8月13日の川景色…3

(『8月13日の川景色…2』のつづき)

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209092.jpg久しぶりにガスミオ運河の風景を一枚。首都高羽田線の両脇を固める一般道、南海橋。色褪せた赤い桁が、なぜか臨海部らしい雰囲気に思えたものでした。

右は京浜運河のスマートな斜張橋、勝島橋。テレビドラマでも何度か見たような気がするなあ。主塔のある橋詰は、桜の名所でもあります。



209093.jpg港内に出ようとお面舵を切って、天王洲南運河へ。貨物線の廃鉄橋をくぐってすぐ右手に見えるのが、ご覧の水船。

本船に清水を供給する船で、東京港埠頭の所属。「すいれん」という船名も水船らしくて惹かれるものが。給水能力やサービス水域については「船舶給水のご案内」(PDF)をどうぞ。妙見島にもやっている、「第三新興丸」によく似ていますね。

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7月10日の水路風景…12」でも紹介した、古川組の船溜。クレーン船「駿河2号」を中心にもやう船、フネ! いつも混沌とした(失礼)感じでイイですねえ! いや、こういう業務船の「船いきれ」がムンムンする場所が、東京の水路からだんだん失われつつあるので、つい暑苦しく愛でてしまうのですよ。

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中防水路の閉塞を見に行ったとき、海底トンネル換気塔の向こうに見えたクレーンが、すごくスマートだったのに惹かれて一枚。

こちらにはあまり来ないので、こんな格好のよいクレーンがいるなんて、知りませんでした。地先も地先、中防の外側なので周りに何もなく、孤立感があるのも魅力を引き立てているのかもしれません。「KAMIGUMI」のロゴから、株式会社上組のものとわかりました。
撮影地点のMapion地図

(29年8月13日撮影)

(『8月13日の川景色…4』につづく)

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タグ : ガスミオ運河 京浜運河 天王洲南運河 東京港 クレーン船

8月13日の川景色…1

(『8月13日のトリさん』のつづき)

209081.jpg毎度おなじみ、豊洲運河水上派出所。夏とあって、右側の木々もテラスにはみ出るほどこんもりと繁り、ぽつりと孤立しがちな派出所の雰囲気を和らげる、よいシーナリィになっていますね。

ところで、「豊洲運河」を名乗りながら、建物の正面も繋留施設も、東雲運河を向いていることに、以前からちょっと引っかかっていました。

しかし改めて考えてみると、「豊洲運河・水上派出所」と勝手に解釈していただけで、実は「豊洲・運河水上派出所」なのではないでしょうか。所在地・豊洲4丁目の地名を冠した上で、湾岸署のいう、水門閉鎖時に運河群が閉塞水面となったときの警備拠点(東京湾岸警察署・交番等)、という意味で「運河」を入れたのではないかと。

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京浜運河では、首都高羽田線の更新工事がたけなわで、あちこちに足場ができていますが、これはその中でも出色の規模である、八潮橋付近のもの。

既製桁を幾重にも重ねて、幹線道路の橋と見まがうボリュームは圧倒されるばかり。桁下高を示す看板も、いい意味で緊張感をかもし出して、なかなか格好よし。

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これも同じく京浜運河、勝島1丁目付近。単に、2編成のモノレールが離合するところを撮ったのですけれど、仕上がりを見てみたら、左の倉庫上に掲げられたインプラントの看板が放つ濃厚なオーラに、全部持って行かれていることが判明! ナゼか悔しい気持ちに。

広告主の歯医者さんには大変申しわけないのですが‥‥。どこか、外国映画の日本のシーンで出てくる、微妙にズレた日本語看板を思い起こさせるものがあり、勝手に抗し難い吸引力を感じてしまったのでありました。すみません。

209084.jpgさて、京浜運河から見える構造物のなかで、最も魅力的なものを挙げよといわれたら、船頭は迷わず、モノレールの大井競馬場前駅を推すでしょう。

高架鉄道駅数あれど、ここまで圧倒的な鋼材組み橋脚を見せてくれるものは、少なくとも都内ではないでしょう。しかも運河畔にあるのが幸いし、さえぎるものなく全貌が愛でられる、という点も惹かれる理由です。

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いや~、いいですねえ!

一見、華奢に見えるこの脚の長さ、それを空中に途切れなく、真っ直ぐ伸びるホームの凛とした感じが打ち消して、全体を引き締めているように思えます。そういう意味では、出入口通路が真ん中でなく、北端の橋詰にまとめられた効果は大きいでしょう。
撮影地点のMapion地図

(29年8月13日撮影)

(『8月13日の川景色…2』につづく)

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タグ : 東雲運河 京浜運河 豊洲運河水上派出所 水上派出所

南前堀が!…1

(『8月13日の東電堀』のつづき)

209016.jpg京浜運河に入って一路南下、ガスミオ運河が西に接続する十字流、赤い桁の京和橋を望むところまで来ました。

この向こう、平和島運河の一部でもある干潟水路で澪筋をたどっていると、左舷前方上空から時ならぬタービン音が‥‥。旅客機とは違う挙動に思わず注視していると、おお!


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海上保安庁のシュペルピューマが! 頭上低く左旋回しながら、基地に降りてゆく迫力ある姿! 上手くとらえることができてニンマリ。

209018.jpg名物・羽田可動橋もご機嫌麗しく。雲が多い日だったので、暗く撮れてしまうものが多かった中、まれに陽が射して、このように清々しい川景色になるときも。

この間、道々見たものについてはひとまず置いておいて、相変わらずのこらえ性のなさから、本日の目的地について先にやらせていただきます。21年12月13日以来、実に8年ぶりの再訪となった水路、それは‥‥。


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都内最南端の高架下水路、南前堀! しばらく工事中で、中に入ったはいいものの、転回できなくて出られなくなったら大変と、進入を控えていたのです。

といっても、「南前堀は工事中?」でこわごわのぞき込んだのが3年前。もういいかげん竣工しているでしょうと、南前堀水門に近づいて奥をうかがうと、どうやら中も落ち着いた様子。では久々に、いってみましょうか!

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勢い込んだ書き方をしてはいますが、右手のテラスにはえらい人数の釣り人さんがおられましてね‥‥。神妙な面持ちで左に大回りしながら、針路径間中央へ。

おお、コンクリートの色も真新しい、立派な護岸が見えますね。ん? 左手、繋留船があるのか?
撮影地点のMapion地図

(29年8月13日撮影)

(『南前堀が!…2』につづく)

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タグ : 京浜運河 海老取運河 南前堀 羽田可動橋 南前堀水門

2月26日の運河風景…4

(『2月26日の運河風景…3』のつづき)

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高潮位時ということもあり、新幹線のトラスをくぐるときの「レディ・クリスタル」のギリギリっぷりは、ご覧のとおり結構なもの。微速でそろそろとすり抜けてゆく姿、これも一つの見ものではあります。

以下、日が落ちたのでブレているかピンボケと、腕の悪さに加えて悪条件なのでよい写真がありませんが、いくつか道々のスナップを拾ってみましょう。

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203018.jpgおなじみ浚渫船「海竜」にもぐっと寄せていただきました。舷側が視界を占めるほど、思い切り近寄ってもらったのですが、さすがに暗くなってきたので、何とか見られるのはこの一枚くらい。

全高のある艇とあって、もうほとんど全ての橋がすり抜け状態だったのも面白かった点。船尾のデッキも、岸壁からの乗降に備えて高さが取ってあるため、鼻先をかすめる桁裏やリベットが楽しめました。

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そして橋のすり抜けで気づかされたのが、ルーフ両舷肩に備えられた、白色LED照明の意外な効果です。

ご覧のとおり、ハードトップのスペースをいっぱいに使って、描かれたロゴを左右から照らし出し、橋上から見下ろす人たちにアピールするのが本来の目的。これが橋をかすめると、桁裏に反射して構造がぼうっと浮かび上がり、後甲板から眺めているとなかなかキレイで、よいものでした。

これをヒントにして、例えば日本橋川・神田川あたりの夜の便は、艇から橋の裏をライトアップしながら走れば面白いかも、と妄想がふくらみました。特に江戸橋や浅草橋ほかの鋼アーチ、一面のリベットが陰翳をつくって、星空のようで素敵なのではないでしょうか。

203020.jpg芝浦運河の定繋桟橋にもやっていた2番艇「01」。一昨年大晦日の写真とくらべると、船尾右舷のステップは後付けなのですね。運用の結果、追加の必要ありと認められたのでしょう。

外観上の特徴でもあるバーチカルステムですが、沖に出て引き波でピッチングしたとき、通常感じるような衝撃が全くなく、柔らかな乗り心地で効果を実感。なるほど! とうなずかされたものです。

しかしフレア(波をさばくための、上広がりの形)がほとんどないとあっては、わずかな波でも飛沫が盛んに上がり、窓を濡らしてしまうのは、止むを得ないところでしょう。この点オープンボートは難しく、本艇のようなエンクローズドキャブが、必須の船型なのかもしれませんね。

ともあれ、短時間ながら話題の艇に乗せていただくことがかない、「WATER TAXI」の居住性の佳さと、夕刻の運河風景を楽しむことができました。製作スタッフの皆様、船長、ありがとうございました!

(29年2月26日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 京浜運河 芝浦運河 新芝運河 浚渫船

2月26日の運河風景…3

(『2月26日の運河風景…2』のつづき)

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モノレールがジョイントを叩く音をさせて近づいてきたので、とっさにカメラを向けた一枚。タワーマンションの折り目(?)と、貫通幌が偶然一線に並んで撮れました。

モノレールは開通から半世紀余り経っていますが、開発著しい芝浦の風景にもよくなじみ、「未来の乗り物」っぽさに磨きがかかったように思えます。

203012.jpg高浜西運河・高浜運河との変則十字流を望むここで、モノレールとあわよくば新幹線も入れてのツーショットを撮りたいというご要望があり、しばらく漂泊。

船長よりご指示があり、私は船尾方向のワッチ(見張り)を承りました。後ろから同航船が近づいたら、知らせてほしいとのこと。やはり監視カメラがあっても、後方視界は限られるようです。


203013.jpg高浜運河を南下、途中天王洲運河などの沿岸風景をスナップしながら、目黒川水門へ。くぐった瞬間、視界いっぱいに広がる雄大な鯨の絵柄に、皆さん歓声を上げて見入られていました。

扉体に絵を描いた水門は数あれど、目黒川水門は絵柄の秀逸さ、地元ゆかりのモチーフと、群を抜いているように思えます。

旧品川湊は、目黒川旧河道に鯨塚(『TBS「ゴロウ・デラックス」に…』参照)が祀られているくらい、鯨とは縁の深いところ。取材時、その話をすっかり忘れていたのですが、記事にはちゃんと盛り込まれており、ライターさんの慧眼に、ただこうべを垂れたのでありました。

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首都高羽田線、京浜運河上区間の更新工事‥‥つまり、現在線の西側に新たな高架道路を建設し、既存道路は撤去するという大工事が進行中ですが、天王洲南運河のここ、橋脚だけでなくもう桁がかかっている部分も。

その進捗の速さ、目を見張るばかり。昭和39年のオリンピックを目指した突貫工事もかくや、と思わせるものがありました。

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京浜運河に出て、撮影を続けながら北上。陽も傾いて、運河の水面にも夕闇が迫ってきました。

品川埠頭橋をくぐったあたりで、「レディ・クリスタル」が解纜作業をしているのが見えたので、右に寄せて徐航していたところ、間なしに離岸、微速で進んできました。ビルの谷間に翳る運河を、静々と水押し分ける悠揚迫らぬ姿! 運河のヌシといった貫録がありますね。
撮影地点のMapion地図

(29年2月26日撮影)

(『2月26日の運河風景…4』につづく)

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