12月10日の川景色…6

(『12月10日の川景色…5』のつづき)

214051.jpg聖橋の一件と並んで、橋でもう一つ嬉しいことに出会えたのです。道路橋の新常盤橋をくぐり、高架下を下流へ向かうと、常磐橋の工事現場が見えてきました。ここまではいつもどおり。

ん? 橋のあったあたりを囲む足場、ちょっと違うな‥‥。もしかしてこれは、と期待に胸ふくらませて近づいてみると!

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支保工が組まれている!

いや~、支保工を目にするのは、解体中だった4年前以来です。コレがふたたび組まれたということは、部材の調査がひととおり終わり、復元に向けて動き出した‥‥と考えていいんですよね?

214053.jpgかたわらにもやう小型台船上に、枕木をかまされて石材が置かれているのは、いつもどおりの現場風景。

ついこの間、29年9月9日にも、石材の搬出中に出くわしたばかりだったので、まだまだ先は長そうと思っていたら、一転して支保工が出現したのですから、嬉しくなりました。


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これからは通るたびに、復元されてゆく常磐橋を眺められるわけだ‥‥。というわけで、復活支保工の初くぐりをば。

いったんニュートラルに戻してから、改めてコツンと前進に入れて、そろりと進入。
‥‥って、えらい低いなコレ!
あいにくマストを立てたままだったので、あまりの低さにヒヤリとしてゴースターン。確認したら、ほんの3㎝くらいでかわせることがわかり、ふたたび前進と相成りました。

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すり抜け後、振り返って。えええ、A.P.+3.4m! 前に支保工があった26年11月2日のときは、A.P.+3.63mだったのに、またさらに低くなったんですなあ‥‥。観光船の通航とか、大丈夫なのでしょうか。

ちなみに本日1月4日、出かけた帰りにのぞいてみたら、松の内にもかかわらず石組みが進行中でした。きれいに磨かれた石材で、美しくなった常磐橋が復元されてゆく過程、眺められるのを楽しみにしています。
撮影地点のMapion地図

(29年12月10日撮影)

(『12月10日の川景色…7』につづく)

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タグ : 日本橋川 高架下水路 台船 常磐橋

境川西水門の工事

(『11月26日の今井水門』のつづき)

214021.jpgさらに戻って、浦安の境川西水門が見えてきたときのことです。

水門の下流側に台船がいる‥‥テラス工事か、ポンツン桟橋を固定する杭でも打つんだろうなあ、とのん気に構えていたら、水門を正横にしたとたん、二度見して驚くことになりました。


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扉体に何か、筋交の入った枠のようなものが二つ取り付けられている!

いやもう、妄想がぐるんぐるん回りましたですよ。水門が水門だけに、場所が場所だけに。単なる更新工事や修理だと思えず、悪い方に考えが及んでしまうのは、ちゃんとした(船頭なりの、なのでレベルはお察し)理由がありました。

214025.jpg常時閉で水門として維持するにはコストもかかりそうだし、すぐ上流にあるこの当代島水門のように、排水のフラップゲートを残して径間をコンクリートで塞がれ、扉体や巻上機室をはぎ取られるのではないか、と妄想したのです。

特に径間が塞がれることは、境川通航への一縷の望み(開いていたこともあるし)が断たれることにもつながり、そりゃもう泡を喰ったわけであります。

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そしてドック入りを終えての帰路、12月10日。さてどうなったかしらと、首を伸ばして見てみると‥‥台船はいなくなりましたが、枠は取り付けられたままですね。

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さらに近づいてアップで。あっ、手前のゲートの扉体が取り去られて、向こうが見えますね。枠組みの構造を見ると、どうやら扉体を載せて、取り外すためのものだったみたいです。

ううん、塞がれるのでなくて、ホッとしたような‥‥イヤ、まだ油断はできませんな(妄想続行中)。次に通ったときは、どんな状態になっているでしょうか?
撮影地点のMapion地図

(29年11月26日・12月10日撮影)

(次項につづく)

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タグ : 旧江戸川 境川西水門 台船

10月9日の川景色

(『隅田川上流のフネブネ』のつづき)

212041.jpg10月9日、帰路の落穂拾い分といっては語弊がありますが、気になった物件をいくつか。

ちょっとしたことばかりとはいえ、刻々と変わりゆく水路風景の記録として見れば、あだやおろそかにはできますまい‥‥と、例によって暑苦しくスナップした数枚、お目汚しまで。

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タグ : 隅田川 小名木川 大横川 汐浜運河 源森川水門 新小名木川水門 台船

8月13日の上平井水門…1

(『8月13日の新砂水門』のつづき)

209051.jpg荒川を遡上して、中川水門から中川へ入りましょう。このすぐ上流にある上平井水門の、更新工事を見ておきたかったのです。

この時間帯は、中川から荒川への流れがあり、写真でも硬くさざ波立った水面が、荒川の流速で右へ押しやられているのがわかります。長声を鳴らしつつ進入、ガクガクと振動する艇に流速を感じながら、水門をくぐりました。


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出てすぐ左へ向き直ってみると、第三径間の扉体と巻上機室がすっかり取り外され、かつてと雰囲気がガラリと変わった上平井水門の姿が、前方に広がりました。

角落しで塞がれた径間に接して、ジブを高々ともたげたクレーン船、曳船などがもやい、叢雲をバックにどこか勇壮な雰囲気。近づいて観察してみましょう。

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堰柱はすっかり足場で覆われ、中の様子はうかがい知れません。径間を塞ぐものは角落しというより、細長い角棒状の鋼函のようですね。

手前、台船上に積み上げられたコンクリート塊に、「6.1t」「6.6t」などと、0.1t単位で重さを大書きしてあり、また土嚢も多く積まれているのも気になります。クレーンが作業する際のカウンターウェイトなのか、もしかしたら、鋼函の中に入れて重石にでもするのかしら、などと妄想。

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一見して、何よりショックというと大げさですが、実際残念に思ったのが、鋼製部分の汚れや褪色です。

209055.jpg扉体には泥色の湛水線が付着し、美しいマルーンに塗り上げられた梁も、水垂れ状の痕が無数に付き、全体に薄汚れた印象は否めません。

上平井水門といえば、カラーリングのセンスの良さと、大面積の扉体や梁を活かした、塗装の美しさに惹かれたものですから、これは残念を通り越して、哀れを誘いました。何分この規模ですから、工事は長きにわたるものと思いますが、この姿がずっとさらされると思うと、同情を禁じ得ませんでした。
撮影地点のMapion地図

(29年8月13日撮影)

(『8月13日の上平井水門…2』につづく)

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タグ : 荒川 中川 中川水門 上平井水門 台船

4月16日のさくらしべ降る水路…4

(『4月16日のさくらしべ降る水路…3』のつづき)

204016.jpg水門をくぐって、小名木川西端の桜並木区間に出てみると‥‥。ううん、こちらも日照など条件がよろしいのでしょうか、手前ほど葉桜のパーセンテージが上がっている状態でした。

しぼったスロットルを少し開いて、両岸をきょろきょろと探しながら前進。南にある各河川にくらべて、桜の密度がだいぶ粗いせいか、水面に浮く花びらもあまり見られません。あ、左に見える高橋船着場、元はこの向こう、東にあったのが、橋の西へ移動したんだ。

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‥‥と、高橋北詰に、まだ満開に近い一本を発見! 遠くから、ざあっと花吹雪を舞い散らせているさまが目に入り、急いだものの着く前に風がぱたりと止んで、「あ~あ」とタメ息が漏れはしましたが、一同大いに盛り上がりました。

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高橋をくぐった東側、北岸には、ご覧の浚渫船がスパッドを下ろしていました。なるほど、高橋船着場を移転したのは、この工事のためだったのですね。中川船舶の「61号千羽丸」でした。

204019.jpg目を転じて南岸は、護岸の前に錆色の鋼管矢板が、びっしり打ち込まれていました。

一見した様子からして、一段低めたテラスを造るとか、そういったレベルのものではないようです。護岸のさらなる強化、耐震化といったところでしょうか。これが徐々に東西へ向けて広がってゆくとなれば、繋留船たちにとっては厳しい環境になりそうです。


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さらに進むと、クレーン船を中心に、曳船や台船がひとかたまりにもやった、工事船団が出現。河道の3分の2近くを占める、結構な規模です。

一番外側にいるのが、鋼管矢板を俵積みした台船。その長大なこと、堅固な地盤まで達する深さを実感させるものが。横を通るときは、曳き波で揺らすとゴロンと崩れてきそうで、首をすくめながら最微速にしぼったものでした。
撮影地点のMapion地図

(29年4月16日撮影)

(『4月16日のさくらしべ降る水路…5』につづく)

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タグ : 小名木川 江東内部河川 浚渫船 台船