花畑運河
令和2年度川走り納め…8
(『花畑運河の絵葉書』のつづき)●道々、水鳥の姿は見かけたものの、いずれも1~2羽から数羽のレベルで、大きな集団には出会いませんでした。そこへきて鹿骨のあたりまで下ってくると、いきなりヒドリガモの大艦隊(!)がいたのですから、目を奪われました。餌があるのか、環境が良いのかはわかりませんが、護岸沿いに固まっている姿が可愛らしいですね。●新中川とくればやはり外せないのが、明和橋。逆光の中、いかにも鋼橋らし...(2021/01/31 Sun 17:44)
花畑運河の絵葉書
(『令和2年度川走り納め…7』のつづき)●花畑運河の回が終わったばかりで、タイミングが悪くて恐縮です。花畑運河の竣工は昭和6年とされていますが、その竣工間もないころを写したと思しき、写真の絵葉書を入手できたので、ここで紹介させていただきましょう。過去にウェブや書籍で、花畑運河現役時の写真は何度か目にしていますが、絵葉書はこれが初めてです。開けた風景の中、歪みなくパース画のように伸びる、いかにも新開鑿と...(2021/01/29 Fri 19:12)
令和2年度川走り納め…7
(『花畑運河再訪…7』のつづき)●川走り収めということで、帰路は新中川を南下することにしました。分流点を過ぎ、高砂諏訪橋をくぐってから振り返り一枚。まだ雲は多いですが、ときおり日が差して川面を照らしてくれます。●八剱橋(やつるぎばし)は架け替え工事を継続中で、錆色の仮橋は人道橋のみ。中央径間には「航路」の表示が。西岸にはクレーンや台船が見られました。そういえば、平成30年末も新中川を訪ねていたんでしたっ...(2021/01/28 Thu 18:52)
花畑運河再訪…7
(『花畑運河再訪…6』のつづき)●花畑水門を離れて、両岸の釣り人さんに挨拶しながら後進で離脱、適当なところで転回して帰路へ。右写真、富士見歩道橋の低さも改めて。3つの橋はおおむねA.P.+1.4m以下にならないとクリアできないので、仮に花畑水門が開いていても、綾瀬川上流の攻略は時間が限られそう。まあ、大潮の干潮時以外くぐれない、綾瀬新橋よりはマシではありますが‥‥。●恐らく次に訪ねたときは、もう失われているであ...(2021/01/25 Mon 22:55)
花畑運河再訪…6
(『花畑運河再訪…5』のつづき)●雪見橋のテラス区間を出たところで、魚探の感を記録。12年前の通航時と同様で、西に進むほど少しづつ水深が増していることに変わりはありませんでした。これは、六ツ木水門が常時開で、中川との間で水の代謝をしており、わずかづつ中川が運んできた土砂が堆積しているのに対し、花畑水門が常時閉で、開放する時間も月一回程度とわずかであり、また開放した際も、流れは中川から綾瀬川へ向かってい...(2021/01/22 Fri 21:15)
花畑運河再訪…5
(『花畑運河再訪…4』のつづき)●雪見橋のテラスの間に入りました。テラスは南北橋詰から、東西に長く伸びた計4本、延長は東西合わせて約100m。橋詰から緩いスロープ状となり、突端に行くにつれ低めてある形です。護岸は石積みの法面で、テラス区間の河道幅は実質15~6mほどと見られ、法勾配が緩いことをのぞけば、整備事業竣工後の幅に近い感じですね。●雪見橋東側に近づいて。橋台から管路が突き出て、桁側面を金具で架設され...(2021/01/20 Wed 19:08)
花畑運河再訪…4
(『花畑運河再訪…3』のつづき)●富士見歩道橋。鋼製の自転車道も兼用した人道橋ですが、こちらもお変わりなく。この項の初回に紹介した整備事業説明会のPDFで、車道橋への架け替えも検討されていましたよね。頻繁にゆきかう自転車を眺めながら、生活道路として重要な橋であることを実感。人口密度からいえば橋が少ないくらいですから、車道橋化が検討されるのも当然といえましょう。●この看板はまだ新しい感じですが、水面から顔...(2021/01/17 Sun 19:46)
花畑運河再訪…3
(『花畑運河再訪…2』のつづき)●というわけで、舟航にあまりやさしくない(失礼)桜木橋をすり抜け。あいかわらずのフラットぶりですが、頭をフロントグラス上端から出せるだけ、我が艇としては余裕のあるレベル。コンクリートスラブで、裏面にアイやボルトなど出っ張りがない分、まだ気持ち的に楽というものです。●くぐってから振り返って。手すりの外側には花壇を設けてあるなど、地域のメインラインである、葛西用水桜通りを渡...(2021/01/16 Sat 14:50)
花畑運河再訪…2
(『花畑運河再訪…1』のつづき)●くぐる直前にもう一度、ぐっと仰いだ角度で肉薄した一枚を。次に訪れたときは、新樋門となりもうこの姿が拝めないと思えば、違ったアングルからもものしておきたくなるというもの。しかし、樋門あるいは樋管を文字通り解釈すれば、径間はいずれ堤防の土かぶりの下ということになりますよね。護岸もごっそり改築され、マイタゲート跡も失われるんだろうなあ‥‥。●水門を出て広がった、12年ぶりの運河...(2021/01/14 Thu 21:44)
花畑運河再訪…1
(『令和2年度川走り納め…6』のつづき)●さて本日のお題水路、花畑運河です。日中の潮位が高い季節なので、潮時を待って少し道草をしたというわけ。六ツ木水門前の花見橋、手前に白い人道橋が新設されたのですね。付近で竿を握る釣り人さんに「すみません、通らせてください!」と声をかけると、皆さんうなずいてすぐに竿を引いてくれました。ご協力に感謝します。このあたり、頻繁に独行艀が通る舟航河川ならでは、という感じがし...(2021/01/12 Tue 18:17)