FC2ブログ

6月7日の上平井水門

(『緊迫の激流水門二題!』のつづき)

252021.jpg
道々のスナップに戻りましょう。中川水門を脱出して、取舵を切れば視界いっぱいに広がるのが、更新工事中の上平井水門の姿。今年2月9日以来です。

第3・第4径間からは足場や横断幕がすっかり失せ、竣工したのがわかりました。第2径間の工事は続いているものの、巻上機室の桁が載せられ、第1径間は旧巻上機室が撤去されと、進捗著しいさまが見て取れます。

252022.jpg
スロットルを少し押して前進、第3径間を通って遡上することに。

更新後の配色、グレー系の面積が大部分となって、ずいぶん淡いものになりましたね。上平井水門というと、マルーンの太い箱桁が目立って、都内の水門では珍しく暖色系が多かった印象があるものですから、ちょっと物足りないような‥‥。

252023.jpg
他の径間の工事の際も見かけて、おなじみとなった角落し(?)。ピラミッドのように、下に行くにつれて幅を持たせたコレの量感はやはり強烈。堰柱の前後に戸溝を切っていないこともあるのでしょうが、都内の水門としては珍しい工法となっています。

252024.jpg
第3径間をくぐりざま仰いで。可航区間の水門では、都内最大の幅を誇るだけあって、広大な扉体は圧倒的です。高潮遡上の防御を担う第一線、頭上にのしかかる質量がまことに頼もしい感じ。

252025.jpgくぐればこれもおなじみ、かつしかハープ橋が主塔から翼を広げる艶姿が。

橋脚の奥に延びゆく、背割堤の緑の法面が陽を浴びて輝くさまもきれいで、これから進んでゆくのを楽しみにさせる光景であります。綾瀬川では何が見られるでしょうか、道々拾ってゆくとしましょう。

(令和2年6月7日撮影)

(『6月7日の綾瀬川…1』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 中川 上平井水門

2月9日の川景色…2

(『2月9日の川景色…1』のつづき)

246006.jpg
直前を一航過して出船の有無を確認してから、呼吸を整えて中川水門へ。流速でさざ波立つ水路への進入は、毎度のことながらちょっとしたスリルではあります。長声を吹鳴しつつ水路を脱し、お目当ての上平井水門は如何と目を向けると‥‥。

246007.jpg
第3・第4径間はほぼ竣工し、現在第2径間を施工中のようですね。第一径間はまだ手つかずで、従来のままでした。首都圏でも有数の大型かつ、大径間の水門だけに、全てが完工するまでまだまだかかりそうですね。

246008.jpgほんの寄り道のつもりだったので、上平井水門をくぐって愛でたりはせず、すぐに反転してふたたび中川水門を指向。

背割堤越しに小さく見える、スカイツリーとのツーショット(うまく撮れなかったけれど)もいいもの。流入で川面に立つ波をざぶりと越えて、今度は流れに抗し上航の形になるため、スロットルを倒して増速します。


246009.jpg

246010.jpg荒川に戻って遡上を再開。耳を切るようにビュウビュウ鳴る強風が、船首波をしぶきに変えて打ちつけ、ウエーキが逆光でキラキラと輝く美しさ。寒さは厳しくとも、代えがたいこの爽快さ、やはり冬の川面が大好きです。

V字の橋脚がトレードマークの、首都高向島線新荒川橋が見えてくれば、隅田水門はすぐ左手です。そういえば、隅田水門もごぶさたですね。お変りはないでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(令和2年2月9日撮影)

(『2月9日の川景色…3』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 荒川 中川 中川水門 上平井水門

平成最後の川走り納め…15

(『平成最後の川走り納め…14』のつづき)

229071.jpg上平井水門に近づいて。第三径間はおおむね竣工と見てよいようです。旧扉体の特徴的な構造は、新扉体にも継承されたのですね。

気になる塗色はというと、扉体がグレーに、ブルーは巻上機室の桁に移り、マルーンは細身の管理橋のみと、結果として先代の各色は継承されたものの、面積のある扉体を保護色(?)としただけに、全体の印象はだいぶおとなしめになりました。

229072.jpg
くぐって下流側を眺めたところ。巻上機室とそれを支える桁の天地がぐっと増したので、好意的に見れば、従来より堅牢な感じがするようになりました。しかしマルーン塗りの面積が激減したのは、正直、寂しい気持ちになったものです。

229073.jpg
いったん距離を取って、全景を一枚。う~ん、巻上機室と桁のせいで、従来のスマートさは消え失せて、重心の高い鈍重な雰囲気になったような‥‥。

もっとも工事が完成したら、別の印象を持つかもしれません。ともあれ設備を一新して、高潮からの護りをより長く担えるようになるのは、嬉しいことではあります。

229074.jpg取舵で大きく円を描いて、中川水門によう候。こちらの巻上機室は上平井水門と異なり、別パーツ(?)でなく堰柱と一体のRCですが、すごく肉厚でごつい感じのする外観ですよね。

荒川に出て上り、隅田水門を通って隅田川へ抜けるいつものコースへ。アップで仰いで見ると、のっぺりした躯体や機器の配置のせいか、ちょっと古風な魅力を感じさせます。

229075.jpg

撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『12月30日のフネブネ…1』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 中川 旧綾瀬川 上平井水門 中川水門 隅田水門

平成最後の川走り納め…14

(『平成最後の川走り納め…13』のつづき)

229066.jpg平和橋をくぐり、最後の屈曲区間にかかりました。アウトコースに連なるテラスが緩い曲面をなし、陽の光を受けて白く輝いているさま、胸のすくような眺めでなかなか素敵。

進むほどに、堤防や家並の向こうから、首都高中央環状線の高架が徐々に見えてきて、ゴールが間近に迫った事を感じさせます。河道の向きから北西風はだいぶ防がれて、写真のように川面は穏やか。もう浅瀬もありませんから、少しピッチを上げて進みましょう。

229067.jpg
ここ、下水道局の本田ポンプ所で、樋門の方は過去ログで18年8月(テラス化前で、樋門も更新前)に紹介済みなんですが、今回大いに惹かれたのは、背後にある同施設の煙突!

いや、こんな秀逸な造形だったかしら? 刻まれたスリットから、何本もの“足”が流れるように末広がるさまが見事、どこかタコさんウインナーを思わせるカタチ。何度も通っているのに、なぜ記憶に残らなかったんだろう‥‥ボクのバカバカ(ポカポカ頭を殴る)。

229068.jpg
屈曲を曲がり切ると河道はほぼ真北に向き、太陽を正面上空に見る格好に。冬の陽の低さとくれば、これ以上ない形でのもろ逆光、それを透かして目を細めつつ眺める、上平井橋とかつしかハープ橋のシルエットもまた佳き哉。川面のギラギラが、橋たちをより格好良く見せていますよね。

229069.jpg

229070.jpg上平井橋に近づいてから仰ぐと、高欄に「大型船の航行あり。徐行願います。」の横断幕が。ここを抜けて上流に向かう、独航艀たちを指しているのでしょうか。

それと、上平井水門の工事に携わるフネブネへの注意も兼ねているのかも。そうそう、こちらの工事の進み具合も、この日見ておきたかったものの一つでした。新しい扉体と巻上機室が見られるかな?
撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『平成最後の川走り納め…15』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 中川 上平井水門

2月3日の川景色…5

(『2月3日の川景色…4』のつづき)

217021.jpg
上平井水門をくぐった直後、まばゆい逆光に目を細めながら、第二径間を振り返って。左右の既存桁とくらべて、天地寸法があり外見としては厚みが増したので、竣工後はきっとがっしりとした、たくましい感じになるのではないでしょうか。

217022.jpgそのまま直進して綾瀬川に入り、綾瀬水門から荒川に出るという定番コースでご案内。

堀切橋と、京成線の古典トラスが並列するところまで来ました。ここをくぐれば、左手に綾瀬水門が見えてきます。むっ、堀切橋の桁の下端に、何やらグレーのいびつなボツボツがたくさん‥‥。


217023.jpg
‥‥鳩でした。邪魔はまず入らず幅もいい塩梅、おまけに陽当たり良好とくれば、トリの社交場としては好物件でしょう。堤防にお散歩に来る人の中に、美味しいものを与えてくれる愛鳥家がいるのかもしれません。

217024.jpg

217025.jpg綾瀬水門の前を一航過して進入艇のないことを確認、毎度おなじみ、流れに吸い込まれる軽いスリルを楽しみながら、荒川へ出ました。

おおっと、ちょっとでも気を緩めると、スターンが押しやられて斜めになってしまう‥‥。通い慣れた船路とはいえ、やはり流速のある区間、油断は禁物であります。
撮影地点のMapion地図

(30年2月3日撮影)

(『2月3日の川景色…6』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 中川 綾瀬川 上平井水門 綾瀬水門