水路をゆく・第二運河 22年1〜3月のご案内



水路をゆく・第二運河にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、全線ご紹介を目指しています。

【ご案内】
ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
小さい画像は、クリックすると別窓で拡大表示できます。
当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はご遠慮ください。
各記事と関連のないコメントは、できれば、この「ご案内」のコメント欄にお願いいたします。
いただいたコメントは、承認後の表示となります。

当ブログは、Doblog「水路をゆく」の姉妹編として、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」の記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に順次移設しています。

【更新履歴】
【2月7日更新】タイトルバック画像を更新しました。高浜運河目黒川水門です。21年12月13日撮影。
【2月6日】水路をゆく 過去ログ」を更新しました。
【1月31日更新】タイトルバック画像を更新しました。水郷十六島、大割閘門です。22年1月2日撮影。
【1月25日】水路をゆく 過去ログ」を更新しました。
【1月24日更新】貞山運河事典」、「すぎちゃん. 【 みんカラ 】 ブログ」、「船乗りさんのブログ」をリンク集に追加させていただきました。
【1月24日更新】タイトルバック画像を更新しました。海老取運河、首都高羽田線の羽田可動橋です。21年12月13日撮影。
【1月15日更新】タイトルバック画像を更新しました。東京港、晴海沖から見た独航艀と、航海訓練所の練習船・銀河丸です。21年12月13日撮影。
【1月10日】水路をゆく 過去ログ」を更新しました。
【1月8日更新】タイトルバック画像を更新しました。豊洲運河、豊洲水門の扉体です。22年1月3日撮影。
【1月6日更新】オークランドの閘門つきマリーナ」に追記しました。
【1月4日】水路をゆく 過去ログ」を更新しました。
【1月2日更新】タイトルバック画像を更新しました。千葉県香取市、水郷十六島、撤去工事中の扇島閘門(跡)です。22年1月2日撮影。昨年7月20日撮影のタイトルが、最後の姿となってしまいました…。
【1月1日】あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

旧水上警察署が微妙にやる気がない(?)件

京浜運河の北口にあって、警備艇隊を擁し東京の水上を護る、旧水上警察署。ご存知のように旧水上署は、20年3月30日をもって湾岸警察署に統合され、現在この建物は、湾岸署別館と呼ばれています。

運河の船溜に各クラスの警備艇をずらりと並べて、庁舎の水際には修繕用船台も設けられているここは、通るたびに意識が吸い寄せられる場所でもあるのですが、今回は別の意味で…まあ、ちょっと失礼ではありますが、軽く脱力させられたモノを発見してしまいました。

20156.jpg
湾岸署となって早や2年目にならんとする今、ご覧のとおり、いまだに看板は水上署のままなのはいいとして(よくはないか?)、中途半端に貼ったガムテープが、ほとんどはがれてしまっているあたり…。

20157.jpg
ちなみにこれが、20年4月27日の状態。
旧ブログでも紹介したように、その中途半端な隠し方に、かえって興味を惹かれてしまい、首をひねりつつも苦笑したものです。
なぜ、全部隠すのではなく「東京水」だけ残したのかしら?
そしてなぜ、2年近く経って、しかもガムテープがはがれても放置されているのか?

まあ、不急のものに予算を使わない、と考えれば、あるいは評価に値するのかもしれませんが…。やはり、警察の威厳というものもありましょうから、素人目に見ても、看板はキチンとした方がよいのではと、愚考する次第であります。はい。

20158.jpg
いろいろとギモンを覚えつつも、庁舎前の桟橋にもやう、湾岸署のフラッグシップ「ふじ」がカッコいいので許してしまおう(偉そうだ)。

29総t、全長21.8m、警備艇の中では最大で、東京の島嶼部にも出動できる航洋性能があるとのこと。前後を斜めにそぎ落とし、その上にフライブリッジを重ねた、ピラミッド形の上部構造はなかなか個性的で、上回りがカサ高になってしまいがちなこのクラスの艇としては、群を抜くスマートさに思えます。
撮影地点のMapion地図

ちなみに、どうでもいい豆知識ですが、旧水上署、昭和初期のほんの一時期、旧海軍から移管された、もと駆逐艦(!)「有明」を、東京港取締船として運用していたことがありました。

駆逐艦と言っても、最近の何千tもあるようなものではなく、日露戦争時に竣工したものですから、常備排水量こそ375tと小型でしたが、やはり警察の船としては大きすぎたようで、昭和2年に就役後、わずか1年でお役ご免となったそうです。

参考文献:月刊「世界の艦船」2008年11月号

(21年12月13日撮影)

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タグ : 京浜運河 湾岸警察署 警備艇

橋の裏側…5

昨年12月13日に撮った、橋の裏側をご覧に入れます。
う〜ん、改めて見ると、ボケボケなものばかり…。申しわけないです。

20151.jpg新芝運河、竹芝橋。

「落橋防止装置」?の太い鎖が、橋台と桁を結んでずらりとぶら下がり、物々しい感じも。
ハト君たちの、格好の止まり木になりそうでもあります。



20152.jpg同じく新芝運河、新芝橋。

こちらの鎖は、ご丁寧に下半分をゴム管被覆されています。竹芝橋より、橋脚のある分水路幅が狭まっているため、通航船に対して気を遣ってくれたのでしょうか。
橋脚の向こうは、テラスに続く歩道のようで、窓から明かりが漏れていました。

20153.jpg新芝運河、藻塩橋。

暖色系の橋は、裏側を撮ってもキレイで、楽しいものです。





20154.jpg高浜西運河、気になる「喰われるトラス」の芝浦橋。

やはりこうして見ると、二本の高架桁をも支えているだけあって、支承も幅広で頑丈そうです。橋台の隅に下げられた鉄板のフェンダー(?)、ここもなぜか放置状態。



20155.jpg
最後は…おっと失礼、これは橋の裏側ではありませんでした。
目黒川水門の裏側、もとい、何と言えばいいんでしょう? とにかく、例の鯨が描かれた扉体を、真下から見上げてみたところです。

つるつるの美しい肌を見ていると、ただ塗り替えただけでなく、錆落しと下地処理を行なったうえで、丁寧に仕上げられたことが実感できますね。

(21年12月13日撮影)

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タグ : 新芝運河 高浜西運河 高浜運河

Doblog障害から一年

水路をゆく最終状態03ふと気づいてみれば、Doblog突然の障害発生が昨年の2月8日。もう、早や一年が経ったのですね。

わずか一年ながら、Doblogが元気だったあのころが、はるかな遠い昔のことのように思えます。

Doblogについて、さまざまなご意見があるのは承知していますが、少なくとも私にとっては、単純明快で使いやすい、よいブログサービスだったと思っています。

一時期、雑誌に記事を書いたりしていた目から見ると、レイアウトの雰囲気がどこか、紙のそれに近いように感じられたこと、また参加されていた皆さんも親切な方が多く、初心者の私に手取り足取りカスタマイズを伝授いただいたりと、まさに「Doblog村」と呼ばれるにふさわしい、温かみのあるところなどが、特に好ましく思えたものでした。

まあ、懐かしんでも消えたものは戻ってこないので、引き続き過去ログへの移設に、精を出したいとは思っているのですが…。
こちらはようやく先週末、19年度いっぱいの移設にこぎつけたという、情けないレベル。昨年5月末の「どぶろぐ写経」のコメント欄で、「このペースで行くと、年内くらいの納経を目指せれば御の字かと」などと吹いているのが、恥ずかしくなるほどのていたらく。

まだまだ納経、解脱への道ははるけき彼方。銚子に向かう利根川高瀬舟に例えるなら、江戸川の遡上をようやく終え、関宿に差しかかったくらいの航程でしょうか。


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東京スカイツリーが見えた!

(『羽田可動橋の表情』のつづき)

20146.jpg
砂町運河北岸に連なる、工場の屋根の上からニョキリと、頭にクレーンをいただいた何かが突き出るようになったのは、いつごろからだったでしょうか。
それが、工事中の新東京タワー、「東京スカイツリー」だとわかるまで、少々時間がかかりました。ずいぶん遠くからも見えるのですね。

北十間川沿いに建っていることだし、艇からもよく見えるだろうと、羽田船溜群探訪の帰り、隅田川を遡って寄り道してみることにしました。

20147.jpgおなじみ源森川水門の前に到着すると、すでに首都高と水門とのすき間から、圧倒的な質量を感じさせるソレが、顔をのぞかせています。

時刻はお昼を過ぎたころ、頭上はふたたび厚い雲がかぶさってきて、夕方のような暗さに。カメラの設定を換えないまま撮ったので、以下、残念ながらだいぶ暗く写ってしまいました。(北十間川西側については、『「源森川」に道草…1』ほか参照)

20148.jpg水門をくぐって、枕橋の西から見たところ。首都高の間からのぞくより、小さく見えるのが何だか不思議。

私、こういう形の塔を見ると、一発で昔の米戦艦についていた「籠マスト」を連想してしまうんです。籠マストとは、神戸にあるポートタワー、あれの小さいのが信号旗のヤードや見張所を取り付けて、船に立っていると思えばよいでしょう。一見したところ、スカイツリーはそれとは違って、トラスっぽい構造に思えますが、円筒形に籠状の塔を組み上げてゆくさまは、やはり籠マストを思い出させます。

20149.jpgさらに接近、源森橋の手前まで来ました。群雲を背に伸びゆく大鉄塔、迫力がありますが、雲は一向に去ろうとせず、シャッターチャンスに恵まれないのが残念。また来るとしましょう。

この後、どこでどう間違ったのだか、連れがスカイツリーのことを「墨田タワー」と覚えてしまい、何かにつけて「墨田タワー」を連呼するものですから、私もすっかり「墨田タワー」で刷り込みされてしまって、脳内でちゃんと変換しないと「スカイツリー」という単語が出てこなくなってしまいました…。

20150.jpg源森川水門を出ようとしたら、かん高いプロペラ音とともに、ツェッペリン飛行船が登場。東京見物のお客さんを乗せているのでしょうか、浅草上空をのんびり航過してゆきました。

いつか、乗ってみたいですねえ…。
撮影地点のMapion地図


(21年12月13日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 砂町運河 北十間川 源森川 源森川水門 東京スカイツリー

羽田可動橋の表情

(『東品川橋の工事』のつづき)

20141.jpgでまあ、ここでようやく12月20日の記事、「南前堀…1」につながるわけですが、久しぶりに羽田可動橋と顔を合わせたこともあり、行き帰りに何枚かスナップしたので、ご覧に入れましょう。

国内では珍しい、二径間の旋回橋であり、また高速道路の橋であることも珍奇さをいや増して、この手のファンでなくとも興味をそそられる存在ではあります。

20142.jpg
北側径間を東から見たところ。建設中の橋や、解体中の橋の断面を撮っては、期間限定の珍景だと喜んではいるものの、常時断面をさらしているこの橋のことを思うと、何かぬか喜びのような気がしないでもありません。

路面の先っちょに突き出ている、ベロみたいなものが継ぎ目のすき間に乗っかって塞いだのでしょうが、段差の方は大丈夫だったのかしら?

20143.jpg南側径間はすでにタイトルでご覧に入れたので、もう一度北側径間を、今度は西側から。

鎖錠機構らしきものも見えて、興味を引かれるのですが、どういうからくりになっているのかは、ちょっと見当もつきません。お互いが密着してから、ギュッと締め付けてセンターを出すような構造になっているのでしょうが。


20144.jpg同じく北側径間の、支軸と駆動部。…と、サラッと書いてみたものの、正式な名前はわかりません。左の円筒形の中に、回転の中心であり、重さを支える軸というか、タレットみたいなものがあり、右の円弧状の台の中に、レールに乗って動力で押し引きする台車様の機械が入っている…のでしょうね。

周囲はご覧のとおり、保護工とフェンダーで厳重に守られ、航路標識のライトもいくつか設けられて、船の衝突に備えています。

20145.jpg
どちらの径間の橋脚にも、こんな注意書きが掲げられているのですが、残念ながら、橋がつながっているのに出くわしたことはありません。
ムック「首都高をゆく」(イカロス出版)の「首都高マメ知識大全」によると、この橋は平成2年から10年まで供用されており、現在は使用停止中とのこと。現役時にも何度か通っているのですが、なぜか開いたままの姿しか、見たことがありませんでした。

しかし、使用されなくなって11年を経れば、痛んできてもおかしくないはずですが、桁の表面には錆垂れひとつなく、注意書きの看板も色鮮やかで、とても「廃道」という雰囲気ではありません。まだ廃止されたわけではなく、緊急時などに備えて、整備は続けているということなのでしょうか。
もし、作動確認のための運転が、年に何回か行なわれているとしたら、ぜひ見てみたいものですね。
撮影地点のMapion地図

(21年12月13日撮影)

(『東京スカイツリーが見えた!』につづく)

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タグ : 海老取運河 羽田可動橋

「関東舟運構想」で大妄想

以前も触れたと思うのですが…。10年ほど前になりますか、新聞に河川を利用した内水航路を新たに開発する話が載っており、オッとココロ惹かれたわけです。

記事を読むと、茨城の鹿島港から利根川・利根運河・中川などを経て、一部を新規に開鑿、既存河川も浚渫するなどして、東京まで数百t級の艀が通れる航路に整備する構想があることを、簡単な地図とともに伝えていました。

この記事には、言うまでもなくずいぶん興奮させられて、切抜きを長い間壁に貼ってあったものの、残念ながら何かの拍子に無くしてしまったのですが、「この計画が実現すれば、いよいよオレの時代が来るな!」と、カン違いを熟成させつつ、「あそこを浚渫すれば、ずいぶん楽になる」「ここは閘門が必要だな」など、あれこれ妄想にふけったものでした。

【「続きを読む」をクリックしてご覧ください。うんざりするほど長いです】

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タグ : 江戸川 中川 荒川 利根運河 利根川 小見川閘門 閘門 関東舟運構想 関東ウォーターハイウェイ構想