信濃川水門…4

(『信濃川水門…3』のつづき)

70086.jpg注意書きは2枚あって、上のものが「通航者のみなさんへ」と題した、インターホンを使っての操作員との連絡法。下が「通航方法に関する順守事項」で、どこの閘門でも見られる通航のきまりを示したもの。インターホンが無応答でも、間をおいてまたかけてみなさい、というあたりが親切です。操作員さんもお手洗いに立つことだってあるでしょうからね。

写真を見ていたら、背後の水位尺が気になってきました。閘室ひたひたで、T.P.+2.9m…。もし機会があって通ることができたら、そりゃゼヒ、ひたひたでお願いしたいですねえ。

70087.jpg閘門は高水敷に喰い込んだかたちで設けられているので、下流側から真正面を拝むことができました。もっとも、下水の水管橋が視界をさえぎっているので、ご覧のとおりではありますが。

護岸にもフェンダーとビットが設けられ、入閘前の待機所として整備されています。水門と違って、信号は2灯式で、常時点灯のようですが、扉体を開放しているにもかかわらず、赤を現示していました。

70088.jpg新潟の水上バス…8」で触れた、通航標識の裏側を見たら、通行人向け?に標識の説明板が。

東京のそれに無い標識は、上段の二つ「非動力船の航行制限」と「急発進・急加速・急回転の禁止」ですが、やっぱりピンと来ないというか、イメージと合わない気が…。東京と同様の標識も、微妙に絵柄が異なりますね。各地方の監督官庁で、下絵が統一されていないのでしょうか。

70089.jpg下流側から、水門・閘門と本川大橋を望んで。残念ながら、閘室の横は柵がしてあって入れませんでしたが、新潟の水門初訪問、短時間ながら楽しめました。

次なる目的地は…ふと見上げると、ちょうど「安田新潟自転車道 有明大橋まで0.7km」との看板が。いや、有明大橋でなくもっと先、もう一つの閘門があるところまで!

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(23年8月9日撮影)

(『関屋分水を走る』につづく)

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信濃川水門…3

(『信濃川水門…2』のつづき)

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閘門の上流側扉体のアップ。見ると二葉式で、通常は奥の大きい扉体のみ運転し、増水時は手前の扉体も使って、高さを稼ぐ型式のようですね。

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こちらでも銘板を撮ってみました。左が水門の主ゲート、右が閘門の上流側。魚道のそれと同じく石川島播磨の施工。水門の扉体寸法は30×9m、重量183t。閘門の扉体寸法は10×8m、重量40tとあります。

70083.jpg

70084.jpg閘門の下流側ゲートを橋の上から(上写真)。先ほど船からも見たように、閘門の扉体は上流側をオレンジ系に塗っています。背割堤はごく細いもので、閘室側面にはフェンダーがまばらに取り付けられてはいるものの、わずかなビットのほか、アイやクリートなど繋留のための備えはないようでした。

右の写真のように、岸側には階段が設けられています。フェンダーの間隔や繋留設備から、艀など、大型の船舶の通航のみ想定したようですね。

70085.jpg下流側から二つのゲートを眺めて。表裏の色が違うので、印象ががらりと変わって見えるのが面白いですね。

操作はもちろん遠隔式ですが、機側運転室のような小さいボックスも、手前の堰柱の根元に設けられています。この「運転室」、大きな信号器と長々とした注意書きが、さして広くもない妻板に所狭しと詰め込まれて、何やらユーモラスで惹かれるものが。注意書きに何が書いてあるのか、ズームで拡大してみましょう。
撮影地点のMapion地図

(23年8月9日撮影)

(『信濃川水門…4』につづく)

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信濃川水門…2

(『信濃川水門…1』のつづき)

70076.jpg水門を間近に愛でつつ、橋を渡って対岸にある閘門を目指しましょう。管理橋を兼ねた橋は、本川大橋といって昭和50年10月の竣工。ご覧のとおり結構な交通量です。

この日の気温は確か35℃前後、日なたではクラクラしそうな暑さですが、川面に近いせいで常に風があり、火照った身体を冷ましてくれるのはありがたいことでした。


70077.jpg

70078.jpg東岸には魚道ゲートが大小1径間づつあり、閘門と併せて水門の外観に変化を与えています。魚道だけで、なぜ2径間も費やすの? と、不思議に思われた方もおられるでしょうが、私も以下に掲げた銘板を目にして、驚かされました。

まあ、私が知らないだけで、魚道界(?)ではこのくらい、常識なのかもしれませんが。しかし、水門は常時開なのですから、魚道がおサカナさんに有効利用される確率は、あまり高くなさそうですよね。

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左が大きい方、右が小さい方の銘板ですが、1行目「信濃川水門 魚道ゲート」の次に注目。それぞれ「アユ用」「サケ・マス用」と!
 
う~ん、魚種によって魚道の段々の寸法や形状が違うとか、そこまでは想像できるのですが、肝心のおサカナさんたちに「ここはオレたち専用だ」と、認識してもらえるのかしら…。

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扉体を横目で見ながら、本川大橋をゆっくり渡ります。こうして扉体の平べったさを間近に感じるのって、すごく久しぶりな気が…。艇や水上バスから見上げるのも楽しいですが、陸上から眺める水門も、また違った迫力が感じられてよいものですね。

(23年8月9日撮影)

(『信濃川水門…3』につづく)

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信濃川水門…1

(『新潟の水上バス…14』のつづき)

70071.jpg水門に向かう道々で、岸にもやっていた艇たちが気になって一枚。これも「新潟の水上バス…7」で見た艇同様、保安庁か警察あたりの払い下げらしい外観です。

しかし、先日の増水以来のゴミが溜りに溜まって、すごいことになっていますね。甲板上も雑然として塗装も色あせており、もう長い間使われていないようです。

70072.jpg県庁前船着場を離れた直後、水上バスから撮ったもの。こちら側から見ると、むしろ陸からより悲惨な感じがして、もう廃船寸前といった雰囲気。

手前の艇、「くすかぜ」と名前が書き込まれていますが、雑然とした様子に加えて、ゴミが溜まっていたこともあり、「くずかぜ」と読めてしまった…ごめんなさい。

70073.jpg
激走10分で信濃川水門に到着。まずは締切堤の岸に出て、オカから初めて望む全容を一枚。

高水敷は、先日の増水でどこも泥をかぶり、一面の土気色。積もった泥を処理する重機が、盛んに働いているのが目につきました。

70074.jpg東端の堰柱前、ちょっとくたびれた説明板を発見。ゲートの性能とか扉体の形式とか、そういったものが書かれていることを期待したのですが、残念ながら…。

閘門に魚道と、水門個体で見ても興味深い部分は少なくないと思うのですが、「関屋分水」(信濃川水系)などサイトでの紹介を見てみると、どうも関屋分水のパーツの一つとして扱われがちのようですね。

70075.jpg
魚道ゲートの脇から水門を眺めていたら、水上バスが顔を出しました。先ほど乗ってきたアナスタシア号の僚船、ベアトリス号です。

現在時刻11:33、みなとぴあを10:53に発し、県庁前には停まらずに、ふるさと村に11:53に着くいわば急行便ですね。日中1時間ヘッドというと、一見長閑な感じがしますが、往復便を含めれば約30分おきに水上バスが来るわけです。2隻で回していることを考えると、隅田川筋にも負けないくらい(!)の頻発運航に思えました。
撮影地点のMapion地図

(23年8月9日撮影)

(『信濃川水門…2』につづく)

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タグ : 信濃川水門 信濃川 信濃川ウォーターシャトル 水上バス

新潟の水上バス…14

(『新潟の水上バス…13』のつづき)

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信濃川水門をふたたびくぐって。輝く夏雲をバックに見上げる、水門の素敵な表情にいうことなし。

70067.jpg水門を過ぎてしばらくすると、同乗の家族連れがデッキに現われ、水面にお菓子を投げ始めました。

不思議なことに、どこからともなくカモメの群れが船を追うように集まってき、飛び交いながらお菓子の争奪戦を始めたのです。家族連れはきっと、水上バスの常連さんで、餌付けされていることを知っていたのでしょう。水門とカモメ、いい風景を見せていただきました!

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県庁前船着場で下船、離れゆくアナスタシア号を見送って。また後でお世話になります。

70069.jpg草地に立っていた看板には、ここが地盤改良された防災船着場であることが説明されていました。

ここ県庁前は、水上バス停としての通称のほかに、「新光町船着場」という正式名称を持っているのですね。図によるとさらに上流にも2ヶ所、同様の防災船着場がありますが、こちらは水上バスのルートには入っていないようです。
あら、何か既視感のあるアレが…。
撮影地点のMapion地図

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船着場を離れて、気持ちのよい河畔の道をまずは上流へ。
最初に目指すのはもちろん、信濃川水門です!

(23年8月9日撮影)

(『信濃川水門…1』につづく)

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