「道の駅あきた港」にて…3
(『「道の駅あきた港」にて…2』のつづき)

●展望台に上がったときから気になっていたのが、この巡視艇。こうして俯瞰するのもいいですが、間近とあってやはり近くで見てみたくなるもの。港風景もだいぶ堪能したことだし、そろそろ降りて、おフネ見を兼ねた水辺の散策とまいりましょうか。
1階、エレベーターの入口近くのフロアでは、秋田港が歩んできた歴史とともに、北前船の船絵馬、かつての土崎港の繁栄を描いた絵画、古写真を展示して解説していました。簡素ながらとても好ましい展示で、しばし見入ってしまったものです。
1階では地元の物産を販売しており、お土産を少し物色してから外へ。こちらも暑さが厳しいのは同様ですが、海風が抜けて、汗ばんだ肌を快く冷やしてくれます。

●タワーとセリオンリスタを結ぶ渡り廊下から、ふと港の方に目をやると、先ほどの撒積船が高々とした黒い舷側を見せて、轟々と荷役中なのが間近に迫って見えました。
いや、これは迫力がありますね! 誰でも散策できるここから、ほんの鼻先に本船の荷役が眺められる面白さ、これはお好きな向きには堪えられない好スポットといえるのではないでしょうか。

●何しろ、ちょっと歩を進めただけで、接岸するクレーン船がこのようにすぐ近くで愛でられるのですから‥‥。もちろん、柵の外には出ていません、ご安心あれ。
船名は「第八広洋」。先ほど見た2隻からくらべれば小型ながら、ワイヤーの放つグリスと潮の入りまじった匂いもかぐわしく、働くフネの魅力十分。楽しいところです!
(令和5年7月25日撮影)
(『「道の駅あきた港」にて…4』につづく)

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1階、エレベーターの入口近くのフロアでは、秋田港が歩んできた歴史とともに、北前船の船絵馬、かつての土崎港の繁栄を描いた絵画、古写真を展示して解説していました。簡素ながらとても好ましい展示で、しばし見入ってしまったものです。
1階では地元の物産を販売しており、お土産を少し物色してから外へ。こちらも暑さが厳しいのは同様ですが、海風が抜けて、汗ばんだ肌を快く冷やしてくれます。


いや、これは迫力がありますね! 誰でも散策できるここから、ほんの鼻先に本船の荷役が眺められる面白さ、これはお好きな向きには堪えられない好スポットといえるのではないでしょうか。

●何しろ、ちょっと歩を進めただけで、接岸するクレーン船がこのようにすぐ近くで愛でられるのですから‥‥。もちろん、柵の外には出ていません、ご安心あれ。
船名は「第八広洋」。先ほど見た2隻からくらべれば小型ながら、ワイヤーの放つグリスと潮の入りまじった匂いもかぐわしく、働くフネの魅力十分。楽しいところです!
(令和5年7月25日撮影)
(『「道の駅あきた港」にて…4』につづく)

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7月9日の水路風景…2
(『7月9日の水路風景…1』のつづき)
●魚探の感をにらみながら海老取川澪筋を出て、多摩川を遡上開始。予報通り急速に雲が濃くなり、後には少し雨もぱらついてきて、写真もサエませんがご容赦ください。
北岸沿いには、高速大師橋の工事のため、ご覧のような繋船杭がいくつか設けられています。ここは鵜たちの格好の社交場になってもいて、右の一羽など風に向かって翼を広げ、何やら楽しそうですね。

●羽田第一水門の前を通り過ぎざま、一枚スナップ。羽田周辺の入堀にあった水門群が次々廃止されるご時世、船溜を守るこの水門の希少性が、ぐっと高まってきたように思えたものでした。

●高速大師橋の改架現場に近づいてきました。昨年9月に、鉄鋼埠頭で造られた桁が仮置きされたのを見に来ましたが、5月29日すでにスライド式の工法で改架が成っています。
中央径間の左右には、紅白のジブをもたげたクレーン船が一隻づつ控えており、狛犬か門番みたいな風情。工事が続いていることもあり、足場や台船も多くわさわさと落ち着かない雰囲気です。

●右手、北岸側にいたクレーン船を間近で一枚。スパッドで停めてあるとはいえ、上下流のあちこちに控えのアンカーロープが伸びていて、それを示すブイが点々と見えるため、引っかけないよう気を遣います。
【撮影地点のMapion地図】
(令和5年7月9日撮影)
(『7月9日の水路風景…3』につづく)

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北岸沿いには、高速大師橋の工事のため、ご覧のような繋船杭がいくつか設けられています。ここは鵜たちの格好の社交場になってもいて、右の一羽など風に向かって翼を広げ、何やら楽しそうですね。

●羽田第一水門の前を通り過ぎざま、一枚スナップ。羽田周辺の入堀にあった水門群が次々廃止されるご時世、船溜を守るこの水門の希少性が、ぐっと高まってきたように思えたものでした。


中央径間の左右には、紅白のジブをもたげたクレーン船が一隻づつ控えており、狛犬か門番みたいな風情。工事が続いていることもあり、足場や台船も多くわさわさと落ち着かない雰囲気です。

●右手、北岸側にいたクレーン船を間近で一枚。スパッドで停めてあるとはいえ、上下流のあちこちに控えのアンカーロープが伸びていて、それを示すブイが点々と見えるため、引っかけないよう気を遣います。
【撮影地点のMapion地図】
(令和5年7月9日撮影)
(『7月9日の水路風景…3』につづく)

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令和4年度川走り納め・隅田川…4
(『令和4年度川走り納め・隅田川…3』のつづき)

●尾竹橋下流、町屋7丁目付近のS字屈曲を過ぎてからの川景色をいくつかスナップ。京成本線のトラスを振り返って。
テラス化著しい隅田川ですが、このあたりは基礎が造成された段階で、堤防もコンクリート生地のまま手が入っていない状態。いわば昔ながらの風景が残された区間なわけで、武骨な古豪鋼橋がよく似合うところでもあります。
●‥‥まあ、再三同じことを騒いでおり恐縮ですが、千住大橋の鑑賞環境の残念さを再確認しつつの航過。
桁下高自体が低いのもさることながら、梁(横桁)が突き出た形で走っており、さらに流路に対してはすになっているので、独航艀など大型船艇の通航には障害となっているところ。豊海橋のように、ジャッキアップしていただけるとよいのでしょうが、規模が大きいだけに難しそうですね。

●千住汐入大橋まで下ると、「ああ、帰ってきた」という気分になるのですから、何とも不思議なもの。旧綾瀬川との合流点でもあり、自艇での通航頻度が高いからでしょう。

●水神大橋下流、汐入公園の前まで来ると、クレーン船を中心に、台船、曳船など数隻がひと固まりとなった工事船団が。この下流側では曳船が盛んに動き回っていたので、アンカーやスパッドを打ち錨泊する準備をしていたのでしょう。
そして賑わう年末の雰囲気を頭上や両岸に感じながら、気持ちよく吾妻橋を通過。河畔の建物のも橋も、陽光ですべてがうららかに輝いて上機嫌、足取りも軽やかに下ります。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年12月28日撮影)
(『令和4年度川走り納め・隅田川…5』につづく)

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●尾竹橋下流、町屋7丁目付近のS字屈曲を過ぎてからの川景色をいくつかスナップ。京成本線のトラスを振り返って。
テラス化著しい隅田川ですが、このあたりは基礎が造成された段階で、堤防もコンクリート生地のまま手が入っていない状態。いわば昔ながらの風景が残された区間なわけで、武骨な古豪鋼橋がよく似合うところでもあります。

桁下高自体が低いのもさることながら、梁(横桁)が突き出た形で走っており、さらに流路に対してはすになっているので、独航艀など大型船艇の通航には障害となっているところ。豊海橋のように、ジャッキアップしていただけるとよいのでしょうが、規模が大きいだけに難しそうですね。

●千住汐入大橋まで下ると、「ああ、帰ってきた」という気分になるのですから、何とも不思議なもの。旧綾瀬川との合流点でもあり、自艇での通航頻度が高いからでしょう。


そして賑わう年末の雰囲気を頭上や両岸に感じながら、気持ちよく吾妻橋を通過。河畔の建物のも橋も、陽光ですべてがうららかに輝いて上機嫌、足取りも軽やかに下ります。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年12月28日撮影)
(『令和4年度川走り納め・隅田川…5』につづく)

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令和4年度川走り納め・荒川…1

快晴との予報でしたが、朝出てみるとさにあらず、雲がそこそこあり曇りとどき晴れ、といった空模様。日照が少ないせいでしょう、思ったより体感温度が低い印象です。写真は新砂水門を出て振り返ったところ。ご覧のようなちぎれ雲を目にすると、アニメ「母を訪ねて三千里」のオープニングテーマが思い出されてしまう‥‥。

●この日は新河岸川を訪ねようと思っていました。芝宮橋(『師走の新河岸川…7』参照)が架け替えられたと聞いていたので見てみたかったのと、あわよくば少し上流まで攻められたら、と考えていたのです。
しかし、冬で空気も澄んできたし、富士山が拝めるかもと色気を出したのでした。いったん河口橋梁群をくぐって、若洲沖まで出ればイケるだろう、と南下。振り返るとちょうど陽が差して、トラスのディテールがくっきり。

これでは富士山を拝むのも難しかろうと、プレーニングのまま大回りして回頭。当初の予定どおり荒川を遡上して、新河岸川を目指すことにしました。

●5kmの里程標が立つ新小松川橋上流では、クレーン船が高水敷に接岸していました。曳船など他の作業船が見られないところから、長い間ここに腰を据えているのでしょうか。
高水敷では高々と黒い土が盛られ、ユンボが盛んに動いていましたから、浚渫土か何かの処理でしょうか。

●扇大橋と日暮里・舎人ライナーの橋をくぐろうとしたら、いいタイミングで電車が通過したので一枚。
写真は陽が差したときを狙っているので、一見晴れているように見えますが、航行中はほとんど陽光の恩恵は受けられず、比較的高速で走っていることもあって、まあ寒いのなんの。手袋をしていても指がかじかんでしまうほどで、少々やる気をそがれたのは否定できません。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年12月28日撮影)
(『令和4年度川走り納め・荒川…2』につづく)

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日の丸クレーン船再訪

桜の咲き具合を眺めに大横川を通った後、平久川に抜けて、「3月6日の水路風景…10」で存在に気付いた、旧軍の軍用機を思わせる塗装のクレーン船と再会。通り過ぎざま、何枚かスナップしてきました。
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