3月26日の川景色…1
(『日の丸クレーン船再訪』のつづき)

●26日、ご案内の道々でものした光景をいくつか。
砂町運河では顔なじみのゴミ運搬船「すみだ2号」とプッシャー「すみだ1号」のコンビに行逢。船首波と船尾からの噴流が力強くていいですなあ。しかし彼ら、砂町運河で出会う確率が高いですよね。

●旧源森川‥‥北十間川西端部の変わりぶりを見ていただこうと、どんづまりの小梅橋まで進入。工事中の北十間川樋門はと見ると、終端の三方を石張り護岸で仕上げられ、面目を一新していました。堰柱のない、フラットな樋門になるのでしょうか。
きれいに石張りされた護岸を見るにつけ、閘門化計画が潰え、今後半世紀はまず復活することもかなわないであろうと、残念な気持ちが改めて湧き上がってきたのでありました。流域の賑わい創出を胸に、閘門実現に向けて働いてきた方々もさぞ無念でありましょう。
●反転して、小梅橋船着場前から西を望んだところ。ここ発着の遊覧船もあるので、幟も何本か立てられており、賑わっている様子がうかがえます。
コンクリートの生地だった南岸も、石張りの装飾が進んで、テラスとしての竣工も近そうですね。閘門ができていたら、フネブネの行きかう船影の濃い水路となり、河畔もより整備のし甲斐があったでしょうに‥‥。すみません、つい愚痴っぽくなりました。
●柳橋から神田川に入り、和泉橋まで遡上すると、和泉橋船着場に船影が。2隻の観光船がいて、一隻はすでに離桟、上航を始めるところでした。
まだ着桟している一隻をスナップ。どんなイベントかはわかりませんでしたが、区の船着場がこうして活用されているのを目にすると、嬉しくなります。

●万世橋~昌平橋間で、顔なじみの豆曳船「第30中島丸」と行逢。旧万世橋駅高架線の赤レンガ、石張り護岸をバックに、緑色の船体が映えてなかなかきれい。護岸の石張り、つい最近の施工なのに、苔が生えてずいぶん風格が出てきましたね。赤レンガと同じくらい、昔からあるような雰囲気になってきました。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年3月26日撮影)
(『3月26日の川景色…2』につづく)

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●26日、ご案内の道々でものした光景をいくつか。
砂町運河では顔なじみのゴミ運搬船「すみだ2号」とプッシャー「すみだ1号」のコンビに行逢。船首波と船尾からの噴流が力強くていいですなあ。しかし彼ら、砂町運河で出会う確率が高いですよね。

●旧源森川‥‥北十間川西端部の変わりぶりを見ていただこうと、どんづまりの小梅橋まで進入。工事中の北十間川樋門はと見ると、終端の三方を石張り護岸で仕上げられ、面目を一新していました。堰柱のない、フラットな樋門になるのでしょうか。
きれいに石張りされた護岸を見るにつけ、閘門化計画が潰え、今後半世紀はまず復活することもかなわないであろうと、残念な気持ちが改めて湧き上がってきたのでありました。流域の賑わい創出を胸に、閘門実現に向けて働いてきた方々もさぞ無念でありましょう。

コンクリートの生地だった南岸も、石張りの装飾が進んで、テラスとしての竣工も近そうですね。閘門ができていたら、フネブネの行きかう船影の濃い水路となり、河畔もより整備のし甲斐があったでしょうに‥‥。すみません、つい愚痴っぽくなりました。

まだ着桟している一隻をスナップ。どんなイベントかはわかりませんでしたが、区の船着場がこうして活用されているのを目にすると、嬉しくなります。

●万世橋~昌平橋間で、顔なじみの豆曳船「第30中島丸」と行逢。旧万世橋駅高架線の赤レンガ、石張り護岸をバックに、緑色の船体が映えてなかなかきれい。護岸の石張り、つい最近の施工なのに、苔が生えてずいぶん風格が出てきましたね。赤レンガと同じくらい、昔からあるような雰囲気になってきました。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年3月26日撮影)
(『3月26日の川景色…2』につづく)

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10月24日の内部河川…8
(『10月24日の内部河川…7』のつづき)
●例によって、櫓下へ向けジリジリと迫るワクワク感を楽しみながら最奥部へ。毎度のことながら、河道の狭さが分け入ってゆく感覚を強調して、独特の面白さがあるんでしょうなあ。
右の写真には写っていませんが、ここに至る間も釣り糸を垂れる人の数は結構なもので、声をかけお詫びしながらの最微速。中のお一人から、「釣りしてる人、たくさんいましたか?」と質問があったので、「いや~、今日は多かったですね!」と答えたところ、「そうでしょう、全然釣れない!」と。
さっきから跳ねる魚をたびたび目にしてきたので、テラスの釣り人口が釣果を左右するのかな? と首をかしげつつ、京成橋をくぐりました。

●櫓下周辺はそこそこの人出で、緊急事態宣言解除もあってか、だいぶ賑わいが戻ってきたのでしょう。橋上からのぞき込む皆さんに手を振りながら、おしなり橋をくぐりブイ列のフェンスまで到達、そのままゴースターン。
‥‥と、観光船が一隻入ってきて、北岸の一番奥、船着場Aに達着するようです。慌てて前進に投入、左舷で南岸のテラスに着けたところ、船首の舷側を少しガリッとやってしまいました。むう、お恥ずかしい‥‥。

●何度もスカイツリーばかりで恐縮ですが、テラスの柵につかまって小休止できたところで、櫓下最接近点から仰いだスナップを。青空と澄んだ空気に恵まれると、どこから撮っても気持ちがいいですねえ。
●船首の傷を気にしながら、そのまま後ずさって京成橋東側で転回、横十間川に入って南下。
神明橋北側のこの区間は、テラスの基礎と護岸の造成はだいぶ前に終わっているものの、盛り土を締めるための土嚢が積まれた時点から長らく放置されており、ご覧のとおり草木が繁茂してモコモコという、何とものどかな状態であります。

●神明橋をくぐると一転、右手、西岸は建機やフェンスが見られ、旧護岸からテラスへ法面状に盛り土をしたりと、工事たけなわな光景に。
写真は栗原橋近くですが、こちらは法面にブロックを組んで、すでに仕上げへ入っているよう。放置感濃厚だったこのあたりも、いよいよ動き出したということでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…9』につづく)

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右の写真には写っていませんが、ここに至る間も釣り糸を垂れる人の数は結構なもので、声をかけお詫びしながらの最微速。中のお一人から、「釣りしてる人、たくさんいましたか?」と質問があったので、「いや~、今日は多かったですね!」と答えたところ、「そうでしょう、全然釣れない!」と。
さっきから跳ねる魚をたびたび目にしてきたので、テラスの釣り人口が釣果を左右するのかな? と首をかしげつつ、京成橋をくぐりました。

●櫓下周辺はそこそこの人出で、緊急事態宣言解除もあってか、だいぶ賑わいが戻ってきたのでしょう。橋上からのぞき込む皆さんに手を振りながら、おしなり橋をくぐりブイ列のフェンスまで到達、そのままゴースターン。
‥‥と、観光船が一隻入ってきて、北岸の一番奥、船着場Aに達着するようです。慌てて前進に投入、左舷で南岸のテラスに着けたところ、船首の舷側を少しガリッとやってしまいました。むう、お恥ずかしい‥‥。

●何度もスカイツリーばかりで恐縮ですが、テラスの柵につかまって小休止できたところで、櫓下最接近点から仰いだスナップを。青空と澄んだ空気に恵まれると、どこから撮っても気持ちがいいですねえ。

神明橋北側のこの区間は、テラスの基礎と護岸の造成はだいぶ前に終わっているものの、盛り土を締めるための土嚢が積まれた時点から長らく放置されており、ご覧のとおり草木が繁茂してモコモコという、何とものどかな状態であります。

●神明橋をくぐると一転、右手、西岸は建機やフェンスが見られ、旧護岸からテラスへ法面状に盛り土をしたりと、工事たけなわな光景に。
写真は栗原橋近くですが、こちらは法面にブロックを組んで、すでに仕上げへ入っているよう。放置感濃厚だったこのあたりも、いよいよ動き出したということでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…9』につづく)

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10月24日の内部河川…7
(『10月24日の内部河川…6』のつづき)

●スカイツリーをほぼ正面に眺める区間へ来ました。テラスをお散歩する人影も次第に増え、「こんにちは~」とご挨拶したり、釣り人さんも少なくないので「すみません、通らせてください」と声をかけたり、忙しくなってきました。
以前も何度か紹介した、護岸の水抜き穴下に諸々が堆積してできたアレもスナップ。何とももっこりと成長し、男性としては親しみを覚える形状のものも‥‥(下品でスミマセン)。

●境橋をくぐってから振り返って。江東の水路といえば、水管橋とともにある橋が思い出されるほど、他の都内河川にくらべて目立つ存在ですが、ここは特に出色の景観かも。
古豪といってよい、アングル材で組んだトラスに細い管を継ぎ継ぎして渡した水管橋と、太い水管の強度のみでヤッと渡ってしまう後の世代のものが並列していて、しかも眺めるにほどよい間隔で設けられている佳さ。好天もあいまって、魅力的な光景でした。
●横十間川との丁字流より西側、十間橋を見て。そういえば写真右、北側の広い範囲と、南側の二つの角も鋼矢板護岸が残っていますよね。
北十間川のここから見た南北はすでにテラス化成り、横十間川もほぼ全区間で施工が進んでいるのに、この周りだけは後回しにされているようです。スカイツリーに通う観光船の通航も少なくないところなのですが‥‥、何か理由がありそうですね。

●さてさて、毎度のことながら十間橋西側で、恒例の一枚を。
空気が澄んでディテールもくっきり、光線の塩梅もよろしくと、おかげさまで実に爽快な表情がものせて、思わず頬がゆるむ一瞬でした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…8』につづく)

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以前も何度か紹介した、護岸の水抜き穴下に諸々が堆積してできたアレもスナップ。何とももっこりと成長し、男性としては親しみを覚える形状のものも‥‥(下品でスミマセン)。

●境橋をくぐってから振り返って。江東の水路といえば、水管橋とともにある橋が思い出されるほど、他の都内河川にくらべて目立つ存在ですが、ここは特に出色の景観かも。
古豪といってよい、アングル材で組んだトラスに細い管を継ぎ継ぎして渡した水管橋と、太い水管の強度のみでヤッと渡ってしまう後の世代のものが並列していて、しかも眺めるにほどよい間隔で設けられている佳さ。好天もあいまって、魅力的な光景でした。

北十間川のここから見た南北はすでにテラス化成り、横十間川もほぼ全区間で施工が進んでいるのに、この周りだけは後回しにされているようです。スカイツリーに通う観光船の通航も少なくないところなのですが‥‥、何か理由がありそうですね。

●さてさて、毎度のことながら十間橋西側で、恒例の一枚を。
空気が澄んでディテールもくっきり、光線の塩梅もよろしくと、おかげさまで実に爽快な表情がものせて、思わず頬がゆるむ一瞬でした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…8』につづく)

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10月24日の内部河川…6
(『10月24日の内部河川…5』のつづき)

●亀戸線の西、南側に亀戸二中があるあたりは、かつての北十間川そのままの、鋼矢板とジャングル(?)が連なる区間。ここだけ切り取ると、テラス化など片鱗すら見出せないのが何とも。
南岸、堤防の天端を結構な延長で撤去しながら、鋼矢板を残した半端な状態で工事が止まっているところも、以前からのまま。こういう場所も、2階の高さまで水面が来ていたかつてをしのぶ、という意味で残してほしい気もしますが‥‥。

●北岸のみテラスが延伸された、S字屈曲区間に進入。もっともテラスは供用されておらず、路面には落ち葉や木っ端くずが溜まり、何とももったいないというか。ここが開放されたら、鼻先で鋼矢板をじっくり拝める観察スポット(笑)となるところだなあ、と妄想。
●S字屈曲を抜けて直線区間に入ると、南岸のテラスの柵に点々と、数羽の鷺さんが間隔をあけて留まっていました。
先ほどからしきりに魚が跳ねたり、泳ぐ姿も水面を透かして見えていたので、鷺たちにとってもよい餌場なのでしょう。南岸のテラスのこのあたりも、完成しながら供用はまだなので、水鳥の憩いの場になっているのですね。

●こんなに河道が狭いのに、艇が近づいても悠然と構えるダイサギ君。ゆったりとした動きが、どこか老成した雰囲気を感じさせます。いいお顔をものしてやろうと、正横近くに来たときパシャパシャやったところ、一枚だけですが可愛らしい表情が撮れました。
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…7』につづく)

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南岸、堤防の天端を結構な延長で撤去しながら、鋼矢板を残した半端な状態で工事が止まっているところも、以前からのまま。こういう場所も、2階の高さまで水面が来ていたかつてをしのぶ、という意味で残してほしい気もしますが‥‥。

●北岸のみテラスが延伸された、S字屈曲区間に進入。もっともテラスは供用されておらず、路面には落ち葉や木っ端くずが溜まり、何とももったいないというか。ここが開放されたら、鼻先で鋼矢板をじっくり拝める観察スポット(笑)となるところだなあ、と妄想。

先ほどからしきりに魚が跳ねたり、泳ぐ姿も水面を透かして見えていたので、鷺たちにとってもよい餌場なのでしょう。南岸のテラスのこのあたりも、完成しながら供用はまだなので、水鳥の憩いの場になっているのですね。

●こんなに河道が狭いのに、艇が近づいても悠然と構えるダイサギ君。ゆったりとした動きが、どこか老成した雰囲気を感じさせます。いいお顔をものしてやろうと、正横近くに来たときパシャパシャやったところ、一枚だけですが可愛らしい表情が撮れました。
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…7』につづく)

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10月24日の内部河川…5
(『10月24日の内部河川…4』のつづき)
●北十間川の東端区間といえばまず思い浮かぶのが、現在改架工事中である小原橋。旧橋が健在だったときは、短い径間の橋脚にはさまれたその前後が狭窄区間でしたが、今は工事の足場がそれに代わって、狭さを維持(?)している形ですね。
新小原橋の向こうに、クレーンのジブが見えることでもわかるように、工事はまだたけなわのよう。新小原橋の桁下空間を利用して架設された仮橋も健在です。

●新小原橋の下から足場を見て。昨年3月に訪ねたときとくらべて、どうでしょう。少なくともクレーンの塗色は変わっていません。
右手では、本来の岸から離れたところに、新たに鋼矢板を打ち込んでおり、橋台の工事を準備しているように見えました。両岸とも土嚢が積まれた上に建機が並び、狭い中で作業されるご苦労がしのばれます。

●‥‥まあ、このたぐいにはどうしても目線が吸い寄せられてしまうのですが‥‥。
「工事中:つき航行注意!!」‥‥誰かが触ってちょっとズレちゃったのかな?

●東武亀戸線の北十間川橋梁。たまには変わった角度からスナップしてみようと、上下線の桁の間から、北側を仰いでみたところ。
架線柱のビームがのぞけるだけで、あまり面白くなくて申しわけありません。これで電車が来ればそそる絵になったのかもしれませんが、今回は残念ながら出くわしませんでした。
●くぐってから振り向いて。しばらくニュートラルで流して待ちましたが、やはり電車が来ないのであっさりあきらめて、ふたたび微速前進。
右手の2棟は以前からありましたが、近年になって建った左のビルが結構な圧迫感ですね。この角度から眺めるとビルの谷間な感じが強調されて、今さらながら河畔の変化に驚かされたものでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…6』につづく)

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新小原橋の向こうに、クレーンのジブが見えることでもわかるように、工事はまだたけなわのよう。新小原橋の桁下空間を利用して架設された仮橋も健在です。

●新小原橋の下から足場を見て。昨年3月に訪ねたときとくらべて、どうでしょう。少なくともクレーンの塗色は変わっていません。
右手では、本来の岸から離れたところに、新たに鋼矢板を打ち込んでおり、橋台の工事を準備しているように見えました。両岸とも土嚢が積まれた上に建機が並び、狭い中で作業されるご苦労がしのばれます。

●‥‥まあ、このたぐいにはどうしても目線が吸い寄せられてしまうのですが‥‥。
「工事中:つき航行注意!!」‥‥誰かが触ってちょっとズレちゃったのかな?

●東武亀戸線の北十間川橋梁。たまには変わった角度からスナップしてみようと、上下線の桁の間から、北側を仰いでみたところ。
架線柱のビームがのぞけるだけで、あまり面白くなくて申しわけありません。これで電車が来ればそそる絵になったのかもしれませんが、今回は残念ながら出くわしませんでした。

右手の2棟は以前からありましたが、近年になって建った左のビルが結構な圧迫感ですね。この角度から眺めるとビルの谷間な感じが強調されて、今さらながら河畔の変化に驚かされたものでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…6』につづく)

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