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平成最後の川走り納め…9

(『平成最後の川走り納め…8』のつづき)

229041.jpgクレーン船のすぐ上流にあった、松本橋の仮橋。むらなく錆びた鋼材の桁と、高欄の白さが対照的です。仮橋とはいえ街灯も備え、自転車が盛んに渡っており交通量は少なくありません。

旧橋はすでに橋脚、橋台とも撤去され跡形もなく、強い風が吹いたらゆらゆら揺れそうな、細身の仮橋のみが頼りなげに架かっている、といった風情でした。

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小岩大橋はリベット組みに加えて桁幅もあり、ギリギリまで迫ってから眺める持ち送りズラリの物量もあって、重厚な印象。スラブの小口にはタイルも貼ってあるのですね。

ええ、何ていうんでしょう、肌色というかピンクというか、この塗色がいかにも昔の鋼橋という感じがして、嫌いではないんですよね。

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そして辰巳新橋。明和橋、大杉橋と並ぶ新中川の重鎮(?)で、空が抜けていることも手伝い、まあ魅力的な表情。近づいてから仰いだ様子も素敵だったので、1月1日からのタイトルに掲げさせていただきました。

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229045.jpg長さがいい塩梅で惹かれるトラス、総武線中川放水路橋梁。ちょうど向こうを快速電車が通過してゆきました。

さらに進むと、上一色橋の下流でみたびのクレーン船が出現。今度も橋の改架工事と思っていたら、手前の台船にコンクリートスラブらしきものを載せているのが見えました。どうやら、堤防の法面を整備する工事のようですね。
撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『平成最後の川走り納め…10』につづく)

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タグ : 新中川 クレーン船

平成最後の川走り納め…8

(『平成最後の川走り納め…7』のつづき)

229036.jpg首都高をくぐり、新椿橋から見た上流側の水面は、一変したといっても大げさではありませんでした。まあ、この流路幅にしては、意外なほどの波立ちです。

写真が不鮮明で恐縮ですが、波長は短いもののうねりがあり、波頭は砕けて、一部に白波が立っているほど。新中川は西へ緩やかに曲がっているので、風向と河道がぴったり合致した結果、この荒れ模様になったのではと推測。

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繋留場も断続していることから、行き足はもとよりしぼりがちにしていたのですが、これではさらに徐航せざるをえません。それでも、ズシン、ズシンという衝撃とともに盛大にしぶきが上がり、フロントグラスはたちまち白くなってゆきました。

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斜張橋、大杉橋を見上げて。初めて新中川を通ったときから、どこか惹かれるところのある橋でしたが、冬の青空をバックに近づいて仰いでみると、大げさでなく神々しいほどでした!

剣を思わせる鋭いエッジの主塔が陽光を浴びて輝き、天端から降り注ぐような放射型ワイヤーのグリーンも美しく、舵を握りながらほれぼれと見上げたものです。

229039.jpg新中川の「標準型」たる鋼鈑桁橋、鹿本橋。橋脚のアーチ状にくり抜いたデザインも、時代を感じさせて良いですね。

その向こうに見える鹿骨新橋は、橋脚ごとに路面から下がったバルコニーを持つ眺望重視タイプといってよいもの。ううん、水深に不安がなく、沿岸も割と単調(失礼)なので、やはり「橋づくし」になってしまうなあ。

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西岸にクレーン船が現れました。側面に港興業の社名が入り、船名はわかりません。このすぐ上流、松本橋の改架工事に出動したのでしょう。
撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『平成最後の川走り納め…9』につづく)

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タグ : 新中川 クレーン船

12月9日のフネブネ…3

(『12月9日のフネブネ…2』のつづき)

228096.jpg帰路に海老取運河を北上中、羽田水上派出所の桟橋に視22「あじさい」がもやっていました。

エンジンは回したままでしたが、艇内に人影が見えなかったので、皆さん上陸して派出所の中におられたのでしょう。日曜日もご苦労さまです。



228097.jpg往路に京浜運河を南下していた際、天王洲運河から港内に大型クレーン船がチラリと見えたので、帰りは寄ってみようと第一航路を横断し、船の科学館前へ。きっと桟橋の建設工事ですよね。

近づいてみると、森長組の「第一豊号」でした。4月に出会った深田サルベージの「富士」とは違い、旋回式クレーンの低重心なシルエットが遠目にも見てとれます。

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排水量27,000t、1,800t吊の威容! 曇天の暗い色合いに辟易していただけに、目が覚めるようなクレーン船特有のカラーリングが、しみじみ視神経に心地よいのでした。

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いや~、キレイですね。おまけに今ごろになって(!)晴れてきたこともあり、オレンジがよく映えること。手前に設けられた小型(といっても十分大きいですが)のクレーンは、150t吊の補助クレーンだそうです。

228100.jpg迷惑をかけないよう、警戒船の動きを横目で見ながら遠巻きに眺めていたら、おなじみ東海汽船「セブンアイランド虹」がフォイルボーンで颯爽と北上。

ガスタービンの排気で、背景がユラユラするのがまた臨場感あふれてよいもの。接近してくるときは、最初は音もなく静かに、次にサァーッという水切り音が先に聞こえて、正横を通過する際にタービン音とドォーッという噴射音が伝わる、といった順序でした。

(30年12月9日撮影)

(『12月9日の川景色…1』につづく)

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タグ : 海老取運河 東京港 警備艇 クレーン船

10月14日の川景色…1

226001.jpg10月14日は、故障したエンジンの修理が終わったので、足慣らしを兼ねて近場を巡ってきました。ついこの間まで猛暑だったのがウソのように思える肌寒い日で、鵜さんも羽毛をふくふくとふくらませ、目も半眼にして寒そうです。

おなじみの水路ばかりながら、以下目に留まった変化、気になったことどもを、思いつくまま順不同で備忘録としてみました。

その1:神田川の送泥管?
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神田川、日本橋川を分かつ分流点から、上流を望んだところ。小石川橋の向こうに、紅白のジブをもたげたクレーン船が見えますね。

以前より仕事でこのあたりを通るたび、クレーン船と合わせて、川面に変化があったのに気づいていました。この日はことのついでと、艇から観察してみることに。

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場所はちょうど、水道橋2号分水路吐口の南側。クレーン船は河底にスパッドを突いて、ずいぶん前からここに腰を据えています。右側、奥に向かってパイプが伸びているのが見えるでしょうか。

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パイプは、簡易な桟橋に使うような、黄色いプラ製のポンツンをフロートにして水面から浮かせ、流路の左手に片寄せてアンカーとブイで固定し、上流に向かって延々と続いています。浚渫した泥土を、土運船や陸上の処理施設などに流送するときに使う、送泥管というやつですね。

クレーン船がさらった泥を上流へ向けて送っているものか、その逆なのかはわかりませんでしたが、この管がどこまで続いているのか、見届けてやりたくなりました。

226005.jpg黄色いフロートが点々と連なり、高架橋脚に二重に巻かれたフェンダーはオレンジときていますから、橋の上から眺めても結構目立ちます。

送泥管に沿ってゆるゆる走るうち、管上を休憩所として利用する鷺さんを発見。フランジの出っ張りが足にフィットしてラクチンらしく、近づいても逃げませんでした。

(30年10月14日撮影)

(『10月14日の川景色…2』につづく)

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タグ : 神田川 高架下水路 クレーン船 水辺の鳥たち

7月22日の辰巳埠頭…2

(『7月22日の辰巳埠頭…1』のつづき)

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もう一隻は艤装中の巡視艇「いせゆき」でした。進水間もなくから進捗を見ているので、だんだん親しみが湧いてきたなあ。

前回、4月29日の時点では上構は未塗装、マストを組んでいる最中でしたが、塗装も済んでマストの足場も外れ、工事がだいぶ進んだ様子がうかがえます。

221012.jpgこの「いせゆき」、ハルナンバーで数えると、「かがゆき」型巡視艇の実に21番艇、うち9隻が墨田川造船製だそう。

続々と“江戸っ子巡視艇”が産まれるのを、目の当たりにできるのは嬉しいものです。かつて、石川島が豊洲にあったころは“江戸っ子護衛艦”が産まれていた時代もあったんですよね‥‥。

221013.jpg‥‥で、そのまま辰巳埠頭に沿って西航しようと向き直ったら、うひょひょ、正面にクレーン船が!

浮きドックの入渠風景を見られて、間なしにコレとくればまさに連続コンボ状態、テンションも上がろうというものでごわす。スロットルをガツンと倒して、デッドフルで突撃に前へ!


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おお、結構大きいですね。ブルー一色の塗装が、ジブの形にもしっくり来ていて、実にスマートな感じです。舷側に掲げられた船名は「M-58号」、塗装を揃えた随伴の曳船は「万栄丸」、錦海運建設と社名も入っていました。

場所は辰巳埠頭の西端、辰巳運河南口の近くですが、パッと見では何の作業をしているのか、判じかねるものがありました。写真右手、埠頭に接岸した本船と、さほど距離のない水面にワイヤーを入れています。何か沈置でもしているのでしょうか、それにしても本船と近すぎて、妙ですね。

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鉄板をぶつけて造ったような、角張った実にイイ感じの警戒船に誘導されて、左へ避けながら後姿を堪能。こちらも同色の塗装なのがそそります。M-58号の装載艇ぽいですね。

いやしかし、ラティス構造のジブとはまた違った魅力があって、いいですねえ。投錨やワイヤーの取り回しに用いるのでしょう、船尾にデリックが設けられているのも目を引かれました。
撮影地点のMapion地図

(30年7月22日撮影)

(『7月22日の第二航路』につづく)

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タグ : 巡視艇 クレーン船 曳船