分水路に工事中の看板が‥‥

昨年2月、「2月19日の日本橋川…2」で、お茶の水分水路の呑口からシールドマシン発進縦坑まで、工事に入る告知があったことに触れましたが、最近になって「工事中の看板が設けられた」というのを人づてに聞き、本日用足しの道々見に行って来ました。

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おなじみ水道橋の下流、お茶の水分水路の呑口と、水道橋1号分水路の吐口を兼ねる、疎通口を橋上から眺めて。日中は27℃超に達した夏日でしたが、風が少し強めで冷たかったこともあり、暑さが堪えるというほどではありません。

去る2月3日にくぐったときは、冬の間に枯れて落ちたものだと思っていましたが、新緑の時季を迎えてもスダレ状になっていませんね。もしかして、最近は剪定しているのかしら? だとしたら艇の通航を考えてくれるようになったのか‥‥。イヤ、そんなことはありませんよね。流下の阻害になるものを取り除いたか、単に美観上といったところでしょう。

話が脱線しました。で、どこに看板があるかって? ホラ、よ~く見て下さい。一番上流側の径間の、さらに左‥‥。

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‥‥小っちゃいな。

もっとこう、工期や施工区間も併記した、ある程度の大きさのものを想像していたので、この小ささと表記のあっさり具合には驚きました。しかも、道路工事なら電柱に立て掛けるような、陸用の看板を流用(特に工夫さんがスコップで掘っている絵柄があるあたり!)したというのも、どこか力が抜けたような雰囲気が濃厚で、逆に印象深かったものです。

218053.jpgさらにズームでたぐって一枚。足場に番線か何かでくくりつけてあるのかと思ったら、ボルトを打ち金具を介した、意外としっかりとした取り付け。よく見ると、天と左右にはコーナーフェンダーが貼り付けられていて、船艇の衝突に備えてある‥‥。下端に書かれた「NODAK」なるロゴ、施工会社名(ノダック株式会社)みたいですね。

しかし、特に説明もなく、完全に通航船艇のみに向けたメッセージというあたり、えもいわれぬ(?)ものが。表向きは舟航施設でない分水路を、通航する艇(ハイ、私もその一人です)が結構あり、担当会社にもその旨都から指示が出ているような気もして、何か悪いことをしたような、妙な気持になったのでした。
撮影地点のMapion地図

(30年4月22日撮影)

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タグ : 神田川 水道橋分水路 お茶の水分水路 分水路

2月3日の川景色…8

(『2月3日の川景色…7』のつづき)

217036.jpgお茶の水分水路通航のリクエストを受けて、昌平橋北詰の吐口よりいざ進入。そんなに久しぶり、という感覚は持っていなかったのですが、過去記事で確認してみたら26年3月以来、4年ぶりだったのですね。

気温はまだ低い時期にもかかわらず、入ってみるとムッとして、いつもより湿度が高い感じがしました。


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特に変化はない場所ではありますが、暗闇とあって写真がなかなかうまく撮れないこともあり、数打ちゃ当たるとばかりにバシバシと(やっぱりうまく撮れないあたり)。

ご存知シールド区間の始まり、ブレブレのザラザラになったものの、湛水線と水面が区別できるように撮れたのが救われた点。

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今回一番嬉しかったのは、「3月16日のお茶の水分水路…2」でその存在にようやく気付いた、「可撓セグメント」の看板がきれいに撮れたこと。正しくは「可撓セグメント部」だったんだ‥‥。

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そして発進縦坑を下流側から。何度訪ねても、荘厳な静謐さに打たれるものが。フラッシュの光の加減かもしれませんが、クレーンのレールの下端、こんなに白かったかな?

まあ、これだけ湿度の高く、密閉に近い環境下であれば、錆に天井から染み出してきたもろもろが付着して、白く育ってくるのも無理はあるまい‥‥と素人なりに妄想。

217040.jpg毎度おなじみ呑口からの光景も。もっとこう、水面の反射が天井にきれいな模様を作って、風情があるところをものしたかったのですが、季節柄緑のスダレがないせいでしょうか、いま一つの結果に。

もっとも蔦が下っていると、脱出の際に場所を選んだり、艇内が枯葉で散らかったりして面倒ではあるので、その点気楽ではありました。
撮影地点のMapion地図

(30年2月3日撮影)

(『2月3日の川景色…9』につづく)

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タグ : 神田川 お茶の水分水路 分水路 シールドマシン発進縦坑

3月16日のお茶の水分水路…3

(『3月16日のお茶の水分水路…2』のつづき)

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発進縦坑に入る直前で、スロットルをニュートラルにし、行き足だけでゆっくりと進みながら、何度もシャッターを切りました。結構な枚数を消費した割に、上流側を撮ったもので何とか見られるのは、先日からのタイトルと上の2枚のみ。とほほ‥‥。

まあ、滲出による壁の変色や、レールや手すりといった鉄部の錆び具合など、ディテールがそこそこ撮れたので、よしとしましょう。ちなみに、光があたっているあたりの継ぎ目から、水がポタポタと垂れてくるので、通られる際はご注意。

148012.jpg振り返って下流側も。セグメントの断面、石造アーチの輪石を思わせる継ぎ目が見えますね。それともこの継ぎ目が、「可撓セグメント」のたわみを許す仕掛け、そのものなのでしょうか。

下写真、上流開鑿区間に鼻先を突っ込んだところで、ふたたび闇に帰ろうとするシールドの洞門をもう一枚。黒々とした湛水線や水面と、溶けあうかのような漆黒の闇! 怖気をふるいつつも、惹かれるものがあります。


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148014.jpg上流開鑿区間、管渠の合流部が口を開けたところの天井に、気になる数字が。う~ん、以前来たときは気づかなかった‥‥何だろう、これは?

よく見ると、コンクリートの継ぎ目と何か関係があるようですね。工事中の開口部だったところか、竣工後の補修か何かに関連したものでしょうか。



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というわけで、おなじみ緑のスダレがある呑口に到達、毎度のことながら陽光のありがたさをしみじみと味わいつつ、分水路にお別れです。

上流から数えて3径間目で出たのですが、蔦のスダレをもろにかぶってしまい、枯草やら木っ端クズやらがバラバラと落ちてきて、艇内がとっちらかってしまいました。
撮影地点のMapion地図

(26年3月16日撮影)

(『3月16日の川景色…1』につづく)

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タグ : お茶の水分水路 分水路 神田川 シールドマシン発進縦坑

3月16日のお茶の水分水路…2

(『3月16日のお茶の水分水路…1』のつづき)

148006.jpgピントが合わないのは、光量不足で測距ができないからなのでは‥‥。と、「重要構造物近接地点」のプレートの一つ、「東京医科歯科大学」が近づいてきたのを幸い、懐中電灯(ちなみにこの日の照明は、バッテリー直結のクランプつきライト、電池の懐中電灯、ランタン各一)で照らしてみることに。

結果は‥‥、明るすぎて、失敗してしまいました。両手でしっかりカメラを保持し、落ち着いて撮れればよいのですが、何分狭水路とくれば舵から手を離すわけにいかず、難しいところであります。

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148008.jpg目標から光源をそらしてみると、上の「順天堂医院」のように、まあまあ見られる仕上がりに。

電灯を天井に向かせて、反射で薄ぼんやりと灯りをとった方が上手くゆくことが、ようやくわかったころには時すでに遅く、シールド区間も終わりに近づいて、発進縦坑が見えてきてしまいました。



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毎回、発進縦坑のカッコイイところを撮ろうとしつつも、失敗ばかりで悔しい思いをしていたため、ここぞとばかりにいきんで、バシャバシャ。上の写真は、その中でも比較的マシな一枚です。

それはさておき、帰宅してモニターで写真を見てから、ようやく気づかされて驚いたことが。赤矢印をつけた右端の、コレ!

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「可撓セグメント」
‥‥と、書いてあるのでしょうか? セグメントのエキスパンションジョイントの位置を、示したものなのでしょう。発進縦坑の構造との継ぎ目を、たわみを許した造りにしてあるのですね。

いや~しかし、何回も通っていて、どうして今まで気づかなかったんだろう? その上今回だって、モニターで見るまで、記憶からもすっぽり抜け落ちていたというあたり。まったく情けなくなります。発進縦坑に意識の大半を吸い取られて、ただでさえ散漫な注意力が、さらに薄められてしまうのかしら。
撮影地点のMapion地図

(26年3月16日撮影)

(『3月16日のお茶の水分水路…3』につづく)

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タグ : 神田川 お茶の水分水路 分水路 シールドマシン発進縦坑

3月16日のお茶の水分水路…1

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3月16日、毎度おなじみの神田川であります。

まだ肌寒いとはいえ、春の兆しが感じられる上天気となれば、観光船に出会う頻度も上がろうというもの。神田ふれあい橋の下流で、さっそく縄定さんの赤いオープン艇と反航、お客さんと手を振り合って別れました。

148002.jpg前後に接近艇がいないことを確認してから、用意しておいたクランプつきライトやランタン(『神田川分水路まつり…1』参照)を、漂泊しつつ手早くセット。久しぶりに、お茶の水分水路をくぐってみようというのです。

準備中に、下流側からいま一隻の観光船が遡上してきました。昌平橋下流に達したところで、観光船に向かって「右へ曲がります」と手ぶりで示した後、大きく手を振ってさよならし、さて、突入。
撮影地点のMapion地図

148003.jpg昌平橋橋詰の急カーブを抜け、下流開鑿区間の直線部分に入り、まずはひと安心。お変わりないようで何よりです。

むう、ちょっとピントが甘いかも。カメラを新しくしてからお茶の水分水路に入るのは、これが初めてなので、少々勝手が違うのにはとまどいました。まあ、暗い中フルオートで片手撮りして、上手く撮れる方がおかしいのですが‥‥。

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148005.jpg見どころの一つ、下流開鑿区間から、一段下がったシールド区間の端面を眺められるここも、残念ながらボケブレのありさま。お見苦しくて恐縮です。左上に浮かんだ、白い小さな玉は何だろう?

怖いので深く考えないことにして、頭上低く迫る円天井を見上げながら、デッドスローでさらに前進。建造物の名前を書いた看板たちは、変わりなく貼りついているかしら。


(26年3月16日撮影)

(『3月16日のお茶の水分水路…2』につづく)

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