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8月22日の水路風景…6

(『8月22日の水路風景…5』のつづき)

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この日のイグアナクレーンでは、ちょっと変わった光景を目にすることができました。おなじみ犬機関車はじめ、3輌の入替ディーゼル機と、キヤ2輌編成が線路の東端に寄せられていて、ちょうどイグアナ先生の足下に抱かれているような格好になっていたのです。

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曙北運河に出てから振り返って。お昼近くなると次第に雲が途切れ始め、青空がのぞいてきました。この調子だと午後は晴れそうですね。

レール運搬車がすべて気動車化されれば、機関車たちもいよいよお役御免となるのでしょう。イグアナ先生にまるで雛のように抱かれる、可愛らしいさまを眺めながら、少々うら寂しい気持ちになったことではありました。

270028.jpgいったん帰港して昼食後、ふたたび出ることに。今度はブルーインパルスの展示飛行を見るため、隅田川を目指します。

大横川で、7月22日に見た護岸工事の台船たちですが、ささやかながら興味深い点が一つありました。右手、北岸の護岸を何気なく眺めていたら‥‥。



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数十mに渡って、護岸に付着した貝や海苔がきれいに取り去られ、えらくサッパリした状態になっていました。写真は、貝が取り去られていない区間との境目を撮ったもの。

これから施工する区間を、あらかじめ清掃したということでしょうか。このあたりをテリトリーにしている、護岸はっつきチュンさんたちがさぞ残念がるだろうなあ‥‥。

270030.jpg前回のブルー展示飛行時同様、言問橋上流を目指して、一路隅田川を遡上。前回はスカイツリーと編隊のツーショットがいま一つの仕上がりだったので、今回は少しでもいいスナップをものしたいものです。

道々、通称「手上げ」の小型清掃船と行逢。おなじみの船影ですが、高速航行時の姿はあまり見かけなかったような‥‥。貴重なシーンに思えて、引き波でガブられながら一枚。


(令和3年8月22日撮影)

(『8月22日の水路風景…7』につづく)

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タグ : 汐見運河 大横川 隅田川 イグアナクレーン 清掃船 江東内部河川

5月4日のトリさんと‥‥

(『5月4日のフネブネ』のつづき)

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最後は落穂ひろい的にいくつか。

豊洲運河、朝凪橋の西詰では台船が出て工事中でしたが、現場のぐるりを囲むフェンスに、鷺さんがちょこんと乗っていました。通航量は結構なもので、引き波が絶えずフェンスも揺られているのですが、鷺氏は涼しい顔。獲物が得やすい穴場なのに違いありません。

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同じく豊洲運河、水上派出所のある角近くでは、鵜さんが得意げに翼を広げてポーズ。夏が近くなると、水鳥の数はぐっと少なくなるものの、代わりに鷺、鵜、鴨の姿が目立つようになりますね。季節の風物詩といってもいいでしょう。

265018.jpg辰巳埠頭に出た際、エンジンの健康維持のため、埠頭の全長を使って恒例のデッドフル航行。

50.3km/h、約27.2kt出ました。前回は同じ場所で48.8km/h、26.3ktでしたから、おおむね1ktの違い。喫水線周りをデッキブラシでこそげ、海苔を落とした甲斐があったというものです。

265019.jpgこちらもおなじみさん、顔のある浮きドック・立山6500-01君の近影。

何分この巨大さとあって、塗装の補修も大変な手間ですから、以前にくらべて少々くたびれてはきたものの、いい状態に保たれていますね。浮きドック船隊のそれこそ「顔」として、可愛がられているのでしょう。


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最後はやはりイグアナ先生で締めましょう。うららかな陽射しを浴びて、頼もしい威容を見せてくれました。

冒頭で触れたとおり、出ていた時間は実質1時間半ほどでしたが、短い間のお散歩でもこれだけ楽しめたのは、臨海部に広がる水路網と、彼らのような魅力的な構造物が水路のそこここに点在しているおかげ。東京水路がホームグランドであることのありがたさを、改めて感じたひとときでもありました。

(令和3年5月4日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 豊洲運河 汐見運河 東京港 水辺の鳥たち イグアナクレーン

お花見水路の道々で…2

(『お花見水路の道々で…1』のつづき)

263006.jpg平日なんだし、あわよくばイグアナクレーンの荷役シーンも‥‥と、ほくそ笑みながら北上、汐見運河との丁字流に出ると、おお! イグアナ先生、だいぶ西へ移動していますね!

残念ながら、バージや曳船の姿は見られなかったものの、作業中であることは間違いありません。近づいてみましょう。


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いつもと違うのは、クレーンの下に並ぶレール運搬の車輌が、黒い長物車のチキではなく、黄色い車体に運転台のついた、気動車の運搬列車だったことです。

ご当地、越中島貨物線の様子を日々丹念に記録しておられる、越中島貨物線沿線民さんのツイートをしばらく前から拝見していて知ったのですが、機関車が貨車を牽引するタイプの運搬列車は先月で終了し、キヤE195系なる気動車列車(参考:『JR東海キヤ97系気動車』Wikipedia)に代替されたとのこと。

263008.jpg東端にいた車輌の運転台を正横から。作業員さんの姿が見え、レールを積んだ様子はないことから、これからバージが来るのでしょうか。

しかし、妻に丸みをつけ、裾もしぼった運転台がデンと床上に載ったさま、まるで取ってつけたようで、個人的には違和感ありまくり。まあ、いずれ慣れたら普通に眺められるのでしょうが‥‥。正面から見たら、ダルマさんをポンと置いたような感じがするでしょうね。

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正面から、イグアナ先生とキヤさんたちを記念撮影。クレーン、車輌ともに代替わりしたレール運搬の事業を目の当たりにして、これで当分はバージでの荷役が続くであろうと、水運バカ的視点で安堵することしきり。

以前より、レールセンターのヤードの片隅でチラチラと見かけたものの、数的にあまり目立たなかったので、まさか主力として置き換えられるとは思っていませんでした。

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西側から眺めて。この気動車、橋でいう桁に当たる部分が床上側面に出っ張った構造で、運転台ともに黄色く塗装されてよく目立つため、黒い長物車より写真映えがして、グリーンのイグアナ先生ともよく似合いますよね。

小名木川のトラスで何回か見かけた、赤いディーゼル機関車がごろごろと長い貨物列車を引く、どこかのどかな風景が見られなくなったのは寂しいですが、レール運搬にも新しい時代が訪れたことを、興味深く眺めたことではありました。
撮影地点のMapion地図

(令和3年3月31日撮影)

(『お花見水路の道々で…3』につづく)

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タグ : 汐見運河 イグアナクレーン

3月14日のイグアナクレーン

262001.jpg3月14日は潮位よろしきを得て、新塗装成った茂森橋をくぐることを主に、近場を軽く徘徊してきました。

20℃の暖かさと晴天に恵まれたとはいえ、最大10m近い強風で、オーニングの着脱にも難儀するほどでしたが、道中が江東内部河川の狭水路となれば、春の嵐も恐るるに足らず。この点ひとたび荒れれば出港もかなわない、外海に面したマリーナと異なり、水路が四通八達した運河を母港とする者の強みであります。

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北西の強風にリーウェイしがちな艇を当て舵で抑えながら、さざ波だつ曙北運河を北上、まずはイグアナクレーンにご機嫌うかがい。

少し離れた位置から、都市計画運河橋梁とのツーショットを一枚。左手角の広大な敷地が更地になったので、この角度からでもイグアナ先生の全貌を拝めるようになりました。ただしテラスも解放されたので、写真のように釣り人さんも増えたため、通航時に気遣いが必要ではあります。

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ああ、いいですねえ。強風の恩恵というべきでしょうか、空は抜けるように青く、イグアナ先生の構造美を引き立たせてくれます。

都内の水路における観光名所(?)として、すっかり定着したことはありますし、そろそろJR貨物の公式サイトあたりで、スペックを含めた紹介があってもいいのでは‥‥と考えているのですが、いかがでしょうか。

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262005.jpgお約束の正面から仰いだショットを。グラデーションのついたブルーをバックに、グリーンのトラスが映えてきれいですね。

右は、いつもと反対に北から南に向いて、対岸も入れて一枚ものそうと考え、護岸ギリギリまで寄せ実行したのですが、見事に失敗。単に真上を見上げただけになってしまいました。
撮影地点のMapion地図

(令和3年3月14日撮影)

(『3月14日の大横川…1』につづく)

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タグ : 曙北運河 汐見運河 イグアナクレーン

12月29日の墨田川造船

(『消防艇隊出動!』のつづき)

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最後はおなじみ、墨田川造船の建造船艇の進捗を拝見して、シメることにしました。本社前の艤装桟橋には「くがかぜ」一隻。もうほとんど形になって、一部の装備や塗装を残すのみとなっていました。

260100.jpg船台の建屋がシャッターを開いていたので、中をのぞいてみると‥‥おお、一隻だけですが建造中の艇がいますね。

船体、上部構造物がおおむね組みあがった段階のようです。甲板室の形から、海保の船艇ではないと思われますが、どうでしょう。進水後が楽しみですね。


260101.jpgこの日は川走り納めということもあり、ちょっと欲張って、辰巳埠頭の浮きドックと桟橋も訪ねてみました。

「ぶんごうめ」と「みかづき」‥‥顔なじみを通り越して、ちゃんづけで気安く呼びかけたいくらい(笑)。特に「みかづき」は、3月15日に船台上で組立中に出会って以来のおつきあいですから、就役して姿が見られなくなったら、ペットロスならぬ「みかづきロス」になりそうです。

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「ぶんごうめ」は、甲板室側面の「海上保安庁」表記をレタリング中。その下には電光掲示板も取り付けられ、より精悍な感じになってきました。

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そしてラストはやはり、イグアナ先生へのご機嫌うかがいで締めくくりたいもの。年末としてはいま一つパッとしない空模様ではありましたが、変わらぬいいお顔を見せてくれました。今年も一年、お世話になりましたと挨拶して、帰路についたものでした。
撮影地点のMapion地図

(令和2年12月29日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 東雲北運河 汐見運河 巡視船 巡視艇 イグアナクレーン 墨田川造船