FC2ブログ

5月3日の西側河川…9

(『5月3日の西側河川…8』のつづき)

172041.jpg木場公園大橋の主塔を見上げて。薄雲がかかる青空によく映えて、爽快な眺めです。大河や臨海部でなしに、これだけの規模の斜張橋が水面から眺められるのは珍しくもあり、高いビルの少ない江東だけに、より堂々として見えるのもいいですね。

‥‥のんびりしているように見えますが、まだまだ低い橋が控えており、内部河川脱出の時刻も迫っているので、実はヒヤヒヤしながらの微速航行なのであります。はい。

172042.jpg

172043.jpg径間が比較的短くて、お手ごろ(?)感が好ましい崎川橋。両端がテラスで隠れてしまっているのはパターンですが、西側は水管橋もなく、存分に震災復興トラスの魅力が味わえるのはよいものです。

ここでおなじみ大横川との丁字流、くぐれなかった茂森橋をうらめしげに眺めながら、舵を左へ切って北上を始めると‥‥。


172044.jpg
大栄橋の橋名が、はがれかけたりひび割れたりして、何かを思い出させるへろへろ書体になっていました。あっ、「南前堀…2」で、橋脚に掲げられていた注意書き、「係船禁止」の劣化にそっくり。そういえば、白妙橋の橋名も、同じようにへろへろになっていたなあ。

本体は塗り替えて間がないのに、橋名がすでにこの状態では、ステッカーの材質がやわすぎるとしかいいようがありません。従来どおり、塗料でのレタリングにした方がよさそうですね。

ともあれ、A.P.+2.8mをくぐれて、少し気持ちが楽になりました。しかし、元木橋は本当に大栄橋と同じ桁下高なのか‥‥。しつこいですが、ますます気になってしまいました。

172045.jpg
通るたびに同じような感想で恐縮ですが、筋交を塗り分けたりして、トラスの中でも瀟洒な装いだった福壽橋、高欄の錆がますます進行しているようで、ちょっと痛ましくなってきました。

何か、橋梁パトロールみたいな感じになってきたな‥‥。まあ、好き者が道楽で勝手なことを書き散らしているだけで、その筋にもの申そうなどという意識高めの神経は、雀の涙ほども持ち合わせておりませなんだ。
撮影地点のMapion地図

(27年5月3日撮影)

(『5月3日の西側河川…10』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 仙台堀川 大横川 江東内部河川

5月3日の西側河川…8

(『5月3日の西側河川…7』のつづき)

172036.jpg
中の堀川(旧中ノ堀)、大島川西支川と中の堀川樋門で接する短いカギの手の水路で、ぽつりと取り残されたようなその姿は、西側河川でも異彩を放つ存在です。

水面から何とはなしに眺めていて、ふと気づかされたことが。「5月3日の西側河川…2」で、「両側面の鈑桁で高欄を兼ねた、中路式というんでしょうか、この手の最も簡素な鋼桁橋も、もはや数少なくなってきましたよね。」と書きましたが、ここにも古い鈑桁橋、豊島橋が生き残っていたんだっけ! 柵越しにガーダーがチラリと見えますね。

172037.jpgまあ、何分我が艇では、この中の堀川樋門の狭い径間をクリアできるわけもなく、よしんば通れても水深がないので‥‥。いずれお散歩にでも訪れて、陸から攻めてみるとしましょうか。

豊島橋を水面から楽しめるのは、小型のインフレータブルや、カヤックのオーナーの特権ということになりますね。


172038.jpg前方に迫ってきた元木橋、A.P.+2.8mとのことだったので、イケるかな‥‥と、フロントグラス上端から片目で透かし見ると、う~ん、桁裏が見えない。この向こうだと転回も面倒ではあるしと、脱出時間も考えてここで戻ることに。

松永橋の桁下、同乗者の皆さんが驚かれる例の「首つりロープ」、正しくは清掃船のもやいが、二本ぶら下がっていました。半ば袋小路ではあるし、休憩所としてはもってこいなのかも。

172039.jpg

172040.jpg
仙台堀川へ戻って丁字流を直進、木場公園の近く、末広橋(A.P.+3.0m)を前に一枚。

どう見ても、元木橋と0.2mしか桁下高が違わないとは思えないなあ‥‥。元木橋、構造が新たに追加されたとか、地盤沈下したとか、何かあったに違いないと、根拠のない妄想が脳内をぐるぐる。
撮影地点のMapion地図

(27年5月3日撮影)

(『5月3日の西側河川…9』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 仙台堀川 大島川西支川 江東内部河川 中の堀川樋門 樋門

5月3日の西側河川…7

(『5月3日の西側河川…6』のつづき)

172031.jpg海辺橋、清澄橋とくぐって仙台堀川を西進。どちらもテラス護岸造成の後に架け替えられたのでしょう、橋台と護岸がツライチになって、見た目にもすっきりしています。

テラスができる前からある古い橋だと、護岸から引っ込んだ本来の岸に橋台があって、テラスは途切れて橋詰に凹部をつくっているのが普通ですから、一見して架橋年代が推測できる方法ではあります。

172032.jpg

172033.jpg
西端、清川橋から清澄排水機場をのぞき込んで。以前「清澄排水機場のあたり…1」のときにお散歩してみましたが、排水機場と樋管、それに堤防とテラスをはさんで、ここから隅田川まで結構な隔たりがあります。

大島川水門、平久水門に洲崎南水門、そして新小名木川水門、堅川水門と、感潮域である西側河川の水門が全閉鎖されたら、機力排水できるのは確かここ一か所でしたよね? 愛すべき堀割群を守る要の施設、向こうに抜けたい気持ちはやまやまなれど、ここはありがたく拝んでおきましょう。

172034.jpg

172035.jpg潮位が上がって閉じ込められる前に、急いで脱出せねばという気持ちはありながら、ここまで来たらやはり、大島川西支川も顔を出しておきたくなるのが人情です。第一橋、松永橋の橋詰では、テラスで遊んでいた小さな子供たちが、元気よく手を振ってくれました。

こちらも手を振りかえして通り過ぎたものの、潮位も迫っているとなれば、この先ですぐ引き返さねばならず、少々気まずいことではあります。ここはまだ川幅があるので、転回が楽であることが救いではありました。
撮影地点のMapion地図

(27年5月3日撮影)

(『5月3日の西側河川…8』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 仙台堀川 大島川西支川 江東内部河川

5月3日の西側河川…6

(『5月3日の西側河川…5』のつづき)

172026.jpg仙台堀川に入りました。丁字流を西へ折れると、まず目に入ってくるのが、長方形の側面で知られるトラス、亀久橋。好きな橋の一つなのですが、どういうわけだか、自分なりに納得のゆく写真をものにできた(コンデジ片手撮りで何を偉そうに)ことがないのです。

ウマが合わないのか、嫌われているのか‥‥。水面から見上げてよし、渡ってよしの、復興橋の中でも五指に入るキュートな橋であると思っているのですが、どうやら片思いのようです。

172027.jpg
くぐって、西側から仰いだところ。むう、やはりうまく撮れないなあ。ステンドグラス(?)の入った橋灯が素敵。経年で色あせた結果なのか、軍艦色のような青味がかったグレーがよく似合います。

172028.jpgゆるい「へ」の字状の屈曲の、角に位置するためか、どうもよいポジションが取りにくいきらいがあるような。東側には大きなコンクリート橋台を持つ水管橋、西側はテラスの張り出しが大きい上、両岸に桜がかぶさってと、どちらから見ても全体像がとらえづらい環境なのもあるでしょう。

などと、周りのせいにしてばかりいるのも、よくありませんね。丹念に探せば、どこかにきっと、魅力的な角度があるに違いありません。

172029.jpg
木更木橋の高欄中央には、「江戸時代の材木問屋」と題した、浮世絵か何かを模したらしい彩色画が。このくらい近づかなければわかりませんが、水面を行き来するフネブネに向けたメッセージがあるのは、やはり嬉しいですね。

アーチ橋を意匠化したと思しき、左右の高欄も素敵。あっ、この橋の桁も、黒というかこげ茶というか、それ系の色ですよね。

172030.jpg
大横川の練兵衛橋~東富橋間ほどではないものの、こちらも高密度の桜並木を誇るお花見水路。静かな川面に新緑を映したさま、来てよかったとしみじみ。

これが袋小路でなくて、清澄排水機場のところが隅田川と通じていれば、もっと気軽に出入りできて、大横川ばりに花見船で賑わったことだろう‥‥と妄想。
大した距離ではないものの、表通りから何本か入り込まねばならないのは、やはり足が遠のくでしょう。出入りにかなり低い橋をくぐる必要があるのも、閉じ込められる前に出なければと、及び腰になってしまいますよね。
撮影地点のMapion地図

(27年5月3日撮影)

(『5月3日の西側河川…7』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 仙台堀川 江東内部河川

清澄排水機場のあたり…4

(『清澄排水機場のあたり…3』のつづき)

122027.jpg4本保存されている、上之橋の親柱を見てみました。ご覧のとおり、コンクリート+石材製の基部から、青銅風に塗り上げられたランプケース(?)まで中々凝った形で、現役時代は重要な橋であったことがうかがえます。銘板は漢字・平仮名とも、左横書きでした。

どんな橋だったのだろう、と、たびたび引用させていただいている「東京の橋」(石川悌二著)を開いたところ、ごく不鮮明な小さいものながら、タイドアーチらしい写真が載っていました。隅田川に面した第一橋のパターンに漏れず、下路式の橋で、一種の「目印の橋」として造られたのでしょう。竣工は昭和5年といいますから、震災復興橋の仲間ですね。この南にあった、中ノ堀の中之橋、油堀の下之橋と名前も揃って、いわば第一橋のトリオ的な存在だったようです。

122028.jpg

122029.jpg親柱の奥には、清澄排水機場の説明と、平断面図が掲げられていました。あっ、平面図の一番左、暗渠を横断する点線が描かれていますね! あれが「謎の土手」の下に埋まっている、管渠か何かを現わしているのでしょうか。

せっかくなので100mほど歩き、排水機場の東側…呑口も、清川橋から眺めてみました。ゴミよけの格子の前には、角落としをはめる溝を切った管理橋があり、右手には格子に溜まったゴミを掃除する、クレーンが備えられているのが見えます。

122030.jpg
清川橋から南詰のテラスに下りて、大島川西支川、松永橋を望んだところ。そういえば、この川にもずいぶんご無沙汰しているなあ…。南側は21年3月「最狭水路を抜けてみたい!…1」のシリーズ以来、永代通りの福島橋以北に至っては、19年3月の「大島川西支川…1」から訪ねていないというていたらく。

ご存知のように、福島橋の南で閉塞同然の状態で、川幅も狭く転回が難しいため、やはり、足が遠のいてしまうのでしょう。陸路では、ちょくちょくお散歩に来ているのですが…。

122031.jpg清川橋橋詰近く、ちょっとわかりにくい場所に、仙台堀川の歴史を記した説明板を発見。カラーの図まで入った、かなり詳しい記事ながら、掲げるところが地味過ぎて、もったいないような…。

名前の由来や開鑿・拡幅の経緯のみならず、東京運河土地株式会社による、旧砂町運河(『仙台堀川公園を歩く…1』参照)のことまで、きちんと触れられていたのが嬉しかったです。
撮影地点のMapion地図

(25年5月5日撮影)

(この項おわり)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 清澄排水機場 仙台堀川 大島川西支川 江東内部河川