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駆け足お花見水路…2

(『駆け足お花見水路…1』のつづき)

218006.jpg作業中の曳船とお別れして左折、毎度おなじみ、イグアナクレーンにご挨拶。

古賀オール同様、平日となれば荷役風景が拝めるかもと期待したのですが、バージも曳船もおらず、イグアナ君も定位置のまま、ひっそりと静まり返っていました。そうだ、墨田川造船はどうだろう。新造船はいるかな?



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おお、いました! PC125「いせゆき」、進水からまだ間もないのか、船底塗料の朱も鮮やか。上部構造物もすべて生地のままで、午前中のさわやかな空気とあいまって、清新な雰囲気に満ちていました。

最高速度36kt以上を誇る韋駄天、「かがゆき型巡視艇」(Wikipedia『かがゆき型巡視艇』)の一隻なのですね。

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218009.jpg引っかかってばかりでしたが、少ない時間を割いて桜を見に来たのでした。汐見運河から平久川を北上し、平久橋東詰の一群でようやく初お花見。いいですねえ、咲き誇ってますねえ。

導入部たる大横川との変則十字流もご覧のとおり満開。右手にあるホテルの最上階から大横川を見下ろしたら、さぞ絶景でしょう。

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ああ‥‥イイ! この水面近くまで枝をさしかける、お花見水路・大横川ならではの素晴らしさ。

何分この1週間の急激な気温上昇で、満開が例年より大幅に前倒しとなり、週末には散ってしまうだろうといわれていましたから。たとえわずかな時間でも、来てよかったですわ‥‥。
撮影地点のMapion地図

(30年3月28日撮影)

(『駆け足お花見水路…3』につづく)

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タグ : 汐見運河 東雲北運河 平久川 大横川 江東内部河川 イグアナクレーン 巡視艇

1月21日の川景色…2

(『1月21日の川景色…1』のつづき)

216041.jpg消防艇とお別れし、そのまま朝潮運河を進んで佃水門を抜けようとすると、向かって右、第二径間が工事中でした。

オレンジ色の角落しを差し込んでいることから、扉体だけでなく戸当たりも含めての整備でしょうか。工期は横断幕のとおり、3月9日までとのこと。


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隅田川派川を経て大横川に入ると、黒船橋船着場のラフトの上で、ツブれて首を突っ込んだり、丸々とふくれたりして、おくつろぎ状態の鴨さん三羽を発見。

昨年2月にも、同じようにまったりしている鴨さんを撮りましたが、このラフトは水面からの高さもなく、材質も断熱性がよいので寒い冬に座るのはもってこいと、使い勝手がよいのでしょう、水鳥たちのお気に入りのようです。

216043.jpg汐浜運河、大横川南支川との丁字流近くに、水面から立ち上がった櫓が二つ。あっ、12月10日に日本橋川で見た櫓にそっくりだ。

地質調査が入ったということは、このあたりも護岸の改修工事が始まるということかな? 静かな水面に鋼管を組んだ櫓が、ぽつりぽつりと立っているさま、素人目に見ると、石油でも出そうな気がしてきますよね。

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高欄側面をいっぱいに使って、強烈な横断幕を掲げていた東陽橋(『10月9日の川景色』参照)、再塗装が終わったようですね。

クリームからこげ茶へと面目を一新し、引き締まった渋い雰囲気に。あれ、以前の横断幕では、工期は3月9日までとなっていたけれど、ずいぶん早く完工したものですね。それとも、橋詰近くとかほかの部分はまだ、工事が続いているのかしら。

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毎度おなじみイグアナクレーンにご機嫌伺い。ふと見ると、水鏡に映った自分の姿をのぞき込んでいるように思えて、通り過ぎざま一枚スナップ。新イグアナ君に代替わりしてから、もう一年以上か‥‥早いものですね。

(30年1月21日撮影)

(『1月21日の川景色…3』につづく)

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タグ : 朝潮運河 大横川 汐浜運河 汐見運河 イグアナクレーン 江東内部河川 水辺の鳥たち

8月13日の川景色…4

(『8月13日の川景色…3』のつづき)

209096.jpgこちらの帰り道の落ち穂拾い。たまには、あけぼの水門もちゃんと(何がちゃんとなのかは略)スナップしておこう。「江東5大水門」の一つなのですから。

見通しが悪く、人目も乏しいせいか、東雲水門や辰巳水門に見られるようなスローガンも掲げられておらず、また東京の水門では珍しく、名前がひらがな表記です。格子に覆われてわかりづらいものの、魚のような帆のような、何かをモチーフにした絵柄が描かれている「お絵かき水門」でもあります。

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ここを古賀オールのバージが、手に汗握る思いですり抜けているんだよなあ‥‥。水門をくぐった北側では、鋼管矢板の打ち込み作業中でした。新しい護岸か、テラスでもできるのかしら。

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綾瀬川下流部を通ったとなれば、見逃せない堀切菖蒲水門。最近見学会も催され、多くの参加者があったとのこと。都内の水門の中でも、巻上機室、扉体ともに類を見ない変わり型、維持はその分大変かと思いますが、頑張っていただきたいものです。

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ちょうど陽をさえぎった雲の下で、新イグアナクレーンにご機嫌伺い。

‥‥いや、もう代替わりしてだいぶ経つのですから、「新」は取った方がいいかな。レールをつなぐお仕事がここで続くかぎり、変わらぬ姿で踏ん張っていてほしいもの。

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そして古賀オール、第三工場ヤードクレーン! 都内の運河畔にある荷役設備が数えるほどになった今も、万丈の気を吐くこの揺ぎ無さ! 古賀さんがホームグラウンドである運河地帯に在ってくれることに、ただ感謝のほかありません。

(29年8月13日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 曙運河 綾瀬川 汐見運河 曙北運河 あけぼの水門 堀切菖蒲水門 イグアナクレーン 古賀オール

4月20日の水路風景…1

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4月20日、お手伝いで近場をめぐった折のスナップです。何度も触れたように、業務船の活躍する姿は、平日でなくては目にできないもの。お手伝いの合間を縫って、魅力的な船影や水路風景を拾うことができました。

205002.jpgまずは砂町運河で出会った船影2題。おなじみガット船(プッシャーバージ)が、荷を降ろし舷側を高々と上げ出港してゆく姿。船名は「雄大」それとも「大雄」? 鯨の頭のような船首が印象的で、スカイツリーも背景に入って、最近ではお気に入りの一枚となりました。

東航してきたのは、バージを懸命に曳く豆タグ、「第八兄弟丸」。バージの錆色と、曳船のきれいなブルーが対照的でした。

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曙北運河から左折、汐見運河に入ったところで、新イグアナクレーンが西に移動しているのを発見。さらにクレーンの直下には、黒いバージの姿が!

「新クレーンの稼働時に、初めて出くわしたか?」と、ハフハフするほどテンション急上昇。もっとも近づくにつれて、その気持ちは微妙に萎えたものに。なぜかというと‥‥。

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職員の皆さんの姿がどこにも見えず、バージの喫水もすっかり上がっていて、荷役が終わったのは明らかだったからです。

まあ、ここは新クレーン君の仕事の残り香だけでも、よしとしなければならないでしょう。手入れのよさそうな、黒々としたバージを前に、刷毛で刷いたような、さっとした筋雲を背負った新イグアナクレーン、どこか爽やかな表情です。

205005.jpg少し飛びますが、日本橋川はJR新常盤橋上流です。「2月19日の日本橋川…2」で触れた、架設中の新しい人道橋、スマートな箱桁が架かっていました。

あのハデハデな桁は、やはり仮設桁だったようです。しかし、こうして上流側から見ると、新常盤橋の動輪エンブレム、人道橋からバッチリ観察できそうですね。今まで船上からしか見られなかった物件だけに、ちょっとした土木観光スポットになるかもしれません。
撮影地点のMapion地図

(29年4月20日撮影)

(『4月20日の水路風景…2』につづく)

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タグ : 砂町運河 汐見運河 日本橋川 高架下水路 イグアナクレーン 曳船

4月16日のさくらしべ降る水路…1

えらく気取ったお題にしてみましたが、半ばは桜の見ごろを逃した悔しさであります。

先週9日は満開のタイミングだったにもかかわらず、雨時々曇りですっかりやる気を削がれ、今週16日も芳しくない予報と、毎日曜日の悪天候にくさっていたところ、どうやら持ち直して出港と相成りました。

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昵懇のM艇長ご一家と一緒に、急上昇する気温で靄にけぶる運河上へ出てみれば‥‥。海洋大のカッターピンネースが、新砂水門前で帆走準備をしているシーンに出くわしました。

チャージの指揮の下、漂泊しつつマストを立て、索具を張りときびきび動く艇員の皆さん。南風の強い日だったので、沖に出ればだいぶガブったでしょうが、セイリングにはもってこいだったかもしれません。

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204_003.jpgM艇長は初見の新イグアナクレーン。緑の塗色が、周りの新緑と似合ってよい感じです。さてこの右側、都市計画運河橋梁をくぐった向こう、西岸にある一群の桜はどうでしょう。

ああ、やっぱり‥‥と口をついてしまいますが、ほとんど散って葉桜になる前、残った蘂(しべ)の赤味が目立つ、ちょっと寂しい感じ。でも、どこかに少しは名残り咲き(?)があるかもと、探しつつ微速で進むことに。


204005.jpg汐浜運河に入ると、花筏‥‥とまではいかないものの、一面に花びらが途切れなく浮かんで、見つめていると無限に続く地紋のようです。

この日は水のコンディションも良好で、透明度もそこそこあったため、ときおり跳ねる魚の水音に加え、たゆたう花弁も日ごろに増して風情があり、よいものでした。



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平久川から大横川に入ったところで、同乗ご一同から「あっ、あそこあそこ!」と声が上がりました。汐見橋西詰の角にある一本、まだ花を落としておらず、結構な咲きぶり!

いや、ようやくの感がありましたが、風が吹くごとにざあっと散る花吹雪とともに、破顔して見入ったものです。やはり水路の桜は、好天下でこそと改めて思ったものでした。
撮影地点のMapion地図

(29年4月16日撮影)

【29年4月24日】読者の方のご指摘で、1枚目の写真の艇はカッターでなく、ピンネースということがわかりました。お詫びして訂正いたします。ご指摘ありがとうございました。
ちなみに、カッターは6~12挺櫂で外板鎧張りの複座艇、ピンネースは12~14挺櫂で外板二重張りの複座艇(『端艇と帆走』成山堂書店・昭和46年発行より)を指すそうです。

(『4月16日のさくらしべ降る水路…2』につづく)

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