秋の水郷三昧…6
(『秋の水郷三昧…5』のつづき)

●これもお久しぶりの前川水門、タイル張りの堰柱、同色に塗り上げたシェル式ゲートと、相変わらず端正なたたずまい。橋上に立つお揃いの法被をまとったカップルが見られますが、何かお祭りでもあるのかしら。
前川水門橋から、県道101号線あやめ橋の間は、水郷観光の中心地たる船溜の一つ。川面は空を映して青く、あくまで穏やか。右手は「水郷潮来あやめ園」、この上天気とあって、人出も多いことでしょう。

●橋の裏側ならぬ、扉体の裏側を見上げて。シェル式ゲート特有のつるりとした造作に、点々と並ぶ排水口、表面に汚れもほとんど見られないことから、定期的に洗浄されているのでしょう。さすが水郷の顔。
舳艫を接してもやうサッパの向こうには、食堂に土産物店、立ち並ぶ幟に客待ち顔の船頭さんと、懐かしい昔ながらの観光地の雰囲気濃厚な一角。我がサッパの船頭さんも、岸辺や橋の上にいるおばさんたちと、親しげに言葉を交わしながら進みます。

●あやめ橋、思案橋とくぐって、潮来を代表する橋、水雲橋を仰いで。いかにも軽快な感じのする人道橋で、道床をアーチに沿わして太鼓橋としたあたり、眺望もよさそう。渋めの塗装も効いていて、船から見上げた感じも良いものです。
先代橋は昭和10年、前川河口に創架された木橋で、潮来で初めて架けられた橋だったとのこと。現在の橋は、反橋だった先代橋のスタイルをモディファイし、昭和53年に竣工しました。名前は江戸時代に庄屋を務めた郷土の偉人、宮本茶村の号・水運から取ったのだそうです(橋詰の石碑・『水雲橋の名称由来』より)。
【撮影地点のMapion地図】
(28年11月6日撮影)
(『秋の水郷三昧…7』につづく)

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前川水門橋から、県道101号線あやめ橋の間は、水郷観光の中心地たる船溜の一つ。川面は空を映して青く、あくまで穏やか。右手は「水郷潮来あやめ園」、この上天気とあって、人出も多いことでしょう。


舳艫を接してもやうサッパの向こうには、食堂に土産物店、立ち並ぶ幟に客待ち顔の船頭さんと、懐かしい昔ながらの観光地の雰囲気濃厚な一角。我がサッパの船頭さんも、岸辺や橋の上にいるおばさんたちと、親しげに言葉を交わしながら進みます。

●あやめ橋、思案橋とくぐって、潮来を代表する橋、水雲橋を仰いで。いかにも軽快な感じのする人道橋で、道床をアーチに沿わして太鼓橋としたあたり、眺望もよさそう。渋めの塗装も効いていて、船から見上げた感じも良いものです。
先代橋は昭和10年、前川河口に創架された木橋で、潮来で初めて架けられた橋だったとのこと。現在の橋は、反橋だった先代橋のスタイルをモディファイし、昭和53年に竣工しました。名前は江戸時代に庄屋を務めた郷土の偉人、宮本茶村の号・水運から取ったのだそうです(橋詰の石碑・『水雲橋の名称由来』より)。
【撮影地点のMapion地図】
(28年11月6日撮影)
(『秋の水郷三昧…7』につづく)

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