6月14日の中防水路…3

(『6月14日の中防水路…2』のつづき)

154026.jpg中防大橋を振り返ると、逆光の中に黒く沈んで、街灯や道路標識のシルエットをくっきりと浮き上がらせていました。まだ7時前ですが、太陽もすでに高度を増して、日が長くなったことを感じさせます。

南岸のコンテナヤードを眺めながら進んでいると、西口近くで、フェリーバージが2隻、護岸にバウづけしているのを発見。東西に警戒船が出ているのを見ると、何か工事中のようですね。一昨年、春海運河で出会った(『12月2日のフネブネ』参照)のと、同じ船のようでした。

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154029.jpg右手に中央防波堤の西端、赤い灯台を眺めながら、中防水路と別れて第一航路へ。航路から北風が入ってくるので、ときおり縮緬じわのような波紋ができるものの、水面はぬめりをおびたように穏やかです。

航路に出ようとしたら、出港してゆく曳船+バージと、入港する本船に出くわし、一旦漂泊して待つことに。爽やかな空と水面が舞台だからでしょう、一遍の絵のように素敵なシーンに思え、待ち時間も苦になりません。
撮影地点のMapion地図

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ウグイス色の本船がトランサムを見せてから、艇をスタートさせました。ズラリと並ぶ赤いキリンさんたちをバックに、これまた乙な眺め。

船名を見ると、「第八すみせ丸」、船籍港は尾道。舷側には「住友大阪セメント」と大書きされていましたから、「すみせ」は住友セメントの略であることはわかりましたが、何ともまた、意表をついた略し方ですね。昔、友人が「住友セメント、略してスミント。チチブセメントは略してチチント」などといって笑わせてくれたのを思い出してしまいました。ん? そういえば「ちち丸一号」(『11月3日のフネブネと川景色…5』参照)なんてのもあったなあ。

(26年6月14日撮影)

(『第一航路と大井埠頭』につづく)

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タグ : 中防水路 東京港 曳船

6月14日の中防水路…2

(『6月14日の中防水路…1』のつづき)

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船頭の大好きな「超弩級舟屋」の一つ、不燃ゴミ運搬のバージと曳船ごとすっぽり収めて、ゴミの積み出しが行えるという巨大な上屋つき岸壁。ゴミの飛散を防ぐためか、開口部の水面上高さは低く、潮位の高い今は、曳船の出入りはちょっと難しそうな感じですね。

中防処理施設管理事務所 不燃ごみ処理センター」(東京二十三区清掃一部事務組合HP)によると、正式には「揚陸施設」と呼ばれているようですね。中の様子も見てみたい‥‥。

154022.jpg「揚陸施設」のあるあたりから、各種処理施設や管理棟など、大きな建物の立ち並ぶ一角にさしかかりました。どれもまだ真新しい感じで、水際に建物が乏しい水路なのも手伝い、突如新興市街地が出現したような錯覚に襲われる場所でもあります。

ひときわ高くそびえる茶色のビルは、都環境局合同庁舎。最上階に大きなガラス張りのフロアがあって、眺めがよさそうですね。あそこから、中防や水路を見降ろしてみたいなあ。

154023.jpg中防の内側埋立地と、外側の埋立地・新海面処分場を結ぶ橋、中防大橋が見えてきました。以前、クルマで2回渡ったことがあります。臨海トンネルを通ってみたくて来たのと、ゲートブリッジを渡りに訪れたときと。どちらも興味本位なのが痛いところであります。

桁側面、「桁下高3.9m」は割とくっきりなのに、右手の橋名はかすれたようになって、もう長らく塗りなおされていない様子。せっかく中防の名を冠した橋なのに、ちょっと哀れな感じもしますね。

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せっかくなので、こちらも裏側を一枚。橋脚もひたひたで、桁もこの迫りよう。バリバリ現役の実用舟運路なのに、この低さ‥‥。自分的は楽しいけれど、大丈夫なのでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(26年6月14日撮影)

(『6月14日の中防水路…3』につづく)

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タグ : 中防水路 東京港

6月14日の中防水路…1

(『6月14日のゲートブリッジ』のつづき)

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中防水路に入ろうとスロットルを倒すと、おや、左手に富士山がうっすらと。この時期の富士山はあまり見たことがないので、珍しさにしばし見入ってしまいました。そういえば、これから風が強くなるんだっけ。

154017.jpgゲートブリッジをふたたびくぐったところで、取舵を切って中防水路へ。「中防」の名のもとになった、中央防波堤そのものの突端と、白い灯台を右手に眺めつつ進入。

ううん、回転数をしぼると、やはり北へ横流れするなあ。なじみの水面のつもりでいても、こうして新たに気づかされることがままあるあたり、本当に興味が尽きないというか、奥が深いです、はい。

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中防名物、発電風車は北を向いて、ゆるりゆるりと回転中。蒼い空に純白の躯体がよく映えて、目標としても目立ちます。

以前(過去ログ『中防水路…2』参照)にくらべると、周りもすっかりかたづいて、雰囲気がずいぶん変わりました。

154019.jpg中防水路に2本架かる橋のうちの一つ、中潮橋。潮位が高い日だけあって、いつもなら切り立っているように見える周りの護岸が、妙に低く感じられるのが新鮮。

中潮橋もご覧の低さで、桁に触れられんばかり。側面には「桁下高3.5m」と大書きされていましたが、通った感触からすると、間違いなくA.P.+の数値ですね。



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撮影地点のMapion地図

(26年6月14日撮影)

(『6月14日の中防水路…2』につづく)

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タグ : 中防水路 東京港 橋の裏側