4月10日の水路風景…2
(『4月10日の水路風景…1』のつづき)

●城南島・京浜島間の水路では、おなじみ「双鷲八」「双鷲九」が東航しているのに行逢しました。昨年12月にもこのコンビで行き逢いましたから、ご縁があるようです。
どちらもどこからかの払い下げ船と思われますが、もと官船の匂いがする「双鷲八」により惹かれるものがありますね。警戒船のお勤めご苦労様です。

●コンベア清掃船からコンベアを外した転用業務船という、かつてない珍妙ぶりに度肝を抜かれて以来、気になっている「幸丸2」。この日も海老取運河の船溜にもやっていました。
舷側にだいぶ汚れが目立つようになり、搭載物件も増えて、フラットを活かした作業母船(?)として活躍している模様。航行中の姿も見てみたいものです。

●こちらに来るたび観察している、ガスミオ運河の南海橋の改架工事現場。一昨年8月にほぼ同じ角度から撮っていますが、あんまり変化はないような。奥の鋼材杭が撤去され、横断幕にある工期が改められたくらいかしら。見えないところで、工事は進んでいるのでしょうね。
●南海橋をくぐってすぐ南、圧倒的な物量に目を奪われるのがこの、リムジンバスのガレージ。東京空港交通・羽田事業所だそう。
視界に入っているだけでも実に44台、ハイデッカーの大型バスが、2階建ての車庫に収まりお尻を並べているさまは、なかなかの壮観です。引き波の飛沫がバスを傷めないよう備えたのか、消波の石組み法面と、かさ上げされた護岸が目立ちますね。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年4月10日撮影)
(『4月10日の水路風景…3』につづく)

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どちらもどこからかの払い下げ船と思われますが、もと官船の匂いがする「双鷲八」により惹かれるものがありますね。警戒船のお勤めご苦労様です。

●コンベア清掃船からコンベアを外した転用業務船という、かつてない珍妙ぶりに度肝を抜かれて以来、気になっている「幸丸2」。この日も海老取運河の船溜にもやっていました。
舷側にだいぶ汚れが目立つようになり、搭載物件も増えて、フラットを活かした作業母船(?)として活躍している模様。航行中の姿も見てみたいものです。

●こちらに来るたび観察している、ガスミオ運河の南海橋の改架工事現場。一昨年8月にほぼ同じ角度から撮っていますが、あんまり変化はないような。奥の鋼材杭が撤去され、横断幕にある工期が改められたくらいかしら。見えないところで、工事は進んでいるのでしょうね。

視界に入っているだけでも実に44台、ハイデッカーの大型バスが、2階建ての車庫に収まりお尻を並べているさまは、なかなかの壮観です。引き波の飛沫がバスを傷めないよう備えたのか、消波の石組み法面と、かさ上げされた護岸が目立ちますね。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年4月10日撮影)
(『4月10日の水路風景…3』につづく)

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8月15日の水路風景…7
(『8月15日の水路風景…6』のつづき)

●昨年大晦日の、撤去工事中の光景とくらべてみてください。貴船水門(跡)と異なるのは、管理橋が撤去されず、堰柱の基部も堤防天端とツライチまで切断されなくて、基部が突き出したように残されていること。左右の操作室棟か官舎らしい建物もそのままですが、これは後で取り壊されるのでしょうか。
2水門の撤去が完了したとなると、次は北前堀・南前堀の両水門かしら。ともあれ、お疲れさまでした‥‥合掌。
●こうなると、貴船水門(跡)も何らかの変化があったのでは、と気なります。道々だし当然見てゆくつもりで、ふるさとの浜辺公園にヨーソロで微速のまま直進。この距離から眺めても、浜辺公園は結構な人出であることがわかりますね。
針路上に漂泊中のプレジャーが見えてきたので、舵を少し左に当てて、大森川に寄せつつ進みます。

●水門跡自体は、もう変わりようがないものの、周囲には変化が見られました。径間左、堤防上にあった操作室棟が撤去されていますね。また、堤防手前には石組みの法面が築かれています。単なる水防のみではない、水辺整備の手厚さを見た思いがしたものです。
●2水門のその後を見届けられたこともあり、暑さには閉口しながらも上機嫌。浜辺公園沖の旧防波堤をかすめて北上していたら、その左手から続々とカヤックが現われて、こちらに南下してきました。
見たところ年配者中心のフリートのようでしたが、日焼け対策万全で元気よくパドルを操り、皆さん楽しそうです。再微速まで落とし行逢、手を振って別れました。

●突き当りを右に折れてガスミオ運河へ。視界を圧するのは、南海橋の架け替え工事現場。昨年大晦日の写真とくらべると、「ヒロセ プレガーダー」の様子は変化なし、奥に鋼材の杭列が増えて、足場がさらに拡幅されようとしているようでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年8月15日撮影)
(『8月15日の水路風景…8』につづく)

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●昨年大晦日の、撤去工事中の光景とくらべてみてください。貴船水門(跡)と異なるのは、管理橋が撤去されず、堰柱の基部も堤防天端とツライチまで切断されなくて、基部が突き出したように残されていること。左右の操作室棟か官舎らしい建物もそのままですが、これは後で取り壊されるのでしょうか。
2水門の撤去が完了したとなると、次は北前堀・南前堀の両水門かしら。ともあれ、お疲れさまでした‥‥合掌。

針路上に漂泊中のプレジャーが見えてきたので、舵を少し左に当てて、大森川に寄せつつ進みます。

●水門跡自体は、もう変わりようがないものの、周囲には変化が見られました。径間左、堤防上にあった操作室棟が撤去されていますね。また、堤防手前には石組みの法面が築かれています。単なる水防のみではない、水辺整備の手厚さを見た思いがしたものです。

見たところ年配者中心のフリートのようでしたが、日焼け対策万全で元気よくパドルを操り、皆さん楽しそうです。再微速まで落とし行逢、手を振って別れました。

●突き当りを右に折れてガスミオ運河へ。視界を圧するのは、南海橋の架け替え工事現場。昨年大晦日の写真とくらべると、「ヒロセ プレガーダー」の様子は変化なし、奥に鋼材の杭列が増えて、足場がさらに拡幅されようとしているようでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年8月15日撮影)
(『8月15日の水路風景…8』につづく)

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令和元年度川走り納め…12
(『令和元年度川走り納め…11』のつづき)

●仮橋を仰いで。まだ構築の途中みたいですね。横断幕には「南海橋撤去工事のお知らせ/令和元年6月1日~令和2年7月27日(予定)」とありました。
ちょっと嬉しかったのは、久々に既製桁「ヒロセ プレガーダー」のたたみかけが見られた(『9月1日の川景色…2』参照)こと! 構築中とあって真ん中に未架設の部分があったので、インパクトは以前ほどではありませんでしたが、道路の幅が広いだけに、完成したら圧倒的な物量になるでしょうね。
●南海橋をくぐったところで、いいタイミングでモノレールの電車が通過、すかさず一枚。
モノレールの走行シーンって、どこか爽快感があって好きです。普通の電車と違って、架線柱や柵のような車輌を囲う構造物がなく、編成の全体をさえぎられずに望めるからでしょうか。
●京浜運河との十字流を北上せず、さらに東航。赤い桁が目を引く京浜大橋をくぐって、城南島と京浜島にはさまれた、無銘水路に出ることにしました。
この日はとても穏やかでしたから、このまま第一航路に出て飛ばしても、まず快適に走りを楽しめるだろうと踏んだのです。

●城南島南岸は、ガット船が並んでもやう建材埠頭。なりの割りに大柄なクレーンを備え、いかにも働くフネといった、無骨な雰囲気を放つガット船たちを眺めながらの航行は、楽しいものです。

●右手の京浜島が途切れたところで、広々とした空港の北方海面に躍り出ました。ここの名物はいわずもがな、B滑走路の進入灯。
この距離から正横を眺めると、か細いトラスが水面低くをひょろひょろと伸びてゆく、実に頼りなげな光景に見えますね。少し面舵に当てて、近くから眺めてゆくとしましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(元年12月31日撮影)
(『令和元年度川走り納め…13』につづく)

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●仮橋を仰いで。まだ構築の途中みたいですね。横断幕には「南海橋撤去工事のお知らせ/令和元年6月1日~令和2年7月27日(予定)」とありました。
ちょっと嬉しかったのは、久々に既製桁「ヒロセ プレガーダー」のたたみかけが見られた(『9月1日の川景色…2』参照)こと! 構築中とあって真ん中に未架設の部分があったので、インパクトは以前ほどではありませんでしたが、道路の幅が広いだけに、完成したら圧倒的な物量になるでしょうね。

モノレールの走行シーンって、どこか爽快感があって好きです。普通の電車と違って、架線柱や柵のような車輌を囲う構造物がなく、編成の全体をさえぎられずに望めるからでしょうか。

この日はとても穏やかでしたから、このまま第一航路に出て飛ばしても、まず快適に走りを楽しめるだろうと踏んだのです。

●城南島南岸は、ガット船が並んでもやう建材埠頭。なりの割りに大柄なクレーンを備え、いかにも働くフネといった、無骨な雰囲気を放つガット船たちを眺めながらの航行は、楽しいものです。

●右手の京浜島が途切れたところで、広々とした空港の北方海面に躍り出ました。ここの名物はいわずもがな、B滑走路の進入灯。
この距離から正横を眺めると、か細いトラスが水面低くをひょろひょろと伸びてゆく、実に頼りなげな光景に見えますね。少し面舵に当てて、近くから眺めてゆくとしましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(元年12月31日撮影)
(『令和元年度川走り納め…13』につづく)

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令和元年度川走り納め…11
(『令和元年度川走り納め…10』のつづき)
●水門をふたたびくぐって、内川を出ることに。無銘橋の北詰を眺めていて、ふと思い当ったことが一つ。
「羽田周辺の船溜めぐり…7」で、「床板の側面に、ぽつぽつと四角い穴が開いているのは、もとの高欄が取り付けられていた跡でしょう」と推測していたのですが、今回、角パイプの梁が断面を晒していたのを見て、下流側同様、持ち送りで管路を支えていた跡なのでは、と考えを改めました。細かいことではありますが‥‥。

●船着場を改めて眺めてみました。ポンツン桟橋二連で結構な長さがあり、まだ新しい感じがします。「大森ふるさとの浜辺公園船着場利用のしおり」(PDF)によれば、正式名称は「大森ふるさとの浜辺公園船着場」、全長40m。
竣工年月がなかったので再度検索すると、ありました。「大森ふるさとの浜辺公園・大森東水辺スポーツ広場」によると、平成29年4月の供用開始だそう。ここから船社による不定期便が発着した実績もあるのですね。
●左手、平和島運河の北端部、公園に面した一角は、白いスマートな上架用クレーンが目立つ船溜。船宿の釣船が主にもやっているようですね。
船溜を守るように設けられた、コンクリート製の柵の上は水鳥がみっちり留まり、格好の休憩所になっているようです。近づいてズームでたぐってみると‥‥。

●ユリカモメたちが平たくツブれたり、首をくるんと突っ込んでお昼寝したりと、思い思いに暖かな日差しを楽しんでいるさまが見られて、ほっこり。「ファ~」と、赤い口中を見せて大あくびの子もいて、可愛らしいものでした。

●そのまま直進しガスミオ運河を東航。おや、大規模な仮橋が架かっていますね。南海橋もいよいよ架け替えでしょうか?
【撮影地点のMapion地図】
(元年12月31日撮影)
(『令和元年度川走り納め…12』につづく)

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「羽田周辺の船溜めぐり…7」で、「床板の側面に、ぽつぽつと四角い穴が開いているのは、もとの高欄が取り付けられていた跡でしょう」と推測していたのですが、今回、角パイプの梁が断面を晒していたのを見て、下流側同様、持ち送りで管路を支えていた跡なのでは、と考えを改めました。細かいことではありますが‥‥。

●船着場を改めて眺めてみました。ポンツン桟橋二連で結構な長さがあり、まだ新しい感じがします。「大森ふるさとの浜辺公園船着場利用のしおり」(PDF)によれば、正式名称は「大森ふるさとの浜辺公園船着場」、全長40m。
竣工年月がなかったので再度検索すると、ありました。「大森ふるさとの浜辺公園・大森東水辺スポーツ広場」によると、平成29年4月の供用開始だそう。ここから船社による不定期便が発着した実績もあるのですね。

船溜を守るように設けられた、コンクリート製の柵の上は水鳥がみっちり留まり、格好の休憩所になっているようです。近づいてズームでたぐってみると‥‥。

●ユリカモメたちが平たくツブれたり、首をくるんと突っ込んでお昼寝したりと、思い思いに暖かな日差しを楽しんでいるさまが見られて、ほっこり。「ファ~」と、赤い口中を見せて大あくびの子もいて、可愛らしいものでした。

●そのまま直進しガスミオ運河を東航。おや、大規模な仮橋が架かっていますね。南海橋もいよいよ架け替えでしょうか?
【撮影地点のMapion地図】
(元年12月31日撮影)
(『令和元年度川走り納め…12』につづく)

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8月13日の川景色…3
(『8月13日の川景色…2』のつづき)

●久しぶりにガスミオ運河の風景を一枚。首都高羽田線の両脇を固める一般道、南海橋。色褪せた赤い桁が、なぜか臨海部らしい雰囲気に思えたものでした。
右は京浜運河のスマートな斜張橋、勝島橋。テレビドラマでも何度か見たような気がするなあ。主塔のある橋詰は、桜の名所でもあります。
●港内に出ようとお面舵を切って、天王洲南運河へ。貨物線の廃鉄橋をくぐってすぐ右手に見えるのが、ご覧の水船。
本船に清水を供給する船で、東京港埠頭の所属。「すいれん」という船名も水船らしくて惹かれるものが。給水能力やサービス水域については「船舶給水のご案内」(PDF)をどうぞ。妙見島にもやっている、「第三新興丸」によく似ていますね。

●「7月10日の水路風景…12」でも紹介した、古川組の船溜。クレーン船「駿河2号」を中心にもやう船、フネ! いつも混沌とした(失礼)感じでイイですねえ! いや、こういう業務船の「船いきれ」がムンムンする場所が、東京の水路からだんだん失われつつあるので、つい暑苦しく愛でてしまうのですよ。

●中防水路の閉塞を見に行ったとき、海底トンネル換気塔の向こうに見えたクレーンが、すごくスマートだったのに惹かれて一枚。
こちらにはあまり来ないので、こんな格好のよいクレーンがいるなんて、知りませんでした。地先も地先、中防の外側なので周りに何もなく、孤立感があるのも魅力を引き立てているのかもしれません。「KAMIGUMI」のロゴから、株式会社上組のものとわかりました。
【撮影地点のMapion地図】
(29年8月13日撮影)
(『8月13日の川景色…4』につづく)

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右は京浜運河のスマートな斜張橋、勝島橋。テレビドラマでも何度か見たような気がするなあ。主塔のある橋詰は、桜の名所でもあります。

本船に清水を供給する船で、東京港埠頭の所属。「すいれん」という船名も水船らしくて惹かれるものが。給水能力やサービス水域については「船舶給水のご案内」(PDF)をどうぞ。妙見島にもやっている、「第三新興丸」によく似ていますね。

●「7月10日の水路風景…12」でも紹介した、古川組の船溜。クレーン船「駿河2号」を中心にもやう船、フネ! いつも混沌とした(失礼)感じでイイですねえ! いや、こういう業務船の「船いきれ」がムンムンする場所が、東京の水路からだんだん失われつつあるので、つい暑苦しく愛でてしまうのですよ。

●中防水路の閉塞を見に行ったとき、海底トンネル換気塔の向こうに見えたクレーンが、すごくスマートだったのに惹かれて一枚。
こちらにはあまり来ないので、こんな格好のよいクレーンがいるなんて、知りませんでした。地先も地先、中防の外側なので周りに何もなく、孤立感があるのも魅力を引き立てているのかもしれません。「KAMIGUMI」のロゴから、株式会社上組のものとわかりました。
【撮影地点のMapion地図】
(29年8月13日撮影)
(『8月13日の川景色…4』につづく)

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