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お花見水路の道々で…11

(『お花見水路の道々で…10』のつづき)

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263052.jpg桜にはさまれたトラスが撮りたくなり、福壽橋をくぐってから振り返って。ここまで南下すると枝ぶりも控え目になり、葉桜も見られて密度は粗くなりますが、静かな川面から愛でる桜とトラスは、まこと乙なもの。

帰路は仙台堀川も見ておこうと、丁字流を右へ折れて西航。まず目についたのは木場公園大橋あたりの一群。少し散り気味なものの、まだまだ十分イケるレベルでした。

263053.jpg干潮のピークを目前にしているとあって、場所によっては基礎護岸の鋼矢板が露出しているところも。決まってハトや水鳥が群れていて、餌をついばんでいました。

中に一羽だけ、鷺さんがいたので見ていると、やにわにかがんで狙いを定める姿勢に。お魚を見つけたのでしょうね。


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仙台堀川の桜並木は、亀久橋以西が主力(?)なので、平久川との丁字流を過ぎてそのまま西進。木々の一本一本は大横川のそれより小ぶりなものの、こちらもまだ盛りといってよい見事さ。

流れがゆるいせいでしょう、凹部などに花筏がひと固まりしたようなさまは見られなかったものの、川面には花びらのつくった水玉模様がまんべんなく広がり、ひと風吹けば花筏に成長しそうな雰囲気でした。

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転回して亀久橋に向き直ったところで、一陣の風が抜けて、おお‥‥と声が出てしまうくらいの桜吹雪に。例によって、写真がまずいのでうまくお伝えできないのがもどかしいのですが、古豪トラスの中でも個性派である亀久橋をバックに眺める桜吹雪、素晴らしいものでした。
撮影地点のMapion地図

(令和3年3月31日撮影)

(『お花見水路の道々で…12』につづく)

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タグ : 大横川 仙台堀川 江東内部河川 水辺の鳥たち

3月14日の水路風景

(『新塗装の茂森橋をくぐって』のつづき)

262031.jpgピカピカの茂森橋を堪能して以降、3月14日の後半に出会ったことどもをまとめてみました。

アッと驚くようなできごとはなかった代わり、好天下で眺める川景色はどこを切り取っても鮮やかで、楽しくスナップをものすることができました。

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タグ : 仙台堀川 大横川 神田川 日本橋川 曙北運河 曳船 巡視艇 墨田川造船

6月7日の西側河川…2

(『6月7日の西側河川…1』のつづき)

252116.jpgおなじみ仙台堀川を西行、木場公園大橋と末広橋を振り返って。

速度は3kt前後ですが、この程度でも行き足分の風が快く、先ほどの大横川北端区間の最微速を思えば、暑さもだいぶしのぎやすくなります。水深があるって偉大‥‥(1.5mくらいですが)。


252117.jpg仙台堀川の顔といえば、平久川との丁字流西側に架かる四角いトラス、亀久橋。しかしこの橋、自分的に満足のいく全景が撮れたためしがないんですよ。

まあ、こちら側は太い水管橋がかぶさっていて、おまけに逆光という悪条件もありますが。何分艇で訪ねると、光線がよくなるまでしばらくねばって、というわけにはいきません。潮が満ちると、橋がくぐれなくなり閉じ込められちゃうから。

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くぐって光線のよい西側へ出ても、両橋詰の木がかぶさっていま一つ‥‥。まあ、橋門構が素敵なデザインということもあり、陸上から眺めたほうがより魅力を堪能できる橋かもしれません(過去ログ『福富川公園…2』参照)。

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ここで平久川に入り南下、鶴歩橋も一枚。通るたびに同じようなことをいっている気がしますが、こうして眺めるにつけ、江東水路はまことに震災復興トラスの博物館だな、という印象が深くなります。

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しばらく西岸を護岸工事していた平久川南半部、一段落したのか鋼矢板ものぞかれ、さっぱりとした感じに。幾度もすり抜けに緊張(? 半ば楽しんでいましたが)させられたここも、この日は小型の台船が2隻のみ。

航路幅も余裕があり、涼しい顔で「これはすり抜けなんてレベルじゃないな!」と、増長した態度で鼻歌交じり(笑)。まあ、出かけるたび川に鍛えられているようなものであります。
撮影地点のMapion地図

(令和2年6月7日撮影)

(『6月7日の西側河川…3』につづく)

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タグ : 仙台堀川 平久川 江東内部河川 台船

平成最後のお花見水路…3

(『平成最後のお花見水路…2』のつづき)

232011.jpg次の週、4月7日もお声掛かりがあって大横川へ。週の中あたりに寒い日があって、桜も思ったより長持ちし、葉桜もまだわずかでまさに見ごろ。

というわけで、期待した花筏までには至らず、川面に浮く花びらは密度の薄いものでしたが、それでも船首波が模様をつくる、風流な川景色が楽しめました。


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石島橋下より東を見て。ちょうど左手を和船が艪を漕いで行逢したところで、船影の絶えた瞬間をねらって一枚。桜に隠れて見えませんが、テラス上は結構な人出で賑わっており、黒船橋船着場も、和船を待つ長蛇の列があったのは先週同様でした。

いや~‥‥毎年同じようなことを垂れ流して恐縮ですが、この密度、この咲きっぷり、水面を這わんばかりの低さ、実に見事です。満開の時期に出られて、本当によかったですわ。

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ちょうど日中潮位の低い日でもあったので、せっかくだからと茂森橋をくぐって左へ折れ、仙台堀川へ。何年ぶりでしょうか、満開の仙台堀川を訪ねられたのは‥‥。写真は亀久橋から西、木更木橋を望んだところ。

大横川から隔てること、北へわずか800m弱。川筋が1本違うだけで、同じお花見水路でもこの静けさ。もちろんあちらはさくらまつりの会場で、比較しても詮無いことですが、短い距離を隔てて並行する二つのお花見水路が、動と静をくっきり分けた様子、なにか改めて穴場を発見したような、えらくトクをした気分になったものでした。

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仙台堀川、大横川より若干護岸高が高く、桜が差し掛ける枝も全体に短めなので、少々ボリュームに欠けると感じられるかもしれません。

しかし、写真の海辺橋東側のように、枝に触れんばかりのところも何ヶ所かあり、お花見水路として好環境なのは大横川にそう劣りません。人手が極めて少ないことも手伝って、桜並木を貸し切りしている気分が楽しめるのが、何よりの利点といってよいでしょう。

232015.jpg静かに咲き誇る桜並木を満喫したところで反転、ふたたび亀久橋をくぐって東へ。側面が長方形の珍しい震災復興トラス、高欄から顔を突き出さんばかりにして手を振る子供たちに応えながら、ゆるゆると微速で歩かせます。

横断幕にもあるとおり、仙台堀川は現在、亀久橋から東の区間が、大規模な護岸の改修工事中。見たかぎりでは護岸を前進させて、テラスを拡幅するようですね。
撮影地点のMapion地図

(31年4月7日撮影)

(『平成最後のお花見水路…4』につづく)

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タグ : 大横川 仙台堀川 江東内部河川

2月3日の川景色…11

(『2月3日の川景色…10』のつづき)

217051.jpg丁字流を左折して、仙台堀川経由で戻ることに。頭上をかすめてゆく崎川橋の装飾を眺めながら、ゆるゆる西へ向かっていると‥‥おや、台船が河道の真ん中に浮いていますね。

左に抜ける余地はあるようだけれど、ずいぶん狭いような。さて、無事抜けられるや否や。


217052.jpgむむむ、これは結構な狭さ。しかし、あまたのすり抜け歴(笑)を誇る我が艇としては、恐れるに足らずと余裕の表情。‥‥すいませんウソついて、それなりに緊張はしてるんですよ‥‥。

しかし、護岸の前に鋼矢板を打っているとなれば、あれこれ妄想が広がりますねえ。いったん止水しておいて、親水タイプの掘り込みテラスを造るのかしら。それとも船着場かな?

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というわけで、台船と護岸との間をつつがなくすり抜け。このあたりは基礎護岸の張り出しも少ないので、強風で振り回されるなど外力の影響がなければ、護岸ギリギリまで寄せても、まず危険はないのがよいところです。

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最後に、帰り際のスナップを2枚。日没の少し前になって、ようやく雲が薄くなり、夕陽がオレンジ色に運河を染めて、いい雰囲気に。

夕焼けの運河に見とれていたら、ポーッ、ポーッと汽笛が聞こえてきて、絶好のタイミングでガット船が入ってきました。もたげたジブも開いたグラブも、すべてが夕焼けに染まる舟航風景、よきかな、佳き哉。

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ディテールの交錯するプッシャーとその周囲を、ぐっとたぐり寄せて。腹に響くような爆音とともに、最微速で通過してゆく夕陽色のガット船。水の匂いも、音も、そして色彩も、このときにしかない諸々のおりなす水路風景に、陶然とさせられたひとときではありました。

(30年2月3日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 仙台堀川 砂町運河 江東内部河川 台船