4月16日のさくらしべ降る水路…8

(『4月16日のさくらしべ降る水路…7』のつづき)

204036.jpg立花一丁目付近で、まだたくさんの花を残していた、見事な枝ぶりの一本を認めて。川面に枝をさしかけているわけではないものの、こうして沿岸の桜を愛でることができるのも、堤防が低められたおかげです。

風に吹かれてさらさらと飛んでくる花弁、静かな川面に音もなく舞い降りて浮かび、真新しいテラスで挟まれた狭水路を、風情あるものにしてくれました。



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東武亀戸線橋梁の手前で、しばし行き足を止めて、電車の通過を待つことに。幸いにも間なしに踏切の警報機が鳴りだして、2輌編成の短い電車が、ゴォッと姿を現わしました。

この前後、旧小原橋が撤去されたりして、いよいよテラスの工事が始まるのかしら? と思っていたら、S字屈曲のあたりで一息ついてしまい、今のところ手を着けた様子は見られません。最狭窄部とジャングル(?)区間、まだ少しは命永らえそうであります。

204038.jpg旧中川に出て南下すると、東岸はまだまだ「見られる」桜が何本かあって、ほぼ散ってしまった並木の中に、1本、また1本と咲き残りが。

そういった名残桜には、皆さん惹かれるものがあるのでしょう。決まって敷物を広げて憩う家族や、カップルの姿が見られて、いかにも春めいた、のどかなシーンを楽しむことができました。


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というわけで、満開は逃したものの、好天もあいまって大いに楽しめました。午後に入って、予報どおり風も強くなったので、閘門様から内部河川を離脱、帰路につくことにしましょう。

真南の風が入ったとあって、通閘後に出た荒川はその名にたがわず大荒れ。頭からスプレーを浴びつつ、波頭を跳ね回る艇を抑えるのに骨を折りながらも、満足のていで下航したのでした。
撮影地点のMapion地図

(29年4月16日撮影)

(この項おわり)

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4月16日のさくらしべ降る水路…7

(『4月16日のさくらしべ降る水路…6』のつづき)

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204032.jpgやってまいりました、スカイツリーの櫓下。お天気なので、も少し賑やかだと思ったのですが、両岸の人出は見たかぎりぱらぱらと、河上は観光船もおらずカヤックのフリート数隻のみ。

入ってすぐ左手、テラス上にささやかながら満開の桜が1本。小さくとも、フッと目線が吸い寄せられるのですから、その磁力というか、えもいわれぬオーラといいましょうか、ともかく不思議なものです。

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定番の角度から一枚、その2。季節柄、抜けるような青空は望むべくもありませんが、厚着をしなくとも艇上で過ごせるこの暖かさ、やはりありがたいもの。

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向かい風を利用して首尾よく転回、京成橋を抜けたあたりで、水面近くにたゆたう亀‥‥スッポンを発見! ほっ本当にスッポン? まあ、ここはスッポンということにしておきましょう(適当だな)。
いうまでもなく、木っ端ブネ一同は騒然(笑)。

北十間川で、普通の亀は見たことがありますが、スッポンは初めてです。しかし、よほど弱っているのか、我々が近づいても、ときどき首や手足を動かすだけで、一向に潜ろうとはしませんでした。

204035.jpg日本橋川などでは、結構な数の亀をみかけますから、川に彼らを活かすに足る、餌となる生物があることになります。スッポンがいるとなると、うっかり川に落ちたりできませんねえ、などとひとしきり盛り上がる艇上。

スッポン騒ぎも落ち着いたところで、北十間川を東航することに。テラスにもところどころ、小さな桜が植わっていて、可愛らしい咲きぶりを見せてくれました。この木が大きくなったら、北十間川も華やかになりそうです。


(29年4月16日撮影)

(『4月16日のさくらしべ降る水路…8』につづく)

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4月16日のさくらしべ降る水路…6

(『4月16日のさくらしべ降る水路…5』のつづき)

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新たに造成したテラスの上に、えらくこんもり繁ってしまっている木(草?)が‥‥。法面に生えていたものが張り出してきたのでしょう。まだ床面を仕上げていない、コンクリートの生地が日照で暖まっているとか、木の生育によほど好環境なナニカがありそう。

フェンスの向こうは、旧江東水上バスの亀戸船着場。テラスに取り込まれた形になってしまいましたが、前進した護岸にもフェンダーは備えられているので、船着場としての機能は今後も活かされるのでしょう。

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このあたりも仕上げ前の床面に、等間隔で土嚢が置かれ、時間をかけて落ち着かせている様子。テラスは橋の前後で途切れている例も少なくありませんが、栗原橋の下はちゃんとつながっていますね。

先ほどの汐浜運河同様、粗い密度ながら桜の花びらが点々と浮いて、春先の川面らしい雰囲気を盛り上げます。左手橋詰に散りかけの桜が一本見えますから、ここから飛んできたものでしょうか。

204028.jpgテラス建設が進む横十間川を後に、こちらは造成がほぼ成った北十間川に入りましょう。とはいっても、丁字流とその前後はまだ、水位低下化前の鋼矢板護岸そのままで、長らく手が付けられていない状態。何か理由がありそうですね。

橋台を含めてリニューアルされた、ビュースポットとして知られる十間橋‥‥ええと、ものいいをつけて恐縮ですが、「じっけんばし」ではないんでしょうか。

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204030.jpgやはりここを訪れたからには、定番の一枚を撮らずにおらりょうかと。季節柄シャープさには欠けますが、いいお顔が拝めて嬉しいです。

何度も同じことを繰り返して申しわけない。この「北十間川方式」とでもいうべき、法面の植栽には訪ねるたびに感心させられます。こういうデザインをされた方のお話が載っている雑誌とか、広報紙とかがあったら読んでみたいですねえ。
撮影地点のMapion地図

(29年4月16日撮影)

(『4月16日のさくらしべ降る水路…7』につづく)

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11月20日の川景色…9

(『11月20日の川景色…8』のつづき)

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これも毎回、同じような絵で大変恐縮なんでございますが、すごく好きなんですよ、京成橋をくぐるひとときが! 

手前の増設部分と、奥の従来部分の違い、騎兵の槍みたいな落橋防止装置、ガッチリと補強された橋脚と、「橋の裏側風景」としてももちろん惹かれるのですけれど、何度か書いた「鉄塔世界の『門』」としてのワクワク感が、他の橋と一味違った魅力をかもし出しているに違いありません。

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199063.jpgむう、暗く撮れてしまったけれど、おしなり橋をくぐるという行為自体が貴重ではあるので、これも前と同じような写真でスミマセン。

例のごとく、水面を仕切るフェンス手前で、何度か切り返し回頭成功。あれ? フェンスのブイ、こんな赤っぽい色だったかな? 以前はオレンジだったような記憶が‥‥。間違っていたらご容赦下され。


199064.jpg花の櫓下とあれば、不審船が皆々様の注目を集め、ときにおスマホ様の被写体となってしまうのは、もはや織り込み済み。でもやっぱり恥ずかしいわ‥‥。

おスマホ様といえば、今さらながら、カメラ機能の充実と向上は目覚ましいばかり。単体のカメラ、特にハンディな機種は、遠からず絶滅しそうな気すらしてきました。コンデジで写真の楽しさがぐっと広がったクチなので、高級機かスマホの二択という未来は、あまり想像したくありません。

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帰路、テラス工事の続く横十間川で、私好みの小型曳船「第二十三葵丸」と再会。以前「4月29日の内部河川…3」のとき、北十間川で出会いましたっけね。

(28年11月20日撮影)

(『11月20日の川景色…10』につづく)

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11月20日の川景色…8

(『11月20日の川景色…7』のつづき)

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屈曲区間に入ると、雰囲気の変わりようは結構なものでした。テラスの幅が取れないせいか、例の「北十間川式」に花壇をあつらえたものでなく、平滑な法面ということも手伝って、文字どおり左右で明暗を分けたような光景。

これが直線区間であったなら、これほど印象深くはなかったでしょう。目の高さの視界がほぼ護岸のみになる、カーブならではのインパクトではあります。

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ここで、一枚目の写真とほぼ同位置(正確には、少し西へ進んだ場所ですが)で撮った、25年5月12日の写真(前後のスナップは『5月12日の川景色』参照)を。ああ、錆色の鋼矢板には、青空と強い陽射しが似合うなあ‥‥。

こうして見くらべてみると、北岸だけとはいえ、テラス化の効果をまざまざと感じさせるものがあります。ともあれ、この錆色の屈曲水路も、過去のものとなったわけでした。

199058.jpg右カーブが収まり、左カーブに触れる手前で、左側‥‥南岸のテラスが始まりました。こちらはご覧のとおり、急な法面に巧みに花壇を設け、植栽で飾った「北十間川式」の装い。

この時点ではまだ、供用されていないと思いましたが、見たかぎりでは路面もすっかり掃き清められ、いつお散歩の人が現れてもおかしくない雰囲気です。


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199060.jpgそうそう、十間橋もきれいになったのだった‥‥。横十間川との丁字流に面し、「逆さスカイツリー」のビュースポットとしても知られる古い鋼鈑桁橋。ガーダーが塗り替えられただけでなく、コンクリート製の高欄も輝くばかりの白さ、加えて橋台も新品同様に! 橋台前に堆積していた泥も、浚渫されたようですね。

個人的な欲をいえば、橋名の書体がちょっと安っぽい感じがすることでしょうか。ともかく、古い鋼橋の延命がなされてよかった!

十間橋をくぐった後は、いうまでもなく恒例の一枚を。雲が多くなって、バックが白っぽくなってしまったのが残念ですが、変わらず素敵な川景色ではあります。
撮影地点のMapion地図

(28年11月20日撮影)

(『11月20日の川景色…9』につづく)

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