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川崎の枝運河めぐり…11

(『川崎の枝運河めぐり…10』のつづき)

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228062.jpg京浜運河に出てしばし東航。京浜運河のほぼ中間地点、扇島火力発電所は煙突から白い煙を南西になびかせ、風がおおむね北東であることを示していました。さほど風は強くないとはいえ、幅の広い水路へ出るとさざ波が立ち、硬い衝撃が艇を襲います。

もと来た道をなぞる形で、塩浜運河へ入り北上。ここでは衝撃的な船影を目撃したのですが、後ほどこの日のフネブネ編でまとめましょう。

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十字流を左へ折れ、水江運河に入りました。まず目に飛び込んでくるのは、岸に艫付けした格好でズラリと並んだ、小型の本船たち。

ダイワハウスのロゴが入った巨大な建屋をバックに、大小、スタイルともさまざまな内航タンカーが、色とりどりの船影を見せてくれます。Googleマップによると、ここには「東京湾油槽船繋船場協同組合 夜光繋船所」があるとのこと。

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228065.jpgこうして間近で眺めても、ブルワークや船橋の形状、船体の塗色と、三隻三様で楽しくなりますよね。艫付けは船首から投錨し、後進で錨鎖を長く出しながら岸にもやいを取るやり方なので、楽しいからといってあまり近づかないようご注意。

右写真は最奥部、左手に見える土堤の向こうは、先ほど訪ねた入江崎運河です。右手は小型タンカーや独航艀、曳船が横抱きにもやう船溜でした。
撮影地点のMapion地図

(30年12月9日撮影)

(『川崎の枝運河めぐり…12』につづく)

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タグ : 京浜運河 塩浜運河 水江運河

川崎の運河群へ向かう…1

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諸々手塞がりだったり、加齢による衰えで出不精が増幅したり(?)と、昨日9日はしばらくぶりの出港となってしまいました。予報は曇りときどき晴れ、気温は最高9℃、北西風が少し強めと寒さが身に染みる天候でしたが、久々の水路徘徊とあって楽しんできました。

本日の目的地は、神奈川の京浜運河の奥座敷ともいえる、川崎の枝運河群。未踏破区間が残っていたのと、以前から見てみたかった物件も一つあったためです。どんよりとした曇り空の下、まずはモノレールとともに京浜運河を南下。

228002.jpg海老取川の南端近くは、引き続き護岸工事が進行中。従来の護岸の前に鋼管矢板が打ち込まれ、その前にはご覧のような建機を載せた台船が、航路を狭めていました。

う~ん、何だろう。鋼管の中の水を、一本づつちゅうちゅう吸い出す機械にしては大げさすぎるから、セメントを管に注入するものかしら。

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海老取川澪筋を微速でたどり、多摩川本流に出て取舵、さて下流側を見てみると‥‥ありゃりゃ、澪標が姿を消している!? 多摩川のこのあたり、神奈川県側から流路の3分の2くらいが浅瀬で、境目には点々と竿や杭の澪標が並んでいたのですが、それらがほとんど見えなくなっていたのです。

これではわかりづらいなあ‥‥。さらに浚渫船と、そのはるか向こうには河中の足場みたいな建造物も見えるし、あれらを左に見て進めばいいのかな? まあ、魚探の感を見ながらそろそろ歩けばいいやと、微速前進。

228004.jpgGPSのプロッタも見ながら、以前通ったときを思い出しつつ艇を進めていたものの、潮時の割には浅すぎる感じ。これはもしかして、失敗したかな‥‥と、エンジンをチルトアップしながら歩かせていたら、水深はすでに0.9m! えっ?

これは確実に澪筋を外れたわいと、ペラが空気を噛むギリギリまでさらにチルトアップした間なし、魚探の感が水深を表示しなくなり、ズッ、ズッと断続的にスケグが砂を擦るイヤな音が。

水面に目をやると、水底が透けて見えるような浅さ。このまま推進力を失って、北西風に吹き寄せられたらことです。

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スケグを擦った時点で、先ほどははるか遠くに見えた河中の巨大足場が、近くに見えていました。上流にいた浚渫船と、この足場を避けようとして神奈川県側に寄り過ぎたのが、そもそものあやまりだったのです。

だって、足場を近くで見ると、「航路はこちら ← ← ←」と横断幕があるじゃないですか。救われた思いで90度変針、ズリズリといざって足場を正横に見たところで、水深は急速に回復。イヤお恥ずかしい、肝を冷やしました。

(30年12月9日撮影)

(『川崎の運河群へ向かう…2』につづく)

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タグ : 京浜運河 海老取川 多摩川

7月22日のフネブネ…1

(『7月22日の多摩川水門めぐり…10』のつづき)

221086.jpg帰路に出会ったフネブネのスナップを、いくつか垂れ流させていただきましょう。と、その前に一枚。

首都高羽田線の更新工事たけなわの、京浜運河で目線が吸い寄せられたもの。以前も見たことのある、鋼矢板の上を尺取虫するアレ‥‥。妙に惹かれるものがあるんですよ。これが3輌編成くらいで、ぎっちゃこぎっちゃこ歩いてたらタマランなあ、などと妄想させるものがあって。

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221088.jpg京浜運河北端、湾岸警察署の船溜で憩う、警備艇たちをスナップ。中でも、右の2隻に目を引かれました。

ヤマハのベルフィーノに警察向け艤装を施したと思しき艇で、丸みを帯びたスタイルは可愛らしく、パトランプをつけてもプレジャー然とした出自は隠せないもの。かえって親しみやすくてよいかもしれません。


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湾岸署船溜のすぐ北、高輪消防署の庁舎と消防艇「かちどき」。曇ってしまったので、何を撮ってもいま一つな中、真紅の船体は鮮やかで、カメラを向けるのが楽しくなります。

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そして品川埠頭北端、いかついアンローダーが魅力的な、宇部三菱セメントの岸壁に横付けしているのは「勇青昇」。ずいぶん勇ましげな、しかも「丸」号のついていない船名とくれば、ちょっと気になります。

検索してみたら、「建造実績」(岡島造船所)がヒット。499総t、平成28年に竣工したばかりの若い船なのですね。
撮影地点のMapion地図

(30年7月22日撮影)

(『7月22日のフネブネ…2』につづく)

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タグ : 京浜運河 警備艇 消防艇

1月21日の川景色…1

(『1月21日の目黒川…3』のつづき)

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目黒川を後にし京浜運河を左折、ちょうどやってきたフライブリッジ付きクルーザーの航跡に入り北上。冬晴れの下で仰ぐ品川埠頭橋、かっこいいですねえ。

216037.jpg港内に出て行き足を上げ、レインボーブリッジをくぐるあたりで、はるか向こうに白い箱型の何かが同航しているのが目につきました。水陸両用バスのようです。

舷側のロゴ「KABA3」で検索してみると、「お台場・水陸両用バス『TOKYO NO KABA(KABA3)』が運行へ!」(とよすと)がヒット。おお、台場にもスロープができたんだ。昨年11月27日より運航しているとのこと。

216038.jpg‥‥と、前方はるかに消防艇の赤い船体が。‥‥あれはフラッグシップ「みやこどり」ですね、よく見ると微速で航走しています。きっと演習の帰りでしょう。

ということは、入港接岸作業が見られる! これは息せき切っても駆けつける価値ありと、スロットルレバーをグンと倒し、全速! 幸い水面は穏やかで、艇はプレーニングに入っても文字どおり滑るよう。間に合うかな?

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何とか間に合いました。十分間合いは取ったつもりでしたが、後ろからすっ飛ばしてきた不審船としては警戒されないよう、減速して手を振りつつ、接岸の様子を拝見。

逆光の中、配置についた乗り組みの方々が醸し出す緊張感。官船らしい、引き締まった空気が間近に伝わってきます。

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少し距離を置いたところで、右回頭中の姿を振り返ってもう一枚。低い舷側にくらべて大きな上部構造物、宙をにらむ幾多の放水砲。高層ビル群をバックにすると、いかにも東京港を護る船、という感じがしてよいものですね。

(30年1月21日撮影)

(『1月21日の川景色…2』につづく)

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タグ : 京浜運河 朝潮運河 東京港 消防艇

8月13日の川景色…3

(『8月13日の川景色…2』のつづき)

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209092.jpg久しぶりにガスミオ運河の風景を一枚。首都高羽田線の両脇を固める一般道、南海橋。色褪せた赤い桁が、なぜか臨海部らしい雰囲気に思えたものでした。

右は京浜運河のスマートな斜張橋、勝島橋。テレビドラマでも何度か見たような気がするなあ。主塔のある橋詰は、桜の名所でもあります。



209093.jpg港内に出ようとお面舵を切って、天王洲南運河へ。貨物線の廃鉄橋をくぐってすぐ右手に見えるのが、ご覧の水船。

本船に清水を供給する船で、東京港埠頭の所属。「すいれん」という船名も水船らしくて惹かれるものが。給水能力やサービス水域については「船舶給水のご案内」(PDF)をどうぞ。妙見島にもやっている、「第三新興丸」によく似ていますね。

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7月10日の水路風景…12」でも紹介した、古川組の船溜。クレーン船「駿河2号」を中心にもやう船、フネ! いつも混沌とした(失礼)感じでイイですねえ! いや、こういう業務船の「船いきれ」がムンムンする場所が、東京の水路からだんだん失われつつあるので、つい暑苦しく愛でてしまうのですよ。

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中防水路の閉塞を見に行ったとき、海底トンネル換気塔の向こうに見えたクレーンが、すごくスマートだったのに惹かれて一枚。

こちらにはあまり来ないので、こんな格好のよいクレーンがいるなんて、知りませんでした。地先も地先、中防の外側なので周りに何もなく、孤立感があるのも魅力を引き立てているのかもしれません。「KAMIGUMI」のロゴから、株式会社上組のものとわかりました。
撮影地点のMapion地図

(29年8月13日撮影)

(『8月13日の川景色…4』につづく)

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タグ : ガスミオ運河 京浜運河 天王洲南運河 東京港 クレーン船