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秋の水郷三昧…1

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11月6日は、久しぶりに水郷を訪ねてきました。まっすぐ十六島は水生植物園前を目指し、東関道を飛ばして1時間30分で到着。県道101号線、水郷佐原水生植物園入口を右折したところで、抜けるような青空をバックに一枚。

河水の匂いが混じったさわやかな秋風と、平坦な十六島の、この清々とした視界の広さ。「水郷に来たんだなあ」という実感が、改めてこみ上げてきました。そして秋晴れに恵まれたこと、週末ごとに曇りか雨が続いていただけに、まさに水郷日和、まずは嬉しい出だしであります。

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サッパを模した看板を掲げた塔は、与田浦の派川、長島川の河畔です。古びたRC橋の上から、与田浦方を望んで一枚。

ああ、いいなあ。サッパが河岸棒をついてもやい、草生す岸辺を河水が洗うひたひた具合、何べん眺めても見飽きません。

198003.jpg水生植物園前の駐車場に到着。ちなみに水生植物園、来年3月まで改装工事中につき休館中、広場もすっかり掘り返されて、土ぼこりが舞っていました。

乗り場に向かおうとすると、何やら変わったクルマを乗せたトラックが‥‥。あっ、アレ、「フジキャビン」じゃないですか? クルマに疎いおっさんでも知っている、FRPモノコック構造の珍車です。意外なところで、意外な出会いがあるものですね。

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さて、今回は中洲船頭組合さんにお世話になりました。以前のように、飛び入りでいつでも乗れるというわけにはいかなくなり、予約が必要ということは聞いていたので、朝一番に電話してOKをもらい、すっ飛んできたというわけです。

乗り場に向かうと、2人のおばさんがこちらへ歩いてきて、「電話をくれた方? こりゃずいぶん早く着いたねえ!」と、ニコニコお出迎え。間なしにサッパも着桟して、静かだった桟橋に活気がみなぎってきました。

198005.jpg桟橋をのぞいて驚いたのは、すぐ近くの水面に、一羽の白鳥が浮かんでいたこと。くちばしの上に黒いコブが見えますから、コブハクチョウというのでしょうか。水郷で白鳥を見るのは、これが初めてだと思います。

仲間もいない一人ぼっちなのに、サッパがもやっても逃げるそぶりもなく、どこかもの欲しげで、何とも可愛らしいもの。おばさんたちとは仲良しなのでしょう。
撮影地点のMapion地図

(28年11月6日撮影)

(『秋の水郷三昧…2』につづく)

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タグ : 水郷 与田浦 長島川 水辺の鳥たち

巨大魚舞う、緊迫の閘門通航!

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過去にも何度か似たようなことを書いているんですが、水路バカとしてこの趣味に足を踏み入れて以来、釣り人さん向けの出版物やウェブサイトには、教えられることが少なくないわけです。

水深や底質、沈置物の有無はもとより、中には閘門について触れられているものもあったりして、釣りにはほとんど興味がないにもかかわらず、さまざまな水路情報を勉強させていただけるのは、本当にありがたいことだと思っています。

今回も、ひょんなことから以下の動画(『釣光TV』さん作成のもの)に出会い、水郷は与田浦東端にある浪逆浦閘門(上写真)の、貴重な通航シーンが収録されているのに小躍りしたのですが、まあ、世の中にはこんなに緊迫したというか、身震いするような閘門通航があるのかと、感心するとともに怖気をふるったものでした。まずは動画をご覧ください。

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ホンモノのYou Tubeで「【巨大魚ハクレン】恐怖映像!巨大怪魚の群れに遭遇in霞ヶ浦【バス釣り番外編】」を見る

平成の初め、江戸川を攻めていたときに、ウェーキにバッシャバッシャと巨大魚が連続してジャンプするのは体験していたので、ある種懐かしくもあったのですが、これほどの密度、これほどの規模のものはもちろん初見です。

特に、逃げ場のない閘室で壁にぶち当たり、船体に体当たりしてくるその恐怖たるや! 乗り組みの方に怪我はなかったのでしょうか。いや、あの図体からして、船体に直撃したら損傷があっても不思議でないパワーがありそうで、本気で心配になりました!

あまりの異様さに笑うしかない、といった風でしたが、タイトルの「恐怖映像」に全く誇張はなく、笑い声とは裏腹に、緊張の閘門通航だったと思われます。お疲れさまでした、また貴重な映像を公開してくださり、ありがとうございます!

本来の興味に話を戻すと、把手を引っ張るセルフ操作の様子や、扉体の降下速度、また作動中、病的(笑)に繰り返される自動アナウンスなど、水郷の閘門ならではのディテールがしっかり収録されていて、閘門ファンとしても充分そそる内容でした。

ちなみに、陸路訪問時の様子は、「浪逆浦閘門…1」「浪逆浦閘門…2」にあります、ご参考まで。


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タグ : 浪逆浦閘門 閘門 与田浦 水郷

水郷の踏み車

160001.jpg10月12日、秋晴れを得て、水郷へふらりと遊びに行きました。潮来で昼食をすませた後、常陸利根川を渡り、十六島へ。

今回のお散歩は、とても残念なことから始まりました。一見のんびりとした水郷といえど、時の流れとは無縁ではないのだなあ、ということを、改めて感じさせられたものです。

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タグ : 水郷 与田浦 水郷佐原水生植物園 足踏み水車 千葉県立中央博物館大利根分館

草林樋門を訪ねて…1

143001.jpg明けて1月2日は、毎年恒例のあんば様(阿波大杉神社)参り。例年どおり賑わう境内を楽しみながら参拝、昨年のお札を収め、新しいお札をいただきました。

訪ねるたびに増えてゆく、豪奢な彫刻を施した門や神殿を眺めていたら、軒先に玉のようにふくらんだスズメさんを発見。色鮮やかなお飾りに囲まれているせいか、見た目以上に福々しく、トリ好きとしては新年早々、まさに眼福であります!

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143003.jpg参拝後も例のごとく、のんびりと水郷ドライブ。爽やかな冬晴れとあって、広大な水郷風景や水門たちにカメラを向けるのも、一段と楽しくなります。おなじみ大割閘門も、冬の陽射しを浴びて気持ち良さそうですね。

潮来で昼食をとった後は、寄り道をしつつ十六島をひたすら東へ。下の写真は、公官洲と大倉の間を東西に走るエンマの、この橋から西を見たところ。田んぼの中をまっすぐにのびる水路、はるか彼方に横たわる東関道の高架と、十六島らしい、胸のすくような風景が味わえました。

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143005.jpg南下して与田浦を渡り、エンマの一本に沿った道に出ると、前方にこじんまりとした家並みと、利根川の堤防が見えてきました。十六島名物、大河沿いの微高地に点在する集落の一つです。

水郷、特に十六島に魅せられてからこの方、集落や閘門をともなった「出入口のエンマ」に惹かれてきました。加藤洲、仲江間しかり、近くは昨年訪ねた切合水門(『謎の切合水門…1』ほか参照)‥‥。極小閘門への興味から始まった訪ね歩きが、次第に周囲のエンマや集落を含めた、ワンセットに魅力を覚えるようになったのです。

この地に閘門がないことは、航空写真でわかっていましたが、十六島にある「出入口」で未探訪はここだけということも手伝い、やはりこの目で見てみたいと、こうして訪ねてきたのでした。
撮影地点のMapion地図

(26年1月2日撮影)

(『草林樋門を訪ねて…2』につづく)

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タグ : 阿波大杉神社 与田浦 大割水路 大割閘門 閘門 水郷

あやめ祭りの水郷風景…4

(『あやめ祭りの水郷風景…3』のつづき)

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水生植物園を辞した後は、目の前にある中洲の船頭組合の乗り場から、おなじみ十二橋めぐりのサッパに乗って水郷遊覧です。

今回は水郷に通って初めての、男性の船頭さん。それに、中洲の組合はオーニングなしのサッパが普通でしたが、ご覧のとおり他の組合同様、オーニング付きとなっていました。眺望はどうしてもいま一つになってしまう上、この快晴で川風を浴びないのはもったいないと、胴の間から出て、船首に陣取らせてもらうことに。

そうそう、こちらもあやめ祭り期間中は、普段と違いがありました。乗船時にカメラマンの方が記念写真を撮ってくれて、下船時に焼いて渡してくれるのです。有料ですが、購入は自由とのことでした。

98017.jpg夏日とあって、頬をなでる川風が快く、絶好の水郷日和。前回「震災後の水郷を訪ねて…8」の時点では、まだそこここに震災の傷跡が見られましたが、復旧の具合はどうでしょうか。潮来インターで降りてここに至る途中、道路もまだ凸凹のままの箇所が少なくありませんでしたから、やはり気になるのです。

県道101号線、与田浦橋に近づくと、橋詰の橋台地には蛇籠に詰めた砕石が積まれ、ユンボで復旧工事の最中でした。橋上は一車線の交互通行です。

98018.jpg麗しの直線水路、仲江間(『仲江間ふたたび』ほか参照)の北口近くを、通り過ぎざま眺めて。また行ってみたいなあ…仲江間閘門は無事かしら。

あれ? 橋の上、よく見るとバリケードらしきものが見え、封鎖されているようですね。一見なんともないようですが、実はまだ、危険な状態なのかもしれません。
撮影地点のMapion地図


98019.jpg与田浦から新左衛門川に入ったところで、潮来の組合の舟でしょうか、型の違うサッパと次々に、3隻続けてすれ違いました。どれもお客さんを満載しています。

以前、船頭さんに聞いた「あやめの季節はサッパが百隻出る」という話が思い出されました。後で触れますが、一巡するコースは、震災から1年以上経った今も、まだ完全に復旧できていないので、各組合のサッパも「全力出動」とはいかないのかもしれません。それでも、普段の休日より数割増しの感じで、あやめ祭りの期間中らしい賑わいがありました。

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木の護岸にチョコンと留まって、直立不動でお澄まし顔のサギ君。

羽毛が少しボサボサ気味なのは、とや(換羽期)なのか、それとも大人になってまだ間もない、若鳥だからでしょうか。

(24年6月24日撮影)

(『あやめ祭りの水郷風景…5』につづく)

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タグ : 与田浦 新左衛門川 水郷 水辺の鳥たち