秋の水郷三昧…12

(『秋の水郷三昧…11』のつづき)

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テラスのある区間に入り、左右に目を向けると、ぽつり、ぽつりとある立木越しに広がる田圃。目の高さから地表が見渡せる、十六島の平らかさ、低さが堪能できるところでもあります。

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198058.jpgあっ、加藤洲揚排水機場、改修されたんだ。あの独特な書体(過去ログ『ふたたび水郷へ!…4』ほか参照)が見られなくなったのは残念でしたが、美田のかなめである施設が若返ったのは何より。今までは加藤「州」表記だったのが、今回の改修で公式名称たる、加藤「洲」に統一されたのですね。

このあたり、いい雰囲気の古びたRC橋がいくつかあるのですが、写真は中でも白眉(?)の、ムクの高欄に丸穴をあしらったお洒落さん。
撮影地点のMapion地図

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198060.jpg新左衛門川にお別れし、与田浦の水面に出たところで、一隻のサッパと反航。今に生きる水郷独特の伝統船型、いつまでも元気で活躍してほしいものです。

中洲の乗り場が視界に入ってきました。水生植物園がお休み中なので、クルマや人影も乏しく、遠目にも少々寂しげです。久方ぶりの十六島・潮来周遊、芯から堪能できました。また来るぞ!

(28年11月6日撮影)

(『秋の水郷三昧…13』につづく)

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タグ : 新左衛門川 与田浦 水郷

秋の水郷三昧…2

(『秋の水郷三昧…1』のつづき)

198006.jpgおばさんたちとコブハクチョウ君に見送られて、我々の乗ったサッパは桟橋を後進で離れました。コブハクチョウ君、首を曲げてしきりにこちらを見やり、本当に見送ってくれる風なのが可愛らしいですね。

船頭さん、よかったら潮来の前川も寄るけれど、どう? と提案してくれたので、久しぶりの水郷巡りだし、この好天できっと賑わっている水路風景も見られるだろうと、フルコースを奮発することにしました。

198007.jpgサッパは沖へ出て転回すると、針路を北に向けて一路、大割水路へ。普通なら東へ向かって与田浦橋をくぐり、新左衛門川を通って常陸利根川に出、大割水路から戻るという、いわば反時計回りのコースを取るので、新鮮ではあります。

入口の両岸には、釣り人さんが腰を据えて、じっとこちらを見ています。何だか申しわけないような‥‥、恐縮しつつ進入。

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入ってしばらくは、鋼矢板の天端にコンクリートを載せた護岸が続く、直線水路。秋晴れの空の下、エンマの一つを走れるのが、何よりありがたく、思わず深呼吸。

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ああもう‥‥ねえ? 我が木っ端ブネが入ったら、いっぱいになってしまいそうな狭い水路、船上に立ち上がれば周りが一望できるほどの低い地表高、開けた風景。何度でも同じことを繰り返すあたり、もう水郷バカを自称しても、誰からもおとがめがないに違いない(あたりまえだ)。

旧来の法面護岸となって、桜並木の区間に入ったら、そろそろアレが見えてくるはず。

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かつての極小閘門、旧扇島閘門の片割れ‥‥。現在は、 香北東部幹線水門を名乗るローラーゲート。うむうむ、見たところお変わりなく、元気そうで何よりです。
撮影地点のMapion地図

(28年11月6日撮影)

(『秋の水郷三昧…3』につづく)

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タグ : 扇島閘門 香北東部幹線水門 水郷 与田浦 大割水路 水辺の鳥たち

秋の水郷三昧…1

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11月6日は、久しぶりに水郷を訪ねてきました。まっすぐ十六島は水生植物園前を目指し、東関道を飛ばして1時間30分で到着。県道101号線、水郷佐原水生植物園入口を右折したところで、抜けるような青空をバックに一枚。

河水の匂いが混じったさわやかな秋風と、平坦な十六島の、この清々とした視界の広さ。「水郷に来たんだなあ」という実感が、改めてこみ上げてきました。そして秋晴れに恵まれたこと、週末ごとに曇りか雨が続いていただけに、まさに水郷日和、まずは嬉しい出だしであります。

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サッパを模した看板を掲げた塔は、与田浦の派川、長島川の河畔です。古びたRC橋の上から、与田浦方を望んで一枚。

ああ、いいなあ。サッパが河岸棒をついてもやい、草生す岸辺を河水が洗うひたひた具合、何べん眺めても見飽きません。

198003.jpg水生植物園前の駐車場に到着。ちなみに水生植物園、来年3月まで改装工事中につき休館中、広場もすっかり掘り返されて、土ぼこりが舞っていました。

乗り場に向かおうとすると、何やら変わったクルマを乗せたトラックが‥‥。あっ、アレ、「フジキャビン」じゃないですか? クルマに疎いおっさんでも知っている、FRPモノコック構造の珍車です。意外なところで、意外な出会いがあるものですね。

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さて、今回は中洲船頭組合さんにお世話になりました。以前のように、飛び入りでいつでも乗れるというわけにはいかなくなり、予約が必要ということは聞いていたので、朝一番に電話してOKをもらい、すっ飛んできたというわけです。

乗り場に向かうと、2人のおばさんがこちらへ歩いてきて、「電話をくれた方? こりゃずいぶん早く着いたねえ!」と、ニコニコお出迎え。間なしにサッパも着桟して、静かだった桟橋に活気がみなぎってきました。

198005.jpg桟橋をのぞいて驚いたのは、すぐ近くの水面に、一羽の白鳥が浮かんでいたこと。くちばしの上に黒いコブが見えますから、コブハクチョウというのでしょうか。水郷で白鳥を見るのは、これが初めてだと思います。

仲間もいない一人ぼっちなのに、サッパがもやっても逃げるそぶりもなく、どこかもの欲しげで、何とも可愛らしいもの。おばさんたちとは仲良しなのでしょう。
撮影地点のMapion地図

(28年11月6日撮影)

(『秋の水郷三昧…2』につづく)

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タグ : 水郷 与田浦 長島川 水辺の鳥たち

巨大魚舞う、緊迫の閘門通航!

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過去にも何度か似たようなことを書いているんですが、水路バカとしてこの趣味に足を踏み入れて以来、釣り人さん向けの出版物やウェブサイトには、教えられることが少なくないわけです。

水深や底質、沈置物の有無はもとより、中には閘門について触れられているものもあったりして、釣りにはほとんど興味がないにもかかわらず、さまざまな水路情報を勉強させていただけるのは、本当にありがたいことだと思っています。

今回も、ひょんなことから以下の動画(『釣光TV』さん作成のもの)に出会い、水郷は与田浦東端にある浪逆浦閘門(上写真)の、貴重な通航シーンが収録されているのに小躍りしたのですが、まあ、世の中にはこんなに緊迫したというか、身震いするような閘門通航があるのかと、感心するとともに怖気をふるったものでした。まずは動画をご覧ください。

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ホンモノのYou Tubeで「【巨大魚ハクレン】恐怖映像!巨大怪魚の群れに遭遇in霞ヶ浦【バス釣り番外編】」を見る

平成の初め、江戸川を攻めていたときに、ウェーキにバッシャバッシャと巨大魚が連続してジャンプするのは体験していたので、ある種懐かしくもあったのですが、これほどの密度、これほどの規模のものはもちろん初見です。

特に、逃げ場のない閘室で壁にぶち当たり、船体に体当たりしてくるその恐怖たるや! 乗り組みの方に怪我はなかったのでしょうか。いや、あの図体からして、船体に直撃したら損傷があっても不思議でないパワーがありそうで、本気で心配になりました!

あまりの異様さに笑うしかない、といった風でしたが、タイトルの「恐怖映像」に全く誇張はなく、笑い声とは裏腹に、緊張の閘門通航だったと思われます。お疲れさまでした、また貴重な映像を公開してくださり、ありがとうございます!

本来の興味に話を戻すと、把手を引っ張るセルフ操作の様子や、扉体の降下速度、また作動中、病的(笑)に繰り返される自動アナウンスなど、水郷の閘門ならではのディテールがしっかり収録されていて、閘門ファンとしても充分そそる内容でした。

ちなみに、陸路訪問時の様子は、「浪逆浦閘門…1」「浪逆浦閘門…2」にあります、ご参考まで。


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タグ : 浪逆浦閘門 閘門 与田浦 水郷

水郷の踏み車

160001.jpg10月12日、秋晴れを得て、水郷へふらりと遊びに行きました。潮来で昼食をすませた後、常陸利根川を渡り、十六島へ。

今回のお散歩は、とても残念なことから始まりました。一見のんびりとした水郷といえど、時の流れとは無縁ではないのだなあ、ということを、改めて感じさせられたものです。

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タグ : 水郷 与田浦 水郷佐原水生植物園 足踏み水車 千葉県立中央博物館大利根分館