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4月13日のフネブネ…1

(『南本牧運河の新しい橋』のつづき)

233061.jpg往路取りこぼしたものと、帰路に出会ったフネブネをまとめて。

こちらのブルーの塗装もきれいな本船、何の変哲もないというと失礼ですが、船名を見た瞬間、有名アニメ監督さんのご尊名に空目してしまい、思い切り二度見。船首に向けて右書きしてあるため、そう見えたのでした!


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大黒埠頭、大黒大橋の西で深田サルベージのクレーン船「大和」に遭遇。1枚目は往路でちょっと光線がよろしくなく、復路でリトライしたのが2枚目です。紅白のジブが美しい大型クレーン船、いいですねえ。

深田サルベージ建設(株)の「大和」によれば、長さ60m、幅26.4m、700t吊り。3700t吊りの「武蔵」を見た目には、ずいぶん小さく思えてしまいますが、こうして近くで眺めるとやはり圧倒される質量感。眼福であります。

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微速で流しながら「大和」を眺めていたとき、左前方からノッポの操舵室をふりかざして、押船が向かってくるな‥‥と、視界の端で認識はしていたのですが、ぐっと急角度で舵を切ってこちらへ急接近、すぐ背後の岸壁へ接岸に入りました。

イヤ‥‥改めて眺めたら、今まで見た押船の中で、一番強烈かも! 上部の操舵室を乗っけている櫓の華奢さもさることながら、背後の階段が妙に間が空いていて、これまた頼りなげなのがそう感じさせたのでしょう。ちょっと急角度の転舵をしたら、操舵室の窓の下に水面が見えそうで、思うだに怖気をふるいますね!

船名は「第八十八南海丸」、検索したら前畑造船(株)の建造。こちらのオフィシャルフォトでも、スタイルの特異さが際立っています。南九海事の所属だそうです。

233065.jpg同じく大黒埠頭、鮮やかな塗装の自動車運搬船が接岸している横を通りながら一枚。補給中らしく、小型の本船が接舷していました。

右舷船尾にランプを備えているので、角が大きく切り欠かれた形になっているのはわかっているのですが、そのせいでこの角度から眺めると、すごく薄べったく見えて、まるで舞台の書き割りのようですね。
撮影地点のMapion地図

(31年4月13日撮影)

(『4月13日のフネブネ…2』につづく)

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タグ : 塩浜運河 横浜港 クレーン船 曳船

5年ぶりに横浜へ…3

(『5年ぶりに横浜へ…2』のつづき)

233011.jpg12月9日のフネブネ…2」で見て衝撃を受けた、塩浜運河のもの凄いアップトリムの本船「MARINA」、そのままの姿で同位置にいたので、いやもう2度ビックリ!

往路は光線が悪かったので、この2枚は復路に撮りなおしたもの。5カ月近く経っても変化なしとは、これが空荷の常態などではなく、のっぴきならないのだと思わざるを得ませんでした。

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やはり機械室とか、船尾の大きな区画が浸水しているのでしょうか。しかし、長期に渡っていわば放置状態ということは、船主が手元不如意か何かで、修繕や移動もままならないということになります。早く解決するといいですね‥‥。

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田辺運河入口の東、5年前にも紹介した強烈なアンローダー(船尾にちらっと見えていますが)がよい目標になっている、三井埠頭では巨大なばら積み船が荷役中。京浜運河ならではの質量過剰な光景、いいものですわ!

233014.jpg鶴見線・海芝浦駅の前まで来ると、一つ変化が。画面奥に「TOSHIBA」の大きな電飾看板が掲げられていたはずなのに、なくなっていますね。

23年10月の記事「京浜運河地帯に拾う…4」の写真と見くらべてみたら、看板を掲げていた建物、建て替えられていたことが判明。いい雰囲気の看板だったのですが、惜しいことでした。


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横浜港の防波堤内に入ると、ノースドックにカタマラン・タイプの米軍艦が。音響測定艦ですね。後ろにはクレーン船、揚陸艇も見えます。音響測定艦、ハルナンバーが見えないこともあり、艦名はあまり自信がありませんが「インペカブル」でしょうか。
撮影地点のMapion地図

(31年4月13日撮影)

(『5年ぶりに横浜へ…4』につづく)

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タグ : 塩浜運河 京浜運河 横浜港 軍艦

12月9日のフネブネ…2

(『12月9日のフネブネ…1』のつづき)

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千鳥運河には、川崎市消防局の桟橋があり、ここを通るたび2隻の消防艇を眺められるのが楽しみの一つ。

この日は「第5川崎丸」一隻のみで、相棒の「第6川崎丸」の姿が見えなかったのですが、後で根本造船所に上架されていたのを目にしたことは、すでにお話しました。川崎市サイト「第5川崎丸」によると、36総t、3舳、18.4kt、放水砲5門。

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228093.jpg川崎の枝運河めぐり…11」で触れた、衝撃的な船影がコレ! 空荷でアップトリムになるのはわかりますが、少なくとも素人目には、ちょっと常軌を逸しているレベル。船尾にロケットがついていたら、宇宙戦艦ヤマトばりにこのまま飛んでいきそうな角度!

左舷後方から見ると、今にも沈没しそうな緊迫感。機械室が浸水しているんじゃないかと思えるほどです。

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228095.jpg水江運河の油槽船溜西端、曳船「きよたき」に惹かれて。塗色やファンネルマークも手伝って、海保船艇を思わせる端正で、かつ風格のあるカタチ。船首楼の舷窓がいいですね。

風格があるといえば、帰路の千鳥運河で見た油槽船らしい「万栄丸」もそう。船橋ウィングや船首ブルワークなど、ラインのそこここに曲線を取り入れたデザインが、どこか古風で優雅に見えて気に入りました。

(30年12月9日撮影)

(『12月9日のフネブネ…3』につづく)

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タグ : 千鳥運河 塩浜運河 水江運河 消防艇 曳船

川崎の枝運河めぐり…11

(『川崎の枝運河めぐり…10』のつづき)

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228062.jpg京浜運河に出てしばし東航。京浜運河のほぼ中間地点、扇島火力発電所は煙突から白い煙を南西になびかせ、風がおおむね北東であることを示していました。さほど風は強くないとはいえ、幅の広い水路へ出るとさざ波が立ち、硬い衝撃が艇を襲います。

もと来た道をなぞる形で、塩浜運河へ入り北上。ここでは衝撃的な船影を目撃したのですが、後ほどこの日のフネブネ編でまとめましょう。

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十字流を左へ折れ、水江運河に入りました。まず目に飛び込んでくるのは、岸に艫付けした格好でズラリと並んだ、小型の本船たち。

ダイワハウスのロゴが入った巨大な建屋をバックに、大小、スタイルともさまざまな内航タンカーが、色とりどりの船影を見せてくれます。Googleマップによると、ここには「東京湾油槽船繋船場協同組合 夜光繋船所」があるとのこと。

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228065.jpgこうして間近で眺めても、ブルワークや船橋の形状、船体の塗色と、三隻三様で楽しくなりますよね。艫付けは船首から投錨し、後進で錨鎖を長く出しながら岸にもやいを取るやり方なので、楽しいからといってあまり近づかないようご注意。

右写真は最奥部、左手に見える土堤の向こうは、先ほど訪ねた入江崎運河です。右手は小型タンカーや独航艀、曳船が横抱きにもやう船溜でした。
撮影地点のMapion地図

(30年12月9日撮影)

(『川崎の枝運河めぐり…12』につづく)

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タグ : 京浜運河 塩浜運河 水江運河

曇り空の京浜運河で

(『9月28日のタイクーン』のつづき)

135086.jpg港内を横断して、大黒大橋をくぐると、雲ますます濃く、黒みを増して凄味のある形相。自然に行き足も速くなろうというものです。ホームスピードというやつでしょうか。

右手、大黒埠頭には、いつも郵船の自動車運搬船がもやっていますが、通ったときはここだけ陽がさして、曇天をバックに輝いていました。

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頭上の重苦しさにせきたてられて、京浜運河を東航していると、F記者がふと、「アレ、何ですか?」と、興味をそそられた様子で指さしました。

近づいてみると、なるほど面白そうな物件です。左右に伸びたトラス状の構造は、右手の塔状構造物からワイヤーで吊られており、水面上にぐるりと回転する仕組みのようですね。ばら荷の揚搭設備でしょうか。蔦が絡まっているところ見ると、もう使われていないのでしょう。

帰宅後、Google航空写真で見たところ、これらしきものを発見。後ろに見えるタンクは、すぐ近くにあるように思えましたが、上空から眺めるとかなりの距離があります。あまりにも大きいので、近くにあると錯覚したようです。

135088.jpg揚搭設備を離れて、ふたたびホームスピードでの前進。後ろを振り返ってみると、直上の重苦しさとは裏腹に、横浜上空はまだ晴れているようですね。

雲の濃淡からすると、どうやら我が艇は、剣呑な方向へと突っ込んで行っているような…。どうか、降られませんように。



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京浜運河から塩浜運河へ入り、千鳥運河へさしかかろうとするあたりで、F記者のテンションが急上昇。逆光に黒く沈む両岸の工場群に一眼レフを向け、しきりに「いいですねえ!」を連発しています。

なるほど、いわれてみると、悪の要塞を思わせるような、禍々しく迫力のある表情で、好天下とはまた違った面白さ。先ほどの揚搭設備といい、さすが目のつけどころが違いますね。

135090.jpgこの後、千鳥運河に入ってから、ついに小雨がぱらつき出してしまいました。もっとも、海老取川に入るころにはそれも止み、さらに進んで芝浦運河地帯では、夕焼けで赤く照らされるまでに回復。

「いずも」も堪能できたし、久しぶりに横浜の水路も味わえて、楽しい一日でした。そういえば、大岡川にもご無沙汰しています。また近いうちに、再訪してみようかしら。
撮影地点のMapion地図

(25年9月28日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 京浜運河 塩浜運河 高浜西運河