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平成最後の川走り納め…15

(『平成最後の川走り納め…14』のつづき)

229071.jpg上平井水門に近づいて。第三径間はおおむね竣工と見てよいようです。旧扉体の特徴的な構造は、新扉体にも継承されたのですね。

気になる塗色はというと、扉体がグレーに、ブルーは巻上機室の桁に移り、マルーンは細身の管理橋のみと、結果として先代の各色は継承されたものの、面積のある扉体を保護色(?)としただけに、全体の印象はだいぶおとなしめになりました。

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くぐって下流側を眺めたところ。巻上機室とそれを支える桁の天地がぐっと増したので、好意的に見れば、従来より堅牢な感じがするようになりました。しかしマルーン塗りの面積が激減したのは、正直、寂しい気持ちになったものです。

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いったん距離を取って、全景を一枚。う~ん、巻上機室と桁のせいで、従来のスマートさは消え失せて、重心の高い鈍重な雰囲気になったような‥‥。

もっとも工事が完成したら、別の印象を持つかもしれません。ともあれ設備を一新して、高潮からの護りをより長く担えるようになるのは、嬉しいことではあります。

229074.jpg取舵で大きく円を描いて、中川水門によう候。こちらの巻上機室は上平井水門と異なり、別パーツ(?)でなく堰柱と一体のRCですが、すごく肉厚でごつい感じのする外観ですよね。

荒川に出て上り、隅田水門を通って隅田川へ抜けるいつものコースへ。アップで仰いで見ると、のっぺりした躯体や機器の配置のせいか、ちょっと古風な魅力を感じさせます。

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撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『12月30日のフネブネ…1』につづく)

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タグ : 中川 旧綾瀬川 上平井水門 中川水門 隅田水門

平成最後の川走り納め…14

(『平成最後の川走り納め…13』のつづき)

229066.jpg平和橋をくぐり、最後の屈曲区間にかかりました。アウトコースに連なるテラスが緩い曲面をなし、陽の光を受けて白く輝いているさま、胸のすくような眺めでなかなか素敵。

進むほどに、堤防や家並の向こうから、首都高中央環状線の高架が徐々に見えてきて、ゴールが間近に迫った事を感じさせます。河道の向きから北西風はだいぶ防がれて、写真のように川面は穏やか。もう浅瀬もありませんから、少しピッチを上げて進みましょう。

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ここ、下水道局の本田ポンプ所で、樋門の方は過去ログで18年8月(テラス化前で、樋門も更新前)に紹介済みなんですが、今回大いに惹かれたのは、背後にある同施設の煙突!

いや、こんな秀逸な造形だったかしら? 刻まれたスリットから、何本もの“足”が流れるように末広がるさまが見事、どこかタコさんウインナーを思わせるカタチ。何度も通っているのに、なぜ記憶に残らなかったんだろう‥‥ボクのバカバカ(ポカポカ頭を殴る)。

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屈曲を曲がり切ると河道はほぼ真北に向き、太陽を正面上空に見る格好に。冬の陽の低さとくれば、これ以上ない形でのもろ逆光、それを透かして目を細めつつ眺める、上平井橋とかつしかハープ橋のシルエットもまた佳き哉。川面のギラギラが、橋たちをより格好良く見せていますよね。

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229070.jpg上平井橋に近づいてから仰ぐと、高欄に「大型船の航行あり。徐行願います。」の横断幕が。ここを抜けて上流に向かう、独航艀たちを指しているのでしょうか。

それと、上平井水門の工事に携わるフネブネへの注意も兼ねているのかも。そうそう、こちらの工事の進み具合も、この日見ておきたかったものの一つでした。新しい扉体と巻上機室が見られるかな?
撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『平成最後の川走り納め…15』につづく)

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タグ : 中川 上平井水門

平成最後の川走り納め…13

(『平成最後の川走り納め…12』のつづき)

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229062.jpg本奥戸橋に近づくと、橋脚の右、アウトコースの径間側面に「航路 航路 航路」と航路表示が。3連発とは珍しいですね。

対して左径間はと見てみたら、「× × ×」とこれまた3連発でたたみかけ、通航不可であることを訴えていました。工事中でもないのに、念の入った表示をしてくれるとは、よほど座洲の事故が多かったのでしょうね。たまにしか通らない者にとっては、ありがたいことです。

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右へ左へと流路をなぞって下りつつ、スカイツリーがだいぶ近くなってきたなあ、と思ったら、左手にかつしかハープ橋の主塔が、チラリと頭をのぞかせているのに気づきました。蛇行区間を抜けるまで、あと一息です。

229064.jpgちょっとしたイベント(?)が、蛇行区間最低橋の平和橋くぐり。通過時刻は11:49、この日の昼間最高潮位の時刻を過ぎること54分で、ほぼ最高潮といってよいころ、潮位はA.P.+1.6mくらいでしょうか。

桁下高はA.P.+4mですから、その差は約2.4m、我が艇には余裕過ぎる数値でありますが、マスト灯をかすめる桁は結構な圧迫感で、橋の質量が肌に伝わるような近さでした。

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くぐって振り返ったところ。上流から見て右から2径間目にのみ、ご覧のような警戒塗装と▼マークがあり、航路であることを示しています。

中川中流区域に点在するマリーナを母港とする艇にとっては、潮時によって行く手を阻む、まさに隘路となっているのがこの橋。満潮時にいま一息で艇がつかえて、「乗組み総出で橋を持ち上げるようにして通った」なんて話を聞いたことがあります。大型のハードトップ艇目線で見れば、何とも忌まわしい存在ではあることでしょうね。
撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『平成最後の川走り納め…14』につづく)

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タグ : 中川

平成最後の川走り納め…12

(『平成最後の川走り納め…11』のつづき)

229056.jpg魚探の感に目を落としながら、蛇行区間を微速で航進開始。左に大きく曲がる最初の屈曲を過ぎて、奥戸橋の全貌を視界にとらえたころ‥‥。

5m前後で推移する河底の感に、何やらいにしえのネッシーの頭部を思わせるような、妙な形が出現! 思わず構えていたカメラを向けたほどでした。何でしょう、斜めに刺さった杭状のものが、たまたまこんな形になったのでしょうか。

コレが形状を保ったまま、くるっと逆を向いたりしたら怖いな‥‥などと妄想したものの、幸い“ネッシー”はおとなしくモニターから消え去ってくれました。


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奥戸橋の上流側には、2隻の杭打船がもやっていました。このあたりはまだ護岸に沿って鋼管矢板を打ち込んでいる段階で、テラスが出現するにはしばらくかかるようです。

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奥戸橋の中央径間ををくぐり、振り返って。写真のように左側は足場がかかり、中央に「航路」の表示があったので、迷わず艇を進めることができました。

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目線がひゅっと吸い寄せられたのが、浚渫船団の台船にもやっていたこの警戒船。まあ、甲板室と呼ぶのも気恥ずかしくなるような小屋が、取って付けたように船首尾に「建て増し」されていて、その強烈なこと。

長時間同一水面上に留まる警戒船の任務を考えると、身をあぶる陽光と川面を渡ってくる風を防ぎ、なおかつ視界の良い居室は必要不可欠ですから、ユーモラスなその姿に惹かれるとともに、乗り組みさんの切実さも感じられたのでした。

229060.jpg180度近い大屈曲を回ると、青空のグラデーションを背負って、本奥戸橋が見えてきました。右手の上下流にはすでにテラスが整備され、堤防の法面が白く輝いています。

下端が緩やかな中高の曲線を描くトラスです。中央に橋脚を持ちながら、トラス構造としては連続しているスタイルですが、この場合は二径間というべきか、それとも一径間でよいのでしょうか。
撮影地点のMapion地図


(30年12月30日撮影)

(『平成最後の川走り納め…13』につづく)

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タグ : 中川

平成最後の川走り納め…11

(『平成最後の川走り納め…10』のつづき)

229051.jpgコンクリートの白い肌が、まだ若さを感じさせる三輪橋。バルコニーのラインや橋灯のデザインもお洒落ですね。あら、桁側面はハトさんがズラリ‥‥陽当たりがよいので、きっと暖かなのでしょうね。

下写真、細田橋は例によって人道橋併設の橋ですが、桁のみならず橋脚も汚れて、くたびれぶりは痛々しいほどですね。こちらも架け替えが近いのでしょうか。

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229053.jpg高砂諏訪橋をくぐったところで、中川本流との分流点に到達。左手に広大な流路と、青砥橋のシルエットが見えてきました。

ここから上平井橋までの蛇行区間は、浅瀬やガレ場が多く、よほど通り馴れていなければ緊張を強いられるところ。ただこの十年ほど、テラス化や護岸改良が盛んに行われ、浚渫など河道整備も進んだようですから、以前よりは随分ましになったはずです。

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とはいうものの、さっそく右手に意図不明のブイが数個出現したりして、不安をかき立てられるものが。ここは用心して魚探の感を確かめながら、微速でそろりと歩かせるとしましょう。久しぶりに通るので、沿岸の変化が観察できるのは楽しみではあります。
撮影地点のMapion地図

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護岸の工事は続いているようで、分流点から業務船の姿がいくつか見られたのですが、左手に見えたこれはコンクリート打設用らしい設備を載せた台船に、数隻の曳船がもやったもの。蛇行する河道の軸線が風向と合ったからでしょう、写真のように白波が立ち、陽光が乱反射する川面をゆっくりと下ります。

(30年12月30日撮影)

(『平成最後の川走り納め…12』につづく)

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タグ : 新中川 中川 曳船