水路をゆく・第二運河 28年7~9月のご案内

28_0016.jpg

【ご案内】
水路をゆく・第二運河にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。

画像は、クリックすると別窓・別タブで拡大表示できます(初期のものには、原寸掲載で拡大しないものもあります)。
当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はお断りいたします。
いただいたコメントは、管理人承認後の表示となります。
誹謗中傷が含まれるもの、公序良俗に反するもの、当ブログの趣旨にそぐわないものなど、コメントの内容によっては、管理人の判断で削除させていただく場合があります。悪しからずご了承ください。
各記事と関連のないコメントは、できれば、この「ご案内」のコメント欄にお願いいたします。
お問い合わせなどありましたら、右欄最下段のメールフォーム「船頭に電信を打電」よりお願いいたします。
ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。

当ブログは、Doblog「水路をゆく」の姉妹ブログとして、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」の記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。

【更新履歴】
【9月11日更新】タイトルバック画像を更新しました。砂町運河で出会った、プッシャバージ第三十八共栄丸と、押船第三十七共栄丸です。28年9月10日撮影。
【9月5日更新】タイトルバック画像を更新しました。小名木川、更新工事中の新小名木川水門です。28年7月10日撮影。
【8月19日更新】タイトルバック画像を更新しました。有明西運河から見上げた、レインボーブリッジ・台場側アプローチ区間の桁裏です。28年7月10日撮影。
【7月31日更新】タイトルバック画像を更新しました。天王洲南運河、若潮橋(仮橋)です。28年7月10日撮影。
【7月17日更新】タイトルバック画像を更新しました。阿賀野川、阿賀野川頭首工舟通し(閘門)です。28年5月29日撮影。
【7月9日】お知らせが遅くなり恐縮です。JFN加盟局のラジオ番組「山田五郎と中川翔子の『リミックスZ』」に、2週に渡り出演させていただいております(東京以外はすでに放送済みのところあり)。FM東京は来週7月12日、再来週19日の1:30~1:55に放送予定です。

9月10日の日本橋川・神田川…3

(『9月10日の日本橋川・神田川…2』のつづき)

195036.jpg神田川に入ってやはり目を奪われるのは、水道橋~お茶の水橋間の南側護岸、国電の線路敷を支える擁壁の補強工事。

何層も重ねられた手すり付きの足場が、見渡すかぎりズラリの光景も圧巻ですが、足場を透かして、新しいコンクリートの肌が見られるようになり、工事の進捗が実感できました。緑濃い対岸とは対照的に、白く輝く壁面が姿を現わすのも、もう間もなくでしょう。


195037.jpg

195038.jpg堀割区間のS字屈曲を抜け、お茶の水橋が正面に迫ってくると、河道中央に黒々とそびえ立つ、錆色の巨大足場が見えてきました。

従前からの工事も佳境に入ったのみならず、聖橋の補強工事も始まって、河上は前にも増して仮設構造物が交錯し、御茶ノ水駅界隈のまあ賑やか(?)なこと。巨大足場があるせいで、ここからでは聖橋の様子はうかがい知れません。

195039.jpg
むう、逆光でゴーストまみれ。おなじみ「ヒロセ プレガーダー」の上にも詰所がぎっしりで、上流側からではほとんど聖橋が見えませなんだ。

195040.jpg
「ヒロセ プレガーダー」をくぐり、ほぼ真下から仰いで何とか一枚。パネルで覆われ、巨大な箱となった聖橋! 街中ということで採られた工法と思いますが、ここまできれいに「包んで」しまった例は、他にどれくらいあるのでしょう。
撮影地点のMapion地図

(28年9月10日撮影)

(『9月10日の日本橋川・神田川…4』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 神田川

9月10日の日本橋川・神田川…2

(『9月10日の日本橋川・神田川…1』のつづき)

195031.jpg少し進むと、テンダーを一隻従えた台船が錨泊していました。発電機に「高速道路の点検を行っています」との看板が、高所作業機のジブには「首都高点検中」と大書きした幕が巻かれ、通航船へのアピールも怠りありません。

ふと、「これが道路上の高架だったら、夜間のみの作業で機材もそのたび撤収し、交通整理とか結構な手間がかかるなあ」と思いました。

道路交通を阻害せず、休みの日もこうして機材を置いたままにしておける‥‥。考えようによっては、河上を走る高架道路ならではの長所かも知れませんね。

195032.jpg気になっていた工事の一つ、常磐橋の撤去現場に到着。右の写真は西詰、常磐橋公園側を見たもので、特徴ある橋台もすっかり姿を消し、黒い土嚢と鋼矢板が目立つばかりです。

銀色のシートで覆われた部分は、石組みを撤去した後の、いわば橋台の中身の土盛りでしょうか。


195033.jpg
橋脚の部分も、楔形にとがらせた鋼矢板で囲われ、中から伸びたホースで排水されています。

橋の本体が取り去られた後も、基礎の撤去と調査は続いているはずですから、鋼矢板囲いの中をのぞき込みたくてたまらなくなるものが。松杭の基礎とかが出てきているのかなあ‥‥。

195034.jpg
右(東側)径間をくぐって、上流側から。足場の制限高はA.P.+4.1m、高潮位だと、ハードトップでちょっと高さのある艇では、難しい寸法ではあります。

解体調査現場の見学会も催されているようですが、詳しい調査結果がまとめられたら、ぜひ記事として公表していただきたいものです。

195035.jpg
も少し遡上して、神田橋ジャンクションの真下から見上げてみたら、おほ、日本の高架の間からのぞける青空、なかなかどうして格好よく、ちょっと爽快な眺め。

ここしばらく、晴れ間が珍しく思えるほど雨が多かったですから、側溝からオーバーフローする分の合流も、例年にくらべて桁違いに多いのでしょう、水面のコンディションは今一つ。得がたい青空を高架下から仰ぎつつ、馴染みの道のお散歩を続けます。
撮影地点のMapion地図

(28年9月10日撮影)

(『9月10日の日本橋川・神田川…3』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 日本橋川 高架下水路 常磐橋 台船

9月10日の日本橋川・神田川…1

(『9月10日の軍艦…3』のつづき)

195026.jpg豊洲大橋北詰をチラリと。街灯、青看板、防音壁と路上の設備もすっかり揃って、この角度から見るかぎり、すでに供用されていてもおかしくない雰囲気です。

本橋架設に出動した、巨大クレーン船「富士」の威容に圧倒されて(過去ログ『春海運河スペクタクル…3』参照)早や8年‥‥。さまざまなことが支障して、なかなか供用に至らないのは残念ですが、せっかくの立派な長大橋、せめて開通後は、大いに利用されることを祈りたいものです。

195027.jpg
‥‥さて、毎度おなじみ日本橋川です。ご無沙汰しているうちに、注目の工事がいくつか進捗していることもあり、今でなければ見られない川景色を拝んでおこうと、日本橋川~神田川の周回コースを選んだのでした。

まだ早い時間のこととて、船溜も川面も静まり返っています。豊海橋の風格ある銘板を仰ぎつつ、ぐっと減速。

195028.jpg
日本橋水門もお変わりなく。ビルと首都高に囲まれた淡いグレーの扉体、空まで曇りがちで白っぽいと、まさに保護色。

195029.jpg

195030.jpg日中なら、観光船の下航を避けるため、右寄りの低い高架下を進む江戸橋ジャンクションも、河道中央から見上げて楽しめる朝の贅。

日本橋をくぐったところで、高架橋脚に巻きつけられたオレンジ地に赤字の注意書きが。「この先台船作業中 徐行願います」。おや、何の工事かしら?
撮影地点のMapion地図

(28年9月10日撮影)

(『9月10日の日本橋川・神田川…2』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 春海運河 日本橋川 高架下水路 日本橋水門

9月10日の軍艦…3

(『9月10日の軍艦…2』のつづき)

195021.jpg艦橋構造物の側面に掲げられていたエンブレムをアップで。潜水服らしい輪郭で囲んだ中に、半島の地図と補給艦、それぞれのイラストを配したデザイン。

さて、どんな意味なのでしょう。単なる艦の紋章にしては、潜水服が謎ですね。潜水作業員の母艦も兼ねているとか、本艦乗り組みの潜水士が、演習か技能大会か何かで賞を取ったとか、そのあたりではと想像していますが‥‥。

195022.jpg
艦橋構造物周り。ドライカーゴ用のポスト、装載艇、後部連装機銃と拾ってゆくのは楽しいもの。戦闘艦と違って、マスト周りはごくあっさりとしています。

195023.jpg艦尾、飛行甲板まで来たら、ハンドレールの近くでこちらを見ていた乗り組みさん二人が、笑って手を振ってくれました! こちらからも手を振りかえして応えます。

そういえば、甲板上を歩いている人たち、事業服でなく私服の人が多いですね。皆さん上陸(外出)をひかえているのでしょう、動きもウキウキ、そわそわした感じで、嬉しそうな空気が発散されていました。手を振ってくれた二人も、ご機嫌だったに違いありません。

195024.jpg

195025.jpgそして艦尾側から。両艦とも歓迎の横断幕を掲げているところを見ると、一般公開もされるようですね。「チョンジ」の艦尾近くの舷側、波の力が特にかかるところなのか、いわゆる「痩せ馬」が目立ちます。乾舷も低いので、外洋での補給作業はご苦労が多そうですね。

外国軍艦がたびたび拝めるのも、春海運河のよいところですが、今回は早い時間に訪ねられたせいか、護衛艦の朝礼風景や、一転してリラックスムードの韓国艦と、対照的な乗り組みさんの表情を味わえて、得をしたような気分になったものでした。

(28年9月10日撮影)

(『9月10日の日本橋川・神田川…1』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 春海運河 軍艦

9月10日の軍艦…2

(『9月10日の軍艦…1』のつづき)

195016.jpg
艦尾、飛行甲板の横まで来てみると、艦旗掲揚には間に合わなかったものの、乗り組みの皆さんが整列しており、朝礼中のシーンを見ることができました。

おりしも艦旗が風にひるがえり、皆さんが背筋を伸ばして訓示に聞き入っている姿とあいまって、いかにもフネの一日が始まるといった風な、凛とした空気が感じられたものです。

195017.jpg
さて、今回のお客様は韓国海軍の練習艦隊、奥のハルナンバー975は駆逐艦「チュムゴン・イスンシン」(忠武公李舜臣)、手前のハルナンバー57は補給艦「チョンジ」(天地)。ウラジヴォストーク、グァム、ハワイなどを巡る遠洋航海の途上、最初の寄港地として東京に立ち寄ったとのこと。

韓国練習艦隊には、20年9月5日(過去ログ『9月5日の春海運河』)にも出会いましたが、補給艦は同じ「チョンジ」だったものの、駆逐艦は「テジョヨン」(大祚栄)でした。繋留の仕方も8年前と同様、「チョンジ」を外側に横抱きにして、「チュムゴン・イスンシン」がよく見えません。

195018.jpg雲もまだ切れないし、光線もいま一つでしたが、ディテールを堪能しようと少し接近。「チョンジ」のデッキクレーン越しに、「チュムゴン・イスンシン」の艦橋構造物が見えます。

四角錐型のマストが、海自の同系のものとくらべて軽快な感じで、なかなかスマート。8年前、同クラスの「テジョヨン」でも目にして度肝を抜かれましたが、航海艦橋のトップにRAMランチャーがあるのが何というか、強烈な印象です。

195019.jpg

195020.jpg「チョンジ」の連装機銃に惹かれるものがあって、ズームでたぐり寄せてみました。実効はともかくやはり軍艦、特に外野から見ると、 砲熕兵器が筒先をもたげていることの安心感ったらありません(笑)。

補給艦の要といえば、やはり給油のためのポスト。ホースを下げたこの2本は1番と2番で、後ろの3番と4番は油でなく、ドライカーゴ用だとか。甲板上では、迷彩ズボンをはいた乗り組みさん2人が作業中でした。

(28年9月10日撮影)

(『9月10日の軍艦…3』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 春海運河 護衛艦 軍艦

9月10日の軍艦…1

(『東雲水門、なお工事中』のつづき)

195011.jpg例によって、旧防波堤のある区間ではすっ飛ばそう‥‥とスロットルを倒しかけたら、行会い船が視界に入ってきました。原速で流しつつ近づくのを待っていると、通船のようです。

しかし、ずいぶん旧防波堤に寄せていますね。眺めていたら、遠目にも恰幅のよさそうな乗り組みさんが、棹を抱えて船首に出てきて、赤旗を広げ始めました。東雲水門の警戒船任務に就く船かもしれません。

195012.jpg通船をやり過ごして、心置きなくデッドフルで快走し、豊洲の先を回り込んで春海運河へ。韓国練習艦隊が来航していると聞いて、ホストシップの護衛艦と一緒に鑑賞できるチャンスと、はせ参じたわけであります。

おお、いるいる! 客船ターミナルの横に護衛艦、その奥に韓国の駆逐艦と補給艦がメザシ繋留で。後ろには海技教育機構(旧航海訓練所)の帆船もおりと、晴海埠頭はてんこ盛り状態です!


195013.jpg
まずは先頭の護衛艦「おおなみ」から。ネームシップの「たかなみ」は、昨年6月7日にこの場所で会いましたっけ。あいにく雲が多いものの、水面は穏やかでゆっくり眺められそう。

近づいて少し行き足をゆるめたところで、「ターン、ターン、タンタンターン」とラッパの音色が聞こえてきました。艦旗掲揚のセレモニーをしているんだ! 曲に合わせて旭日旗を掲げるシーンが見たくて、泡を食ってスロットルを倒したものの、上の写真を撮ったあたりで曲が終わってしまいました。残念!

195014.jpg
気をとりなおして、美しいカーブを描く艦首と、ぐっと仰角をかけた5インチ砲の魅力あふれるラインを堪能。何度眺めてもよいものですじゃ。

195015.jpg
艦橋周りに目を移すと、航海艦橋窓下の後付けされた防弾板、ウィング下に見える機銃座の防楯と、海賊対処行動部隊の参加艦ならではの装備が。

舷側の塗装、ちょっとまだらになっているのが目立ちますが、乗組みの方が自ら、まめに手入れをされている場面が想像されて、かえって好ましく思えたものです。
撮影地点のMapion地図

(28年9月10日撮影)

(『9月10日の軍艦…2』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 東雲運河 春海運河 通船 護衛艦 軍艦