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令和元年度川走り納め…12

(『令和元年度川走り納め…11』のつづき)

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仮橋を仰いで。まだ構築の途中みたいですね。横断幕には「南海橋撤去工事のお知らせ/令和元年6月1日~令和2年7月27日(予定)」とありました。

ちょっと嬉しかったのは、久々に既製桁「ヒロセ プレガーダー」のたたみかけが見られた(『9月1日の川景色…2』参照)こと! 構築中とあって真ん中に未架設の部分があったので、インパクトは以前ほどではありませんでしたが、道路の幅が広いだけに、完成したら圧倒的な物量になるでしょうね。

245057.jpg南海橋をくぐったところで、いいタイミングでモノレールの電車が通過、すかさず一枚。

モノレールの走行シーンって、どこか爽快感があって好きです。普通の電車と違って、架線柱や柵のような車輌を囲う構造物がなく、編成の全体をさえぎられずに望めるからでしょうか。


245058.jpg京浜運河との十字流を北上せず、さらに東航。赤い桁が目を引く京浜大橋をくぐって、城南島と京浜島にはさまれた、無銘水路に出ることにしました。

この日はとても穏やかでしたから、このまま第一航路に出て飛ばしても、まず快適に走りを楽しめるだろうと踏んだのです。



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城南島南岸は、ガット船が並んでもやう建材埠頭。なりの割りに大柄なクレーンを備え、いかにも働くフネといった、無骨な雰囲気を放つガット船たちを眺めながらの航行は、楽しいものです。

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右手の京浜島が途切れたところで、広々とした空港の北方海面に躍り出ました。ここの名物はいわずもがな、B滑走路の進入灯。

この距離から正横を眺めると、か細いトラスが水面低くをひょろひょろと伸びてゆく、実に頼りなげな光景に見えますね。少し面舵に当てて、近くから眺めてゆくとしましょう。
撮影地点のMapion地図

(元年12月31日撮影)

(『令和元年度川走り納め…13』につづく)

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タグ : ガスミオ運河 京浜運河

令和元年度川走り納め…11

(『令和元年度川走り納め…10』のつづき)

245051.jpg水門をふたたびくぐって、内川を出ることに。無銘橋の北詰を眺めていて、ふと思い当ったことが一つ。

羽田周辺の船溜めぐり…7」で、「床板の側面に、ぽつぽつと四角い穴が開いているのは、もとの高欄が取り付けられていた跡でしょう」と推測していたのですが、今回、角パイプの梁が断面を晒していたのを見て、下流側同様、持ち送りで管路を支えていた跡なのでは、と考えを改めました。細かいことではありますが‥‥。

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船着場を改めて眺めてみました。ポンツン桟橋二連で結構な長さがあり、まだ新しい感じがします。「大森ふるさとの浜辺公園船着場利用のしおり」(PDF)によれば、正式名称は「大森ふるさとの浜辺公園船着場」、全長40m。

竣工年月がなかったので再度検索すると、ありました。「大森ふるさとの浜辺公園・大森東水辺スポーツ広場」によると、平成29年4月の供用開始だそう。ここから船社による不定期便が発着した実績もあるのですね。

245053.jpg左手、平和島運河の北端部、公園に面した一角は、白いスマートな上架用クレーンが目立つ船溜。船宿の釣船が主にもやっているようですね。

船溜を守るように設けられた、コンクリート製の柵の上は水鳥がみっちり留まり、格好の休憩所になっているようです。近づいてズームでたぐってみると‥‥。


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ユリカモメたちが平たくツブれたり、首をくるんと突っ込んでお昼寝したりと、思い思いに暖かな日差しを楽しんでいるさまが見られて、ほっこり。「ファ~」と、赤い口中を見せて大あくびの子もいて、可愛らしいものでした。

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そのまま直進しガスミオ運河を東航。おや、大規模な仮橋が架かっていますね。南海橋もいよいよ架け替えでしょうか?
撮影地点のMapion地図

(元年12月31日撮影)

(『令和元年度川走り納め…12』につづく)

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タグ : 内川 平和島運河 ガスミオ運河 水辺の鳥たち

8月13日の川景色…3

(『8月13日の川景色…2』のつづき)

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209092.jpg久しぶりにガスミオ運河の風景を一枚。首都高羽田線の両脇を固める一般道、南海橋。色褪せた赤い桁が、なぜか臨海部らしい雰囲気に思えたものでした。

右は京浜運河のスマートな斜張橋、勝島橋。テレビドラマでも何度か見たような気がするなあ。主塔のある橋詰は、桜の名所でもあります。



209093.jpg港内に出ようとお面舵を切って、天王洲南運河へ。貨物線の廃鉄橋をくぐってすぐ右手に見えるのが、ご覧の水船。

本船に清水を供給する船で、東京港埠頭の所属。「すいれん」という船名も水船らしくて惹かれるものが。給水能力やサービス水域については「船舶給水のご案内」(PDF)をどうぞ。妙見島にもやっている、「第三新興丸」によく似ていますね。

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7月10日の水路風景…12」でも紹介した、古川組の船溜。クレーン船「駿河2号」を中心にもやう船、フネ! いつも混沌とした(失礼)感じでイイですねえ! いや、こういう業務船の「船いきれ」がムンムンする場所が、東京の水路からだんだん失われつつあるので、つい暑苦しく愛でてしまうのですよ。

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中防水路の閉塞を見に行ったとき、海底トンネル換気塔の向こうに見えたクレーンが、すごくスマートだったのに惹かれて一枚。

こちらにはあまり来ないので、こんな格好のよいクレーンがいるなんて、知りませんでした。地先も地先、中防の外側なので周りに何もなく、孤立感があるのも魅力を引き立てているのかもしれません。「KAMIGUMI」のロゴから、株式会社上組のものとわかりました。
撮影地点のMapion地図

(29年8月13日撮影)

(『8月13日の川景色…4』につづく)

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タグ : ガスミオ運河 京浜運河 天王洲南運河 東京港 クレーン船

羽田周辺の船溜めぐり…8

(『羽田周辺の船溜めぐり…7』のつづき)

20081.jpgそうそう、紹介が遅れましたが、水門をくぐってすぐ左側には、内川排水機場の建屋があります。

工事の足場や台船で、ただでさえ水面が狭まっていることもあいまって、目と鼻の先にゴミ避けの格子がズラリと並んでいる様は圧倒的で、何やら、檻の内側にいるような気分になります。


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私、ダムの高いところにある余水吐けなんかを見ると、怖くて下っ腹がスースーするような感覚に襲われるんですが、今回のように、排水機場の呑み口の横を艇で通るときも、似たような怖さで、ちょっと身が縮みました。

轟々と水を吸い込む排水機場に吸い寄せられて、この格子にピタッと艇が張り付いてしまったら…なんて想像するだけで、ううう、やはり下っ腹がスースーする!

20083.jpg写真のように、護岸が部分的にきれいに化粧されているのを見ると、今回の工事も、護岸の修景なのでしょうか?

次に訪ねるときは、だいぶ雰囲気が変わっているのでしょうね…。



20084.jpg内川水門の裏側を眺めて。船溜群の水門には、ちょっとひなびた、質朴な雰囲気がありましたが、この水門は装備もなかなか豪華(?)で、外観もどこか垢抜けた、都会っ子らしい風情が感じられます。竣工年が新しいせいもあるのでしょう。

雰囲気が違うのはそのはずで、今まで紹介した4つの水門は、港湾局の管理するものでしたが、ここ内川水門と排水機場のみ、建設局の江東治水事務所の管轄なのです。名前と違って、江東地区以外の河川にある治水施設も管理しているのは知っていましたが、やはり大田区まで来ると、さすがに違和感がありますよね。

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船溜めぐりを終えて、ガスミオ運河を通って帰途へ。あらら、今ごろ晴れてきた…。日ごろの行いが悪いせいでしょうか。

いやしかし、小さな船溜といえど、やはり前を通りながらのぞきこんだだけとは違い、いろいろなものを発見することができ、楽しめました。羽田周辺の船溜といえば、多摩川に面した、羽田水門・羽田第二水門(過去ログ『多摩川点描』参照)の中はまだ、入ったことがないんだっけ…。差支えがなければ、いずれそちらもお邪魔してみたいものです。
撮影地点のMapion地図

12月13日のお話はいったんお休み、「富士見橋架橋成る」から「南前堀…1」の間のご報告は、またの機会とさせていただきます。

(21年12月13日撮影)

【12月13日の項の参考文献】
大田の史跡めぐり 大田区教育委員会
大田区 海苔物語 大田区郷土博物館
岩波写真文庫19 川―隅田川― 岩波書店
空港のとなり町 羽田 (横山宗一郎・写真、宮田登・文)岩波書店

(この項おわり)

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タグ : 内川 内川水門 ガスミオ運河

ガスミオ運河


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ガスミオ運河
所在地:東京都大田区昭和島1~昭和島2
延長:0.7km
最小水深:A.P.-3.0m
最小桁下高:A.P.+8.0m
メモ:京浜運河(東京)南端部西岸から分岐し、平和島運河(青印)に至る運河。水深、桁下高ともに充分ある。平和島運河北岸に、釣り船などの繋留施設があり、小型船舶の通航がある。
一風変わった名称は、かつて平和島運河西岸―現・ふるさとの浜辺公園―に、東京ガスの工場があったこと(瓦斯澪)に由来すると思われる。
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