3月16日の川景色…3

(『3月16日の川景色…2』のつづき)

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閘門様を通って、水位低下化水域を出ることにしましょう。平成橋の北側で待っていると、電光掲示板と放送で「進入可」の指示が。もうゲートは開いたのかしらと近づいてみたら、おや、まだ排水中でしたか。まあ、急ぐ舟路でもないので、排水とゲートの上昇シーンを楽しみながら待って、おなじみの閘室へ。

148027.jpg荒川を下りつつ横断し、180度回頭で背割堤の向こう、中川にもちょっと寄り道してみました。遡上を開始したところで、プレーニングで下ってくる警備艇と反航。

艇名は「あじさい」、ハルナンバーは「視22」。この型の艇と航行中に行き会うのは、初めてかも。南風で波立つ川面を、ピッチングしながら駆け抜ける姿、なかなか勇壮でした。

148028.jpg西日を浴びて白く輝く新川排水機場を、正面から一枚。以前陸路訪ねたときと同様、2径間からポンプアップ中でした。

水の落とし口とあってか、右手には釣り人さんの姿もちらほら。ここでUターンして下航したのですが、実はもっと下流から、江戸川競艇場の警戒艇が、随伴してきていたのでした。

148029.jpg警戒艇、ずいぶん慌てた様子ですっ飛んで来られたので、先に説明なければとこちらから接近。排水機場の写真をとりに来ただけで、コースは通りません、とお詫びしながら申し開きすると、「ああ、派出所の下のアレねえ!」と、納得された様子。

ちょうどレース中だったようで、「コースの近くで引き波を立てられたら心配だったから」と、笑って離れてゆきました。う~ん、コース付近まで、全速で突っ込まれた例が過去にあったのかなあ‥‥。

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ふたたび反転して下り、荒川河口から旧江戸川に向かうことに。葛西臨海公園~三枚洲間の水路(本来は旧江戸川の一部らしいですが)に入ると、あっ、ここにも台船がいくつか見えますね。浚渫かな、それとも設標でしょうか。
撮影地点のMapion地図

(26年3月16日撮影)

(『3月16日の川景色…4』につづく)

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タグ : 旧中川 中川 江東内部河川 水位低下化河川 警備艇 新川排水機場 荒川ロックゲート 閘門

25年度川走り納め…3

(『25年度川走り納め…2』のつづき)

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141012.jpg荒川の里程標でいう、3kmから6km地点に至る大屈曲区間のほぼ中間点、首都高小松川線の荒川大橋をくぐります。この上下流が桁橋であることも手伝ってか、主塔を持つ橋ならではの、目線が上に持ってゆかれるような楽しさありますね。

くぐりざま裏側を見上げてみると、両側面の持ち送りがわずかに出ているほかは、極めてフラットな箱状構造。水面の波紋が、桁裏一面に光の模様を描き出していました。

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総武線のトラスでも、いいタイミングで電車が通過してくれました。この次の橋、平井大橋から上流は減速区域のため、このあたりからスロットルをしぼって、行き足を落とし始めます。

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面舵を切ってさらに減速、荒川とお別れして、長声を吹鳴しつつ中川水門へ進入。相変わらずの頼もしい面構えですが、扉体はだいぶ色あせてきたような‥‥。背後が今日のような青空だと、色の薄さが際立って、ちょっと気の毒ではありますね。

ちなみに、この時点での流れは荒川から中川へ向かっており、中川に流れ込んだところで、左(上流側)へ逆流していました。写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、水門の向こうの水面に、左へ押しやられる流れが波紋を作っています。

141015.jpg中川水門をくぐり左へ舵を転ずれば、ツートンの大結構、上平井水門が。2河川を高潮から守るその威容、何度見ても圧巻というほかなし。マルーンに塗り上げられた管理橋の桁(?)は変わらずキレイですが、こちらも扉体はだいぶ色あせてしまったようですね。

第3径間をくぐって、そのまま直進、綾瀬川へ。いくつか気になっていたことがあって、しばらくぶりの探訪と相成りました。
撮影地点のMapion地図

(25年12月29日撮影)

(『12月29日の綾瀬川…1』につづく)

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タグ : 荒川 中川 中川水門 上平井水門 橋の裏側

新川畔をお散歩…3

(『新川畔をお散歩…2』のつづき)

130011.jpg派出所の前の柵には、ご覧のとおりの貼り紙が。「派出所」を名乗れど、街中にある普通の交番とは違い、警官が常駐しているわけではないので、一般の依頼は受け付けかねるということでしょう。

通報先を「水上面」「陸上面」と称して、分けているところが面白いですね。これで「空中面」とか「暗黒面」があったらどうしよう…などと、下らないことに妄想が及びました。

130012.jpgここで爆音がしたので、期待して振り返るとそれにたがわず、江戸川競艇の警戒艇が下航してきました。ハードトップにパトランプをつけて、舷側をざっくり切り取った精悍なスタイル。折からの南風で水煙が巻き上がり、勇壮な姿を楽しめました。

もっとも、陽が陰っていたこともあり、この一瞬後に撮ったタイトルともども、いま一つの仕上がりだったのが残念。背割堤の向こうに、ちょうど上航してきた艇があり、いいタイミングだと思ったのですが。

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130014.jpgそして水上派出所とくれば、その正面に設けられた警備艇の桟橋。柵越しとはいえ、こんな近くで警備艇を眺められるところは、他にないのではないでしょうか。これもテラスが整備されたおかげでしょう。

カディのぐるりにめぐらされた、背の高いハンドレールが警備船艇らしい雰囲気。白い船体も増えているようですが、個人的にはやはり、グレーの方が引き締まった感じで、より警備艇らしいと思います。ちなみに艇名は「はまちどり」。

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今まで、河上ではさんざん行き合っていたにもかかわらず、警備艇のフラッグには、まったく意識が及んでいませんでした。今回ようやく認識したというていたらく。これも間近で、ゆっくり眺められたたおかげです。

はためいていてよく見えない部分がありますが、上が警察の旭日章らしいマーク、下の黒一本線と、「ホ」のような赤い絵柄は何を意味するのでしょう。

帰宅後に検索してみると、大阪水上警察署のページがヒット、詳しい説明がありました。この旗、全国の水上署で掲げられている「水上警察旗」で、旭日章が太陽、黒線が国民と水平線、赤い「ホ」は「保護」の頭文字なのだそう。

なるほど! どこか明治の香りがするデザインというか、いかにも古くに制定された雰囲気があり、惹かれるものがありますね。

(25年8月4日撮影)

(『新川畔をお散歩…4』につづく)

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タグ : 中川 警備艇 中川水上派出所 水上派出所

新川畔をお散歩…2

(『新川畔をお散歩…1』のつづき)

130006.jpg西水門橋の銘板を発見。検索してみると、メーカーである矢田工業株式会社のサイトが一発でヒット。ありがたい時代になったものですじゃ。

「施工事例」のページを開くと、橋梁2250橋超、水門5676門の実績を誇り、のみならず水管橋、鉄塔と鋼製構造物全般に渡り手がけられて、これまたそそる写真もたくさん。その筋の方には、楽しめること間違いなしのサイトです。

130007.jpg排水機場の裏を離れ、小ぎれいな小径を登ってゆくと、視界が開けたところでこんな石段が。どこか、城址の公園を思い出させる雰囲気です。

新川から離れて恐縮ですが、ここは中川の東岸にある堤防の一部。この石段を登れば…。



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天端は石畳の広場、芝が刈り込まれた法面の下は、もちろん河畔のテラス。見晴らしもよく、川風に吹かれつつ水面を眺めるには、まずいうことのない好環境。

上流側には、おなじみの物件も見えますね。後で見に行ってみましょう。

130009.jpg天端から、旧新川西水門の堰柱を眺めて。蔦に覆われて、いかにも遺跡然としています。

水門は廃止されて久しいものの、考えてみれば新しい広場と橋、二つも名前を冠してもらえているのですね。ある意味ねんごろに顕彰されているといえなくもありません。



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こちらが先の写真で奥に見えた、湾岸署中川水上派出所の建物。水上派出所では、都内で一番東に位置しています。

神田川や豊洲運河のそれが、いかにも陸上の交番を、そのまま持ってきたような外観なのにくらべて、こちらは一味違った詰所風の造作。いつもは水上から遠く眺めるだけだったのを、こうして間近に拝めるのは、やはり楽しいものです。柵の前を何度もウロウロしてしまいました。
撮影地点のMapion地図

(25年8月4日撮影)

(『新川畔をお散歩…3』につづく)

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タグ : 中川 中川水上派出所 水上派出所

2月10日の中川下流部…7

(『2月10日の中川下流部…6』のつづき)

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114037.jpgこちら側からはお久しぶりの中川水門。あっ、この角度から見ると、スカイツリーとツーショットになるんですね。もっとも手前に、清掃工場の煙突がかぶさってしまいますが。

この日は朔の大潮、干潮に向かう時間帯とあって、この距離からでもわかるほど、さざ波を立てて水が流れ込んできています。中川水門名物といってよいでしょう(過去ログ『中川水門の水位差』参照)。

114038.jpgそして中川・綾瀬川の合流点といえば、マルーンにスカイブルーのツートンカラーが美しい、上平井水門。

太陽にほぼ正対し、光量過多気味ではありますが、かつしかハープ橋を背に輝く4径間の扉体を眺められて、もうゴキゲン。先週のタイトルにも掲げましたが、仰いでよし、遠くから愛でてよしの格好よさ、こちらも久しぶりに堪能させていただきました。


114039.jpg合流点から、すでに綾瀬川へ進入していますが、ご容赦ください。綾瀬川の最下流部、ハープ橋の下にある繋留施設にもやうのは、通船タイプの艇「かわかぜ」。

最近塗り替えたのでしょうか、汚れも見えずキレイな船体で、よく整備されているようです。以前は「かわかぜ」の上流側に、超小型浮きドック(過去ログ『初めての綾瀬川…1』参照)がいたっけなあ。


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ハープ橋をのぞけば、これが綾瀬川の第一橋になるのでしょう。山吹色、と呼びたくなるあたたかみのある塗装が素敵な、東四ツ木避難橋。

このあたりの橋は、水平に架かっていないものがいくつかあるので、カメラのズームで生じるゆがみとあいまって、平衡感覚がおかしくなりそうな仕上がりになってしまうのが、何ともはやではあります。
撮影地点のMapion地図

(25年2月10日撮影)

(『2月10日の綾瀬川下流部…1』につづく)

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