すみだリバーウォークを歩いて…2
(『すみだリバーウォークを歩いて…1』のつづき)
●スロープを登って、堤防天端に到達。正面には橋脚の一つが見えますが、「SUMIDA RIVER WALK すみだリバーウォーク」とロゴが掲げられていました。
この橋脚がどこか親柱的な造作だったことも幸いして、エントランスとして申し分のない雰囲気ですね。とりあえず手のひらでナデナデして、感触を楽しんでから続けて前進。

●むふふ、いやが上にも盛り上がらざるを得ないこの角度。軽いお散歩なのに武者震いがしますですよ。
と、トラスを横断する桟道の曲がり角に、真鍮色の小さな看板といくつかの南京錠が。「恋人の聖地」‥‥ほほう。若いカップルの散策も、このちょっとしたイベントで盛り上がりそうな。このたぐいは海外発祥だと聞きましたが、国内にも増えつつあるのでしょうか。

●いや~‥‥ねえ?
リベットばりばりの古豪トラスを、これ以上ない佳い角度で間近に拝める嬉しさよ! 人道橋としての利便性もさることながら、この時代の鋼橋への愛着が呼び覚まされる効果、絶大なものがあるのではないでしょうか。

●人影がまばらなのをいいことに、一人ニヤついていたら、一発で船のものとわかる低い連続した爆音が聞こえてきました。
来る! と川面をのぞき込んで待ち構えていると、吾妻橋を発したアーバンランチが登場。平日の昼日中に、橋と船を同時に堪能できる楽しさ、まことに贅沢な時間を過ごしている気持ちになったものでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年6月18日撮影)
(『すみだリバーウォークを歩いて…3』につづく)

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この橋脚がどこか親柱的な造作だったことも幸いして、エントランスとして申し分のない雰囲気ですね。とりあえず手のひらでナデナデして、感触を楽しんでから続けて前進。


と、トラスを横断する桟道の曲がり角に、真鍮色の小さな看板といくつかの南京錠が。「恋人の聖地」‥‥ほほう。若いカップルの散策も、このちょっとしたイベントで盛り上がりそうな。このたぐいは海外発祥だと聞きましたが、国内にも増えつつあるのでしょうか。

●いや~‥‥ねえ?
リベットばりばりの古豪トラスを、これ以上ない佳い角度で間近に拝める嬉しさよ! 人道橋としての利便性もさることながら、この時代の鋼橋への愛着が呼び覚まされる効果、絶大なものがあるのではないでしょうか。

●人影がまばらなのをいいことに、一人ニヤついていたら、一発で船のものとわかる低い連続した爆音が聞こえてきました。
来る! と川面をのぞき込んで待ち構えていると、吾妻橋を発したアーバンランチが登場。平日の昼日中に、橋と船を同時に堪能できる楽しさ、まことに贅沢な時間を過ごしている気持ちになったものでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年6月18日撮影)
(『すみだリバーウォークを歩いて…3』につづく)

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タグ : すみだリバーウォーク隅田川アーバンランチ
4月8日の神田川
(『4月8日の常磐橋』のつづき)
●毎度おなじみ、御茶ノ水駅横の巨大足場を上流側から望んで。左手法面の陽射しに輝く新緑とは対照的に、自らがつくる日陰に黒々と沈んだ姿が印象的です。
河道上の足場、仮設工作物のたぐいは多く目にしてきましたが、高さのみでいえばこれが群を抜いているように思えるのですが、いかがでしょうか。

●一足先に足場が外れて、更新工事が完了した聖橋の下から、青空にぽっかり浮かんだ白い雲を。RCアーチが作り出すまろやかな円弧のフレーム、いいものです。
さて、振り返って初々しい更新直後の質感を愛でて‥‥と気負っていたら、見事に失敗、ゆがみまくりです。聖橋自身が少しはすになっていることもあって、ズームの歪みを考えよく塩梅しないと、何やらフニャフニャになってしまいますのう。

●和泉橋を望んだところで、轟々と複数の爆音が聞こえてきました。PWCのフリートが遡上してきたのです。
いったん和泉橋船着場の前で漂泊し、後続艇を待ってから一群となって、ふたたび楽しそうに遡上してゆきました。暖かくなれば、大川筋も彼らの姿で賑わうことでしょう。

●神田川を出た後は、軽く浅草までお散歩です。好天とあって各船社の水上バス、プレジャーと上下する船も多く、都大路の華やかさが味わえました。
観光汽船の浅草船着場の前を通ると、「アーバンランチ」が接岸中。いよいよこちらまで定期航路が伸びたのかしら、と思ったらさにあらず。オフシャルサイトのインフォメーションを見ると、「浅草周遊『ちょこっとクルーズ』運航中!」とありました。同船着場を発着点に1日3便、約20分近場をめぐるという、小型船ならではの遊覧コース。気軽に楽しめそうでいいですね。
(30年4月8日撮影)
(この項おわり)

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河道上の足場、仮設工作物のたぐいは多く目にしてきましたが、高さのみでいえばこれが群を抜いているように思えるのですが、いかがでしょうか。


さて、振り返って初々しい更新直後の質感を愛でて‥‥と気負っていたら、見事に失敗、ゆがみまくりです。聖橋自身が少しはすになっていることもあって、ズームの歪みを考えよく塩梅しないと、何やらフニャフニャになってしまいますのう。

●和泉橋を望んだところで、轟々と複数の爆音が聞こえてきました。PWCのフリートが遡上してきたのです。
いったん和泉橋船着場の前で漂泊し、後続艇を待ってから一群となって、ふたたび楽しそうに遡上してゆきました。暖かくなれば、大川筋も彼らの姿で賑わうことでしょう。

●神田川を出た後は、軽く浅草までお散歩です。好天とあって各船社の水上バス、プレジャーと上下する船も多く、都大路の華やかさが味わえました。
観光汽船の浅草船着場の前を通ると、「アーバンランチ」が接岸中。いよいよこちらまで定期航路が伸びたのかしら、と思ったらさにあらず。オフシャルサイトのインフォメーションを見ると、「浅草周遊『ちょこっとクルーズ』運航中!」とありました。同船着場を発着点に1日3便、約20分近場をめぐるという、小型船ならではの遊覧コース。気軽に楽しめそうでいいですね。
(30年4月8日撮影)
(この項おわり)

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3月29日のお花見水路…5
(『3月29日のお花見水路…4』のつづき)

●少々風も出てきて、波も立ってきたので、お客さまを乗せて港内を突っ切るには、あまり具合のよくない状況になってきました。少し時間がかかっても、目黒川へは運河づたいに向かった方がよいでしょう。
竹芝運河から古川の河口で左折、芝浦運河を南下することに。おなじみ浜崎橋ジャンクションを仰ぐと、桁側面に陽光を反射して、古川の上流に向かって収束してゆく、見事な造形を見せてくれました。

●芝浦運河に入り、古川水門をくぐってすぐ右手、新芝浦橋の西詰近くにも桜の一群が。
右の写真は、以前も紹介した南浜橋~浦島橋間のテラスにある桜並木。こちらも3~4分咲きといった感じです。河畔桜の双璧ともいえる、大横川・目黒川には及ばないにせよ、道々の運河畔でも、こうしてあちこちの桜の姿を拾って歩けるのは楽しいものですね。
●浦島橋は、芝浦運河地帯でも数少なくなった、リベット組みの鋼桁橋です。架け替えが著しい芝浦ともなれば、腕はまずくともやはり、アップで一枚収めておきたくなるというもの。
写真左手も、テラスの工事がだいぶ進んできましたね。整備が進むにつれて、東京港のバックヤードとして働いてきた運河地帯の面影は、急速に薄れてゆきます。

●港栄橋をくぐって、アーバンランチがやってきました。橋の手前で右に寄せて停止、道を譲って通過を待ちます。
全高を抑えた姿勢に、カタマランならではの旋回性能のよさを考えると、都内ならほとんどの狭水路で運用できそうですね。港湾部だけでなく、江東や隅田川西岸の河川でも、活躍する姿を見てみたいものです。チャーター便で、川めぐりをしたことはあるのかな?
【撮影地点のMapion地図】
(27年3月29日撮影)
(『3月29日のお花見水路…6』につづく)

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●少々風も出てきて、波も立ってきたので、お客さまを乗せて港内を突っ切るには、あまり具合のよくない状況になってきました。少し時間がかかっても、目黒川へは運河づたいに向かった方がよいでしょう。
竹芝運河から古川の河口で左折、芝浦運河を南下することに。おなじみ浜崎橋ジャンクションを仰ぐと、桁側面に陽光を反射して、古川の上流に向かって収束してゆく、見事な造形を見せてくれました。


右の写真は、以前も紹介した南浜橋~浦島橋間のテラスにある桜並木。こちらも3~4分咲きといった感じです。河畔桜の双璧ともいえる、大横川・目黒川には及ばないにせよ、道々の運河畔でも、こうしてあちこちの桜の姿を拾って歩けるのは楽しいものですね。

写真左手も、テラスの工事がだいぶ進んできましたね。整備が進むにつれて、東京港のバックヤードとして働いてきた運河地帯の面影は、急速に薄れてゆきます。

●港栄橋をくぐって、アーバンランチがやってきました。橋の手前で右に寄せて停止、道を譲って通過を待ちます。
全高を抑えた姿勢に、カタマランならではの旋回性能のよさを考えると、都内ならほとんどの狭水路で運用できそうですね。港湾部だけでなく、江東や隅田川西岸の河川でも、活躍する姿を見てみたいものです。チャーター便で、川めぐりをしたことはあるのかな?
【撮影地点のMapion地図】
(27年3月29日撮影)
(『3月29日のお花見水路…6』につづく)

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