2月18日の内部河川…8

(『2月18日の内部河川…7』のつづき)

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テラス既設区間をしばらく東進し、境橋を過ぎると、見えてきました。福神橋の向こうでクレーンがジブをもたげ、盛んに作業をしています。

この橋から東は、水位が高かったころをしのばせる鋼矢板区間。特にこのあたり、ついこの間まで両岸は草ぼうぼうで、大きな木さえ生えていて(『駆け足内部河川…2』参照)、放置感(?)横溢する趣のある区間だったのですが、ついにテラスが延伸されるのですね。

88042.jpgいや、感慨にふけって遠い目になっているどころではありません、今肝心なのは、我が艇が通るに足る幅があるかどうか。

遠目に見たときには、エンジンを止めてボートフックで突っつきながら歩かせれば、あるいはギリギリいけそうかな? とも感じたのですが、さて、間近にしてみると…。

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いやもう無理。絶対無理。

人がピョンと跳んで渡れそうなくらいの幅しかありません。ここは、工事中の風景を目にできたことだけでも幸いと思って、追い風で頭が振り戻されるのに悩まされながら回頭、戻ることにしました。

88044.jpg丁字流から横十間川の神明橋まで戻ってみると、土運船がいなくなったのはいいものの、クレーン船が河道に対して45度くらいに振れ回っており、先ほど通った西側(写真右)は塞がれていました。

う~んと悩んでいると、作業員の方が左に出てきて、笑顔でオイデオイデをしてくれたのです。「こっちギリギリに寄せるといいよ」と誘導してくれ、難なく脱出。ありがとうございました!

88045.jpgさらに横十間川を南下していたら、おおお、浚渫した泥土を満載した土運船が、曳船に引かれて移動中。イベントつづきでクラクラしてくるのう…。

ホーンを鳴らしながら曳船を追い越して、距離をとったところで一枚。
撮影地点のMapion地図


(24年2月18日撮影)

(『2月18日の内部河川…9』につづく)

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タグ : 北十間川 横十間川 江東内部河川 水位低下化河川 曳船 台船 クレーン船

ゲートブリッジを眺めて5年

86013.jpgさる12日に開通した東京ゲートブリッジ…、仮称である「東京港臨海大橋」の方に長く接しているものですから、まだちょっと馴染めない感じがするのですが、まずは無事の竣工をお祝い申し上げます。すでに新しい臨海部の名所として、大いに賑わっているようですね。

優美な吊橋や斜張橋が目立つ長大橋の世界で、私好みの武骨なトラスを主体としたこともあり、またホームグラウンドである運河地帯の、目と鼻の先で展開されるスペクタクルの数々に惹かれて、橋脚の立ち上げからたびたび訪ねたものでした。

以下、すでにご覧に入れたものばかりで、しかも見どころの多かった21年に集中しているのが痛いところではありますが、出会ってから竣工までの写真を並べ、悦に入ってみたいと思います。なお、初出記事は各写真の下にリンクしましたので、ご参照ください。

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タグ : 東京港臨海大橋 東京ゲートブリッジ 東京港 クレーン船

クレーン船「33号千羽丸」

(『閘門様で遊ぶ?』のつづき)

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一つ忘れていたので、記事を一本追記します。

時間が押してきたということもあり、閘門様を辞し、葛西橋を過ぎたあたり(この上流は繋留船があるから)で行き会い船のないことを確認してから、ぐぐっと増速。
ボートサービスのI社長のアドバイス、「たまには回した方が(エンジンのためにも)いいよ」がふと思い出されたことも手伝い、木っ端ブネとしては珍しく、思い切って全速を出してみることにしました。

油を流したように平らかな水面のお陰で、滑走状態に入ってもほとんどピッチングなし、まさに滑るような息詰まるほどのスピード感。ここでGPSの速度表示を見てみると…。

81081.jpg43.8km/h…ノットに直すと、23.65kt! 流速が加算されて出た数字とは思いますが、鈍速が常態の我が艇としては、新記録かもしれません。

まあ、この程度のスピードがイベントになるあたり、つねの船行きをお察しいただきたく。知人のジェットボート乗りに、最高速度はと問われて「20ktくらいかな」というと、笑われるレベルであります。

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全速で下った甲斐あって、もう信じられないくらいあっというまに荒川河口。速いって素晴らしい(でも寒いし緊張するから、たまにでいいや)。

砂町運河に入ると、先行する台船が。あっ、さっき小名木川で一大スペクタクルを見せてくれた、彼らじゃないですか。航空警戒塗装の煙突をバックに、青空の下、水煙を上げて奮闘する曳船と、悠然と従う台船、絵になりますね。

81078.jpg追い抜きざまに台船の側面を眺めていると、いや、台船というよりちゃんとした(というのも失礼ですが)クレーン船のようですね。既製のクレーンをキャタピラのついたまま載せただけのような印象を持っていましたが、甲板上の装備からしても違うようです。

甲板室(?)側面には手書きで「中川船舶」、「33号千羽丸」とありました。曳船は十二号千羽丸でしたから、これも僚船なのですね。

81079.jpg十二号と、33号の両千羽丸と別れて。縁があったらまた会いたいものです。

千羽丸でふと思い当るものがあって、過去の記事を検索してみたら、一昨年末「年の瀬の荒川…1」で、七号千羽丸にも出会っていました。中川船舶の船隊とは、意外とあちこちで行き会っているのかもしれませんね。


(23年12月10日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 荒川 砂町運河 曳船 台船 クレーン船

4月2日の川景色…8

(『4月2日の川景色…7』のつづき)

55036.jpg豊海・晴海の沖を回って、春海運河に入ると、航海訓練所の練習船・青雲丸(航海訓練所青雲丸の概要)が接岸していました。う~ん、この船もか…。

いや、晴海の突端、H2・H3バースにもやうフネブネを眺めながら、あることに気づかされたのです。この青雲丸も同様で、官船かそれに準ずる船たちが、一様にそれを行っていることを目の当たりにして、胸を打たれました。

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船尾に掲げられた国旗が…正しく言えば、商船旗ということになりましょうが、半旗として掲げられていました。言うまでもなく、今次震災にて亡くなられた方々に対し、弔意を表したものです。

未曾有の大災害を悼むフネブネの姿に、改めて、厳粛な気持ちにさせられました。

55038.jpg半旗を見上げつつ微速で流していると、晴海大橋をくぐって、プッシャバージが姿を現しました。

石神井川河口近くの不燃ゴミ搭載施設、堀船清掃作業所から来たのでしょうか。これからレインボーブリッジをくぐり第一航路へ出て、中防の最終処分場へ向かうのでしょう。


55039.jpg遡上して春海橋に近づくと、何隻か台船が出張って、橋脚に耐震補強工事をしていました。

大きな地震を体験してから間もないということもあり、このような工事を目にすると、本当にありがたいものだと思えます。



55040.jpg春海橋をくぐった西側では、クレーン船が碇泊しており、護岸の水際に大きな石を盛りつける工事中。

海洋大学のあるあたりや、豊洲側の岸ではすでに施工済みですが、コンクリート護岸の手前に石造りの法面を設けて、見栄えを良くしようというのですね。この方式の良いところは、引き波が吸収されやすく、通航する船艇にとっても優しい水路となるところです。
撮影地点のMapion地図


(23年4月2日撮影)

(『4月2日の川景色…9』につづく)

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タグ : 春海運河 曳船 台船 クレーン船

4月2日の川景色…1

55001.jpg4月2日は、地震の後片づけも一段落ついたのでお休みをもらい、久々に艇を出して近場を回ってきました。
主な目的は、桜の様子見も兼ねて、大横川で艪を漕ごうと思ったのですが、土曜日とあって業務船の往来も繁く、魅力的な船影を楽しむことができました。

砂町運河では、さっそく結構な大きさのクレーン船に遭遇。
曳船に曳かれた巨体が、新砂水門を通って静々と入ってきたと思う間もなく、その大きな図体に似合わない(失礼)機敏な取り回しで接岸。ブームをもたげてきびきびと作業を始めていました。

55002.jpg曙北運河の南口西岸では、ユンボとクレーンを載せた台船が各1隻出張って作業中。テラス護岸の工事でしょうか。

このあたり、地震による液状化や舗装の亀裂など、場所によっては結構な被害があったところでもあるので、護岸の方も無事なのか、気になるところではあります。



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曙北運河を北上、区間半ばにある越中島線の鉄橋前まで来ると、おや、真ん中に小型曳船が一隻、航路をふさぐように停まっていますね。
工事の警戒船かと思ったのですが、こちらを認めても旗を振るわけでもありません。乗り組みの方の一人は、何やら画板を持ち出して記録中の模様。水質の調査かな?

薄曇りとあって風もなく、水面は膜を張ったようにてろりとしています。水鏡に姿を映しながら、ぽつりと曳船が浮かぶ風景は、周りがしんと静まり返っていたこともあり、どこか絵を見ているようでもありました。

55004.jpg鉄橋の向こう、「運河の曲がり角」を控える狭窄部に架かる道路橋、新砂橋(Mapion地図)は、特にこれといった特徴もない鋼桁橋ですが、水面から眺めると、ちょっとした魅力があるのです。

さんざんくぐりながら、いつも撮り忘れていたのですが、このたびようやく写真に収めることができました。

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銘板が中途半端にかっこいいのです。
桁側面に掲げるものとしてはあまりに小さく、またオフセットしている位置にあるのが不思議ではありますが、こうして見た限り、鋳造したものをボルト止めした立派なものですね。

見上げると、直下にペンキで大書きされた、「桁下高2・0m▼」の反転表示に目線が吸い寄せられてしまうのがなんとも哀れですが、銘板をつけてもらえているだけ、大事にされていると見るべきなのかもしれません。


(23年4月2日撮影)

(『4月2日の川景色…2』につづく)

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