8月13日の上平井水門…2

(『8月13日の上平井水門…1』のつづき)

209056.jpg
近くで見ると、箱一つ一つの幅と厚みが、すべて異なっているのがわかりました。上平井水門、なぜか角落しの戸溝は切られていないので、水面下を点検修理しようと思ったら、こうして外から塞ぐしかないわけです。たぶん初めて目にするであろう工法に、興味津々です。

209057.jpg上流側のそれも。こちらは扉体の高さに合わせなくてもよいので、一段少なくなっています。

一番下の鋼函は、正面に走っている多くの配管と、天端に突き出たバルブで、中に水を入れ、空気を抜いて固定するといった方法が想像できるのですが、上の段はポンプアップして水を満たしているのかしら(すべて妄想です)。

209058.jpg
工事中の径間を、上流側ほぼ正面から。クレーンのジブが浮雲をバックに突き出していて、ぽっかり空いた径間が強調された感じに。新しい扉体や巻上機室、どんな構造に、またどんなデザインになるのでしょうね。

あっ、左側の堰柱に、A.P.+桁下高と径間幅員を示す標識が、仮設の幕でちゃんと掲げられているのですね。仮設の河川標識って珍しいので、目を引かれました。

209059.jpg少し遡上して、上流側からの全容を。写真右手、上流側にもクレーン船が陣取っており、航行できるのは左側2径間のみであることがわかります。

一径間30m、4連120m余の規模を誇るだけに、もし全ての径間に施行されるとなれば、工事の完了まで長い年月を要しそうではありますね。


209060.jpg
せっかくなのでそのまま綾瀬川に入り、綾瀬水門から荒川に戻ることにしました。かつしかハープ橋をくぐってから振り返ると、首都高のS字曲線に、屹立する主塔とワイヤーがつくる造形が美しく、空の明るさとあいまって、なかなか素敵な川景色でした。
撮影地点のMapion地図

(29年8月13日撮影)

(『8月13日の綾瀬水門』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 中川 綾瀬川 上平井水門

8月13日の上平井水門…1

(『8月13日の新砂水門』のつづき)

209051.jpg荒川を遡上して、中川水門から中川へ入りましょう。このすぐ上流にある上平井水門の、更新工事を見ておきたかったのです。

この時間帯は、中川から荒川への流れがあり、写真でも硬くさざ波立った水面が、荒川の流速で右へ押しやられているのがわかります。長声を鳴らしつつ進入、ガクガクと振動する艇に流速を感じながら、水門をくぐりました。


209052.jpg
出てすぐ左へ向き直ってみると、第三径間の扉体と巻上機室がすっかり取り外され、かつてと雰囲気がガラリと変わった上平井水門の姿が、前方に広がりました。

角落しで塞がれた径間に接して、ジブを高々ともたげたクレーン船、曳船などがもやい、叢雲をバックにどこか勇壮な雰囲気。近づいて観察してみましょう。

209053.jpg
堰柱はすっかり足場で覆われ、中の様子はうかがい知れません。径間を塞ぐものは角落しというより、細長い角棒状の鋼函のようですね。

手前、台船上に積み上げられたコンクリート塊に、「6.1t」「6.6t」などと、0.1t単位で重さを大書きしてあり、また土嚢も多く積まれているのも気になります。クレーンが作業する際のカウンターウェイトなのか、もしかしたら、鋼函の中に入れて重石にでもするのかしら、などと妄想。

209054.jpg
一見して、何よりショックというと大げさですが、実際残念に思ったのが、鋼製部分の汚れや褪色です。

209055.jpg扉体には泥色の湛水線が付着し、美しいマルーンに塗り上げられた梁も、水垂れ状の痕が無数に付き、全体に薄汚れた印象は否めません。

上平井水門といえば、カラーリングのセンスの良さと、大面積の扉体や梁を活かした、塗装の美しさに惹かれたものですから、これは残念を通り越して、哀れを誘いました。何分この規模ですから、工事は長きにわたるものと思いますが、この姿がずっとさらされると思うと、同情を禁じ得ませんでした。
撮影地点のMapion地図

(29年8月13日撮影)

(『8月13日の上平井水門…2』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 荒川 中川 中川水門 上平井水門 台船

25年度川走り納め…3

(『25年度川走り納め…2』のつづき)

141011.jpg

141012.jpg荒川の里程標でいう、3kmから6km地点に至る大屈曲区間のほぼ中間点、首都高小松川線の荒川大橋をくぐります。この上下流が桁橋であることも手伝ってか、主塔を持つ橋ならではの、目線が上に持ってゆかれるような楽しさありますね。

くぐりざま裏側を見上げてみると、両側面の持ち送りがわずかに出ているほかは、極めてフラットな箱状構造。水面の波紋が、桁裏一面に光の模様を描き出していました。

141013.jpg
総武線のトラスでも、いいタイミングで電車が通過してくれました。この次の橋、平井大橋から上流は減速区域のため、このあたりからスロットルをしぼって、行き足を落とし始めます。

141014.jpg
面舵を切ってさらに減速、荒川とお別れして、長声を吹鳴しつつ中川水門へ進入。相変わらずの頼もしい面構えですが、扉体はだいぶ色あせてきたような‥‥。背後が今日のような青空だと、色の薄さが際立って、ちょっと気の毒ではありますね。

ちなみに、この時点での流れは荒川から中川へ向かっており、中川に流れ込んだところで、左(上流側)へ逆流していました。写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、水門の向こうの水面に、左へ押しやられる流れが波紋を作っています。

141015.jpg中川水門をくぐり左へ舵を転ずれば、ツートンの大結構、上平井水門が。2河川を高潮から守るその威容、何度見ても圧巻というほかなし。マルーンに塗り上げられた管理橋の桁(?)は変わらずキレイですが、こちらも扉体はだいぶ色あせてしまったようですね。

第3径間をくぐって、そのまま直進、綾瀬川へ。いくつか気になっていたことがあって、しばらくぶりの探訪と相成りました。
撮影地点のMapion地図

(25年12月29日撮影)

(『12月29日の綾瀬川…1』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 荒川 中川 中川水門 上平井水門 橋の裏側

2月10日の中川下流部…7

(『2月10日の中川下流部…6』のつづき)

114036.jpg

114037.jpgこちら側からはお久しぶりの中川水門。あっ、この角度から見ると、スカイツリーとツーショットになるんですね。もっとも手前に、清掃工場の煙突がかぶさってしまいますが。

この日は朔の大潮、干潮に向かう時間帯とあって、この距離からでもわかるほど、さざ波を立てて水が流れ込んできています。中川水門名物といってよいでしょう(過去ログ『中川水門の水位差』参照)。

114038.jpgそして中川・綾瀬川の合流点といえば、マルーンにスカイブルーのツートンカラーが美しい、上平井水門。

太陽にほぼ正対し、光量過多気味ではありますが、かつしかハープ橋を背に輝く4径間の扉体を眺められて、もうゴキゲン。先週のタイトルにも掲げましたが、仰いでよし、遠くから愛でてよしの格好よさ、こちらも久しぶりに堪能させていただきました。


114039.jpg合流点から、すでに綾瀬川へ進入していますが、ご容赦ください。綾瀬川の最下流部、ハープ橋の下にある繋留施設にもやうのは、通船タイプの艇「かわかぜ」。

最近塗り替えたのでしょうか、汚れも見えずキレイな船体で、よく整備されているようです。以前は「かわかぜ」の上流側に、超小型浮きドック(過去ログ『初めての綾瀬川…1』参照)がいたっけなあ。


114040.jpg
ハープ橋をのぞけば、これが綾瀬川の第一橋になるのでしょう。山吹色、と呼びたくなるあたたかみのある塗装が素敵な、東四ツ木避難橋。

このあたりの橋は、水平に架かっていないものがいくつかあるので、カメラのズームで生じるゆがみとあいまって、平衡感覚がおかしくなりそうな仕上がりになってしまうのが、何ともはやではあります。
撮影地点のMapion地図

(25年2月10日撮影)

(『2月10日の綾瀬川下流部…1』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 中川 綾瀬川 中川水門 上平井水門 通船 東京スカイツリー