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松江堀川めぐり…15

(『松江堀川めぐり…14』のつづき)

ここは丁字流…と言うよりは、かぎの手になった変則十字流と言ってもいいところ。埋立が進んで、堀の幅が狭くなり、クランク状の交差点になってしまったようです。北側に見える小さな橋、瀬田橋のかかった細い水路は、米子川の延長区間とみてよいでしょう。ここも入ってみたいのですが…。

左側の木、石垣を突き崩さんばかりの、えらい生え方をしていますね。右にも、枝が水面上に張り出して、やはりつっかえ棒をした木が見えます。
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ほぼ同位置から、東側を見たところ。こちらの堀はさらに狭く、ちょっと舟で入るには窮屈そうですが、やっぱりそそられるものが…。ベカなどの小舟で通ったら、楽しそうですね。

こちらも北堀川で、かつてはこの何倍もの幅があったそうですが、米子川同様、戦後になってから埋め立てられ、ご覧のような細流になってしまいました。
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我々の乗った舟は、舵を左に転じ、名刹普門院を右に見て西へ。

不昧公が茶事を催したり、小泉八雲の怪談にも登場するなど、話題にはこと欠かない場所だけに、松江有数の名所となっています。
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普門院対岸にあるお宅には、おや、服を着た犬さんが…。

四つの足をしっかと踏んばり、我々の舟が前を通っても、正面を見据えて微動だにしない姿は、まことに凛々しいものがありました。その雄姿に敬意を表して、勝手に「堀川犬」と命名。
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お寺さんへの橋にふさわしい造作の、短い径間の橋は、普門院橋。

桁側面に這わされた水管が、いかにも惜しい感じがしますが、この狭さと低さ、またすり抜け気分が楽しめそう…。
撮影地点のMapion地図
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(21年2月6日撮影)

(『松江堀川めぐり…16』につづく)

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タグ : 松江堀川北堀川堀川犬