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7月22日の海老取川

(『7月22日の海老取運河』のつづき)

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ただ一つ生き残った河畔の空港向け看板、ポンジュースさんの生存確認写真を一枚。変わらぬ美しさを保っているところを見ると、定期的に手が入っているようですね。

221032.jpg稲荷橋をくぐって、湾入状に少し水面が広がっているところ、小型のクレーン船がいました。船名はわかりませんでしたが、クレーンのキャブに書かれた銘は縄定さんでした。

今まで通ってきた区間では、特に工事をしている風ではなかったので、はて、と思っていたら、その先に答えがありました。

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河道が急速に狭まってゆき、澪筋への緊張感もいや増す南端部の区間。左手は繋留施設、右手は波返し付きの堤防ですが、手前にびっしりと鋼管矢板が打ち込まれていました。

護岸の更新工事が始まったのですね。クレーン船はこの作業のために出張ってきたのでしょう。のどかだったここも、これから様変わりしそうです。

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潮が上げているとあって、釣り人さんのまあ多いこと。それでもこの辺りの皆さんは舟航に理解があるので、我が艇の姿を見ると、早々に竿を引いてくれました。ありがとうございました!

さて、久しぶりの海老取川澪筋、馴染みの水路とはいえやはり緊張します。波返しのある堤防、無縁供養堂、上げ潮に身を沈めたカメノコ‥‥久々の澪筋風景を味わいながらも、魚探に目を落としながらそろそろ歩きで通過。

221035.jpg出口の灯標を左に見て、多摩川本流へ。ここで面舵を切り、上流に向かいました。本日のお散歩テーマは、多摩川下流部の水門めぐりです。

遡上して間もなく、繋留船列の間に見えてくるのは羽田第一水門。堰柱には、外から巻き立てたような補強の跡が見えますね。扉体は塗り替えられたのか、色褪せもなくきれいです。
撮影地点のMapion地図

(30年7月22日撮影)

(『7月22日の多摩川水門めぐり…1』につづく)

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タグ : 海老取川 多摩川 台船 羽田第一水門

豊海橋の仮橋

(『5月20日の築地川…5』のつづき)

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220047.jpgアーバンランチの航跡をたどって、永代橋に近づいたところ。下航してくる観光汽船の水上バス「リバータウン」の向こうに見えた、台船らしきものが。アレはもしかして‥‥。

減速して反転、近づいてみると、台船に既製のトラスを組んだ橋が、前後を大きくはみ出させて積まれていました。もしかして、豊海橋のジャッキアップ工事に使う、仮橋かしら?

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トラスの中には、すでに白い高欄付きの通路が組みつけ済み。仮橋の人道橋で間違いありません。台船には、橋を持ち上げるための足場らしい立ち上がりが複数あり、向こうにはジブをもたげたクレーン船も。

準備万端整った様子、ワクワクさせますよね。陸上の準備の様子は、ここから見えるでしょうか。

220049.jpg堤防の向こうとあって、水上からはうかがい知れないようですね。豊海橋の方は、先日、4月8日(『豊海橋がジャッキアップされる?』参照)の様子と特に変わりはないようです。

‥‥とすると、横断幕にある通航止めの日は、仮橋を架けるための日で、豊海橋本体のジャッキアップではないのかな?(その後、観察している皆さんがアップされた記事を拝見すると、まさに仮橋の工事日だったようです。この場を借りてお詫びします。)

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ふたたび回頭して河道中央へ。今度はバウカディの航跡をなぞって、小名木川へ向かうことに。

清洲橋越しにスカイツリーを眺めながら、先行艇のウェーキをたどる遡上のひととき。だいぶ雲も少なくなってきたし、川風もさわやか。気持よく艇を歩かせたのでした。

(30年5月20日撮影)

(『工事中の扇橋閘門を訪ねて…1』につづく)

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タグ : 隅田川 水上バス 台船

5月20日の巡視船…1

220001.jpg5月20日の日曜日は、19日の予行と合わせて海上保安庁の観閲式が羽田沖で挙行され、東京港にも参加船艇が寄港すると聞き、巡視船見たさで出てきました。

ちぎれ雲がたくさん浮かんだ青空を見上げつつ出航。写真は砂町運河と曙運河の十字流。護岸とテラスの工事でしょうか、杭打船が並んでいます。


220002.jpg流れ来るちぎれ雲は急速に密度を増し、時々日が陰るようになりました。予報通り曇りになるようですね。

東雲運河に入ると、ほかに船影のないのを確かめてから、スロットルを一杯に倒しデッドフルに。急がないと、陽射しの下で巡視船を拝めそうにありません。到着するまで、どうか持ちますように‥‥。


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全速のまま港内に出て豊洲の突端をかわし、晴海埠頭を遠望したところで‥‥何とか間に合いました! 「そうや」、ヘリ巡視船の最年長で、01のハルナンバーも誇らしげですね。

すでに雲は濃く、一刻の猶予もなさそうだったので、飛ばしながらズームで連写したものの一枚。白い船体色はやはり、陽射しの下で見たいものです。

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近づいたところでようやく減速、先頭から「そうや」、「やしま」、「だいせん」の3隻が居並んだところを。いずれも大型のヘリ巡視船で、もの凄くトクをした気分!

みるみるうちに雲はすき間を狭め、いちばん奥、「だいせん」のいるあたりはすでに暗く陰っていますね。後少し、持ってくれればいいのですが。

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まずはお近づきのご挨拶と、「そうや」の前を最微速で航過しながら、真正面のいいお顔を。

観閲式を前にお化粧直ししたのか、舷側の塗色も美しく、30年超のPLH最古参とは思えないほど。船首水線近くに僅かな段差が見えるのは、砕氷時の乗り上げを考えての補強でしょうか。
撮影地点のMapion地図

(30年5月20日撮影)

(『5月20日の巡視船…2』につづく)

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タグ : 砂町運河 東雲運河 春海運河 巡視船 台船 東京港

4月8日の常磐橋

(『豊海橋がジャッキアップされる?』のつづき)

218041.jpg日本橋川で気になるモノといえばもう一つ、復元組立中の常磐橋。支保工が組まれたのは、昨年12月10日の項ですでに触れましたが、石組みの方はどれくらい進んだでしょう?

台船が舷を寄せ合い、鋼材の足場が組まれてと工事現場らしい雰囲気は変わらず。台船のトランサムに大書きされた「深川30号」の書体、緑の塗色と合わせて味があるなあ。

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おっ、写真左手、橋脚付近をのぞくと、石がいくつか並べられているのがチラリと。しかし、支保工の桁下は相変わらず低く、マストを立てたままで通れるかしらと、船頭としては緊張気味。舵とスロットルに集中せねばならず、肝心のものにカメラを向けられぬ悔しさ。

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まあ何とか、マストはクリアしたのでホッとしました‥‥。舵を切りながら片手撮りした一枚、支保工の鋼材がズラリと並んだ風情が、何やらSFチックに撮れたなあと自画自賛です。

アーチ、それも石造アーチのの支保工をですよ、頭上間近に感じられる水路行なんて、この先まず体験できないでしょう。心してくぐらねば!

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足場をくぐり終わる直前、振り返ってようやく、支保工上の石材をとらえることにかろうじて成功! 途中まで積まれたアーチの輪石が一列のみ、あとは道床部分でしょうか、まだすき間のあるまばらな状態。

218045.jpgいや~、まさか生きているうちに、石造アーチ橋の築造風景をこの目で見られようとは、夢にも思いませなんだよ。眼鏡橋好きとしては感激ですね。

右写真は、台船の上に枕木をかませ、一つ一つ丁寧に並べられた石材の様子。調査・洗浄・補修と、ここまで長い道のりを想うと、関係者の地道な努力には頭が下がります‥‥。
撮影地点のMapion地図

(30年4月8日撮影)

(『4月8日の神田川』につづく)

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タグ : 日本橋川 高架下水路 常磐橋 台船

2月3日の川景色…11

(『2月3日の川景色…10』のつづき)

217051.jpg丁字流を左折して、仙台堀川経由で戻ることに。頭上をかすめてゆく崎川橋の装飾を眺めながら、ゆるゆる西へ向かっていると‥‥おや、台船が河道の真ん中に浮いていますね。

左に抜ける余地はあるようだけれど、ずいぶん狭いような。さて、無事抜けられるや否や。


217052.jpgむむむ、これは結構な狭さ。しかし、あまたのすり抜け歴(笑)を誇る我が艇としては、恐れるに足らずと余裕の表情。‥‥すいませんウソついて、それなりに緊張はしてるんですよ‥‥。

しかし、護岸の前に鋼矢板を打っているとなれば、あれこれ妄想が広がりますねえ。いったん止水しておいて、親水タイプの掘り込みテラスを造るのかしら。それとも船着場かな?

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というわけで、台船と護岸との間をつつがなくすり抜け。このあたりは基礎護岸の張り出しも少ないので、強風で振り回されるなど外力の影響がなければ、護岸ギリギリまで寄せても、まず危険はないのがよいところです。

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最後に、帰り際のスナップを2枚。日没の少し前になって、ようやく雲が薄くなり、夕陽がオレンジ色に運河を染めて、いい雰囲気に。

夕焼けの運河に見とれていたら、ポーッ、ポーッと汽笛が聞こえてきて、絶好のタイミングでガット船が入ってきました。もたげたジブも開いたグラブも、すべてが夕焼けに染まる舟航風景、よきかな、佳き哉。

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ディテールの交錯するプッシャーとその周囲を、ぐっとたぐり寄せて。腹に響くような爆音とともに、最微速で通過してゆく夕陽色のガット船。水の匂いも、音も、そして色彩も、このときにしかない諸々のおりなす水路風景に、陶然とさせられたひとときではありました。

(30年2月3日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 仙台堀川 砂町運河 江東内部河川 台船