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水路をゆく・第二運河 令和2年1~3月のご案内

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【ご案内】
水路をゆく・第二運河にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪(ろ)がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。

当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はお断りいたします。
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ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
画像は、クリックすると別窓・別タブで拡大表示できます(初期のものの中には、原寸掲載で拡大しないものもあります)。
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当ブログは、ブログサービス「Doblog」にて作成していた、「水路をゆく」の姉妹ブログとして、平成20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、平成21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、サービス終了に伴い、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」に掲載していた記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。

【更新履歴】
【3月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。台場内水面に浮かぶオリンピックシンボルです。令和2年2月9日撮影。
【2月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。大田区は内川、内川水門です。令和元年12月31日撮影。
【1月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。多摩川、建設中の羽田連絡道路橋梁です。令和元年12月31日撮影。
【1月1日】あけましておめでとうございます。本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

亀島川水門のクレーンが!

(『3月15日と20日の大横川』のつづき)

247016.jpg隅田川を横断して、亀島川に入ってみることにしました。たびたび触れているように、亀島川水門が早すぎる更新工事に取り掛かってだいぶ経ったので、進捗を眺めがてら通っておこうと思ったのです。

第一径間の巻上機室が桁とともに取り去られたのは、大晦日にすでに見ていましたが、径間正面にクレーン船が陣取り、堰柱には足場がかかっていますね。

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第二径間をくぐってから振り返って。足場の様子からして、これから堰柱の補強にかかるのでしょう。しかし、前回の大規模な設備更新からわずか10年で、耐震補強工事をしなければならないとは。前回の更新時には“耐震”が盛り込まれていなかったのかしら? まさか‥‥。

247018.jpgここで一つ、気づかされたことが。機材満載の台船越しに、排水機場へふと目をやったら‥‥あっ!
あのクレーンがなくなってる!

排水機場の柵内は、発電機やクレーン車でぎっしり。使われなくなって久しかったであろうあのクレーンは、工事の機材を置くスペース捻出のため、あっさり撤去されてしまったのでしょう‥‥。

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排水機場のささやかなストラクチャーとはいえ、どこか古風な感じのするその姿に惹かれたものでした。「12月9日の川景色…3」から写真を再掲して、手向けとさせていただきます。合掌。

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栄枯盛衰世の習いなれど、味のある水辺の建造物が去ってゆくのは、やはり寂しいもの。静かな水面を微速で歩かせながら、つらつら想いを巡らせていたら、もう霊岸橋と日本橋水門が見えてきました。

去るものもあれば、帰ってくるものもあり。そうだ、竣工間近い常磐橋を、しつこく訪ねてみるとするか‥‥。

(令和2年3月15日撮影)

(次項につづく)

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タグ : 亀島川 亀島川水門 日本橋水門 台船

3月15日と20日の大横川

(『平久川ですり抜け…2』のつづき)

緊迫のすり抜けを半ば楽しみつつ終えて、さて十字流を左折し桜の具合はと舵を戻してみると‥‥‥‥‥‥。

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‥‥全く咲いていない。

247012.jpgいや、一応開花宣言が出た後だし、せめて1輪か2輪、ポツリポツリといった感じで咲いていることを期待したんですが、全く咲いていない!

東富橋~練兵橋間、本当に開花ゼロでした。この目でつぶさに見てきたのですから、間違いありません。ううん、寒い日が続いたとはいえ、日照の比較的よい大横川畔がこの状態とは。

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ブログ更新が滞って、少々時間が経ってしまったこともあり、春分の日の20日に訪ねたときの写真を2枚だけ挿入します。

さすがにこの日には、最低でも1本につき数輪は咲いており、橋詰に近い陽当たり良好なところでは、写真のようにまとまった開花が見られ、何とかお花見をした気分になれたものでした。

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これは越中島橋の西側、1本だけ水面近くに枝を垂らしている桜ですが、2分咲きといったところでしょうか。ちなみにこの写真を撮った20日は、朝のうち7~8mの強風で、出港停止が出たほどでしたが、11時近くなって風が穏やかになったのを見て出かけ、めでたくお花見が成就(?)できたというわけです。

しかし、今になって考えると、ちょっと無理をしてもこのとき出かけておいて、本当によかったと思いました。ここ数日の外出自粛令に加えて、これを書いている週末は大荒れ、あす29日は珍しく雪が降る、なんて天気予報を聞いているのですから、なおさらです。

また、写真でもお分かりのように、今年の「お江戸深川さくらまつり」はコロナウィルス対策のため中止となり、桜並木を貫く提灯も、艪漕ぎ和船の体験乗船もなく、震災以来の寂しい川面に。何ともやりきれないかぎりですが、未曽有の非常時とあれば、致し方ありません。

247015.jpgまだ冬の冷たさが残る風に吹かれながら、大島川水門をくぐって大横川を脱出。この時点では、コロナウィルス禍も暖かくなれば終息するだろう、とタカをくくっていたものの、さらに厳しさを増した現状を見るにつけ、言葉がありません。

今年はこのまま、満開の大横川を目にすることなく、夏に至りそうですね‥‥。


(令和2年3月15日・20日撮影)

(『亀島川水門のクレーンが!』につづく)

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タグ : 大横川 江東内部河川 大島川水門

平久川ですり抜け…2

(『平久川ですり抜け…1』のつづき)

247006.jpg舵をチョイ、チョイと当てて右の護岸に寄せ、台船とのスキマに軸線を合わせたら‥‥。
‥‥うわあ。

奥の台船はさらに張り出していて、超絶狭い! 平成27年4月、北十間川で体験したすり抜けに勝るとも劣らない狭さ。しかしここまで来たら、腹を決めて応戦するしかありますまい。

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確か、護岸に基礎の出っ張りはないはず。むしろ台船のタイヤフェンダーに触れたら、抵抗で艇が振り回され、右舷船尾をゴツンといくとことは必定。左舷に神経を集中することに。

前回も触れたように、干潮時ゆえ流速はそこそこあり、スロットルをしぼり過ぎるのも気遣われるような悪条件下。舵の当て方ひとつにかかっている、といってもいい過ぎでなし。

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左舷、台船とのクリアランスが、これしかない。

このタイヤに少しでもキュキュッとやらかしたら、その瞬間に姿勢を崩して敗北、と思うと、生きた心地がしませんでしたよう(大げさ)。

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右舷だって、蔦が垂れていてこの余裕のなさ。

写真でもわかるように、フェンダーを出すとかえって幅員が増し、引っかかる可能性もそれだけ増えるので、引っ込めたまま挑戦したのは正解だったと思います。

247010.jpg加えて、出口には桜の枝が低く垂れており、脱出したら即座に左へ急転舵しなければなりません。それでも、フロントに枝が一本引っかかり、バチンとパンチされてしまいました‥‥。

まあ、そんなわけで余裕が全くなく、台船にバウづけしていたイイ感じの豆曳船も、ろくに撮れず終わったのですが、このすり抜けを無地終えた達成感は、格別のものがありました!
撮影地点のMapion地図

(令和2年3月15日撮影)

(『3月15日と20日の大横川』につづく)

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タグ : 平久川 江東内部河川 台船

平久川ですり抜け…1

247001.jpg開花宣言が出され、お花見の季節も間近に迫りました。3月15日は艇のメンテナンスを兼ねて、桜の様子を見に軽く近場回りをすることに。

柵の上でツブれたり、羽づくろいをしたりとくつろいでいたユリカモメ諸君、不審船が接近するやいっせいに立ち上がって、まあ嫌そうな顔でご注目。この直後、全員に飛び立たれました‥‥(泣)。

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例年のごとく、大横川へ向かおうと十字流を右折、平久川へ。あら、平久水門の狭い方の径間、ずいぶん扉体が汚れてしまって、痛ましいものがありますね。しばらく閉鎖が続いていたからでしょう、高圧洗浄してあげたい‥‥。

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習慣、というと語弊がありますが、通い慣れ過ぎた道筋ゆえ、何も考えず平久水門をくぐってしまってから、行く手の光景を目にして気づかされ「しまった!」と後悔しました。

8月1日の内部河川…3」でも触れたとおり、平久川のこの区間は護岸工事中で、通航が難しい状態だったからです。しかし、時雨橋に掲げられた横断幕には「平久川工事中 この先 一般船舶航行注意」とあって、通航止めとは書かれていないのは前回と同様。微妙な判断を迫られることに。

247004.jpg遠く、平久橋の手前に見える、クレーン台船と護岸の間にはスキマがあるような、ないような‥‥う~ん。

左に連なる鋼矢板を横目で見ながら、しばらく悩みましたが、通れなければ戻ればよし、ええい、ままよ! と、消極的ながらすり抜け応戦(?)を決断したのであります。干潮に向かう時間帯で流速は結構あり、行き足も減殺されがち。慎重にまいりましょう。

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あれ? そこそこ可航幅がある? こりゃ通れるかな!

各種の超絶低い橋のみならず、工事区間にいた台船たちにも心技(?)ともに鍛えられ、天地方向のすり抜けはもちろん、左右方向のすり抜けをもこなしてきた歴戦(??)の不審船、このくらいならイケそう‥‥と、楽観ムードが漂ったのでしたが、果たして。
撮影地点のMapion地図

(令和2年3月15日撮影)

(『平久川ですり抜け…2』につづく)

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タグ : 砂町運河 平久川 平久水門 台船 水辺の鳥たち 江東内部河川

オリンピックシンボルを眺めて

(『2月9日の川景色…11』のつづき)

246056.jpg微速で航路内をさらに接近。台船の前後左右には、平たく黄色いブイがいくつも打たれて、厳重に固定されています。

このシリーズの1回目でも紹介した、「お台場の巨大オリンピックシンボルが点灯!東京2020イヤー記念花火が夜空に打ち上げられました」によると、シンボルの寸法は幅32.6m×高さ15.3m×厚さ1.7m。この水域での展示は8月9日までだそう。

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ほぼ正面から眺めると、背後のレンボーブリッジが半分ほど見えて、ツーショットとはいかないまでもいい感じに。雲一つない青空に恵まれて、五輪の各色もよく映えますね、本当によかった‥‥。

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さらに寄せて、やや左から。う~ん、近寄って眺めるとなおさら、台船の舷側を塗り直さなかったのが惜しまれますね。五輪の塗装がきれいなだけに‥‥。

普通に考えれば陸上で、ビルの側面や広場の真ん中に掲げられるところを、これだけの手間をかけて水上に持ってきた意義は、街場の平水域を好いてきたものから見て、決して少なくないと感じているのですが、それだけに臥龍点睛を欠いたような気がしてならないのです。

246059.jpgまあ、「夜間にライトアップして見てもらうことが主目的だから」といわれれば、それまでなのですが‥‥。

そのライトアップの源は、シンボルの左右、甲板上に一基づつ据えられたこの発電機。たまたま若いころ、周りにそう呼んでいた人がいたせいか、このたぐいを見るとつい“デンヨー”と呼んでしまいます。バックホウをユンボと呼ぶ伝ですね(ちょっと違うか)。

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五輪の重なる真ん中あたりをアップ。継ぎ目も目立たず、工作の確かさを感じさせますが、一つ気づいたことが。黒丸の左下あたり、円の内側に沿って、何かキラキラと産毛のように光るものがありますね。

目を凝らしてしばらく見てから、アッと思い当りました。駅のホームや橋などでもおなじみの、トリさん避けのトゲトゲだ! よく見ると、黄色と緑の円の頂部にも、それらしきキラキラがかすかに見えますよね。鳥の糞で汚されたら台無しになるだけに、必要欠くべからざる気遣いというわけでした。

(令和2年2月9日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 東京港 オリンピックシンボル

2月9日の川景色…11

(『2月9日の川景色…10』のつづき)

246051.jpg常磐橋を嬉しく眺めた後は日本橋川を下航、最終目的地である台場へ向かうことに。

写真は日本橋付近の護岸‥‥コンクリート堤防ですが、以前訪ねた際は足場のかかっていた区間も、修景工事が竣工したのでしょう、ご覧のとおりまぶしいほど白い法面に。石板をボルト固定していた万世橋付近のそれと違い、薄いシートをタイル風に貼ったように見えるのですが、いかがでしょうか。

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隅田川を下り、港内へ躍り出て増速、レインボーブリッジの東径間へ舵を取りました。風が強めとあって、行き足に比例して硬い衝撃が増し、寒気は肌を刺すようですが、水とともに空も澄んでいるのでまことに爽快。振り返って眺めた、沿岸に並ぶビル群のスカイラインもくっきり。

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レインボーブリッジの橋詰‥‥というか、アンカレイジ近くから西方を望んで。質量過剰そのもののアンカレイジもさることながら、構造が圧縮されて密に見えて、実に魅力的な角度。湿度の少ない「抜けた」空気ならではの楽しみであります。

246054.jpg旧防波堤の切れ目に船首を向け、ブイ列の中央に軸線を合わせながら、台場内水面に入りました。中に入るのはずいぶん久しぶりです。

左の桟橋にもやっているのは「ヒミコ」かな? キョロキョロしながら艇を歩かせて、五輪のアレはどこかしらと探してみると‥‥。


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あっ、ありました! 思ったよりずっと大きいのと、載っている台船の錆がけっこう目立つなあ、というのが第一印象。幸い、光線も悪くないようだし、旧防波堤のおかげで波は静かだしと、いい環境で眺められそう。微速で近づいてみることに。
撮影地点のMapion地図

(令和2年2月9日撮影)

(『オリンピックシンボルを眺めて』につづく)

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タグ : 日本橋川 高架下水路 東京港 オリンピックシンボル