡視艇の最新艇だそう。精悍なサイドビューが素敵ですね。どちらの保安部に配備されるのでしょう?

貯木場のラインを外れると、ご覧のとおり結構な追い波が入ってきます。帆走界隈から見ればさざ波レベルでも大騒ぎする小心水路者とて、運河への入口は、本来の自分のフィールドに回帰するようなもの。巡視艇に逢えたよい気分を胸に、運河の懐に飛び込むのでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年8月11日撮影)
(『後楽橋の改修工事』につづく)

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6月18日のお散歩で

●ご無沙汰しております。6月18日は母港に用事があったためお休みをいただいて、せっかくなので2時間ばかり近所をお散歩してきました。その折のスナップを少しお目にかけて、生存確認的な小更新とさせていただきます。
曇り空の上靄もかかり、空気がもったりと重そうに感じる天候でしたが、水面は穏やかで走りやすいのが何より。曙運河を南下し新曙橋まで出ると、フェンスで囲った西側橋脚の向こうに土運船「68号千羽丸」の姿が。橋脚の向こうから、泥土をすくったユンボがニュッと顔を出しました。浚渫作業中だったのですね。

ううん、今回も艤装・入渠艇なし。端境期なのか、寂しい状態が続いていますね。複数の船艇で賑わうさまをたびたび目にしてきただけに、残念でしたが、こればかりは致し方ありません。

●港内に出てから隅田川を遡上したところ、浜前水門が閉じているのに気づいて減速。おや、左側の堰柱は色が変わっていますね。耐震補強工事のようです。
向こうには、クレーン船らしいジブが突き出しているのが見えますね。水門に隣接した勝どきマリーナは、閉鎖のため出入りが不便になる上、作業船の碇泊で河道が手狭になり、工期中は大変だろうなあ‥‥。

水を含んだ重そうな翼でバチャン、バチャンともがくさまは哀れで、早速ゴースターン。堰柱にぶつかりそうになるのをだましながら艇を寄せ、「ほら、こっちだよ」と声をかけながら両手で引き上げてやり、何とか水難救助に成功。写真は救難直後、放心状態の鳩さんです。

●よく見てみると、出血は止まっていましたが左の肩に怪我をしており、ぶるぶる震えてもいたので、乾いた古タオルのウェスで拭いてからくるんでやり、まずは保温。河上でカラスにでも襲われて“撃墜”され、落水したことでかえって捕食はまぬがれ、命だけは助かったのかも‥‥と想像。
体力を消耗していたせいか、身じろぎもせず包まれていたものの、行き足を上げるとしきりにもがくので、エンジンの音や振動が怖いのだろうと速度をしぼったところ、おとなしくなりました。鳩さんをいたわるため、スローでの帰港であります。
●帰港してから、さてどうしよう、しばらく家で保護した方がいいかしら‥‥と考えながら片付けていたら、羽毛が乾いてふっくらとし、体力も回復してきたのか、全力で暴れ始めたのです。
せっかく助けたのに、また落水したら元も子もありません。心配ではありましたが、暴れる鳩をなだめながら、木や下草の茂った公園の緑地まで連れて行ってやり、放鳥することに。意外としっかりした足取りで、草むらへ消えていったのを見送って、艇に戻ったのでありました。
(令和4年6月18日撮影)

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