「クイーンリバー」時代の「カワセミ」の写真を‥‥

●‥‥撮っていたのに、たった今気づかされました! 写真を整理していて、「あれ? これは!」と、まあ驚いたのなんの。
2年と少し前、『水上バス「カワセミ」のこと』でも触れたように、ZENさんに「カワセミ」の前身が「クイーンリバー」であることをご教示いただいたのですが‥‥。それ以前、21年9月12日の大阪訪問時に、すでに河上で出会っていたとは。まったくお恥ずかしいかぎりです。
●ご覧のとおり、ブレブレの不出来な写真ではありますが、「カワセミ」君の帰京前の姿が記録できていたとは、嬉しいことには違いありません。写真の順番から見ると、天神橋をくぐった直後、土佐堀川(『浪花濃厚水路…3』参照)で撮ったようですね。
改めて眺めてみると、ピンクと白の塗装が色あせた感じで、全体的にちょっとくたびれた風ですが、今とはまた違った、船齢相応のカンロクがあるようにも見えます。ともあれ、これからも「クイーンリバー」時代に負けない、縦横の活躍を見せていただきたいものです。
(21年9月12日撮影)

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橋の裏側…3
●9月の大阪・京都訪問の際に撮った、橋の裏側をご覧に入れます。
●大川、源八橋。
モスグリーンの塗装が美しい鋼桁橋。背後の緑地ともよくマッチしています。

●淀川、城東貨物線・淀川橋梁(赤川鉄橋)。
左が鉄道、右が人道橋です。ぷにょさんの「まちかど逍遥」の記事、「淡路から赤川鉄橋へ」に、橋を渡る貨物列車の写真が掲載されています。貨物列車を間近に見ながら渡るなんて、楽しいでしょうね。
●淀川、豊里大橋。
A字形をした支塔の脚が、橋桁を貫いて橋脚に乗っているあたり、歩道はぐっと幅を広げて、テラスを兼ねているようです。

●淀川、大阪モノレール・淀川橋梁。
線路が細いので、頭上の青空がよく見えます。タイドアーチの構造が上空はるかまで望まれる、奥行きのある裏側風景。
●土佐堀川、天神橋。
構造の高い密度が、この橋の抜きん出た重要さを物語っているようです。
(21年9月11~12日撮影)

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モスグリーンの塗装が美しい鋼桁橋。背後の緑地ともよくマッチしています。

●淀川、城東貨物線・淀川橋梁(赤川鉄橋)。
左が鉄道、右が人道橋です。ぷにょさんの「まちかど逍遥」の記事、「淡路から赤川鉄橋へ」に、橋を渡る貨物列車の写真が掲載されています。貨物列車を間近に見ながら渡るなんて、楽しいでしょうね。

A字形をした支塔の脚が、橋桁を貫いて橋脚に乗っているあたり、歩道はぐっと幅を広げて、テラスを兼ねているようです。

●淀川、大阪モノレール・淀川橋梁。
線路が細いので、頭上の青空がよく見えます。タイドアーチの構造が上空はるかまで望まれる、奥行きのある裏側風景。

構造の高い密度が、この橋の抜きん出た重要さを物語っているようです。
(21年9月11~12日撮影)

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浪花濃厚水路…11
(『浪花濃厚水路…10』のつづき)
●昭和橋のすり抜けを堪能し、土佐堀川に出た直後の眺め。正面、中之島に沿った岸は、業務船の船溜のようですね。右手に見えるビルは、船長さんによると大阪最初の「超高層ビル」、中之島センタービルなのだとか。
上空の雲はますます厚くなり、今にも大粒の雨が降ってきそうな、危うい空模様。大阪の川の神様、何とかあと少し、雨を降らせないでください…。

●船は丁字流を左折、端建蔵橋をくぐり、土佐堀川から一旦安治川へ出てUターン、堂島川に入るコースを取ります。写真は、赤い社章も誇らしげな、安治川南岸の住友倉庫。
隅田川では、もはや過去の風景となってしまった、倉庫の前に艀が接岸する川景色…。ご当地大阪では、今なお現役の水運風景として、見ることができるのですね。素晴らしい。
●いよいよ「水の回廊」も最終コース、堂島川に入りました。
第一橋の船津橋は、いいこんころもちの低さ。堂島川は都心を控えるだけに、橋の本に載るような名橋がいくつかあるんですよね。楽しみです。
●新なにわ筋を渡す、上船津橋の上には、阪神高速3号神戸線が覆いかぶさっており、二階建て構造になっているようです。
長さは短いですが、隅田川大橋を思わせる雰囲気。
おっ? その向こうの橋は…。

●あれ? さっきくぐったはずの昭和橋が…と、錯覚させるほど、構造のタイプもスレスレ具合も、そっくりな橋が出現。案内のリーフレットによると、堂島大橋だそうです。
近づくにつれて…、イヤ、似ているようでかなり違う! 「背中に悪寒が走る」などという表現では足りない、もっと、こう、何と言うか…
禍々しい雰囲気
(失礼)…を勝手に感じ取り、戦慄する船頭。後で知ることになるのですが、昭和橋はほんの前哨戦に過ぎず、堂島川こそが、低い橋の花道、ナニワの水路の真髄だったのです!
【撮影地点のMapion地図】
(21年9月12日撮影)
(『超弩級最低橋?』につづく)

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上空の雲はますます厚くなり、今にも大粒の雨が降ってきそうな、危うい空模様。大阪の川の神様、何とかあと少し、雨を降らせないでください…。

●船は丁字流を左折、端建蔵橋をくぐり、土佐堀川から一旦安治川へ出てUターン、堂島川に入るコースを取ります。写真は、赤い社章も誇らしげな、安治川南岸の住友倉庫。
隅田川では、もはや過去の風景となってしまった、倉庫の前に艀が接岸する川景色…。ご当地大阪では、今なお現役の水運風景として、見ることができるのですね。素晴らしい。

第一橋の船津橋は、いいこんころもちの低さ。堂島川は都心を控えるだけに、橋の本に載るような名橋がいくつかあるんですよね。楽しみです。

長さは短いですが、隅田川大橋を思わせる雰囲気。
おっ? その向こうの橋は…。

●あれ? さっきくぐったはずの昭和橋が…と、錯覚させるほど、構造のタイプもスレスレ具合も、そっくりな橋が出現。案内のリーフレットによると、堂島大橋だそうです。
近づくにつれて…、イヤ、似ているようでかなり違う! 「背中に悪寒が走る」などという表現では足りない、もっと、こう、何と言うか…
禍々しい雰囲気
(失礼)…を勝手に感じ取り、戦慄する船頭。後で知ることになるのですが、昭和橋はほんの前哨戦に過ぎず、堂島川こそが、低い橋の花道、ナニワの水路の真髄だったのです!
【撮影地点のMapion地図】
(21年9月12日撮影)
(『超弩級最低橋?』につづく)

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浪花濃厚水路…3
(『浪花濃厚水路…2』のつづき)

●船長さんの気遣いでしょうか、商都の中心地たる中之島の先端と、ナニワの名橋の一つ、天神橋の堂々たる三径間鋼アーチの雄姿を、二つ同時にド真ん中で観賞できるとは!
分流点や合流点の、特に鋭角に交わる先端部、「鼻」が見える川景色に弱い私としては、まさに一粒で二度美味しい風景です。
●中之島の「鼻」の先っぽには、「噴水注意」の看板が掲げられ、何やらスリットのある箱が。
聞くところによると、あのスリットから高々と噴水が噴き出し、夜はライトアップされて、それはキレイなのだとか。
●船はやや左に舵を取り、土佐堀川へ入ります。天神橋の支承部が間近に迫り、内部の構造も垣間見えて、これまた大迫力。
径間の異なるアーチが並んでいるのって、あまり見たことがない気が…。頭上の重みを伝え合う二種類のカーブが、水際で角突き合わせる光景、いかにも複雑な力が一点に集中していそうで、興味深い眺めですね。
●天神橋をくぐったところで、船はさらに左へと針路を転じ…。
ここだね?ここへ入るんだね?(嬉)
低い橋の上に、さらに高速道路が覆いかぶさる水路、というシチュエーションに、ナニか懐かしさを感じて、やに下がってしまうのはナゼだ。
脳内の期待圧力計が急速に上がり、ぐふふと不気味な笑い声をもらす船頭。船上の治安は、不気味なオトコ一人のお陰で、逆に急降下したかもしれませんが。

●大阪を代表する(…かどうかは知りませんが)高架下水路、東横堀川の第一橋は、葭屋橋。
高欄にズラリと取り付けられた標識に、目を奪われます。禁止標識が多いせいか、「あれもダメこれもダメ」と、まるで息をする以外は、全て禁止されたような(笑)気分に。
…アレ? 左上の一枚は、道路標識だった! 川を歩いて横断する人は、さすがにおりますまい。
【撮影地点のMapion地図】
(21年9月12日撮影)
(『東横堀川閘門…1』につづく)

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●船長さんの気遣いでしょうか、商都の中心地たる中之島の先端と、ナニワの名橋の一つ、天神橋の堂々たる三径間鋼アーチの雄姿を、二つ同時にド真ん中で観賞できるとは!
分流点や合流点の、特に鋭角に交わる先端部、「鼻」が見える川景色に弱い私としては、まさに一粒で二度美味しい風景です。

聞くところによると、あのスリットから高々と噴水が噴き出し、夜はライトアップされて、それはキレイなのだとか。

径間の異なるアーチが並んでいるのって、あまり見たことがない気が…。頭上の重みを伝え合う二種類のカーブが、水際で角突き合わせる光景、いかにも複雑な力が一点に集中していそうで、興味深い眺めですね。

ここだね?ここへ入るんだね?(嬉)
低い橋の上に、さらに高速道路が覆いかぶさる水路、というシチュエーションに、ナニか懐かしさを感じて、やに下がってしまうのはナゼだ。
脳内の期待圧力計が急速に上がり、ぐふふと不気味な笑い声をもらす船頭。船上の治安は、不気味なオトコ一人のお陰で、逆に急降下したかもしれませんが。

●大阪を代表する(…かどうかは知りませんが)高架下水路、東横堀川の第一橋は、葭屋橋。
高欄にズラリと取り付けられた標識に、目を奪われます。禁止標識が多いせいか、「あれもダメこれもダメ」と、まるで息をする以外は、全て禁止されたような(笑)気分に。
…アレ? 左上の一枚は、道路標識だった! 川を歩いて横断する人は、さすがにおりますまい。
【撮影地点のMapion地図】
(21年9月12日撮影)
(『東横堀川閘門…1』につづく)

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