古賀オールが新塗装に!

上架は一昨年12月以来、実に一年半ぶり。気をつけてはいたので、以前のようなフジツボみっちりにこそならなかったものの、今年は海苔の当たり年(?)だったようで、ご覧のとおりモコモコのザラザラに。これでは燃費もよくなかろうというものです。

クレーンが空くのを待って下架してもらい、さっそくトライアルを兼ねたお散歩に出航。軽やかな走りぶりを楽しんでくるとしましょう。

●さて、この日のお散歩でいくつか気になったものを、何回かに分けてピックアップしてゆこうと思っていますが、一番に挙げたいのがやはりこちら。
曙北運河に入ってみると、視界内にいつもと違った色味が‥‥。あっ、これはもしかして!

●古賀オールのクレーンが塗り替えられている!
褪色が進んでいた3基のクレーンが、深みのあるブルーに再塗装されていました。依然と異なるのは、脚の基礎、コンクリートの部分も同系色に塗装されていること。裸眼立体視のように、周囲から浮き上がって見えるような気すらするほど、鮮やかで目に沁みますね!

●古賀オールファンとしては苦言を呈するようで恐縮ですが、今回の再塗装で一つ残念なことが‥‥。以前は各工場の妻上部に「古賀」とロゴが大書きされ、中央に円形の社章が誇らしげに掲げられていたのですが、第一・第三工場はなくなり、第二工場も「古賀オール」とロゴのみになってしまったのです。
あの、古風な感じのする社章が大好きだったので、運河上から眺められなくなるのは、寂しいものがありますね‥‥。

●第一・第二工場ヤードクレーンを眺めて。いや~、美しいですなあ‥‥。走行するトロリーも同じく塗り替えられたのでしょう、オレンジが鮮やか。
都内の水路に生き残った数少ない現役クレーン群の一つ、美麗に塗り上げられた姿を、末永く運河畔にそびえさせていただきたいものです。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年7月18日撮影)
(『あのクレーンが‥‥』につづく)

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2月6日の水路風景…1
(『2月6日の行徳可動堰…2』のつづき)

●いったん燃料補給に戻り、再度出航。いくつか見ておきたいものがあって、近場の物件をルーチン的に愛でつつの徘徊。古賀オールの第一・第二工場ヤードクレーンの美しさよ。構造物の美を堪能したいなら、冬の好天下に限りますなあ。

●流れでイグアナ先生にもご挨拶。周辺は大型マンションが立ち並んでいますが、あの中の最上階に居を構えると、イグアナ先生の働きぶりが毎日眺められるのか‥‥と妄想。
キヤさん登場以来、動車化が進み機関車は急速に淘汰されているようですが、この日はディーゼル機が手前にいたのでスナップ。機関車も珍物として扱わなければならない時代になりましたか。

●気になっていたものの一つが、東雲水門の旧セクターゲート径間、操作室や管理棟の撤去の進捗状況。
建物はすでに取り壊しがほとんど終わったようで、水門設備も含めて撤去しているのか、もと径間の向こうに重機の姿が見え、杭打機も。テラスの一部になるのかなあ‥‥。
【撮影地点のMapion地図】
●東雲運河に入ったので、恒例のデッドフルで艇のコンディション測定を。思い切りスロットルを押し込んで飛ばしてみると‥‥。
干潮の流速も手伝ってか、48.5km/h、約26.2kt出ました。一昨年12月以来、およそ1年2カ月上架していないので、まずまずの成績といってよいでしょう。
(令和4年2月6日撮影)
(『2月6日の水路風景…2』につづく)

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●いったん燃料補給に戻り、再度出航。いくつか見ておきたいものがあって、近場の物件をルーチン的に愛でつつの徘徊。古賀オールの第一・第二工場ヤードクレーンの美しさよ。構造物の美を堪能したいなら、冬の好天下に限りますなあ。


キヤさん登場以来、動車化が進み機関車は急速に淘汰されているようですが、この日はディーゼル機が手前にいたのでスナップ。機関車も珍物として扱わなければならない時代になりましたか。

●気になっていたものの一つが、東雲水門の旧セクターゲート径間、操作室や管理棟の撤去の進捗状況。
建物はすでに取り壊しがほとんど終わったようで、水門設備も含めて撤去しているのか、もと径間の向こうに重機の姿が見え、杭打機も。テラスの一部になるのかなあ‥‥。
【撮影地点のMapion地図】

干潮の流速も手伝ってか、48.5km/h、約26.2kt出ました。一昨年12月以来、およそ1年2カ月上架していないので、まずまずの成績といってよいでしょう。
(令和4年2月6日撮影)
(『2月6日の水路風景…2』につづく)

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お花見水路の道々で…1

検査が早く終わったので、せっかくの好天を逃すはずもなく、桜を求めて近場へと繰り出すことに。満開の時期はすでに過ぎたものの、まだ十分楽しめるでしょう。

●曙北運河に入り、砂潮橋から古賀オールをのぞくと、曳船が動いているのがわかりました。今日は平日だし、荷役シーンが見られるぞ、と行き足もおのずと早まろうというもの。お花見の前に、ちょっと引っかかってゆくとしましょう。

●近づいてみたら、おりしも第三工場ヤードクレーンが、バージから巻取鋼板を荷役している真っ最中! いや~、平日っていいなあ(笑)。
前回、3月14日に運航している姿を拝めたのに続き、今回もよい出会いに恵まれるとは。まことにラッキーであります。

●第一・第二工場ヤードクレーンの下には、以前見学のときお邪魔させていただいたバージ、「第七高取丸」がもやっていました。曳船は操舵室側面に「2/三福丸」とあったので、「第2三福丸」と思われます。これから離岸作業にかかるのでしょう。
そういえば、平成30年3月に、僚船「第9三福丸」に出会ったことがありましたっけ。あの日も今回同様、船検が終わってからお花見に出かけたのでした。

写真はその1本で、まだ散り方もさほどではなく、満開といってよい状態。テラスが開放されて以来、釣り人さんの姿も増えてきたので、あまり近づくのははばかられますが、水路のお花見スポットといってよい区間になったわけです。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年3月31日撮影)
(『お花見水路の道々で…2』につづく)

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駆け足お花見水路…1

今や水鳥の一大勢力であるオオバン君も、だいぶまばらになってきました。また寒くなるまで、しばらくお別れだね‥‥。

●曙北運河、古賀オール対岸の桜並木も見事だな‥‥と左に寄せようとしたところ、小型曳船が河道を一杯に使って、転回中なのに目を奪われました。バージの着岸作業をしているんだ!
桜はあっという間に頭の片隅へ追いやられ、久しぶりに見る曳船の実働風景に吸い寄せられるていたらく。右手前のバージの姿勢からして、曳かれてきたもやいをレッコし、惰力で達着する直前なのでしょう。ということは、次に曳船のバウで押すなりして、着岸の補助をするに違いありません。

●曳船は結構な速度で、コマネズミのようにくるん、と回頭すると、着岸中のバージに向かって舵を戻しました。
いや~、古賀オール前で曳船を目にするのは何年ぶりでしょうか。以前はバージの舷側にもやっていたのが、それも止められて久しく、えらく新鮮な感じ。羽ばたくキンクロ君たちもフレームに入って、動きのあるいい雰囲気に撮れました。

●曳船はバージの船首ギリギリに迫ると、ドロロロンと爆音を響かせてゴースターン。
船名は「第9三福丸」、押しつぶしたような、まるでタライのような煙突、倒したマストと、高さを抑えたスタイルが運河で活躍する曳船ならではの雰囲気を醸し出して、実に魅力的です。

目指すはもちろん大横川ですが、平日とあって道々にも期待できそう。胸をふくらませながら、行き足は落とさず続けて前進。
【撮影地点のMapion地図】
(30年3月28日撮影)
(『駆け足お花見水路…2』につづく)

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8月13日の川景色…4
(『8月13日の川景色…3』のつづき)
●こちらの帰り道の落ち穂拾い。たまには、あけぼの水門もちゃんと(何がちゃんとなのかは略)スナップしておこう。「江東5大水門」の一つなのですから。
見通しが悪く、人目も乏しいせいか、東雲水門や辰巳水門に見られるようなスローガンも掲げられておらず、また東京の水門では珍しく、名前がひらがな表記です。格子に覆われてわかりづらいものの、魚のような帆のような、何かをモチーフにした絵柄が描かれている「お絵かき水門」でもあります。

●ここを古賀オールのバージが、手に汗握る思いですり抜けているんだよなあ‥‥。水門をくぐった北側では、鋼管矢板の打ち込み作業中でした。新しい護岸か、テラスでもできるのかしら。

●綾瀬川下流部を通ったとなれば、見逃せない堀切菖蒲水門。最近見学会も催され、多くの参加者があったとのこと。都内の水門の中でも、巻上機室、扉体ともに類を見ない変わり型、維持はその分大変かと思いますが、頑張っていただきたいものです。

●ちょうど陽をさえぎった雲の下で、新イグアナクレーンにご機嫌伺い。
‥‥いや、もう代替わりしてだいぶ経つのですから、「新」は取った方がいいかな。レールをつなぐお仕事がここで続くかぎり、変わらぬ姿で踏ん張っていてほしいもの。

●そして古賀オール、第三工場ヤードクレーン! 都内の運河畔にある荷役設備が数えるほどになった今も、万丈の気を吐くこの揺ぎ無さ! 古賀さんがホームグラウンドである運河地帯に在ってくれることに、ただ感謝のほかありません。
(29年8月13日撮影)
(この項おわり)

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見通しが悪く、人目も乏しいせいか、東雲水門や辰巳水門に見られるようなスローガンも掲げられておらず、また東京の水門では珍しく、名前がひらがな表記です。格子に覆われてわかりづらいものの、魚のような帆のような、何かをモチーフにした絵柄が描かれている「お絵かき水門」でもあります。

●ここを古賀オールのバージが、手に汗握る思いですり抜けているんだよなあ‥‥。水門をくぐった北側では、鋼管矢板の打ち込み作業中でした。新しい護岸か、テラスでもできるのかしら。

●綾瀬川下流部を通ったとなれば、見逃せない堀切菖蒲水門。最近見学会も催され、多くの参加者があったとのこと。都内の水門の中でも、巻上機室、扉体ともに類を見ない変わり型、維持はその分大変かと思いますが、頑張っていただきたいものです。

●ちょうど陽をさえぎった雲の下で、新イグアナクレーンにご機嫌伺い。
‥‥いや、もう代替わりしてだいぶ経つのですから、「新」は取った方がいいかな。レールをつなぐお仕事がここで続くかぎり、変わらぬ姿で踏ん張っていてほしいもの。

●そして古賀オール、第三工場ヤードクレーン! 都内の運河畔にある荷役設備が数えるほどになった今も、万丈の気を吐くこの揺ぎ無さ! 古賀さんがホームグラウンドである運河地帯に在ってくれることに、ただ感謝のほかありません。
(29年8月13日撮影)
(この項おわり)

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