11月15日の臨海大橋…2
(『11月15日の臨海大橋…1』のつづき)
●行き足をゆるめつつ、南側に出ました。構造の一本一本が、陽光にキラキラと輝き、バックも青空と言うことなし。
左側に見える艇も、我々同様臨海大橋見物でしょうか。
●こちらは若洲側トラス。中防側にくらべて、上部トラスの進捗が若干遅く、まだ天端の部材が組まれていません。
防波堤突端の灯台も、すっかり橋の影になってしまったようですね。航路標識は、もちろん橋の方にも備えられるでしょうから、今後も点灯されるのか、気になるところではあります。

●若洲側に寄せながら、ゆっくり戻るとしましょう。ふと見上げると、あっ、橋の上に人影が! 日曜も作業を続けておられるのですね。目もくらむような、さえぎるもののない高所での作業は、さぞご苦労も多いことでしょう。
大きく手を振ると、作業員の方も、手を振り返してくれました。
あと、あまりに大きい橋のせいか、今まで意識しませんでしたが、この写真に写っている接続部、いずれ上部トラスが完成すれば、見られなくなるんですよね。旧ブログでも、豊洲大橋の架設中、接続部の断面を眺めて盛り上がったりしていましたが、これもいずれ、貴重な一枚になるかもしれません。
●防波堤の内側から、若洲側トラスを望んで。
トラスの上に行き来するのは、どうしているんだろう…と、仔細に眺め回してみると、向こうの橋脚の間に、トラスに続く足場のようなものが見えました。あの中に、階段やエレベーターが設けてあるに違いありません。
しかし、船で橋脚の下まで行って乗り移るのは、特に波の荒い日などは、大変でしょうね。

●風も強くなってきそうですし、そろそろ戻るとしましょう。左を見ると、中防の稜線越しに、富士山とふたたびのご対面。
海に出られる方は、結構な頻度で富士山を見ているのかもしれませんが、何分こちらは、狭い水路ばかりを走っている川っプネ乗り。こんなに鮮明な富士山には、そうそう出会えません。
白い灯台とのツーショット、人工の丘とはいえ、疎林に見え隠れする富士の姿は、なかなか風流でした。
(21年11月15日撮影)
(『11月15日の川景色…1』につづく)

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左側に見える艇も、我々同様臨海大橋見物でしょうか。

防波堤突端の灯台も、すっかり橋の影になってしまったようですね。航路標識は、もちろん橋の方にも備えられるでしょうから、今後も点灯されるのか、気になるところではあります。

●若洲側に寄せながら、ゆっくり戻るとしましょう。ふと見上げると、あっ、橋の上に人影が! 日曜も作業を続けておられるのですね。目もくらむような、さえぎるもののない高所での作業は、さぞご苦労も多いことでしょう。
大きく手を振ると、作業員の方も、手を振り返してくれました。
あと、あまりに大きい橋のせいか、今まで意識しませんでしたが、この写真に写っている接続部、いずれ上部トラスが完成すれば、見られなくなるんですよね。旧ブログでも、豊洲大橋の架設中、接続部の断面を眺めて盛り上がったりしていましたが、これもいずれ、貴重な一枚になるかもしれません。

トラスの上に行き来するのは、どうしているんだろう…と、仔細に眺め回してみると、向こうの橋脚の間に、トラスに続く足場のようなものが見えました。あの中に、階段やエレベーターが設けてあるに違いありません。
しかし、船で橋脚の下まで行って乗り移るのは、特に波の荒い日などは、大変でしょうね。

●風も強くなってきそうですし、そろそろ戻るとしましょう。左を見ると、中防の稜線越しに、富士山とふたたびのご対面。
海に出られる方は、結構な頻度で富士山を見ているのかもしれませんが、何分こちらは、狭い水路ばかりを走っている川っプネ乗り。こんなに鮮明な富士山には、そうそう出会えません。
白い灯台とのツーショット、人工の丘とはいえ、疎林に見え隠れする富士の姿は、なかなか風流でした。
(21年11月15日撮影)
(『11月15日の川景色…1』につづく)

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11月15日の臨海大橋…1

曙運河を通ると、湾岸道路の橋の一つが、何やら工事中。橋脚の補修でしょうか、よく見なかったのでわかりませんでした。

沖に出ると、ビルの間から富士山が顔を出しているのを発見、トクをした気分になりました。今年になって富士山を見るのは、初めてではないでしょうか。

周囲に比較する建物がないせいでしょうか、一基6000tの重量があるとは思えないほど、小さくて、華奢な構造物に見えるんですよね。

●逆光にぎらつく波の上に、次第に大きくなって迫り来る、中防側トラスのシルエット。まあ、当たり前なんですけれど、さすがにここまで近づくと、圧倒的な質量がのしかかってくるのですね。おなじみさんにもかかわらず、ゴクリ、とつばを飲み込む迫力。
橋上では、ご覧のように上部トラス(正式には、何と呼ぶのでしょう)の組み立てが進んでいました。素人考えでは、あのクレーン船隊で吊り上げるスペクタクルが、上部トラスでも味わえるのでは…、と思い込んでいたので、現地組み立てとわかり、ちょっと残念です。

抜けるような、蒼穹と呼ぶにふさわしい青空をバックに、長々と鋼桁橋を従えたトラスは、まさにくろがねの龍! こうして訪ねるたびに、新しい表情を見ることができるのは、建設中の土木構造物の醍醐味でしょう。
【撮影地点のMapion地図】
(21年11月15日撮影)
【追記】ちょぶさん(がーちゃんフォトアルバム Vol.2)に教えていただいたのですが、「東京港臨海道路第Ⅱ期事業」(PDF)によると、まだ中央径間トラスと、中央径間箱桁の架設に巨大クレーン君たちが出動する模様です。ご教示ありがとうございました!
(『11月15日の臨海大橋…2』につづく)

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