11月26日の今井水門

(『11月26日のフネブネ…3』のつづき)

214016.jpg少し戻って、水門のお話を二つ。新中川との合流点まで来ると、瑞穂大橋越しに見える今井水門の様子が、ちょっとおかしいことに気づきました。

最近水門の更新工事によく出くわしますが、こちらもいよいよか‥‥。予定が押していましたが、これを見逃す手はないので、ほんの短時間でも見ておこうと舵を切りました。

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むう‥‥。左3径間が、すでに巻上機室を取り外し、堰柱の補強工事に入っているようですね。扉体もおそらく撤去されていると思われますが、手前には角落しがあるので、隠れているだけかもしれません。

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工事中の径間をアップで。台船とクレーン船がおり、左の堰柱は足場だけでなく、メッシュがかぶせられています。よく見ると、堰柱を結ぶRCらしい管理橋も撤去されています。思った以上に大規模な更新工事のようです。

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しかし、3径間を塞いでなお、4径間が残るのが何とも。さすが、都内可航区間での最多径間を誇る今井水門ではあります。

214020.jpgお名残惜しいので、全景をもう1枚。そういえば、昨年「10月16日の旧江戸川」のとき撮った写真を見直したら、すでに左4本の堰柱の下部が施工されていました。ずいぶん前から一連の工事として、手がけられていたことになります。

一見きれいで万全に見える水門も、いっせいに更新の時期が訪れているようですね。作業に当たられる方々のご安全と、無事の竣工を祈っております。
撮影地点のMapion地図

(29年11月26日撮影)

(『境川西水門の工事』につづく)

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タグ : 新中川 今井水門

10月16日の旧江戸川

(『10月16日の辰巳運河…3』のつづき)

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毎度おなじみ旧江戸川、下流側から浦安を望んで。次第に厚い雲が多くなってはきたものの、ときおり切れ目から青空がのぞき、限られた場所のみ陽が射すのが救い。

遡上していると、ちょうど東西線の橋に陽光が降り注ぎ、背景が曇りで少し暗いせいか、レリーフのように浮き上がって見えました。

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東西線江戸川橋梁の裏側も一枚。う~ん、秋晴れじゃないと、いま一つサエない。

196018.jpg妙見島、油槽船「第三新興丸」がもやっている横には、メザシ繋留でバージ「第五あづま」と、その外側に曳船「第五政洋丸」の姿が。

たいていこの油槽所にいるのは「第三新興丸」一隻なので、三隻仲良くとは珍しいですね。細身の船体に背の低い甲板室、旧来の艀曳船らしい魅力にあふれています。


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回航中のこととて、時間が限られているので遡上はしませんでしたが、今井水門が扉体を閉じているのを横目で見て、こらえきれずこれだけでもと寄り道してスナップ。7径間のうち、4~7番と4つを閉鎖していると、全開時とまた違った表情。さすが都内一番の多径間水門といったところ。

196020.jpg今井橋を過ぎたあたりで、見覚えのある通船と行き会いました。あっ、以前もこのあたりで出会って、写真を撮ったことがある! 

ちょっと前の警察船艇や巡視艇を思わせる白とグレーのツートン、前傾したキャブ前面と、質実剛健な雰囲気が船頭好み。お元気そうで何よりです、またお会いしましょう。
撮影地点のMapion地図

(28年10月16日撮影)

(『ロータリーボート上架中!』につづく)

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タグ : 旧江戸川 新中川 曳船 通船 今井水門 橋の裏側

10月4日の新中川…2

(『10月4日の新中川…1』のつづき)

180021.jpgでまあ、新中川といえば明和橋ということで、何度も恐縮なんですが、秋晴れの下とくれば、なおのこと魅力に抗しきれず、ずるずるとここまで来てしまいました。

折よく、桁下ギリギリですり抜けてきた、クルーザーの通航シーンもものすることができて、ちょっとトクした気分。久方ぶりの邂逅とあって、鼻腔はふくらむばかりであります。


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迫って仰げば、はすになった構造がことさら強調されて、その交錯するさま、実に魅力的です。

見上げたときの佳さは、径間長にくらべ、構造の天地寸法を高めに取ってあるところが大きいでしょう。また桁下高が低いのも手伝って、間近に眺めた際、実際より雄大に感じられることもあるように思えます。もしこれが、視点を計算しつくされてのデザインだとしたら、敬服のほかありません。

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毎度のことながら、この六角柱も効いているよなあ‥‥。

明和橋、各所にライトアップのための照明が仕込まれているのですが、この六角柱も側面を照らすライトが各4組収められた、いわばランプケースを兼ねています。このあたりも実に几帳面というか、周到な感じがして、好感を抱いてしまうのです。

180024.jpgさて、いい加減寄り道を切り上げて、旧江戸川に復さなければなりません。新中川名物の一つである、河畔の繋留場を眺めながら下航。

プレジャーが目立つ杭列の中に、好みのごつい小型曳船‥‥いや、通船かな? とにかく、鋼製の業務船を発見。トラロープなど資材がところ狭しと積まれた甲板、高々と船尾周りを囲うブルワークと、働き者の風情。船名は「オーシャン1」と、少々ハイカラではあります。

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ふたたび今井水門をくぐり、扉体の裏側というか小口というか、本でいう卦下の部分を見上げて一枚。洗浄装置のノズルがズラリと並ぶさま、艇からでなくては味わえない、水上の贅の一つ、といってもいい過ぎではないでしょう。


(27年10月4日撮影)

(『10月4日の旧江戸川…4』につづく)

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タグ : 新中川 曳船 今井水門 明和橋

10月4日の新中川…1

(『10月4日の旧江戸川…3』のつづき)

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ちょっと河口をつつくだけのつもりが、水門の威容を前にするとやはりもう少し、という気持ちが強まってきて、舵そのままに。くぐるならやはりど真ん中、中央径間ということで、4番ゲートをゆるゆると仰ぎつつ通過。

こうして間近で眺めてみると、ずいぶん扉体の色があせてきたように見えました。ほぼ真南を向いているということもあり、他の水門より日照時間(?)は多いに違いありません。

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180018.jpgくぐりざま、裏側を眺めるとご覧のとおり。日陰であることを差し引いても、褪色ぶりをまざまざと見せつけられたようなこの差、陽の光の偉大さを感じたといったら、大げさでしょうか。

直線的な橋灯がスマートな新今井橋の向こう、瑞江大橋、明和橋と魅力的な橋の姿をチラ見すると、もういけません。さらに舵そのまま、もうちょっと寄り道を長引かせてしまうはめに。

180019.jpg地図上で見ると、河道に対し45度かと思えるくらい、急角度で架かっているのもさることながら、径間が短かったり、継手がリベット組みだったりと、古い橋梁の味わいも残しているのが魅力の瑞江大橋。

河上から遠目に見ても、その斜めっぷりが感じられて面白いものですが、近寄って仰ぎ見ると、また別の魅力があるのです。


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この、持ち送りがズラリと並んだ美しさ‥‥。

いや、持ち送りはどこの橋にもあるのでしょうが、パーツとして独立度(?)が高いことと、大部分は溶接で組まれながら、継手のみリベットを用いているという、過渡期的な手法にも惹かれているのかもしれません。塗装がまだきれいなのも、魅力を引き立たせていますよね。
撮影地点のMapion地図

(27年10月4日撮影)

(『10月4日の新中川…2』につづく)

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タグ : 新中川 今井水門 橋の裏側

10月4日の旧江戸川…3

(『10月4日の旧江戸川…2』のつづき)

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午前中の陽を浴びて、まだまどろむような風情の新川東水門。

通航船は引きも切らないので、川面は引き波で少しざわつき気味ですが、向こうにある船溜の雰囲気も手伝ってか、あくびの出そうなのんびりとした空気を発散していました。

180012.jpg視界がぐっと開ける新中川との合流点といえば、東岸にある三共油化の桟橋。この日も二隻の独航艀がもやい、乗り組みさんの姿も見られました。

船影はたびたび紹介(『10月11日の旧江戸川…2』ほか参照)しているので、少し引いた位置の下流側、真後ろから一枚。今日のしんがりは、船籍港伊東市の「新川丸」。黒くつややかなクルーザー・スターンが素敵です。

180013.jpgちょっと色気が出て、ほんの少し新中川へ寄り道してみる気になりました。

瑞穂大橋を前にしたとき、ちょうどこの角度の空だけ、雲一つなく、薄靄でグラデーションのかかった本当にきれいな青空! この季節を待っていた! と、諸手を挙げて叫びたくなるような美しさでありました。週末ごとの悪天候、長かったですからねえ。


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川面が光で満ちていれば、橋の裏側もおのずと明るくなるもの。仰ぐ梁の一本一本、アイやボルトの一個一個まで輝いて見えますわい。佳き哉、よきかな。

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そして合流点のヌシ(?)、今井水門。いつもながら、この径間数は見ごたえがあるというか、圧倒されるというか。すべての扉体が全開になっているのを目にしたのは、数年ぶりかもしれません。
撮影地点のMapion地図

(27年10月4日撮影)

(『10月4日の新中川…1』につづく)

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タグ : 旧江戸川 新中川 新川東水門 今井水門 橋の裏側 独航艀