FC2ブログ

水路をゆく・第二運河 令和3年7~9月のご案内

33_0010.jpg

【ご案内】
水路をゆく・第二運河にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪(ろ)がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。

当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はお断りいたします。
コメントが減少したため、コメント欄は三年前より閉じさせていただきました。悪しからずご了承ください。
なお、過去の記事にいただいたコメントは、管理人承認後の表示となります。また、誹謗中傷が含まれるもの、公序良俗に反するもの、当ブログの趣旨にそぐわないものなど、コメントの内容によっては、管理人の判断で予告なく削除させていただく場合があります。悪しからずご了承ください。
ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
画像は、クリックすると別窓・別タブで拡大表示できます(初期のものの中には、原寸掲載で拡大しないものもあります)。
本文中のリンクは、ここ最近のものは原則、ブログ内記事が現窓表示、外部サイト(『水路をゆく 過去ログ』を含む)が別窓・別タブ表示です。初期の記事には、すべて別窓表示のリンクが残っています。
記事検索の仕方‥‥【1】右欄「ブログ内検索」に好みの文言を入力して検索ボタンを押すと、左側に当該文言を本文に含んだ記事のリンク集が表示されます。【2】右欄「水運趣味タグ」の「全表示」をクリックした後、Ctrl+Fで河川名・水門名などを入力し、反転したタグをクリックすると、左欄にタグのついた記事が表示されます。
お問い合わせなどありましたら、右欄最下段のメールフォーム「船頭に電信を打電」よりお願いいたします。
【メールフォームよりメールをくださった皆様へ】頂戴したメールはすべて目を通しておりますが、都合により、お急ぎのご用がある方以外、原則返信はしておりません。またそのほかの理由でも、返信の可否は管理人にお任せください。大変恐縮ですが、悪しからずご了承いただければ幸いです。

当ブログは、ブログサービス「Doblog」にて作成していた、「水路をゆく」の姉妹ブログとして、平成20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、平成21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、サービス終了に伴い、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」に掲載していた記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。

【タイトル画像ほかの更新履歴】
【9月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川、言問橋上流から見たブルーインパルスの展示飛行(パラリンピック開会式予行)です。令和3年8月22日撮影。
【8月2日更新】タイトルバック画像を更新しました。東京港、第二航路を出て南下する、五輪警備の巡視船「きたかみ」です。令和3年7月22日撮影。
【7月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。台東区、隅田公園テラスから見た水辺ライン水上バス「こすもす」です。令和3年6月18日撮影。

9月20日の墨田川造船…2

(『9月20日の墨田川造船…1』のつづき)

272006.jpg
この日の終盤近く、墨田川造船本社前にも寄ってみました。前回、8月に艤装中の姿を見た、巡視艇の進捗はどうでしょうか。

「はかぜ」、生地だった甲板室も塗装され、マストも立ち上がり完成も間近といった感じですね。奥には同型艇でしょう、前回は建屋の中で組立中だった一隻が進水し、こちらも艤装が進んでいました。

272007.jpg

272008.jpgこの日は月曜の休日とはいえ、墨田川造船は出社日だったようで、2隻の上にも作業されている人影が見られました。お邪魔にならないよう、遠巻きに最微速でそおっと拝見。同型艇は、ハルナンバーも続き番のCL201「ひめぎく」でした。

オーニング付きの桟橋には、同社製の作業艇「skyblue」の姿も。走っているところ、一度見てみたいですねえ。

272009.jpg

272010.jpg建屋のシャッターも開いていたので、中をのぞいてみると‥‥おお、2隻が建造中ですね。こちらも同型艇でしょうか、続々と生み出されるマスプロ感(?)がたまりません。

右の艇、トランサムの抜き文字がすでに貼り付けられていますが、生地のままなのではっきり読み取れません。アップにすると‥‥う~ん、「いせかぜ」かな? ともあれ、休日にもかかわらず作業に当たられている方々、お疲れさまです。どうかご安全に。


(令和3年9月20日撮影)

(『9月20日のフネブネ…1』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 東雲北運河 巡視艇 墨田川造船

9月20日の墨田川造船…1

272001.jpg9月20日はようやくの秋晴れを得て、艇の健康維持を兼ね近場回りをしてきました。道々のことは後ほど、先に船影から紹介させていただきましょう。

墨田川造船辰巳の様子はと、曙運河を出て右手を見ると‥‥おや、巡視船が一隻横付けしていますね。浮きドックの中には、先日存在に気づいたオーニングが張られ、下で作業員の方が休憩中。詰所付きの桟橋が修理中なのか姿を消しているので、作業に当たられる方もご苦労が少なくないことでしょう。

272002.jpg
巡視船は「みかづき」でした。点検なのか、お早い里帰りでと声をかけてあげたくなるほど。ここで出会うのは今年の2月以来です。

もう一隻は消防艇、おなじみ臨港消防署の「すみだ」ですね。入渠に訪れたのでしょうか、こちらで出会うのは初めてです。

272003.jpg
珍しいことで‥‥と、「すみだ」に近づいてみたら‥‥いや、「すみだ」じゃない! 操舵室と船尾舷側に「かすみ」と書かれているじゃないですか!

よく見れば、船尾近くのフェンダーがあるあたり、「東京消防庁」とロゴが入っていたのが、船体色で塗りつぶされていますね。う~ん、もう「すみだ」ではなくなってしまったのか‥‥。

272004.jpg
引退した消防艇が、民間や他の水上消防署に移籍する話は耳にしましたから、「すみだ」もいよいよ臨港署を勇退し、第二の人生を歩むということなのでしょう。

そうなると、この場所での「みかづき」とのツーショットも貴重なものになると、少し距離を取って記念に一枚。

272005.jpg
離れる前にもう一枚、いいお顔をものして。放水塔を一本高々と掲げた、小ぶりながらシンプルかつスマートな船影を見るのも、これが最後と思うと寂しくなりますね。

「すみだ」、平成12年以来長らくの湾奥の護り、本当にお疲れさまでした。次の任地でも元気で活躍されることを祈っています。

(令和3年9月20日撮影)

(『9月20日の墨田川造船…2』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 巡視船 消防艇 墨田川造船

日本橋川ちょい散歩…6

(『日本橋川ちょい散歩…5』のつづき)

271026.jpg

271027.jpg親柱と袖高欄。江戸期の木製桁橋に見られる擬宝珠をいただいた柱でなく、どこか厨子を思わせるような石造りの柱は、竣工当時さぞ斬新な意匠に映ったのではないでしょうか。

親柱には向かって右が橋名、左に建立年月が刻まれていますが、ここにも“埋め木”状の補修が見られました。文字の刻まれた面を含んでいただけに、復元にはご苦労が少なくなかったことでしょう。

271028.jpg渡った先、常盤橋門跡の公園は、いまだ工事が続いており、フェンスに囲まれたアスファルト舗装の広場があるのみ。

史跡である常盤橋門跡と、今をときめく(?)渋沢栄一像を擁する公園ですから、周辺の再開発と併せ整備されて再公開されるものと思いますが、復元された常磐橋とともに、かつてを思い起こさせる空間になるといいですね。


271029.jpg
西詰から上流側を眺めて。かつてとの大きな違いは、高欄の柱が白く復元されたことで、河上から仰いでも非常に目立つこと。

本体とのコントラストが美しく、日本銀行との調和を意識したとおぼしきデザインと、竣工当初のモダンな雰囲気の片鱗を見たような気がしたものでした。

271030.jpg
高欄にもたれて川面を眺めながら一息ついていたら、おなじみエスエスNANO1がお客さんを乗せて遡上してきました。おお、Zen船長が舵を取っておられますね。

日本橋発の短距離コースなのか、常磐橋に鼻先を突っ込んでアーチの裏側を愛でた後、転回して戻ってゆきました。船長は私が橋詰にいたのを見て驚かれた様子でしたが、ニコニコしながら手を振ってくださいました。ありがとうございました。

(令和3年9月12日撮影)

(この項おわり)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 日本橋川 常磐橋

日本橋川ちょい散歩…5

(『日本橋川ちょい散歩…4』のつづき)

271021.jpg橋詰の片割れであるこちらも、一段下げてテラス化され、鋼桁の桟道が護岸上にそのまま伸びていた船着場の入口も短縮されてテラスに接続、かつてよりだいぶソフトでまとまった外観に。

‥‥まあ、設置されたときからこの名前で、変更も手間だし致し方ないとは思いますが、入口が常磐橋の橋詰テラスで、ここまで整備されたとなると‥‥やはり、抵抗感がないといえばウソになりますねえ(下写真)。

271022.jpg

271023.jpg橋の上に戻りましょう。車道部分(現在は人道橋ですが、かつてのね)の路面の石材、かつてはまだらでしたが、同質の石を新たに調達したか、歩道上にあったのを入れ替えたかで、揃えられたようですね。

目を凝らすと、元からあったものを洗浄した材と、新しく組み込まれた材の質感の差が感じられます。遠目には、ほとんど目立たないくらいの仕上がりですが。


271024.jpg
復元工事中からしつこく言及していた、上流側の水切りを橋上からのぞき込んで。下流側のそれは原形を失いながらも残存していたものの、ここ上流側は完全に亡失しており、古写真のとおり修復されると知ったときは、そりゃもう嬉しかったものです。

さて、どんな印象かしら‥‥‥‥う~ん、鼻!
上から見ると、思い切り人の鼻っぽいですよこのカタチ。


いや、鼻だけでなく、眼窩のないのっぺらぼうな顔面にも見えるような‥‥。見事な曲面を描く造形は生き物じみていて、角度によっては強烈なオーラを放つ好例であります。

271025.jpg
西詰に立って橋上全体を。東詰は石段で少し降りる形でしたが、こちらは公園まで滑らかに接続しています。

洗浄された大理石の八角柱、白く輝いて美しいですね。あれ、袖高欄の壁面、すでに剥離しているところが何ヶ所かありますが‥‥これも復元の一環なのでしょうか? 剥がれた部分の壁面を見ると、表面がわざと荒らしてあるようなので、モルタル塗りを食いつきやすくするための処理だと思うのですが、さて、どうなのでしょう。
撮影地点のMapion地図

(令和3年9月12日撮影)

(『日本橋川ちょい散歩…6』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 常磐橋 日本橋川

日本橋川ちょい散歩…4

(『日本橋川ちょい散歩…3』のつづき)

271016.jpg
常磐橋東詰に着きました。供用前に何度か訪れたことはありますが、フェンスのない状態で橋上の路面を目にするのは、これが初めてです。

ああ、美しく磨き上げられ、修復された石材の色味が目に快い‥‥。欠けた部分を補充もされたようですので、平成18年(過去ログ『日本橋川落ち穂ひろい…4』参照)に渡ったときとだいぶ違いがありますが、検証はなされた上のことでしょう。最初に目についた以前との違いは、歩道の縁石がもっと出っ張っていて、断面が四角かったことですが、現在の方がより原形に近いということでしょうか。

271017.jpgちょっと戻って‥‥。艇で通るたび気にしていた、橋詰に新たに設けられた例の小さなテラスですが、このように柵がされていて、まだ公開されていませんでした。ううん、残念。

今回こそあそこに降り立てると、楽しみにしていたのですが‥‥。もう完成しているはずなのに、なぜでしょうか?


271018.jpg
水上から見ても、こうして歩道から見下ろしても、何とも不思議な雰囲気。以前も想像したように、マンホールから降りた地下の様子を再現しているようにも見えますが、その筋のファンでなければ、何か説明版がないと意図が伝わりにくそうですよね。

271019.jpg
橋上の歩道に立って。いいですねえ、石の質感が靴を通して沁み通ってくるようで。縁石は以前と違って、丸みを帯びた背の低いものになったのですね。

表面をよく見ると、剥離した部分の補修痕でしょうか、面一ながら色が変わっているところがありますね。どこか和船や木造家屋に見られる“埋め木”を連想させて、面白く思ったものでした。

271020.jpg古い橋となれば、高欄を撫でて感触を楽しみながら歩を進めたいもの。‥‥と、ザラッと引っかかりがあったので、目を向けてみると、あらら。

もう錆が出てしまいましたか‥‥。本物をクリーニングして塗り替えた(かどうかは知りませんが)のなら、致し方ありませんが、手が直接触れるところですから、せめて防錆や塗料への工夫はほしいところでしたね。
撮影地点のMapion地図

(令和3年9月12日撮影)

(『日本橋川ちょい散歩…5』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 日本橋川 常磐橋

日本橋川ちょい散歩…3

(『日本橋川ちょい散歩…2』のつづき)

271011.jpg
竜閑さくら橋を橋詰広場から見て。周囲は小公園として整備され、左手にはエレベーターも備えられてと、再開発の一環として建造されただけあり、行き届いた雰囲気。デザインはシンプルですが、親柱もちゃんとあるんですね。

271012.jpg
階段を踏んで橋上へ。人道橋とはいえ幅員はたっぷりで、高欄にもたれて川面や列車を眺めている人が少しばかりいても、まったく通行をさまたげない広さ。

しかも隣接する線路は、天下の東京駅にほど近い場所と来ていますから、引きも切らないという表現が生ぬるく思えるほど、頻繁に列車が行きかう都大路。乗りものがお好きな向きなら、退屈しないでしょう。

271013.jpg
おなじみ、JR新常盤橋(外濠アーチ橋)の動輪エンブレムをスナップ。この橋ができたら、正面からゆっくり鑑賞できそうと以前書きましたが、それが実現したわけであります。ちょっと見下ろす形になるので、後付けのI 形鋼に上端がほんの少し隠れてしまうのですね。

水面から限定の、いわばレアな眺めではなくなってしまったものの、多くの人の目に触れて存在を知られ、数少ない大正期の橋として親しまれてほしいものです。

271014.jpg竜閑さくら橋を離れて、ふたたび下流へ前進。レンガの高架に架かる鋼鈑桁をくぐりつつ見上げると、こんな塗装表記が。

「龍閑橋架道橋」‥‥古豪鋼橋だけでなく、新しい橋にまですでに消え去って久しい水路名が残されているあたり、ファンとしてはじわじわと嬉しさがこみ上げてくるものがあるわけで。


271015.jpgぱらつく小雨を高架下に避けようと、新常盤橋(道路橋の方ね)の橋上へ。下流側、常磐橋を望んで一枚スナップ。

実は常磐橋、あれだけ騒いでおきながら、復元竣工してからまだ渡ったことがなかったのです。今回のお散歩は半ば、それを目的に出てきたようなもの。どんな表情を見せてくれるのか、楽しみです。
撮影地点のMapion地図

(令和3年9月12日撮影)

(『日本橋川ちょい散歩…4』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 日本橋川