水路をゆく・第二運河 21年7〜9月のご案内

水路をゆく・第二運河にようこそ!
土木建造物や船の大好きな管理人が、水運全盛期への愛惜を胸に、全長21ft(約6m)の小さなモーターボートに乗って、東京周辺の川や運河をうろついたり、素敵な川景色や、舟運時代の面影を求めて、水辺や博物館、遊覧船を訪ねるブログです。
少しづつですが、東京とその近郊にある可航水路の、全線ご紹介を目指しています。

ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
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当ブログは、Doblog「水路をゆく」の姉妹編として、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」の記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に順次移設しています。

【7月3日更新】タイトルバック画像を更新しました。江戸川、総武線江戸川橋梁です。21年6月7日撮影。 

水辺ライン初乗り…3

(『水辺ライン初乗り…2』のつづき)

8026.jpg水門を出たところで、河口を横断するカッターが見えました。もう一艘いたのですね。その手前を、観光汽船の水上バス「道灌」が遡上してゆく…。
輻輳水域ですから、お気をつけて。

ちなみにこのカッター、マストを立てて帆走訓練もできます。以前、砂町運河で、帆装したカッターに出会ったことがあり、クリンカー張りの船体に白帆を上げた、その優美な姿に惚れ惚れしたものです。

8027.jpg内水輸送の主役といえばやはり、独航艀。新河岸まで上るのでしょうね。

平日の川はやはり、働くフネブネの船影が休日とくらべて桁違いで、フネ好きとしてはこたえられません! こういう川景色をたまに目にしてしまうと、ほとんど日曜にしか航行できないのが、本当に残念に思えるのです。

8028.jpg出船入船を楽しみながら、旧防波堤を抜けて、お台場の内水面に入りました。

幸せそうな二人の後姿が、よく似合う水辺の風景…。




8029.jpgお二人がお台場で降りたので、今度はこっちが幸せになる番です(笑)。展望デッキの前方真ん中を独り占め。

何だかこの、下に「東京水辺ライン」がドンと入る構図、気に入ってしまった…。次回からは、みんな同じような写真にして、ズラリと並べてみたくなってきました!


8030.jpg今回、一番ドキドキしたシーン!
プレジャー型ボートで荷役をしているというのもさることながら、その手に汗握る過積載ぶりがなんとも…。

積荷は清水タンクでしょうか。幸い、スカッパー(排水口)が船尾側にしかないようなので、辛くも浸水はまぬかれているようですが、こちらの引き波で沈んでしまわないか心配で、視界から消えるまで見守ってしまいました。
撮影地点のMapion地図

(21年6月26日撮影)

(『水辺ライン初乗り…4』につづく)

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水辺ライン初乗り…2

(『水辺ライン初乗り…1』のつづき)

8021.jpg浜離宮船着場を定刻に離岸。係りのおばさんが、取り外したタラップを几帳面に鎖錠するのを見ながら、船は後進で桟橋を離れます。

おばさんは、先ほど見えた海洋大学のカッターに乗る学生さんたちとは顔なじみらしく、親しげに手を振っていました。カッターと仲良し、いいなあ。

8022.jpg築地川を出て、広くなったところでスラスターをふかし、水門に向かって転回。

おや、先ほど乗った新東京丸が、もういつもの桟橋に帰ってきている…。本日の「視察」は、我々が乗った回で終了のようですね。お疲れさまでした。


8023.jpgおなじみスイングゲートの築地川水門。いつもより視点が2mほど高く、しかも舵を握っていないため、両手がフリーという恵まれた(?)状況で通るのって、何かすごく新鮮な気が…。

水門左側の水深表示は、3.6m。先ほどからの南風も弱まって、水面は穏やかな表情です。気持ちの良い航行が楽しめそうですね。

8024.jpg石垣の上から見た時は、径間は船の幅の倍寸くらいあったように見えたのですが、いざ船に乗って水門に突入すると、その狭さは予想以上。自分が舵を取っていないにもかかわらず、妙に緊張してしまいました。

我が艇で言うと、径間4mくらいの小水門をくぐる感覚でしょうか。

8025.jpg緊迫(笑)の水門通過も無事終了。船は一旦お台場へ立ち寄り、その後隅田川を遡上するコースです。結構な遠回りではありますが、欲求不満がつのっていたのでしょう、少し長時間乗っていたい気分だったので、むしろ嬉しいくらいでした。

やはり私にとって、船室から外に出られないまま、窓越しに水辺の景色を眺めさせられるのは、たとえは悪いですが、蛇の生殺しに等しいものだったようです。それだけに、四周さえぎるもののない、展望デッキに立てることが、何よりもありがたく思えました。
う〜ん、仮に将来、今の艇を乗り換えるにしても、視界のさえぎられるハードトップ付きの艇には、やはり乗れそうもありません…。

(21年6月26日撮影)

(『水辺ライン初乗り…3』につづく)

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水辺ライン初乗り…1

(『浜離宮散策』のつづき)

8016.jpg水上バス乗り場から、隅田川畔、スイングゲートの築地川水門が見える岸辺はすぐ近く。せっかくだから、水門に入ってくる船を撮ってみようと、草むらをかき分けてウキウキと石垣の上へ。

水門の正面に出てみると、ちょうど先ほどのカッターが、櫂拍子を揃えて、眼下を通り過ぎてゆくところでした。ニス塗りのスターンをよく見ると、所属表記は「東京商船大学 15」とあり、嬉しくなりました。子供のころから長い間、「ショウセンガッコウ」と呼び習わしていたものですから、「海洋大学」という名称は、やはりしっくり来ないのです…。

8017.jpgやがて、ポーッ、ポーッとおなじみの汽笛を鳴らしながら、最微速で水上バスが入ってきました。

この手の船としては比較的小型の、水辺ラインの水上バスですが、見通しの悪い築地川水門を通るのは、やはり緊張を強いられるのでしょう、岸から見ていると、まさに恐る恐るといった感じです。

8018.jpg水門を抜けると同時に、大きく面舵を切り、水路の奥へ。う〜ん、船の通る水門って、やっぱりイイなあ…。何かこう、水門がイキイキして見えますよね。

ちょうど潮位の低いときに当たったので、トップの展望デッキが開放されています。新東京丸では、船室にじっとしていなければならなかったので、これで欲求不満も解消できそう!

8019.jpg土手を駆け下りて、船着場に戻り、列の後ろへ並びます。実は私、水辺ラインの水上バスに乗るのは初めて。自艇から眺めることはよくあっても、これまで乗る機会に恵まれなかったのです。

多彩なラインナップの、観光汽船の水上バス船隊にくらべて地味ではあるものの、白塗りの統一されたデザインには、いかにもフネらしい、独特の魅力がありますね。

8020.jpgさて、勇んで階段を上がってみてビックリ、白いトップいっぱいに、「東京水辺ライン」のロゴと、電話番号が書かれているじゃありませんか。まるで対空表記です。橋から見下ろされることを意識したのでしょうか。

自艇からは、食傷するほど船影を目にしてはいるものの、これはさすがに乗ってみなければわかりません。今さらながら、新たな発見をした気分で、ちょっとした感動でした。
撮影地点のMapion地図

(21年6月26日撮影)

(『水辺ライン初乗り…2』につづく)

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浜離宮散策

(『竹芝散策』のつづき)

8011.jpg食い足りない、とは言っても、特にあてもなく、とりあえず浜離宮に向けてほてほてお散歩。首都高がかぶさった海岸通りに出て、ふたたび汐留川とご対面。私の立っているこの部分、道路が水面上にはみ出した、桟道になっているのですね。

最奥部は浅くなっていて、小魚の玉(群れ)がいくつも見られる、緑濃い静かな水面。ちょっと前までは、かなりの繋留船が見られたのですが、現在はごらんのとおり一掃されて、入口はブイで塞がれています。
撮影地点のMapion地図

8012.jpg道路の拡幅によるものでしょう、いまやささやかな堀割となってしまった、汐留川沿いに歩を進めます。浜離宮一周は、ベカ舟かカヤックでないと難しそう…などと、あらぬ方に考えが及ぶのが水路バカ。

かつては、現在の東京高速KK(いわゆる『会社線』)のルートを銀座まで伸び、外濠に接続していた汐留川も、浜離宮の環濠と成り果てて幾星霜…。もし、今でも残っていたら、頻繁に訪ねたに違いありません。

8013.jpg中の御門橋から浜離宮庭園に入り、鳥の声を聞きながらお散歩。と言っても、お目当ては木々やお庭の泉水より、やはり水路…。

庭園の北側にある、お花畑とボタン園を囲むように、L字に掘られたこの水路(入園時にもらうパンフレットでは、単に『内堀』とあり)の佳さが、以前来たときから気になっていたのです。
撮影地点のMapion地図

8014.jpg天端に土盛りを残した、すこし積みがゆるんで波打った護岸の石垣、ところどころに切られた、水際に下りるための石段、潮が引いて、堆積した泥を露出させる水辺、そして、大きく張り出した橋台地のある橋…。

これで、両岸に河岸場や蔵があったら、江戸から明治初期にかけての、それも隅田川西岸の水路風景…それこそ、龍閑川や東堀留川といった、かつての商業地の堀割群を、髣髴させるような眺めではないでしょうか。

これで、荷足舟の遊覧サービスでもあったなら、まさに江戸期の水路の動態保存となるのでは…などと、栓ない妄想を起こさせるほどの、佳さがあるわけです。

庭園の、眺めて楽しむ泉水としては違和感のある、直線的な入堀の由来はわかりませんが、幕末に、徳川家の海軍屯所が設けられたこともあるようですから、それに関係した施設かもしれませんね。
ともあれ、水運全盛期の「都市河川」が、現代によみがえったような感すらあるこの内堀、末永く大切にしていただきたいものです。

8015.jpg都内でも珍しい、江戸の香りのする水路風景を楽しみつつ、水上バス乗り場の近くまで来たら、ちょうど両国行きが到着するとのこと。ここで一気に「お腹いっぱい」まで持ち込もうと、乗船することに。両国なら総武線への便もよいし、一石二鳥です。

乗り場で船を待っていると、おお、海洋大学のカッターが、ここまで入ってきた! 平日でなければ見られない船影に、テンション急上昇。これで水上バスに乗れれば、お腹いっぱい間違いなし!


(21年6月26日撮影)

(『水辺ライン初乗り…1』につづく)

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水路をゆく・第二運河 21年4〜6月のご案内

水路をゆく・第二運河にようこそ!
土木建造物や船の大好きな管理人が、水運全盛期への愛惜を胸に、全長21ft(約6m)の小さなモーターボートに乗って、東京周辺の川や運河をうろついたり、素敵な川景色や、舟運時代の面影を求めて、水辺や博物館を訪ねるブログです。
少しづつですが、東京とその近郊にある可航水路の、全線ご紹介を目指しています。

ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
小さい画像は、クリックすると別窓で拡大表示できます。
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当ブログは、Doblog「水路をゆく」の姉妹編として、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」の記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に順次移設しています。

【6月26日更新】タイトルバック画像を更新しました。旧江戸川畔、新川東水門です。21年6月7日撮影。
【6月19日更新】タイトルバック画像を更新しました。旧江戸川流頭部近くにある、河原水門です。21年6月7日撮影。
【6月13日更新】タイトルバック画像を更新しました。江戸川から見た、市川市の柳原水門です。21年6月7日撮影。
【6月7日更新】タイトルバック画像を更新しました。晴海埠頭に接岸中の、メキシコ海軍帆装練習艦、クアウテモックです。21年6月7日撮影。
【6月3日更新】タイトルバック画像を更新しました。汐見運河と曙北運河の丁字流にある、JR・東京レールセンター(越中島貨物駅)のクレーンです。21年3月15日撮影。
【5月31日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川、永代橋付近の川景色です。21年5月3日撮影。
【5月30日】Doblogの閉鎖にともない、「水路をゆく」が消滅しました。長らくのご愛顧、ありがとうございました。
【5月29日】水路をゆく 過去ログ」を開設しました。
【5月24日更新】リンク集を作りました。まだ未整理の部分があるので、これからも随時追加します。
【5月23日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川から見た、亀島川水門です。21年5月3日撮影。
【5月17日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川、東武線花川戸橋梁です。21年5月3日撮影。
【5月4日更新】タイトルバック画像を更新しました。神田川、水道橋分水路です。21年5月3日撮影。
【5月3日更新】コメント欄での、木場在住の大阪人さんのご指摘を受けて、「新砂水門の謎の穴」に追記しました。ありがとうございました!
【4月26日更新】タイトルバック画像を更新しました。砂町運河、新砂水門です。21年3月15日撮影。
【4月18日更新】タイトルバック画像を更新しました。旧江戸川、江戸川閘門です。21年4月5日撮影。
【4月11日更新】タイトルバック画像を更新しました。旧江戸川、浦安付近です。21年4月5日撮影。
【4月5日更新】タイトルバック画像を更新しました。江東区、満開の桜並木が見事な、大横川(旧大島川)の風景です。21年4月5日撮影。

竹芝散策

(『視察船「新東京丸」』のつづき)

8006.jpg新東京丸と別れた後、少々欲求不満気味だったこともあって、付近をお散歩してフネブネの姿を眺め、乾きを癒すことに。

竹芝埠頭に接岸するのは、さるびあ丸と並んで、東海汽船の顔であるかめりあ丸。定期航路のあるここは、私にとってなじみのある晴海と違い、活気があります。

8007.jpg竹芝のデッキ上から、隅田川上流方を望んで。かつては勝鬨橋の向こうまで、本船が出入りしていたことを思うと、東京港の本質はまさに、河口港だったことがわかります。

ちなみに、私が小学生のころ習った記憶では、「タケシバサンバシ」「シバウラガンペキ」と、なぜか桟橋と岸壁で呼び分けられて教わりました。「埠頭」という呼び方は難しいと思われたのか、授業で出てきた記憶がありません。
撮影地点のMapion地図

8008.jpgデッキを歩いていて、ふと足元を見ると、漢字柄のタイルが散りばめられている…。

よく見てみると、みな舟偏のつく漢字です。さすが東京港最古の埠頭のひとつ、粋な計らいをしてくれますね。



8009.jpg竹芝埠頭のデッキから降りて…う〜ん、まだ食い足りない! もうちょっとこう、水路成分(?)が欲しい…。

…と、さらにお散歩。埠頭沿いの道を行き止まりまで進むと、汐留川のきわにご覧のようなバラック風二階屋が。「海上バス 水上バス けい船場」…ははあ、水路側から見ると、いつもここの桟橋に、水上バスがもやっている、あれの詰所ですね。
撮影地点のMapion地図

8010.jpg何分こちらはあまり縁がないので、陸側からのぞくのは初めて。水上からは見慣れた風景を、改めて陸上から見るのは、やはり新鮮です。

ううう、まだまだ腹くちくならないなあ…。まあ、せっかく来たことだし、もうちょっとお散歩して、あれこれ眺めてみることに。


(21年6月26日撮影)

(『浜離宮散策』につづく)

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