万病に効くループ?

(『超弩級橋の裏側まつり』のつづき)

38016.jpgレインボーブリッジの桁下をたどった後は、ご希望にお応えして西詰のループ部分(Googleマップ)に入ってみることにしました。

そういえば、この中には入ったことがなかったなあ…何かイヤな結界があるとか、そういうわけではかったのですが。むしろ、業務船の船溜でもあるので、好みからすれば、訪ねていてもおかしくない水域です。

ともあれ、お二人のおかげで、首都高とゆりかもめのつくる、輪っかの真ん中に初めて入ることができました。周囲360度、ぐるりを高架に囲まれた、えもいわれぬ不思議な光景、こりゃ確かに面白い! 円をちょうど二分するように突き出した桟橋には、独航艀や通船ももやって、こちらも惹かれるものが。

38017.jpg輪っかの内側を楽しみながら見回すと、北側にはセメントのプラントらしき施設と、独航艀が横付けする桟橋が。地図によると、宇部三菱セメントの施設のようです。高架にすっかり囲まれて、近づかなければわからなかったでしょう。

考えてみれば、ここは芝浦埠頭の南端に当たる一角。いろいろとそそるモノがあっても、不思議ではないわけですね。


38018.jpg巨大過ぎるアンカレイジを背景に建つ、同規模でまるで親子のような雰囲気の、新旧二つのビル。古い方、戦前のデザインらしい建物で、屋上に塔があるあたり、惹かれるものがありますね。

手前にパイロットボートの桟橋があることから、水先関連の旧ビルだとばかり思っていたのですが、東京湾水先区水先人会東京事業所のサイトによると、パイロットビルは左の新しい方で、古い方は地図によると、芙蓉海洋開発とありました。

38019.jpg
ループ高架の真下へ。写真では、この方が巨大な輪っかを実感できますね。

円陣の中は、やはり人を不思議な感覚にさせるのか、「ここは東京有数のパワースポットなんじゃないか」「ぐるりを電車が走っているということは、架線に囲まれており、巨大なコイルが形成されているのだから、磁力で血行が良くなるのでは」「じゃあ、頭痛や肩こりもスッキリ! ということか」などと、話題もあらぬ方へ盛り上がります。

頭痛や肩こりだけでなく、「万病に効くレインボーブリッジ」と銘打って、遊覧コースに組み込んだら、当たるかも…イヤ、真に受けないでくださいね。

38020.jpg思った以上に楽しめたループを出て、隣接する高浜水門から、高浜西運河へ入りましょう。しかしこの水門、訪ねるたびに扉体の錆垂れが増えている…、ちょっとかわいそうです。

向かう先は、高架や橋のお好きな向きには、一度は見ていただきたいおなじみの物件。今日は、どんな表情を見せてくれるでしょうか。
撮影地点のMapion地図



(22年8月29日撮影)

(『「喰われるトラス」と芝浦運河地帯』につづく)

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タグ : レインボーブリッジ 通船 独航艀 高浜水門 東京港

超弩級橋の裏側まつり

(『揚陸艇発見! 』のつづき)

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有明西運河北口上空を、華麗な曲がりっぷりで高度を稼ぎつつ横断する、レインボーブリッジの取り付け道路…いや、もう橋本体の一部と言ってよい区間でしょうか。

夏空をバックに、流れるようなラインを描く桁裏を眺めて、「高架橋脚ファンクラブ」会長であられる田村氏もうっとり…だったのでしょうか? 残念ながら、感想を聞き忘れてしまいました。

38012.jpg有明ジャンクションからつながってくる橋の一部と、その下にもぐり込む台場出入口のランプ、さらにその下には歩道が…と、まるでスペースを奪い合うようにうねり、からみ合う曲線桁の交錯、お二方の目線を追って改めて眺めてみると、確かに凄いものだと感心させられます。

歩道が、あんな風にカクンと曲がって桁下をくぐり、台場につながっているなんて知りませんでした。

38013.jpgさて、ご本尊たるレインボーブリッジの、吊橋部分に近づいてみたいのですが、海況は…。少し風が出て、水面に縮緬じわのようなさざ波が立ち始めていますが、十分穏やか、これで安心してアレができそう!

思わせぶりに、アレなどと書きましたが、以前「橋の裏側…4」で紹介した、レインボーブリッジの裏側を撮ってから、ぜひやってみたいと思っていたことがあったんですよ。

38014.jpg原速でゆっくり流しながら、カメラを構えられるのも、この水面の穏やかさあればこそ。幸運なことに通航船も少なく、引き波に悩まされる憂いもありませんでした。

橋脚近く、桁下にぶら下がるこれを眺めて、単なる固定されたキャットウォークみたいなものなのか、それとも天井走行クレーンのようなからくりで、ずりずり進みよるのかいな、といった話題になったのですが、その後、鉢氏の書かれた記事(点検ゴンドラ)によると、やはり可動式の点検用足場だったことが判明。

38015.jpg
で、「アレ」ですが、レインボーブリッジの桁下を、くぐるのではなく、並行して対岸まで渡ってみる…これがやってみたかったんですよ!
都内の水辺に大型橋数あるとはいえ、その真下を並行して楽しめるだけの延長と水路幅、そして橋脚などの障害物が少ないという、好条件がそろった橋は、ここを置いて他にありますまい!

頭上遠くに、ゆりかもめやクルマの通過音を聞きながら、最微速で仰ぐ超弩級の橋の裏側。海況が少しでも悪かったり、通航量が多ければ、とても木っ端ブネでは安心して留まれない水域ですから、めったにないラッキーなひとときだったかもしれません。
撮影地点のMapion地図

(22年8月29日撮影)

(『万病に効くループ?』につづく)

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タグ : レインボーブリッジ 東京港