松江堀川めぐり…16

(『松江堀川めぐり…15』のつづき)

普門院橋を前に、ウィ~ンとオーニング降下、最後のすり抜けです。

イヤ、オペレーション付きの橋くぐり、すっかりクセになってしまいました! 今度、東京で自分の艇を出すときは、真っ先に橋の低いところに吸い寄せられそう。江東内部河川も、しばらく訪ねていませんでしたから、久しぶりにすり抜けをしに、遊びに行ってみましょうか…。
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普門院橋をくぐってしばらく走ると、水路の幅が広くなりました。北田川に戻ってきたのです。

「このあたりから、この先の北堀橋にかけての場所で眺める松江城は、最も美しいとされているんですよ。写真を撮られるならぜひ…」と勧められたものの、あいにく雲がかかってきたのと、ほぼ逆光という条件の悪さが重なり、残念な仕上がりになってしまいました。
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ここは水路が二股になった地点でもあり、北東側には、北田川の本流が分岐しています。

この先は宍道湖に注ぐ、朝酌川につながっているほか、結構な数の可航河川が分岐しているんですよね…。将来、水郷十六島のように、小舟を貸切できるコースが設定されたら、ぜひ走ってみたいものです。
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北堀町の岸辺を眺めて。

松並木の枝ぶり、堀に正面を向けた瓦屋根の家並み、石段がいたるところに開かれた護岸と、バランスの取れた修景がなされています。
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船頭さんがふたたび、「北堀橋越しに眺めた、松江城の天守もいいものですよ~」と勧めてくれるのですが、あいにく日がかげって、やっぱり撮影に失敗…。

仕方がないので、振り向きざま北田橋の近影を一枚。和風味の造作でしたが、欄干含めコンクリート打ちぱなしらしい、簡素な橋でした。擬宝珠だけは、銅製のようですね。
撮影地点のMapion地図
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(21年2月6日撮影)

(『松江堀川めぐり…17』につづく)

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タグ : 松江 堀川 北堀川

松江堀川めぐり…15

(『松江堀川めぐり…14』のつづき)

ここは丁字流…と言うよりは、かぎの手になった変則十字流と言ってもいいところ。埋立が進んで、堀の幅が狭くなり、クランク状の交差点になってしまったようです。北側に見える小さな橋、瀬田橋のかかった細い水路は、米子川の延長区間とみてよいでしょう。ここも入ってみたいのですが…。

左側の木、石垣を突き崩さんばかりの、えらい生え方をしていますね。右にも、枝が水面上に張り出して、やはりつっかえ棒をした木が見えます。
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ほぼ同位置から、東側を見たところ。こちらの堀はさらに狭く、ちょっと舟で入るには窮屈そうですが、やっぱりそそられるものが…。ベカなどの小舟で通ったら、楽しそうですね。

こちらも北堀川で、かつてはこの何倍もの幅があったそうですが、米子川同様、戦後になってから埋め立てられ、ご覧のような細流になってしまいました。
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我々の乗った舟は、舵を左に転じ、名刹普門院を右に見て西へ。

不昧公が茶事を催したり、小泉八雲の怪談にも登場するなど、話題にはこと欠かない場所だけに、松江有数の名所となっています。
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普門院対岸にあるお宅には、おや、服を着た犬さんが…。

四つの足をしっかと踏んばり、我々の舟が前を通っても、正面を見据えて微動だにしない姿は、まことに凛々しいものがありました。その雄姿に敬意を表して、勝手に「堀川犬」と命名。
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お寺さんへの橋にふさわしい造作の、短い径間の橋は、普門院橋。

桁側面に這わされた水管が、いかにも惜しい感じがしますが、この狭さと低さ、またすり抜け気分が楽しめそう…。
撮影地点のMapion地図
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(21年2月6日撮影)

(『松江堀川めぐり…16』につづく)

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松江堀川めぐり…14

(『松江堀川めぐり…13』のつづき)

米子川を半ばまで進むと、左に見えてきたのは、堀に面した喫茶スペースを持つスーパー、ラパン。平成8年に建て替えた際、水面への眺望を確保した造りとしたところ、折りよく2年目から堀川遊覧がスタート。ここで行きかうフネブネを眺めながら、のんびりお茶をするのも楽しいでしょう。

松江市は観光を重視しているだけあって、景観条例があり、堀川沿いも、派手な広告は厳しく規制されているとのこと。なるほど、どの堀からの眺めも、すっきりと落ち着いて見えるのは、広告の看板が少ないせいもあるのですね。
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この先米子川の流頭部まで橋はなく、静かな住宅地が続きます。前回も触れたように、堀に面した庭を持つ家も見られるのですが、あまりお他人様の庭先を、ジロジロ眺め回すのも考えもの…。

と思っていたら、ある家の庭から、ものすごい生え方をしている松を発見。脚立が立てられているところを見ると、いよいよ堀から棒でつっかえなければ、倒れてしまうようです。これは思わず目線が吸い寄せられました。
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くだんのお宅に近づいてみると、護岸の上や縁側には、お人形やぬいぐるみが並べられて、明らかに遊覧船のお客を意識している雰囲気…。
しかも、ガラス戸には「手を振れば 一期一会の旅人も 手を振り返す 堀川の舟」と一句が掲げられています。私、こういうおもてなしには非常に弱いんです! 胸が熱くなりました。

船頭さんのお話では、「このお宅のご主人はとても堀川遊覧船に協力的で、休日には縁側に出て、お客さんに手を振ってくださるんです」とのこと。次回はぜひ、お会いしてみたいものです。
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米子川の岸には、ほとんどの区間に渡って、丸木を打ち込んだ土留めが施され、花などが植えられていますが、写真のようにところどころ、いわくありげな石積みの凸部が見られ、興味をそそられます。

船頭さんは気持ちを見透かしたように、「左の母衣町は、昔武士の住んでいた地域で、石垣は船着場の跡です」と、説明してくれました。一見、平凡な都市河川の中に、さりげなく遺跡が顔を出しているのが素敵です。
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大きな栴檀が、覆いかぶさるように枝を伸ばす一角を過ぎると、米子川の終点です。

北堀川との丁字流を左へ曲がり、堀川めぐりはいよいよ、最終コースへ…。
撮影地点のMapion地図
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(21年2月6日撮影)

(『松江堀川めぐり…15』につづく)

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